プジョー508PSE(プジョースポールエンジニアード)の紹介
2020.9.24にプジョー508のプジョースポールエンジニアードが本国で発表されました!
プジョースポールはプジョーのスポーティラインとなっており、国内現行モデルでは308に設定されているのみ。
508のプジョースポールを見るとパワートレーンは1.6ターボと2モーターのプラグインハイブリッド4WDですので、プジョーの次世代スポールモデルは電動化によるハイパフォーマンスモデルになるようです。
「ガソリンオンリーでスポーティーなモデルはめっきりと減りそう」というより、もう出ないか?
PSEにもボディータイプはノーマル同様「セダンとワゴンが設定」されます。
508PSEはここにエアロパーツや専用加飾でさらに素晴らしい仕上がり!
この508PSEが国内に導入されるかは分かりませんが、どーも気になるので私も508PSEの内容をまとめておこうと思います。
今回の内容はメディアの記事や本国サイトの内容から調べた内容をまとめたものですので、間違っている点もあるかもしれません。
ご了承お願いします。
プジョースポールの手がけた508PSEのデザインがイケてる
PSE専用のデザインやエアロパーツが施された508が抜群にかっこいい!
デザイン性の高いプロダクトが多いプジョーですが、そのカラーセンスもとても素晴らしいものがあると感じています。
ボディカラーは3色展開で、特別色のセレニウムグレー(画像の)、ペルラネラブラック、パールホワイトとなっています。
モノグラムはすべてブラックとし、ベース車両が備えているスポーツ性を強調している、とのこと。
差し色に黄緑を使ってくるんだなぁー。これにやられておりますw
専用のブラックのフロントグリルはノーマルと色が違うだけでなく、完全に専用デザイン。
発色の良い黄緑の挿し色が近未来感の演出という感じでキャッチー。
新型の208や2008とも通じるところがありますよね。
このマークがセンスしか感じないんですが、「クリプトナイト・クロー」というそうです。
フロント、サイド、リアにはガッツリとしたスポイラーが設定。
シャシーも強化されており、トレッドがフロント+24㎜、リア+12mm拡大しています。
ノーマルのトレッドが約1,600㎜なので1,620前後になりますかね。
タイヤのツラ具合がたまりません。
リアには、陽極酸化処理を施したブラックエキゾーストアウトレット、グロスブラックのセンターディフューザーが配されています。
エンブレムもマットブラックで統一感ありますよね。
内装も「クリプトナイト・クロー」のエンブレムが付いた小径ステアリングや、黄緑のステッチが施された特別なインテリア。
木目調パネルが良いですよね。
国内仕様はカーボン調パネルなんですが、これが個人的にはちょっと気になるんですよね。
フラッグシップとしては落ち着いた木目パネルはピタリときます。
そしてフットレストのステンレスパネルのデカさよw
右ハンドルの最適化を進めて貰って、国内仕様にも採用を!
フロントシートは「コンフォートフィット」と呼ばれる専用シートを装備。
シート表面はレザー、3Dメッシュ、アルカンターラを組み合わせた新型208や2008のマテリアル構成と似たシートになっています。
508PSEはレザーが本革っぽいですね。
新型2008の内装、シートサイドは合皮です。
トラモンタングレーと「クリプトナイト」のダブルステッチが施され、オーディオは、FOCAL製の Hi-Fiシステムが標準装備されています。
こうやって見ると新型208、2008のGTLineのシートは凄いクオリティですね。
プジョー508PSEの国内展開はある?
508PSEの国内導入は今のところ予定はないみたい。
225PS版の508や130PS版の208も国内に入ってこないですから_:(´ཀ`」 ∠):
AWDにストロングハイブリッド、20インチタイヤに合わせた大型キャリパーetc
当然サスペンションも従来のじゃ耐えられないからコスト高そうですw— でぃーた (@KKoma777) September 25, 2020
ツイッターでもお話してたんですが、ノーマルのガソリンターボモデルでもフランス本国では180PSと225PS版があります。
しかし、国内には180PSバージョンしか導入はなし・・・
なのでハイパフォーマンスモデルの国内導入は厳しいかなぁ、というのが正直なところ。
プジョー508PSEのスペックについて
ノーマル508・508SWのボディーサイズですが。
508にはファストバックセダンと、SW(ステーションワゴン)のボディータイプが設定。
セダン全長4,750㎜、全幅1,860㎜、全高1,420㎜。
SW全長4,790㎜、全幅1,860㎜、全高1,420㎜。
セダンとSWでボディーサイズは全長が40㎜SWが長いのみであとは同じですね。
車重はSWがセダン+40kgとなっています。PSEになってもこの違いは大きく変わらないでしょう。
508セダン・SWのドライブフィールや内外装レポートは、私のブログでも結構記事書いてるので良かったらご覧ください。
ブログ内で508と入力して検索して貰うと出てきます。
国内仕様のプジョー508ラインナップ一覧
現在の国内の508ラインナップです。
消費税10%込み
グレード/ボディータイプ | SEDAN | SW |
Allure 1.6ガソリンターボ | ¥4,302,000 | ¥4,561,000 |
GTLine 1.6ガソリンターボ | ¥4,736,000 | ¥4,994,000 |
GT 2.0ディーゼルターボ | ¥5,076,000 | ¥5,334,000 |
このようになっています。
このラインナップも本国とは結構違ってて特殊なんですよね。
本国ではガソリンターボ、ディーゼル、ハイブリッドとラインナップがあってそれぞれに細かくグレードが展開されています。
ハイブリッドでいうと、ペース、アリュールビジネス、GTLine、GTという感じ。
国内仕様はAllureから全てのグレードで電子制御サスのアクティブサスペンションが搭載されていますが、本国では最上グレードのGTだけに装備されています。
見た目も本国ほどの差別化はありません。
本国仕様の508は下位グレード(画像はACTIVE BUSINESS・Allure)だとヘッドライト内に3本爪があって、牙は光らないんですね。
アクティブサスは各パワートレーンの最上位のみに搭載されていますし、国内向けは仕様が随分違う感じ。
ディーゼルは3つの出力タイプがあるし、ラインナップ豊富。 pic.twitter.com/ekce7N1RnR— UU (@WCLBlogAuthor) September 25, 2020
プラグインハイブリッドのスペックは?
分かる範囲で一覧にしました。
( )内はノーマルのPHEVモデルの数値
駆動方式 | 4WD(2WD/FF) | |
トランスミッション | e-EAT8 | |
サスペンション 前/後 | ストラト / マルチリンク | |
エンジン | 1.6ターボ | |
エンジン最高出力 | 200(180)PS 6,000rpm | |
エンジン最大トルク | 300(?)N・m 3,000rpm | |
モーター最高出力 | フロント 110(同等)PS リア 113PS |
508PSEのプラグインハブリッドは1.6ターボのピュアテックと車体前後に設定された2モーターが動力源。
システム最高出力は360PS、520N・mというかなりのハイスペック!プジョー史上最強の出力を誇るそうです。
ノーマルのハイブリッドは1モーター、システム最高出力が225PSなので、135PSもパワーがの違いがあります。
このエコの時代に史上最強のパワフルモデル投入って時代に逆行してる感じで面白いですね。
PSEの1.6ターボはエンジンだけで200PSの300N・mあるんです。
個人的にはこれだけでも良いw
欧州はハイブリッドに移行し始めて間もないので、過渡期的に遊び心のあるこういうモデルが出せたのかもしれませんね。
全て電気になる前の今の時代だからこその選択肢かも。
最高速度は250kmで制限がかかるようになっているそうですが、誰がそのスピードに耐えられるのか?w
0~100km到達に5.2秒、かなり速いですね。
あと、個人的に気になるのはハンドリングの部分。
ノーマルモデルですと滑らかさが強いフィーリングですが、これがどれ位スポーツラインらしい躾になっているのか?
ノーマルのスポーツモードが通常位で、そこから?みたいな感じでしょうか。
本国サイト見てると出てきたのは
・3秒で時速80から120 kmに回復
・24.5秒で立ち上がる1000メートル
高速の追い越しとかめちゃくちゃ楽そう。
後ろにクラウン居ないかどうか?だけ確認して加速しないといけませんねw
後の特徴として挙げられるのが、
●シートの着座位置がノーマルより低くなっている
●380mm径のフロントブレーキディスク、対向4ポッドキャリパー設定
●20インチホイールにミシュランのパロットスポーツ4装着
●キャビンや荷室の空間的な容量は、標準の508と同じ
見てるだけで、ウズウズしてきますw
508PSEのドライブモードは5つ
ノーマルのPHEVモデルでは
●モーター駆動のみの「エレクトリックモード」
●日常的な走行に適した「ハイブリッドモード」
●ハイブリッドモード時に快適な乗り心地を高める「コンフォートモード」
●エンジンとモーターの出力をフルに引き出す「スポーツモード」
の4つからセレクト出来ますが、508PSEは5つのドライブモードが選択できます。
エレクトリックモード
0~140km/hの速度域でEV走行が可能に。航続距離は、欧州WLTPモードで42km。
ハイブリッドモード
状況に応じて内燃機関と電気モーターを自動的に選択し、エネルギー消費を最適化する。
コンフォートモード
ハイブリッドモードで、さらにサスペンションをソフトにし“ハイコンフォート”の走りを実現。
スポーツモード
360PSの最高出力を生かし究極のドライビングプレジャーを味わえるモード。ステアリング、ショックアブソーバー、アクセルマッピング、エンジンサウンドを統合制御する。常に最高のパワーを引き出せるよう、内燃機関がバッテリーを確実に充電する。
4WD
滑りやすい路面状況において、最大限の駆動力を発揮させる。
基本的にノーマルのPHEVと同じですね。違うのは駆動方式の違いでもある「4WDモード」が追加になる点。
よく分かりませんが、このモードにしないと4駆にならないのか?
スポーツモードでもなって欲しいですが、そういう記載は探しても見つけられませんでした。
あと、508PSEでは3モード可変ショックアブソーバーは、コンフォート、ハイブリッド、スポーツの各モードで最適化。
ノーマル同様色んなシチュエーションに対応できるセッティングになりそう。
通常モデルではコンフォートとノーマルでロードノイズの聞こえ方まで変わってきて、変化の大きさを楽しめるのが508のドライブモードの特徴。
この辺りもPSEでは継承されてるでしょうか。
508PSE充電に必要な時間について
508PSEはプラグインハイブリッドなので電気スタンドでの充電が可能です。
バッテリー(二次電池)は、蓄電容量11.5kWhのリチウムイオン。
EVモードでは、最大42km(WLTP計測)をゼロエミッション走行できます。
燃費は49.3km/リットル、CO2排出量は46g/kmとなっています。
満充電に必要な時間ですが、
●標準的な家庭用コンセントでは7時間以内
●16Aの充電器で4時間
●32Aのウオールボックスを使えば2時間以内
ですね。
次期マイカーはこのPHEVも良いなぁーと思っているんですが、家庭に充電スタンド作るときのコストなんかもそろそろ勉強が必要かな?
508PSEの価格予想
本国のハイブリッドモデルの価格をベースに考えてみました。
1ユーロ 123.02換算
HV ペース 約555万円
HV Allureビジネス 約578万円
HV GTLine 約585万円
HV GT 約637万円
フランス本国のPHEVラインナップの価格がこのようになっています。
GTLineとGTの価格差が大きいですね。
GTはアクティブサス(電子制御サス)が装備されているのでその金額も大きいでしょうか。
内外装の質感差や機能差もあるとは思いますが、国内仕様の508Allureってめっちゃお得感あるのかな?
上記の価格から508PSEの価格を予想すると
ハイブリッドのGTにプラス150万円した
「780万円位」になるのではないでしょうか。
国内に入る時は10インチモニターとか液晶メーターのナビ表示機能がレスされます。
しかし、国内仕様には専用のナビやETCが標準で付いてくるのでもし販売されるとしても価格は同等かな?という気がします。
以上です。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
プジョー公式HPです。