カムリWS 試乗レビュー エクステリア・動的質感編
2018.10.9更新
2017年フルモデルチェンジモデル
2018.08、カムリに新たに追加になったWSというグレードに試乗させてもらって来ましたのでレビューします!
今回はエクステリア・動的質感をレビューします。
試乗車は カムリWS”レザーパッケージ”2トンスタイル です。
少し前からレビューの仕方を試行錯誤しているのですが、自分の試乗ペースと記事にするスピードが追い付いていません 泣
これは自分の問題でしかありませんが、試乗した感想をなるべく早く読んで下さる方々と共有したいので少し簡潔にしながらレビューするようにしていきたいなと考えています。
他にも試乗記事だけじゃなくハイブリッドの機構とかパワートレイン比較なんかもしてみたいんですが、欲張らずにボチボチやっていこうと思います。
ではカムリのお話に行きましょう。
カムリを軽く紹介
2017年にフルモデルチェンジしてTNGAが採用され、さらに大型のセダンへと生まれ変わりました。
どのメーカーのクルマも基本的に北米ナイズされていますが、このカムリはまさにそれでサイズは大型化の一途ですね。
先代比で全長が+35㎜、全幅+15㎜、全高-25㎜となっています。
更にロー&ワイドになったという感じですね。
最近のクルマは大きいので逆にこのくらいサイズがないと物足り無さも感じている自分もいますw
ウィキペディア調べですが、カムリの初代は1980年にセリカのセダン版として、セリカ・カムリとしてデビュー、そこから約40年ずっと売れ続けグローバルモデルとしてトヨタの屋台骨を支える重要なクルマになっています。
現行は10代目となりますが、2017年のフルモデルチェンジの時に正直このWSが最初から発売されると期待していたので、がっくりしたのを覚えています。
WSは今回国内では遅れて発売ですが、世界ではフルモデルチェンジと同時に発売されていました。
見た目的に現行G・Xグレードのカムリはフロントフェイスがあまり好みでなく試乗にも行ってませんでしたが、今回WSが追加になりましたので行ってきました。
期待していたのもあるかもですが、やっぱりこちらが本命でしょう!という感じでかっこ良かったです!
画像も多めに撮ってきましたのでかっこいいところ、ちょっと細部で気になる個所なども紹介しながらレビューしていこうと思いますのでお付き合いお願いします。
ではまずはスペック一覧からどうぞ
CAMRY WS ”Leather Package” スペック
価格¥4,341,600
スペックをパッと見で気になるのは全長4,910㎜と最小回転半径5.9mでしょうか。
これは試乗前の予習で分かっていたので少し気にしながら乗りましたが、そこまで気にならなかったですね。
その辺りのシチュエーション等も動的質感でレビューしていきますね。
後は価格ですね。
約430万ですので立派な高級車ですね。見積もりは貰ってないのですが、ナビなどは最初から入っているので減税等も考慮すると乗りだし460~480万円くらいでしょうか。
ライバルとなると色々出てきそうですが、マツダ・アテンザセダンディーゼル、ホンダ・アコードハイブリッド、辺りがサイズ価格的にもバッティングしてきますね。
これはどれも良いクルマなので悩ましいですね!
ではカムリのボディーカラーを見ておきましょう
カムリWS ボディーカラー
カムリWSのボディーカラーはGグレードの7色に加えて、WS専用で2トンが3パターン用意されています。
良いなと思っているのがベタですがこちらのプラチナホワイトパールマイカ¥32,400ですね。
試乗した次の日に野生で実車が見れたんですが、相当かっこよかったです!
ではエクステリアを見ていきましょう。
カムリ WS エクステリア レビュー
フロント
WSの専用装備としてフロントグリルですね。これが標準モデルと大きく違いますね。
全幅1,840㎜に対して全高1,445㎜ですのでロー&ワイドが強調されてかっこいいです。
CAMRY SPORTSというだけあって、アグレッシブでスポーティーなフロントフェイスが演出されています。
ヘッドライトはBi-BeamLEDヘッドランプでフルLEDです。オートハイビーム機能付ですが、対向車や人を検知して部分的に光源調整できるアダプティブタイプではありません。
フォグランプももちろんLED、光の色が統一されてGOODです。
ここで気になったのがバンパーとサイドパネルのつなぎ目ですね。
結構な段差があるのでここは気になりました。
GグレードとWSでバンパー形状も違うのでこのような段差が出来るのかもしれません。
営業さんには聞き忘れましたが、購入を予定されている方は是非確認して欲しいです。
サイド
次にサイドビューを見ていきます。
基本的なノッチバックスタイルセダンとも違いますね。リアのショートデッキな感じとフロントのボンネットの高さとリアのトランクの高さが違うのでイレギュラー感があって面白いです。
見る角度によっては新しいタイプのクルマにも見える気がして、とても好きなデザインですね。
ウィンドウ下部のラインは水平ではなく少しえぐれたラインにしてあり、乗員の視界や採光に配慮されているのかなと思います。
その分ウィンドウのガラスエリアが増えて、黄金比からはすこし外れるので若干の野暮ったさも感じられますが、完全にスタイルをスポイルするものでもない印象です。
WSの専用装備としてサイドスカートと、専用の切削光輝ブラック塗装の18インチアルミホイールです。
フロントドア前方ハイブリッドバッジの部分から始まるキャラクターラインがリアのサイドパネルまで続きます。
ボンネットからうねりのあるラインがウィンドウ下部のえぐれたラインまで続くので、こちらも独特なサイドビューを印象付ける役割を担っています。
このリアサイドのセクションはかっこいいです。
ルーフラインはショートデッキなトランクラインを描いてこの角度ですとファストバックに近いようにも見えます。
こういう見る角度で様々な印象を与えるデザインは色々言えてよいですねww
すこしタイヤとホイールハウスとの隙間が気になりました。
もし私が購入したらちょっと車高調なんて入れて、最低地上高が145㎜あるので25㎜程下げてみたいかも。
リア
続いてリアビューです。
リアコンビネーションランプ、ディフューザー形状のバンパー、左側2本出しのマフラーなど、WS専用デザインと装備です。
これも良いですね。
リアコンビネーションランプのWS専用デザインがほんとちょっとレクサス意識?みたいですよね。
でもそこがかっこいいww
斜め後ろの角度からです。このセクションも好きです。
車体リアエンドにかけてウェストラインの絞り込みもあってスタイリッシュセダンの造形としては申し分ないかと思います。
あとアウタードアハンドルがボディー同色もWS専用の装備です。
マフラーの片側2本出しもかっこいいですね。
フィニッシャー自体の質感も高くて好印象でした。
以上でエクステリアのレビューを終わります。
カムリ WS エクステリアレビュー まとめ
スポーティーなWSがついに発売され個人的にはやはりこちらがカムリの本命だなという印象です。
もちろんデザインは好みですので、個人的な感覚として解釈お願いします。
フロントグリルの立体的で大胆な造形と各専用パーツなどで、大柄な車体がさらに迫力を増していて、魅力がアップしていると感じます。
フロントバンパーとサイドパネルのつなぎ目で少し段差がありそこは気になる点でしたが、WSとG・Xで形状が違うのでそのチリ合わせが上手く行っていないかもですね。
全体的なフォルムと各部のデザインがとても高いレベルでマッチングできているデザインだなというのがこのカムリWSのエクステリアを見た印象です。
カッコいいFFセダンに仕上がっていました!
カムリ WS 動的質感レビュー
では続いて、カムリWSの走行フィーリングのレビューをしていきます。
まずはドライビングポジションです。
ドライビングポジション
大柄な体系を想定してあるので、たっぷりとしたシートサイズですね。
座ったかんじはホールド感は薄いですが、肩口までしっかりとしているのでそれなりの包まれ感はあり着座感は良かったです。
ランバーサポートが装備されていますので腰の隙間は埋まり、それがすごく良いですね!
アクセルペダルがオルガン式です!
これは本当に嬉しい装備で良好な着座姿勢には相当効いてくると思っています。
また右足の疲労軽減にも一役買うと思われますので、トータルでの運転疲れを減らしてくれる装備ですね。
この辺りも新プラットフォームTNGAのGA-Kを採用して改良されています。
エンジン、車体すべて新しいコンポーネントに刷新していますが、提携したマツダのノウハウなんかも少し入っているのですかね??
またもうすぐ発売になるレクサスESと共通のプラットフォームですので、購入検討されている方は比較も面白いかもしれません。
動的質感
ではシステムを起動して試乗に出発します。
ステアリング右側に配置されている、パワースイッチを押してシステムを起動します。
2.5ℓダイナミックフォースエンジンはかかりませんのでとても静かです。
アクセルを踏んでディーラー駐車場を出ていきますが、このディーラーが面白いつくりでマクドナルドと同じ建屋にあるのでドライブスルーの細い道を走って道路に出る感じです。
モーターでの走り出しはスムースですね。モーター自体の馬力はそこまでないので軽々とは行きませんが、不足感なく走り出してくれます。
走り出してすぐわかるのが静粛性が高いですね。
良いクルマに乗っている感じがしてとても良いです。
細いドライブスルーの道ですが、全長4,910㎜と最小回転半径5.9mはここでは気になるものではなかったです。
イオン等の立駐に持ち込むとまた印象が変わるかもしれません。すれ違い、スロープのカーブとか気になるシーンは出てくるスペックなので注意が必要ですね。
ディーラー駐車場を出て片側1車線の一般道を流していきます。
ステアリングですが、センターはカッチリという感じまではいきませんが、そこそこしっかりしています。
235/45R18の幅広めのタイヤサイズも影響はあると思います。
操作感は良い手応えがあり、少し重めな味付けになっていると思いました。
個人的には好みの感じです。
前方に車がいたのですぐに加速は試せませんでした。
40㌔くらいで走行している分には、充電もしっかりされていたので、モーターで走行しますね。さすがトヨタのハイブリッド。
操作に対するクルマの挙動の付がよいですね。これは運転楽しい感じです。
カムリWSにはサスペンションに専用チューニングが施されていますのでその恩恵でしょう。
2,825㎜のロングホイールベースも相まって安定感と剛性感のある乗り心地ですね。
静粛性は高いですが、必要なロードインフォメーションは伝わりますので体感と実際のスピードの乖離のようなものも感じませんでした。
乗り味が濃いというところまでは行きませんがクルマの性格上スポーティーカーですので、これくらいでも充分かと思いますね。
少し走ったところでエンジンがかかる場面がありましたが、エンジンスタートの時のショックも少しわかる程度です。これは良いです。
乗り心地は、低速・街乗りともに良く、ボディーの剛性感が高いのでビビる感じも皆無でしたね。
試乗コースが短く、5分強の試乗がすぐ終了。もう少し試してみたいクルマでした。
カムリ WS 動的質感レビュー まとめ
カムリの試乗レビューをご覧いただきましたがいかがでしたか。
感想としては想像以上の走りの出来の良さにビックリでした。
TNGAが採用されてからのトヨタ車の走行フィーリングは格段に良くなったと思います。
今回の短い試乗では2.5ℓエンジンのパワー感等が少ししか確認できませんでしたが、必要充分な加速が得られるという印象でした。
何より、嬉しいのはステアリング操作に対するクルマの追従性の高さですね。
個人的にここが曖昧だとどうしてもテンション下がるので、ここは大きく期待を超えてたのが嬉しい誤算でした。
カムリWS 高い静粛性と、運転の楽しさを味わえる上質なスポーティーセダンになっています。
気になる方は是非試乗してもらいたいですね!
ではカムリのレビューを終わります。
次回も読んで貰えると嬉しいです。
カムリの動画が出来たので共有します。
良かったら見てください。