ホンダ インサイト試乗レビュー!
エクステリア・動的質感・インテリア編
インサイトが帰ってきましたね!
しかもかなり立派になりましたww
シビックに続き、またかっこいいクルマがホンダから出てきてとても嬉しいです!
私はスバル・レヴォーグの前は先代のCR-Vに乗っていました。
またもう一台はN-ONEです。
なかなかのホンダ好きなんですよww
クリスタルブラックパール
新型インサイト、クリスタルブラックパールです。
Bピラーが無塗装なのが残念。
内装は普通に質感は良いですが、感動する程にはないかも。
エクステリアは格好良いですね😊
濃色の方が似合うのかな、という印象です。 pic.twitter.com/RUIplyu9sH
— UU (@WCLBlogAuthor) 2018年12月14日
今回は2店舗を巡っていて、展示車のクリスタルブラックパール、試乗車のコスミックブルーメタリックのどちらもEXという中間グレード¥3,499,200を撮影してきました。
しかし、クリスタルブラックパールの方は店舗の床なのか照明の関係なのか、かなり黄色味を帯びた感じになっています。ご容赦下さい。
インサイトを軽く紹介
インサイトは新型の現行で3代目となります。
全モデルハイブリッドの駆動方式はFFです。
初代は1999年に発売され2006年まで販売されていました。
リアのタイヤが半分隠れた面白いデザインでしたよね。
2代目は現在も走っているのをたまに見かけます。
2009年に発売され2014年まで販売されていました。
当時プリウスとガチンコ勝負して玉砕した感の強いクルマです。
内装が貧弱過ぎましたね。
3代目となる新型インサイトは車体のコンポーネントをシビックと共有しています。
生産は国内ですので、基本的にはシビックセダンと共有していると言った方が近いでしょうか。
シビックハッチバック・TypeRはイギリス生産です。
シビックとコンポーネントを共有するメリット・デメリットはどうなのか?
このレビューを通してお伝えできればと思います。
ホンダ 新型インサイト の見積もり紹介!
おはようございます😄
インサイトの見積もりです。
参考になればと思います😆
EXのブラックスタイルにたくさんつけて、この価格。
このグレードには関係なさそうですが、LEDフォグライトつけると68,000円。
モデューロの17インチだったと思いますが、ホイールが1本41,000円。 pic.twitter.com/NMPW9OzMA1
— UU (@WCLBlogAuthor) 2018年12月9日
新型インサイトグレード構成
LX・・・¥3,261,600
EX・・・¥3,499,200
EX BLACK STYLE・・・¥3,628,800
となっています。
EX BLACK STYLEはEXの装備に
・本革×ウルトラスウェードのコンビシート
・ブラックルーフライニング
・専用インテリア ウルトラスェード&ブラック加飾
・専用フロントグリル(ブラッククロームメッキ)
・専用リアバンパーロアーガーニッシュ(ブラッククロームメッキ)
・17インチアルミホイール(マットブラック)
が追加になっています。
インサイト EX レザーシートの見積もり紹介
今回はツイッターで呟いたものとはまた違う見積もりですww
紹介するのは私が購入するならこんな感じにしたいという、希望的観測全開のものです。
選択したモデルはEXのレザーシートのグレード、車両本体価格は¥3,661,200、1つ上のEX BLACK STYLE¥3,628,800よりも高額になります。
ボディーカラーはコスミックブルーメタリックです。
このボディーカラーが実際見ると雰囲気があって良いなと思いました。
総額¥4,824,256!
高くねぇ?!って思いますよねww
かなーりオプション付いてますので、金額としては高くなっています。
細かいオプション金額の参考にして頂きたい狙いもあり、実際付けたい気持ちもあり、で見積もりして頂いていますのでご参考までに。
詳細ですが、
メーカーオプション
・レザーシート通常のEX¥3,499,200にプラス¥162,000
ディーラーオプション カタログ価格(工賃込価格)
・ナンバーロックボルト¥¥3,240(¥3240)
・ブラックスポーティーパッケージ¥¥99,360(¥127,548)
・インテリア光のアイテムパッケージ¥52326(¥73,710)
・ドライブレコーダーGPS付¥27,000(¥40,608)
・フロアマットプレミアム¥47,520(¥49,464)
・18インチアルミホイール¥181,440(¥208,656)
・ホイールナット¥3,780(¥3780)
・ホイールロックナット¥7,560(¥7,560)
・収納ケース¥3780(¥3780)
・アームレストコンソール¥27,000(¥27,000)
・アームレストアタッチメント¥27,000(41,580)
・215/45R18タイヤ・DUNLOP ルマン (¥125,640)
・CPCダブルガラスコーティング¥129,600
・下回り防錆処理¥48,600
とかなり盛りだくさんですww
検討されている方は工賃込での金額になると高額になるものもありますので、この見積もりを見て作戦を練って頂ければ幸いです。
ホンダ 新型インサイト スペック 2.0ℓ i-MMDと比較
※( )内数値は2.0ℓエンジン+2モーターハイブリッドの数値です。
2.0ℓのSPORT HYBRID i-MMDと比較するとパワーでは若干見劣りはありますね。
しかし、このパワーユニットを採用するアコードはEXで1,600㎏。
CR-VはHYBRID EXのFFモデルで1,610㎏。
とインサイトの1,390㎏からプラス約200㎏も重たいので出力は落ちますが、力不足は無さそうですよね。
モーターに関してはインサイトのものの方が高回転まで回る仕様なので、モーターでの走行感にも多少の違いは出てくるでしょうか。
この辺りは試乗レベルでは分かりかねそうですけども(-_-;)
動的質感で感じたことをなるべく細かくお伝えしたいと思います。
ホンダ 新型インサイト エクステリアを細かく紹介!
展示車と、試乗車の画像をたくさん使ってレビューしていきます。
まだ実車が見れていない方の参考になればと思います!
いつも通りフロントから見ていきましょう。
フロント
全幅1,820㎜に対して全高が1,410㎜ですのでロー&ワイドですね。
素直にかっこいいと思えるデザインはシビックに通じるものがあります。
ボンネットが薄くデザインされ地面に貼り付いたようなドッシリ感もあって大人のクルマのイメージですね。
イメージとしてはシビックシリーズと同じですが、もちろんインサイトの個性もあります。
ホンダにはソリッドウィングフェイスというデザインフィロソフィーがありますが、そのウィング部分がヘッドライトの真ん中に抜けています。
シビックシリーズはメッキパーツがヘッドライト上に抜けていました。
シャープなヘッドライトはフルLEDです。
メッキパーツ上部はウィンカーになっています。
アイライン調に光るデイタイムライトも装備されています。
ヘッドライトの角が少し飛び出たデザインになっていて、これもシャープなイメージに一役かっていますね。
また良いなと思えるのがボンネットです。
ボンネットのプレスラインの筋肉質な感じが印象的で、アウディのA5とも似た表情があります。
フォグライトは5灯のLEDでこちらはEXからの装備です。
廉価グレードのLXにはディーラーオプションとして¥68,040で用意があります。
Honda SENSINGのミリ波レーダーユニットは以前Hエンブレムでしたが、シビックシリーズ辺りからグリル裏やその他の場所に移動させています。
エンブレムのオプションの自由度や汚れによる作動不良を防ぐためだと思います。
インサイトの場合黄色四角部分に配置されていました。
サイド
続いてサイドビューです。
試乗車は16インチのスタッドレスタイヤに換装されていました。
全長は4,675㎜でアコードの4,945㎜よりは約300㎜短いですね。
取り回しの良さが光りそうです。
Aピラーが寝かされ、長く見えるようにデザインされたフロントノーズと低いルーフライン、リアのトランクスポイラーに掛けてなだらかに傾斜していく流麗なラインは最近流行りのファストバックライクなスタイリングでとてもかっこいいです。
FFセダンなのでキャビン長もしっかり確保されていて、ここまで流麗なスタイリングですからデザインも拘ったのだろうなと感じます。
サイドのガラスエリアとボディーの厚みがバランス良いです。
フロントサイドを見てみましょう。
フロントのオーバーハングはマツダのデザイン程に短く見えませんが、長くてデザインをスポイルしている事もありません。
気になるのはBピラー・Cピラーのウィンドウパネルが無塗装素地なことですね。勿体ないです。
スタイリング的にかなり上質感が表現されているので、ピアノブラックの処理をして欲しかったですね。
EXは標準でこのデザインの17インチアルミホイールです。
ホンダのホイールは最近手裏剣デザインが多いですが、インサイトも例に漏れず。
この手裏剣は個人的には好みではありませんww
シビックハッチバックのホイールは良かったですけどね。
リアサイドも見ましょう。
先ほども書きましたが、ルーフラインがなだらかにリアエンドまでつながっていくファストバックに近いデザインになっています。
このスタイルはとても良いと思います。
ファストバックスタイルは以前からアウディやポルシェなどで採用されており、A5・A7のスポーツバックは個人的にも大好きです。
ここ数年で国産メーカーも積極的に取り入れてきましたよね。
インサイトの場合少し残念なのは、EXからトランクスポイラーが標準採用されてしまうこと。
せっかくのきれいなデザインがトランクスポイラーにより若干スポイルされているように感じます。
スポーティーな印象を与えたい狙いも理解できなくはないんですよ。
もちろんスポイラーのレス仕様などはありません。
細かい部分を見ていて気になったのはチリ合わせですね。所々隙間が大きい個所が見られました。
サイドではリアフェンダーとサイドロアのパネルのつなぎ目です。
意外と目立ちます。
リア
リアコンビネーションランプが横に広く、サイドまで回り込んだデザインで存在感あって良いと思います。
ホンダのリアスタイルはかっこいいクルマ多いですよね。
少したれ目気味なコンビネーションランプも個性的で好感が持てます。
またシビックとは違いリアはスポティーと言うよりはよりラグジュアリーな感じが強調されていますよね。
リアのロアバンパーのメッキも質感高いです。
ルーフからリアサイドパネルまで絞り込まれたショルダーラインがリアビューをより一層かっこよく見せています。
マフラーは隠されたデザインになっていました。
トランクスポイラーは中が抜けた形状になっています。
やっぱりオプション扱いにして欲しかったなぁww
ホンダ 新型インサイト エクステリアレビュー まとめ
先日発売されたばかりの新型インサイトのエクステリアをぐるっと見てきましたが、いかがでしたか。
細かいデザイン、スタイリングともにかなりかっこいいというのが感想です!
直感的にかっこいいと思わされますねw
細かいところで気になる個所はありますが、気に入ってしまえば気にはならないでしょう。
フロント、サイド、リア、何処から見ても良い!
こういうかっこいいクルマが色々なメーカーから出てくることはとても嬉しいです。
クルマ業界がこれから衰退していかない為にも、かっこいいエコカー(ハイブリッドやEV)の存在はとても重要ですよね。
モノの消費、特に金額の大きなものは買う側の共感を得ないと売れていかない時代になりました。
ユーザーは分かりやすい商品のコンセプトを望んでいます。
このインサイトには上質でスポーティーなハイブリッドセダンとしてさらに進化して行って欲しいです。
以上でエクステリアレビュー終わりです。
エクステリアはかなり良い印象のインサイトですが、動的質感、インテリアはどうでしょうか?!
ホンダ 新型インサイト 動的質感・インテリアレビュー!
動的質感をお送りしながら画像コメントにてインテリアのレビューをしていきます!
いつもながら少し長くなっておりますが、お付き合いお願いします!
ドライブポジション
では運転席に乗り込んで行きます。
シートは8wayパワーシートで試乗車のEXからの装備となります。
廉価グレードのLXはマニュアルハイトですね。
パワーシートですが、シビック同様調整幅が広く、低い位置まで下げることが出来るので個人的には嬉しいですね!
サイドサポートは程よく張り出してホールド感もありますし、ランバーサポート部の肉厚もあって腰の隙間も出来にくい形状なので着座感は良好です。
アクセルペダルは吊り下げ式です。
アルミパッドのようなスポーティーな演出はありません。
アクセサリーでも設定はないですね。
動的質感
ドライブポジションを確認したらステアリング右側のパワーボタンを押してシステムを起動します。
まずはいきなりエンジンがかかりました。
この音が少し大きいかな?と思いましたが、スタート前のアイドリング状態ですぐにEVモードになり静かになりました。
積極的にEVモードになる様で良さそうですね!
ステアリングの握りは太目ですね。
レザーはサラッとした触感で握ると少し柔らかい感触です。
ステアリングスイッチがシビック、CR-Vの物からデザイン変更されています。
アクセルを開けてそろりと走り始めます。
まず良いなと思ったのが静粛性の高さです。
最近乗った車の中でもかなり静かな部類に入りますね。
アクセルの踏み込み対してのスピードの付きは緩やかな印象ですね。
モーターで走るEVなどはグッと前に軽く出ていきますが、それよりは若干の重さは感じました。
でも遅いと感じるのではなく、重厚感としてポジティブに捉えられるレベルです。
上質な加速感だと思います。
一般道に出て流していきますが、静かさが電気自動車のような感覚ですね。
エンジンも駆動しているのですが、エンジン音はほとんど聞こえないです!
ロードノイズも聞こえてはきますが、しっかりとカットされています。
ホンダのもう1つの2ℓ+2モーターハイブリッドではエンジン音が気になるシーンがありましたが、今回の1.5Lではガサツなエンジン音は通常走行では聞こえてきません。
この静粛性はかなり好印象です。
ホンダの2モーターハイブリッドは3つのモードを瞬時に使い分けるシステムになっています。
・EV DRIVE・・・リチウムイオンバッテリーからの電気によりモーターのみで走行。
・HYBRID DRIVE・・・強い加速時にエンジンの力で発電した電気でモーターを駆動。高出力時はバッテリーからも電力を供給。
・ENGINE DRIVE・・・エンジンの得意な高速クルーズでエンジンと車輪を直結してエンジンのみで走行。
今回の試乗ではENGINE DRIVEはありませんでした。
ステアリングの操作に対する車体の追従性ですが、シビックの感覚を期待してはいけないですね。
シビックの追従性とステアリングセンターのカチッと感はスポーツカーライクですが、インサイトのそれは誰でも運転しやすい操作感です。
ステアリングを切るとほんの少し柔らかい手応えとともに一瞬の遊びがあってからクルマの挙動が付いてくる感じです。
この感覚は上質思考のクルマに良くある味付けだと思います。
個人的にはもっと重くダイレクト感があっても良いです。
乗り心地は基本的には良いと思います。
試乗車は16インチのスタッドレスに換装されていました。
走行距離は試乗後で24キロww
全く走っていませんでした(前日試乗車として卸したらしいので当然ですねw)
16インチのスタッドレスでも少しの硬さは感じられましたので17インチが気持ちよく乗れる感じのボーダーラインかなという印象でした。
冒頭でシビックセダンと車体が同じだと書きましたが、足回りの動き方にも共通性を感じます。
シビックハッチバックとセダンでは個人的に足回り、ボディーの堅牢な感じはセダンの方が強い印象があって、ハッチバックは18インチを履いていても良くストロークする足回りの恩恵からか乗り心地に硬さを感じませんでした。
むしろ上質思考であるはずのセダンの方が塊感が強く足回りもより締められているような感想を持っています。
インサイトに感じる乗り心地もシビックセダンとかなり近い印象でした。
検討されている方の参考になればと思います。
今回試乗車を用意して頂いたホンダカーズ新潟青山東店さんは、海岸線と近いので試乗コースは海沿いの信号が少ない道を走らせて頂きました。
前に車両が居なくなったので加速を試します。
先ほども書きましたが、30~40%の踏み込みですと反応としては緩やかです。
さらに踏み増しするとモーターのアシストが強力に効きはじめます!
モーターがターボのような役割をしているような加速感です。
あっという間に法定速度に到達します。
しかも静かにです。
これは運転の楽しさもありますね。車重が軽めの1,390㎏ですから実燃費もかなり期待できそう。
ホンダのクルマはカタログ値との乖離が少ない印象を持っています。
ブレーキングは踏み始めから回生ブレーキもしっかり効いているので、安心感のあるブレーキングが出来ます。
ホンダのブレーキは初期制動力が良いですよね。
個人的には国産メーカーの中でも好みのブレーキングです。
約20分ほどの試乗が終了、インサイトの静粛性が印象に残った試乗となりました。
ホンダ 新型インサイト 動的質感レビュー まとめ
新型インサイトの動的質感とインテリアのレビューをご覧頂きましたがいかがでしたか。
とても良く出来ているのですが、正直運転していて高揚感とか、ものすごく楽しい感じではなかったですね。
全くの主観ですが、シビックシリーズのような個性が無いように感じます。
金額的に見てもターゲットは金銭的に余裕のある、30・40代の独身の方や、子育てが一段落付いた50代からの夫婦世帯という感じなのかなと思います。
本当はスポーツ感は必要は無いかもしれませんが、見た目がかなりかっこいいので、ホンダならではの運転の楽しいスポーツハイブリッド的なイメージの走りに振っても良かったのかなとも感じます。
またこのターゲット層は走りもそうですが、インテリアの質感はかなり気にされると思いますから、シビックとの差別化はインテリアこそもっと明確にした方が良いのではないかと感じました。
これからのメーカーを支えるのは若い世代のファンです。
シビックでかなりイメージが良くなってきていると思うので、今後のブランディングをどうしたいのか、ホンダにはそういった部分でも分かりやすい発信もお願いしたいですね。
ホンダは結構セダンの取り扱い多くて、クラリティーも含めれば、グレイス、シビック、アコード、レジェンド、インサイトと6つもセダンのラインナップが存在しますww
個人的には好きなクルマが多いですが、販売的にはどれもパッとはしていません。
このインサイトからホンダのセダン快進撃が始まって欲しいです!
以上で ホンダ 新型インサイトの試乗レビューを終わります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
次回も読んで貰えるとうれしいです。