カムリ 試乗レビュー インテリア・ラゲッジルーム編
2018.10.9更新
2017年フルモデルチェンジモデル
カムリのWSに試乗させてもらいました!という話の2回目で、最終回です。
今回はインテリア・トランクルームまでをレビューします。
前回の記事がこちらです。
カムリWS 試乗レビュー エクステリア・動的質感編 2018.10.9更新 2017年フルモデルチェンジモデル 20…
試乗車は カムリWS”レザーパッケージ”2トンスタイル です。
今回のカムリから記事の構成を変更しましたが、しばらくこのスタイルで行こうと思います。
もしご要望などありましたら是非ご意見いただければありがたいので、コメントやツイッター等から寄せて頂ければと思います。
ではカムリのお話に移りましょう。
カムリのレザーパッケージってお得?
今回カムリWSの試乗した際に見積もりはしてもらわなかったので、自宅でセルフ見積もりをしてみました。
そこで気になったのが、今回の試乗車でもある”レザーパッケージ”がお得なのかどうか?
項目と金額を羅列して確認してみましょう。
まずWSとWS”レザーパッケージの価格差が¥669,600です。結構な価格差です。
レザーパッケージ項目 | 価格 |
1、235/45R18切削光輝アルミホイールタイヤ | ¥50,760 |
2、カラーヘッドアップディスプレイ | ¥43,200 |
3、メーカー取り付けT-CONNECT8インチナビ | ¥334,800 |
4、本革シート・助手席4wayパワーシート・シートヒーター | ¥240,840 |
1,2,3の項目が金額が明確になっている内容で上記差額分から引きますと4、本革シート・助手席4wayパワーシート・シートヒーターの価格が¥240,840となります。
この結果で見るとそこまでお得感がある内容でもないという判断をしました。
個人的にレザーシートが重要項目でもないので今回のセルフ見積もりはWSを選択!
WSでセルフ見積もりを開始します。
グレード:WS
追加オプション項目 | 価格 | 補足 |
ボディーカラー:プラチナホワイトパール | ¥32,400 | かっこいいので! |
メーカーオプション8インチT-CONNECTナビ | ¥334,800 | カラーヘッドアップディスプレイ付けたい |
ETC2.0ユニット | ¥24,840 | 必需品 |
235/45R18切削光輝アルミホイールタイヤ | ¥50,760 | かっこいいので! |
ブラインドスポットモニター<BSM>+リヤクロストラフィックオートブレーキ[パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)] | ¥64,800 | 安全装備は付けれるなら付けときましょう |
カラーヘッドアップディスプレイ | ¥43,200 | 付けたかったので |
寒冷地仕様(ウインドシールドデアイサーなど) | ¥21,600 | 新潟の冬は時々めちゃくちゃ寒い時ある |
フロアマット(ラグジュアリータイプ) | ¥38,340 | |
ロックボルト(ナンバープレート用) | ¥2,808 |
これらのオプションを追加して出来た金額が¥4,419,155!
実際はディーラーのメンテパック等も利用するでしょうからここに約10万円、さらに新潟なのでスタッドレスタイヤの国産メーカー品を安く購入してアルミ付きで約13万円、そしてリアシートモニターも付けたいのでこちらも最低限価格で取り付け込約5万円を入れて最終コミコミで¥4,699,155となりました。
先日見積もりもらったスバル・S4 STI SPORTS約480万円よりも安く上がりますね。絶対的には高額ですが、絶妙な金額ですね。
これは私が購入するなら、ですので参考になれば幸いです。
カムリ WS ”Leather Package” スペック
価格¥4,341,600
ではインテリアのレビューに移りましょう。
カムリ WS”レザーパッケージ” インテリアレビュー
フロントドア
パッと見で質感はめっちゃ良いって感じではないですが、トリム上部はソフトパッド。
インナードアハンドルとメッキのオーナメントパーツのつながりを持たせたデザイン等で最低限の質感は確保されていると思います。
ドアポケットがペットボトル1本程度の収納力しかないのは少し残念ですね。
開閉フィールですが、重めのドアですが閉まる時の音はちょっとシールが強すぎるのかな?という感じで良いとは言えない音でした。
ウィンドウスイッチ自体はメッキパーツで加飾され質感は良いのですが、ウィンドウスイッチパネルが無塗装プラなのはよろしくないですね。
車格を考えるとヘアライン加工や、フィルムコーティングなどしてもらえると良かったです。
色がブラック中心ですと、質感の高さの訴求力は弱いのでマテリアルは気を付けないと質感落ちて見えてしまいます。
ドアアームレストはステッチ付合皮、トリム中央にも合皮が施されていて質感は悪くはないです。
カーテシランプも装備されています。
写真撮り忘れましたが、サイドシルプレートが設定されています。ちょっと写ってますねw
フロントシート
北米サイズですので大柄なシートです。レザーの質感も悪くなく丈夫そうなレザーかなと思います。
シート上部の1本ストライプが入っている素材はスウェード調の素材でした。ここも本皮なのかな?
先回もお伝えしましたが、大振りなシートなのでホールド感というより包まれ感が強いシートです。
パワーシートの調整スイッチは無塗装です。
ランバーサポートが付いているのが嬉しいですね!腰の隙間がしっかり埋まるので良好な着座感に寄与しています。
こちらも動的質感でお伝えしましたが、オルガン式のアクセルペダルでドラポジ良好です!
ステアリング周辺
ステアリングのデザインはカローラスポーツ等と同等です。質感的にメッキパーツで加飾されているので見栄えは良いです。
ぱっと見クラウンより質感は良く見えます。
微妙なとこですね!質感はやはり同等かな?クラウンはステアリングスイッチの加飾がグロス塗装ですね。
下部スポークの質感ではカムリが上のようです。
トヨタの新型車は揃ってこのステアリングですが、量産できるでしょうからもう少し質感高くても?と思ってしまします。
まぁ悪くは無いので問題はないのですが、ユーザーとしては期待してしまいます。
2眼式のメーターで左はハイブリッドのインジケーターになっています。
メーターのデザインは違いますが、基本的にはクラウンと同等の印象です。
中央のインフォメーションディスプレイはステアリングスイッチで任意に表示内容が変更可能です。
ステアリング右側にハイブリッドのパワースイッチと各安全装備関連のスイッチが配置されています。
ここの質感はインパネからのつながりも考慮されたデザインと質感です。
前席全景
インパネのデザインは折り合わせたような、アシンメトリーなデザインですね。運転席と助手席を分断するように斜めに走るオーナメントパネルが印象的です。
個人的には好きなデザインです。
インパネ上部はソフトパッドです。
その下がWS専用のテクスチャーメタル調のデコレーションパネルになっています。
その下はボリュームのあるステッチ付き合皮で処理されていて、質感は良いと思います。
アンビエントライトも仕込まれていますね。分かりますでしょうか?
ナビ画面周辺
試乗車は”レザーパッケージ”なのでメーカー取り付けの8インチナビが標準です。
こちらのナビはコネクト機能も充実していて、クラウンの機能に対してLINEでの行き先予約とかは無いですが、マップオンデマンド等欲しいものは揃っているので不足感の無いものになっています。詳細はHPでご確認お願いします。
ナビ横のメッキスイッチは操作感も程よい反力がありよかったですが、エアコンの調整関連のツマミやスイッチは少し軽い印象です。
操作感を統一してもらえるとさらに良いクルマ感が演出されます。
シフト周辺
シフトレバーはブーツが施されメッキ加飾等もありますが、全体的にプラスチック感がありますね。
しかし、そこまで質感悪くは見えないです。メッキの差し色とプラスチックの材質や色の効果でしょうか。
シフトレバー後方はドライブモード、オートホールド、EVモード、電子パーキングブレーキのスイッチが並びます。
カムリはこのクラスには装備して欲しい物はほぼ揃っていると思います。
この辺りは満足度が高くなりますね。
シフトレバー奥に可動式トレーがあります。
このトレーの動きが良かったですね。
開けるとそこそこ入る収納です。置くだけ充電のオプション¥12,960を付けると、ここが無くなるのかもしれません。
オーバーヘッドコンソール自体の画像が無いです、こちらのライトに気をとられてしまいましたww
ボルボのものと似ているのですが、少し雑な感じです。
点灯させるとこんな感じですね。せっかくラグジュアリー感出そうとしているのだし、狙いは悪くはないと思うのでもう少し質感詰めて欲しかったw
アームレストは大き目のものですね。
クッション性も良くステッチ付合皮で処理されて質感も良かったです。
開けるとそこそこな収納ですが、アクセサリーソケット等の設定はありません。
開ける時の操作感は軽めでした。
助手席側
この内装やっぱり良いですね。結構好きです。
グローブボックスは充分な広さが確保されています。
起毛処理はありませんね。クラウンもないですから仕方ないですね。
では続いて後席を見ていきましょう。
カムリ WS 後席・トランクルームレビュー
後席ドア
後席のドアも前席同様の質感が確保されています。
上部のソフトパッドもたっぷりしていますし、アームレストはステッチ付合皮ですね。充分だと思います。
このインナードアハンドルとメッキのオーナメントパーツがつながるデザインは良いですね。
マツダのアテンザも同じデザインが採用されていますが、機能とデザインの融合な感じで好きですね。
後席もドアポケットはドリンクホルダーのみですね。
足元もサイドシルプレートがあり、抜かりなしですね!
後席空間
後席足元広いですね。
座るとこんな感じです。
足元は広いです!こぶし3個分は入ります。これは大型FFセダンならではの空間ですね。
前席同様包まれ感の高いシートで座り心地も良好でした。
ゆったりと人を乗せて走るのが似合うクルマですね。
このクラスであれば付いていて欲しい後席用エアコンの送風口も装備されています。
ここも加飾はありませんが、設定されていることに意味がありますので贅沢は言いません。
その下に高速充電対応のUSB差し込み口が2口!こちらは標準装備です。
トランクルーム
トランクルームは524ℓと広めです。
ハイブリッドバッテリーの出っ張りも無いので、トランクスルーも可能になっており実用的ですね。
ラゲッジアンダーはこんな感じ。
そこそこな収納です。ここにはスペアタイヤ¥10,800のメーカーオプションも選べるので選択するとここにタイヤが収納されます。
カムリ WS インテリアレビュー まとめ
カムリに新たに追加されたWS”レザーパッケージ”のインテリアレビューをご覧いただきましたがいかがでしたか。
ラグジュアリーなFFセダンとしてはマテリアルの使い方で少し寂しい部分も見られますが、独創性の高いデザインや随所に配置されたステッチ付合皮がバランス良い感じで、大きな不満が出る内装ではないという印象でした。
ブラック基調なのでもう少し差し色等あるとさらに質感が高まるかもしれませんね。
同社クラウンの内装と比較すると寂しくは感じますが、デザインや配色の妙で個人的にはクラウンよりも好きな内装です。
WSが追加されエクステリアの魅力が増し、さらに走りも剛性感のあるハンドリングと乗り心地で運転の楽しさも確保しつつ、乗員を快適に目的地まで運んでくれるバランスの良いスポーティーセダンになっています。
これはお奨めできる1台ですね!本当にバランスが良いと思いました。
気になる方は是非一度試乗されてみて下さい。
話は変わりますが、新潟市近郊の方で私と試乗行っても良いよって方はツイッターの方からでも、コメントからでもご連絡頂けると嬉しいです。
予定が合えば一緒にクルマを見に行きませんか??ww
ではカムリWS”レザーパッケージ”のレビューを終わります。
次回も読んで貰えると嬉しいです。
カムリの動画出来たので共有しておきます。
良かったら見てください!