19インチがお薦め!?60系プリウス 17インチとの走りの違いは?

60系プリウス 19インチと17インチはどっちが良い?

2023.4.5更新

どうもUUです。

プリウスが納車されてすぐに17インチのスタッドレスに変更したのですが、最近ノーマルの19インチに戻しました。そこで感じた走りや動的質感の違いから改めて19インチと17インチの違いについてまとめておきます。

インチダウンにすれば、乗り心地良くなって、ロードノイズが軽減されるという一般的な認識は新型プリウスには通用しないのかもしれません(^^;

※注記
この記事は17インチスタッドレスとノーマルタイヤとの比較になり、ノーマルタイヤになると多少のフィーリング差はあると思います。一応Uグレードのノーマル17インチを試乗しましたが、スタッドレスと大きく印象の違いはなかったので、私、個人的な感覚としては記事の内容は問題無いと判断しています。

19インチと17インチで比較していく

項目としては

燃費
デザイン
価格
走り・動的質感
・ハンドリング、コーナリング
・乗り心地、ロードノイズ

このような項目で見ていきます。

燃費

インチ/駆動方式2WDE-Four
17インチ
WLTC
31.5km/L29.2km/L
19インチ
WLTC
28.6km/L26.7km/L
誤差2.92.5

17インチと19インチで燃費はこれくらいの差があります。E-fourは積極的に後輪も駆動する仕様なので実燃費での違いも気になるところですが、実際は大きく変わらないかも?という結果も出てまして、FF買った身としては何とも言えない気持ちですw

 

詳しい燃費はこのようになっています。

<19インチタイヤ装着車>

■2WD
WLTCモード:28.6km/L
市街地モード:26.0km/L
郊外モード:31.1km/L
高速道路モード:28.2km/L

■E-Four(電気式4WDシステム)
WLTCモード:26.7km/L
市街地モード:23.4km/L
郊外モード:29.3km/L
高速道路モード:26.8km/L

<17インチタイヤ(メーカーオプション)装着車>

■2WD
WLTCモード:31.5km/L
市街地モード:28.3km/L
郊外モード:35.5km/L
高速道路モード:30.7km/L

■E-Four(電気式4WDシステム)
WLTCモード:29.2km/L
市街地モード:25.2km/L
郊外モード:32.3km/L
高速道路モード:29.3km/L

公式より

 

デザイン

G、Zには19インチが標準で、MOPとして17インチが用意されています。

 

商用グレードのXで使用されているスチールホイールの17インチにダウングレード可能でマイナス11万円と大きな差額ですね。

公式より

 

KINTO専用のUで使用されるアルミにホイールカバー仕様であればスタッドレスでも心置きなく使えると思うのですが、スチールホイールだと相当ちゃんとケアしないとめちゃ錆びます。

 

先に言ってしまうと17インチのメリットは「金額差」ここしかないんじゃないか?という感想になってきてます(^_^;)

2024.2月追記

コメントでメーカーに問い合わせて回答された内容の情報をもらいました。下記にその内容を記載します。

17インチMOPを選ぶことで変化する項目はホイール・タイヤの大きさ、重量だけではないようです。

<メーカ回答>
*「17×6.5Jスチールホイール」に変更した場合、スタビライザー径やショックアブソーバー減衰力、ハンドルの切れ角が、標準装備「19×6.5Jアルミホイール」装着車とは異なります。
また、車両重量が「20kg」減少します(※)。
(※)参照:カタログの主要諸元表の注釈※1(https://toyota.jp/pages/contents/prius/005_p_001/5.0/pdf/spec/prius_spec_202312.pdf)
*メーカーオプション「17×6.5Jスチールホイール」に変更した場合の19インチホイール使用可否
メーカーオプション「17×6.5Jスチールホイール」に変更した場合、標準装備「195/50R19タイヤ、19×6.5Jアルミホイール」を装着できなくなります。
ハンドルの切れ角が異なりますので、標準装備の19インチタイヤ&ホイールを装着されますと、ハンドルを切った時に、周辺部品と干渉するおそれがあるためでございます。
以上でございますが、ご参考として、標準装備の19インチタイヤ&ホイールと、メーカーオプションの17インチタイヤ&ホイールの乗り心地と操縦安定性の違いについて、ご案内いたします。

[ご参考]
◆乗り心地
・標準装備の19インチタイヤ&ホイール装着車
→操縦安定性を重視し、よりフラットで減衰の効いた、安定感のある乗り心地
・メーカーオプションの17インチタイヤ&ホイール装着車
→操縦安定性と乗り心地のバランスの取れた、ショック感の少ない、しなやかでなめらかな乗り心地

◆操縦安定性
・標準装備の19インチタイヤ&ホイール装着車
→操縦安定性を重視し、よりスポーティで、キビキビ走る操縦安定性
・メーカーオプションの17インチタイヤ&ホイール装着車
→操縦安定性と乗り心地のバランスの取れた、スポーティかつ扱いやすい操縦安定性

では、自分でもビックリしている走りの違いです。

 

走り・動的質感
・ハンドリング、コーナリング

ハンドリング、コーナリングからいきますと、

納車日に17インチのスタッドレス、タイヤはヨコハマのIG60に交換しました。

正直な所、17インチの乗り味の印象があまり良くなかったんですね。

試乗の時は結構楽しかったのに何で?という「あれはなんだったのか?」状態。自分自身も若干戸惑っていました。

19インチの試乗で感じた、良いクルマ感がスポイルされている感じがして、乗り味のレビューがすぐに出来なかったのもここが大きな原因です。

ステアリングを切った時の回頭性は良いのですが、タイヤがヨレたような感覚が伝わってきます。

なので連続したカーブですとロール感が大きく出てくるんです。

新型プリウスのアルミホイールタイヤのサイズは195/50R19という幅狭の大径です。

ブリジストンのオロジック理論と言う考え方が採用されていて、幅狭いタイヤで風の抵抗を減らし、摩擦・転がり抵抗を減らすことで燃費を良くするというものです。

まったく新しい狭幅・大径の形状のタイヤで優れた低燃費を実現するブリヂストンの次世代低燃費タイヤ技術。BMW i3や祖ソー…

 

このオロジック理論を採用する事で新型プリウスは19インチメインの乗り味でセッティングされているのでしょう。

 

新型クラウンクロスオーバーもこの理論を採用したタイヤが使用されているので、タイヤサイズを変えると乗り味がスポイルされる可能性があるかもしれませんね。

 

・乗り心地、ロードノイズ

17インチは乗り心地は良いんですが、路面の凹凸を拾ってからの揺れの余韻が長く続く、ユサユサしたような挙動を感じていました。

連続したコーナーや交差点で意外とロール感が大きく出ていて、19インチでもロールはするのですが、ゴムが捻じれたような感覚が伝わってきてプリウスのボディー剛性とタイヤがアンマッチしているようなフィーリング。

違和感を覚える17インチに対して、19インチにした時のシックリ感がやたら凄かったです。

19インチなのでさすがに少し硬めではありますが、コトコトと程よいインフォメーションで、突き上げも気になるレベルではなく抑えられています。

17インチで感じていた揺れの余韻も皆無でピタッと収縮、若干タイヤではなくサスの動き方でヒョコヒョコする時もありますが、これはE-fourだと解決しそうな予感です。リアタイヤの収まりがフロントと比べて弱い感じ。

あとロードノイズの音質も割と顕著な違いがあります。

私も19インチに変えてからすぐに感じたのですが、クルマに関しては無頓着な妻ですら、音が静かになったと言うのです。

音量的に静かになったというより、高周波系のロードノイズがほとんど聞こえなくなったと感じています。

試乗車はヨコハマのブルーアースでしたが、私のはブリジストンのエコピアです。薄くて大きいタイヤがプリウスには合っているという事なのではないでしょうか。

ほんとビックリで未だに不思議ですが、プリウスの場合19インチの方が圧倒的にメリットが多いという現状の考えです。

 

最後に簡単にまとめておくと

17インチと19インチの比較と○×

項目17インチ19インチ
金額
マイナス11万円とメリットある
×
大径で特殊サイズなのでタイヤも高額
燃費
数値上は17が良い
×
ハンドリング×
タイヤがヨレている感覚

プリウスの高いボディー剛性体感できる
コーナリング×
ロールする感覚が大きい

ロールは少しするが、全く気にならない
乗り心地×
路面の凹凸でユサユサする
揺れの余韻が長い

少し硬めではあるが揺れの余韻なし、しっかりとした良いクルマ感が感じられる
ロードノイズ×
耳障りな高周波系ロードノイズになる時がある

ノイズの音量は大き目だが、耳障りではなくインフォメーションとして路面状況を感じることが出来る

 

このようになりました。

動的質感は人によって感じ方は様々ですので参考程度で受け止めて頂ければと思います。

ではまた!

 

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