レクサス【LC500 Spakcage】試乗してきました!! インテリア、動的質感もハイクオリティー!!

レクサス LC500 試乗レビュー

インテリア・動的質感をレビューします!!

 

 

レクサスのLCに試乗させて頂きました!

前回のエクステリアに続いて、今回は動的質感と内装のレビューをしていきたいと思います!

試乗車は LC500”Spackage” NA5.0ℓV8エンジンを搭載するモデルです。

ボディーカラーはホワイトノーヴァガラスフレーク、インテリアカラーはダークローズです。

価格は¥14,022,000。桁が多くてわけわかりませんが、日本が世界に誇れるラグジュアリークーペだと思います!

 

LCのボディーサイズは全長4,770㎜、全幅1,920㎜、全高1,345㎜。車重は1,960㎏。

 

そのエクステリアは他のレクサス車よりもエグミが抑えてあり、キャラクターラインに頼らずボディーの抑揚で魅せるデザインに魅了されました。

贅沢なボディーサイズとクーペというキャラクターあってこそという感じもしますね。

 

 

ツイッターでも言ってたんですが、試乗中に左後輪のパンクが判明しました。

かなり肝を冷やしましたが、なかなか体験出来ないランフラットタイヤの機能を体験できる試乗にもなり、貴重な経験が出来たと思いますw

 

その時の状況も動的質感のレビューの中で記載していますので是非ご覧ください!

 

 

ではレクサスLC500の動的質感に移りましょう。

 

レクサス LC500 動的質感レビュー

NA5.0ℓV8エンジンの走りを確認

 

動的質感をレビューしながらインテリアのレビューもあわせてしていきます。

ドライビングポジション

 

 

意外と高めの着座感とアイポイント

 

アルカンターラ+本革のスポーツシートはLpackage以外のグレードに装備されます。

ダークローズの赤色具合がセンス良い渋さのある赤ですね!

大きめのスポーツシートで体をすっぽりと包んでくれます。

Lpackageのシートは違いとして、シート形状と、材質にセミニアリン本革シートが採用されています。

レクサス車乗っていつも感動するのがパワーシートの作動音です。

とっても静かで御三家のものより静かな気がします。

 

 

こちらは助手席側の画像ですが、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)のスカッフプレートLpackage以外の装備です。

Lpackageはステンレスのスカッフプレートになります。

CFRPはスポーティーですが、加工のコストの割に高級感とは少し遠いのでLCのキャラクターにはステンレスのプレートの方が似合っているような気がします。

 

 

シート調整は運転席、助手席ともに8wayパワーシート、シートの調整個所としてはランバーサポートの上下調整がないので少ないように感じますが、問題はありませんでした。

ちなみにLpackageはヘッドレストの上下機能も追加になり、10wayパワーシートになります。

 

 

パワーシートの調整スイッチはサテンメッキが施され質感はOKです。

全グレードでシートヒーターとベンチレーション機能が採用されており、ラグジュアリークーペとしての機能は備えています。

 

ボンネットオープナーの周囲までステッチ付合皮で覆われてます。ペダル周辺も不織布ではなくカーペット生地ですね。

 

アクセルペダルはオルガン式が採用されています。

先日試乗したESもオルガン式アクセルペダルでしたが、LCはいち早くオルガン式アクセルペダルが採用されていたのですね。

スポーツカーらしく足を前に伸ばす着座姿勢は気分を盛り上げてくれます。

アイポイントはそこまで低い感じにはならなくて、割と普通の見切りが出来るドラポジになります。

地を這うような、という感じではないですね。

 

動的質感

 

随所にステッチ付合皮が施されカチカチプラスチックの部分がほとんどありません。

 

ステアリング左側にあるエンジンスタートスイッチを1回押して5.0ℓV8エンジンを始動します。

ブフォォンという音とともにエンジンが息をし始めます。

やはり普通の4気筒とは違うエンジンサウンドですね!(エンジン”音”じゃなくサウンドと呼びたい感じです)

アイドリング中もザラついた音ではなくシルキーなメカニカル感の強い音と振動がステアリングへと伝わる手応えがあります。

 

素敵なコックピットですね!夢あるわぁ。今回唯一質感的に気になったのはセンターコンソールのサイドウォールの質感。なんか寂しい感じがしました。ステッチ付合皮にして欲しかったかな。

 

ドラポジを確認したら形状や質感に拘ったというシフトレバーを右に倒しながら手前に引いてドライブに入れます。

電子パーキングブレーキが作動していますが、アクセルを踏むと解除されます。

 

エンジンスペック:477PS/7100rpm 、540N・m/4800rpm

 

こういうタイプのクルマはディーラー駐車場から出る時緊張しますww

レクサス新潟の駐車場から一般道に出る箇所はそこそこ角度が付いているのでクルマが前傾するんですよね。

ぶつからないかヒヤヒヤしましたが、LC500の最低地上高は135㎜ありますので問題なかったです。

意外と高さありますよね!実用的。

 

ホイールベース:2,870㎜

 

一般道に出てアクセルを踏み込んでいきます。

フゥゥゥンという少し高めの音とともにしっかりとシフトアップしていきます。

加速時のエンジン音はそこまで主張してきません。高めの音が聞こえるという感じですね。

5.0ℓという大排気量のクルマなのでもっと過激に加速するのかと思いきや、マイルドな発進加速です。

LC500のエンジンスペックは477PS、540N・mというかなりのハイパワーですが、運転しやすい味付けになっているようですね。

10速ATのシフトショックですが、1速1速のギアの切り替わりをしっかりと感じるダイレクト感のあるシフトチェンジです。

想像より加速はジェントルですが、Direct-shift-10ATが豊かなトルクをしっかりと受け止めて2.0tにせまる車重1,960㎏を軽くスピードに乗せていくので余裕のある感じですね。

 

長ーいドアパネル。質感はかなり良くてトリム中央のステッチ付のアルカンターラがフロント側から流れるように設定されていて、ドアアームレストまで覆われています。ドアポケットの中以外はプラではなかったと思います。

 

片側1車線の少し狭い道を流していきます。

前方視界は開けていてとても運転しやすいです。

囲まれ感が強くて視界が狭いようなイメージでしたが、そんなことはなく、低すぎない着座感と相まって普通のクルマを運転しているのと大きく変わらない感じです。

この感覚は私のような普段、普通のクルマを運転している人間からすると受け入れ易いですが、もっと刺激的な感じを求めるユーザーには刺さらないかもしれませんね。

 

このインナードアハンドルの形状が秀逸ですよね。ESやUXも同じ形状のインナードアハンドルが採用されていますが、実際の触感は圧倒的にLCの物が良いです。

メッキパーツの質感も統合されておりキレイですね!

 

低全高とFRのもたらす気持ち良いハンドリング

 

すごく気持ち良いなと思ったのがハンドリングです。

ステアリングは程よい重さで操作性は良いです。

スピードにのってくると少し重くなったようでしたので車速感応タイプなのかな?

ドライバーがステアリングを切る時、ほとんど同時、もしくは若干先読みされてるんじゃないかと思うほどの反応の良さで車体が動き始めます。

これは良くできてますよ!今回のLCの試乗で一番感動したポイントですね。

 

握りが太めでグリップ感に富んだステアリング。中央はステッチ付合皮で処理され質感良いです。パドルシフトのマテリアルはマグネシウム。

 

車体が大きいですが車両間隔が掴みづらい事もありません。

むしろタイヤ4輪がどこにあるか、把握できるんです。

これはロードインフォメーションがしっかりと伝わってくるからでしょう。

 

CFRPのスカッフプレート。Lpackageではステンレスの物になります。

 

その分、他のレクサス車と比較すると明らかに固めの乗り心地にはなっています。

サスペンション形式はフロント・リアともにマルチリンク式で路面の凹凸をゴウンという感覚で拾いはしますが、すばやく収束します。

比べたら申し訳ないかもしれませんが、私のレヴォーグのカヤバのダンパーと似たような入力を感じますね。

収束は圧倒的にLCの足の方が早いですがww

 

メーターフードはアルカンターラ。メーターはFスポーツ系の一眼メーターです。メーターリングが可動しますよ。

 

この日は少し道が混んでいてなかなか加速を試せなかったので、

私「一般道だとこのクルマの性能は分からないですねー」

営業T氏「バイパス行きましょうか??」

私「 !? 行きましょうっ!!」 (即答ww)

ってことでいつもの下道オンリーではなくバイパスに乗って少し長めのコースに切り替えです。

T氏ありがとう!と心の中で喜んでいましたが、これが恐怖体験の始まり(そんなおおげさもんじゃないですがw)です。

 

ルーフライニング、サンバイザー、ピラー・ルーフサイドガーニッシュのアルカンターラ採用はSpackage専用。

 

バイパスに乗るためにスロープを登っていきますが、その気持ち良さがすごいですww

ゴリゴリのスポーツカーではなくラグジュアリー感が強いスポーツライクなクルマなので、程よい乗り心地と気持ち良いハンドリングが高次元で両立していますね。

全高が1,345㎜と低いこともありますし、ロール感は全くありません。

今回の試乗車グレード”Spackage”には※LDH(レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム)が装備されています。

※LCのLDHはトルセンLSD(駆動輪であるリヤタイヤのトラクション性能を確保し、コーナーの立ち上がりなどでよりダイナミックな加速を発揮。減速時にもスムーズで安定感のある挙動を確保)を組み合わせ、旋回中の加速性能を向上。ブレーキ制御と協調したアクティブステアリング制御により、ドライバーが制御されていることを感じることなく、すぐれた旋回加速性、ライントレース性、車両コントロール性を確保する。

このLDHの効果もあるかもしれませんね。

ほんと普段生活の中でも積極的に運転したくなるクルマかも。

 

今回内装を撮影してて一番かっこいいと思ったのがこのエアコンパネルです!金属の質感やスイッチのクリック感も素晴らしいものでした。パネル下にメディアスロットがあります。

 

バイパスの本線に合流するために速度を上げます。

加速音のエンジン音は程よく聞こえてきて気持ち良いです。

巡航時はエンジン音は主張してきませんでした。

それよりも気になったのはロードノイズですね。

これは結構入ってきます。

エンジン音が聞こえない事で耳がロードノイズにフォーカスしてしまったかもしれませんが、もう少し抑えられている方が良いかな?という印象です。

 

ナビ画面は10.3インチ。UXと同じサイズですが、新型の画面と比べると少し古さを感じます。

 

ブレーキタッチも秀逸でブレーキペダルを軽く踏んだだけで剛性感高く制動がかかります。

フロント6ポッド・リア4ポッドアルミモノブロックキャリパーが採用されたブレーキユニットが高い安心感を提供してくれますね。

 

高級車と言えばアナログ時計(GPS時刻補正機能付)。質感も良いですし、メインのパネルデザインがレクサスのロゴをモチーフにしてありますね。こういう細かいこだわりも良いですね。

 

ンフラットタイヤの性能を体験した

 

巡航時に今何速に入っているのか知りたくて、営業さんに教えてもらいながらステアリングスイッチを何回か押していると、マルチインフォメーションディスプレイにタイヤ空気圧警告表示が表示されていました。

それを見た営業さんが「ヤバいですね」と一言。

左後輪のタイヤの残圧が35[kpa]を表示しています!

すぐにバイパスを下りて、広めの路肩部分に停車。

2人でタイヤを見ましたが、どう見てもパンクしているように見えません。後ろから見て左右差も確認しましたが、視認もできませんでした。

 

アームレストの開閉は後ろに少しスライドさせてから開きます。このスライドの動きの躾も良かったです。

 

レクサスは※ランフラットタイヤ装着車種が増えています。

※ランフラットタイヤはトレッド(タイヤの側面部分)の内側に補強ゴムを施すことで、タイヤがパンクしても時速80キロ以下であれば約160㎞走行可能とされています。

実際ディーラーに戻って再度調べましたが、やはりタイヤはパンクしていました。

 

パッセンジャー用のグリップ。サテンメッキ処理され質感・デザイン性ともに高いですね。

 

おそらく私が試乗する前からタイヤはパンクしていたものと思われますが、走行していても全然わからないんですよね。

なのでランフラットタイヤを使用されている方は定期的に残圧の点検をされることをお奨めします。

特に高速道路走行前は必ず確認された方が良いのではないでしょうか。

 

助手席側のインパネのデコレーションパネルもレクサスのロゴがモチーフとなったものがあしらわれています。

 

パンク判明から戻りの道は冷や汗をかきながら無理なハンドリングや加速でタイヤにストレスを掛けないように運転していたのであまり覚えていませんが、普段経験出来ない体験をさせてもらった試乗となりました!

 

後席シートもアルカンターラです。質感高いですが・・・

 

これは誰も座れんやろww

 

以上でレクサスLCの動的質感レビューを終わります。

 

レクサス LC500 試乗レビュー まとめ

 

レクサスLC500の動的質感をお送りしつつインテリアのレビューをしてきましたがいかがでしたでしょうか。

 

 

エクステリアもラグジュアリークーペとして申し分ないかっこよさでしたが、インテリアの質感も素晴らしいですね!

ドアトリムや内装各部(Spackage専用箇所もあります)にふんだんに使用されたアルカンターラ、ステッチ付合皮、柔らかい素材でスペシャル感がすごいです。

質感もそうですが、内外装のデザインコンセプトが見事だと思いました。

 

 

動的質感ですが、Direct-shift-10ATの加速感と余裕ある5.0ℓエンジンのパワーで街乗りでも扱いやすいです。

コーナリングでの旋回性能や気持ち良さのレベルも高く、普段使いの中でも運転を楽しめるクルマに仕上がっていることを確認できました。

タイヤパンクのイレギュラーには驚きましたが、良い体験が出来ました!

ランフラットタイヤを装着したオーナーの方はタイヤの残圧しっかりと確認してくださいね。

 

 

あと動的質感を振り返っていて気付いたのですが、UXやES等の新型にはLCの乗り味を意識してあると書かれてある記事がありました。

ES300hの”versionL”は今回のLC500の乗り味、特に路面の凹凸の拾い方にみるサスペンションの動きに関しては似ているかもと感じました。

もちろん静粛性や乗り心地はESの方が良いです。

走りの部分でこういう統一感が出てくると、高級ブランドとして1本筋が通ってレベルがまた一つ上がってくるのかな。

 

以上でレクサスLC500の試乗レビューを終わります。

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。

次回も読んでもらえると嬉しいです。

 

LCのレクサス公式HPです。

美しさと走りの楽しさを追求したラグジュアリークーペ。LC500h / LC500…

 

 

 

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