MINI COOPER D CLUBMAN 試乗レビュー Part1
ミニのステーションワゴンタイプ、クラブマンに試乗させて頂きました!
ミニのクルマはずっと興味があったんですが、なかなかタイミングが合わずにブログをスタートして早1年、やっと試乗することが出来ました。
試乗車はMINI COOPER D CLUBMAN¥3,980,000。
簡単な感想として小さ目の車体と裏腹の重厚感、剛性感の高い走りで運転の楽しいモデルとなっていました。
ミニ伝統のゴーカートフィーリングも感じることが出来ましたよー。
今回はクラブマンのドライブフィールのレビューとインテリアの簡単なレポートをしていこうと思います。
今回試乗車仕様で見積もりも頂いて来ましたが、後日別記事で紹介します。
店舗に展示してあったクラブマン。かわいい!
ミニ・クラブマン グレード構成・価格
ミニのグレード構成ってちょっと変わってますね。
私自身が理解するために少し細かく紹介しますw
ガソリンターボモデル
ONE
1.5ℓ3気筒ガソリンターボ 102PS 180N・m 6速AT / 2WD・FF
¥3,220,000
BUCKINGHAM
1.5ℓ3気筒ガソリンターボ 102PS 180N・m 6速AT / 2WD・FF
¥3,420,000
COOPER
1.5ℓ3気筒ガソリンターボ 136PS 220N・m 6速AT / 2WD・FF
¥3,780,000
COOPER S
2.0ℓ4気筒ガソリンターボ 192PS 280N・m 8速AT / 2WD・FF
¥4,160,000
COOPER S ALL4
2.0ℓ4気筒ディーゼルターボ 192PS 280N・m 8速AT / 4WD
¥4,430,000
ディーゼルターボモデル
COOPER D
2.0ℓ4気筒ディーゼルターボ 150PS 330N・m 8速AT / 2WD・FF
¥3,980,000
COOPER SD
2.0ℓ4気筒ディーゼルターボ 190PS 400N・m 8速AT / 2WD・FF
¥4,370,000
このようになっています。
ガソリンターボは3気筒と4気筒エンジンがラインナップ。
3気筒エンジンはCOOPERのみ出力が高いですね。
4気筒ガソリンは192PSのタイプのみ。
ディーゼルターボも出力が150PSと190PSの2タイプ用意されています。
ディーゼルでは4駆が選べませんね。
4WDが欲しい方は自然にガソリンターボのCOPER S ALL4を選択するという事になります。
COOPERがノーマルのエクステリア。
COOPER Sになると見た目がスポーティーになってエンジンの出力も上がります。
ガソリンとディーゼルでの価格差は約20万円。
この差はディーゼルの免税効果でほぼ無くなってしまうので、ランニングコスト考えると個人的にはディーゼルの方が良いかなと思いますね。
試乗車のスペック
MINI COOPER D クラブマン スペック一覧
ミニの8速ATはBMWと同じZF社製のトランスミッションが採用されています。
2.0ℓのディーゼルターボエンジンは150PS、330N・mという数値になっていて、1,500㎏未満の車体を引っ張るには必要充分という感じ。
まさにトルクで走ると言った印象でしたが、高速まで淀みなく加速していく雰囲気で街乗りでも楽に運転できました。
ミニのディーゼルはオイル交換も1年、1万キロ目安で一回とメンテナンスも手が掛からないとの事でしたのでそういう点も嬉しいですよね。
あと、目に付いたのはかなりのロングホイールベース。
全長4,270㎜でホイールベースが2,670㎜、スバル・レヴォーグが全長4,690㎜でホイールベース2,650㎜ですから、その長さが分かって頂けると思います。
このホイールベースの長さが高い走行性能に有利になってそう。
続いてドライブフィールのレポートに移ります。
ミニ クーパーD クラブマン ドライブフィール
ドライブポジション
運転席
ドアトリムは上部はソフトパッドで基本的に柔らかい素材で構成されていますが、質感高いという感じでも無かったです。オプションでグレードアップは可能。
重厚感の高いフロントのドアを閉めるとドンという良い響きと剛性感の高さを感じます。
ミニクロスオーバーの扉も開閉してみましたが、この密度感のある音は背が低くドアパネルの面積の狭いモデルならではですね!
運転席はパッと見た感じコンパクトで普通のシートに見えます。
座ってみると程よいフィット感、ホールド感を備えた良い形である事が理解できました。
背もたれの面積の幅が丁度良いというか、サイドサポートとのバランスの良さを感じるシート。
座面もしっかりと長さが確保されています。
シンプルな形でもしっかりしてますね。
サテライトグレイの内装カラーがオシャレ。パイピングもシートデザインとのマッチングも良くて至って自然な雰囲気で取り入れられています。
運転席はオプションの12WAYの2メモリー付きパワーシート。
シートメモリーのスイッチはBMW感出てますね!
パワーシートを調整する時のモーターの作動音が静かだったのが印象的。
細かい所にもお金かかっているのが伺えます。
ペダルレイアウト
アクセルペダルはオルガン式が採用されています。
ペダルのデザインも拘ってますね!フットレストまでデザインが統一されています。
何かモチーフでもあるのでしょうか?
ペダルのレイアウトは良かったですね。
ホイールベースが長いですが、キャビンスペースもしっかり確保されています。
なのでマツダやボルボのように前輪を前に出すことで足元スペースの確保は出来ていません、ホイールハウスの存在感を感じる若干の狭さは感じます。
ファーストインプレッション
トグル型のエンジンスタートスイッチがカッコイイ!
このスイッチは上でも下でも、どちらに操作してもエンジンスタートできます。
トルル、ドウンとエンジンがかかるとアイドリング音はそこまで大きくない。
もっと聞こえてくるイメージだったのでちょっと意外w
ステアリングスイッチ周辺はプラ感強めですが、デザイン力でカバーされてる感じ。
ステアリングとメーターが合体しているので、ステアリング調整すると付いてくるのは理に叶ってますね!
その分大掛かりなメーターが搭載できないという事にもなりますから、今後もこのアナログメーターなのか、先進的なデジタルメーターになるのか?
ステアリングの付け根に設置されているのが伝わるでしょうか。
ステアリングの座りがドッシリとしていて好みの感じ。
少し握っただけで分かるその剛性感ですでに嬉しくなってきますw
ステアリング自体は少し太めかな?もう少し細い方が誰でも扱い易そうでした。
ナビはBMWで使用されている物と同じ8.8インチワイドディスプレイ。表示はキレイですね。自車のマークがミニになっているのが遊びゴコロw
ディーラー駐車場を出て、信号機のない交差点を右折します。
左から右からクルマが来ますが、視界も開けていて見やすい。
シンプルで可愛い内外装デザインは好印象
そんなにガラスエリア広くないですが、ウィンドウが立ってるのもあるかもしれませんね。
視界の確保が出来るのは嬉しいです。
エアコンの調整パネル周辺の質感はデザインもあって良い感じです。エアコンのアナログ調整、トグルスイッチのメッキパーツが雰囲気あります。
一般道に出て加速をしていきますが、トルルルと滑らかに加速していきます。
8速ATとディーゼルエンジンの相性がよくトルク抜けを感じやすい低速でもテンポ良くシフトアップするのでネガな印象はありません。
走り出して早々に感じたのが路面との接地感とステアリング同様にボディーの高い剛性感。
小さい車体ですが、2回りくらい大きい車格のクルマに乗っているような錯覚を起こすほどです。
コマンダーの操作もアームレストに手を置いてしっくりくる位置関係。センターコンソールの質感はポイントを抑えて巧く見せてます。
乗り心地
さらに意外だったのが乗り心地の良さ!
ゴーカートフィーリングをカタログでも謳うほどなのでどれほどゴリゴリ来るだろう?と思っていましたが、これも良い方向に裏切られましたね。
サスはしっかりと締め上げられた感覚を残しつつ、乗り心地も考慮されたしなやかさを感じられる絶妙な足回り。
大きな段差を超えても飛び上がるようなボディーの突き上げには全くならないです。
確かに他のクルマと比較すれば硬い部類にはなりますが、すぐ疲れてしまうような乗り心地ではないですね。
試乗だけの感覚で言うと、先日試乗させてもらったアバルト・124スパイダーがかなりのゴーカート感で疲れてしまいそうな気はします。
アームレストは2段階で開く感じでした。内蓋が開けづらかったですね。
その124スパイダーとほぼ同じ試乗コースをしばらく流しますが、直進の安定性も高いです。
路面からの入力は少し大きめのゴトっと来る感じで拾いはしますが、速いサスペンションの動きですぐに収束します。
クルマの性格的ににストロークが稼げない中でここまで見事な収束をするのは素晴らしいですね。
静粛性
しかし、試乗前半から気になったのがロードノイズでした。
ディーゼルのエンジン音は巡航中は殆ど聞こえてこないのですが、ロードノイズは結構入ってきます。
荒れていない路面でもそこそこ聞こえてくるのと、その音が少しこもった感じ。
私は少し耳が弱いので余計に気になるのかもしれません。
ファミリーで検討される方は色々なシチュエーションを試して欲しいなと思います。
後席の居住空間も大人が座れる充分な広さが確保され着座感も良好。後席のドアトリムはフロント同様の質感でした。
コーナリング
今回の試乗コースでは大き目のゆるく長いカーブを走れるシーンがあるんですが、かなり気持ち良いです。
FFのクルマですがコーナリングでの高い回頭性、ノーズの入り方がすばやくて、FFの曲がる時ノーズが重いネガな感じが薄いですね。
FRのクルマと似た動きだと思います。
ドッシリと重めのステアリングと操舵に対するリニアなクルマの挙動で運転がすごく楽しい!
狙ったラインをトレースするように走れる気持ち良さがありますね。
ミニは安全装備関連が遅れているんですが、これで安全装備も揃ったらかなりの商品力になりそう。
後席のエアベンチレーションも完備。USBのスロットも2口あるので後席の充電環境も整ってます。
途中で少しスポーツモードも試しましたが、アクセルワークに対するツキが良くなる程度で大きな変化は感じられませんでした。
高速の合流や追い越しのシーンで使うと便利かもしれませんね。
折返しの辺りから約4㌔程でしょうか、燃費計をリセットして走りましたが、ディーラー到着時点でリッター16㌔の燃費表示でした。
カタログ燃費がJC08モードでリッター22㌔なので、期待できますね。
ドライブフィールのレポートは以上です。
まとめ
ミニクラブマンのドライブフィールと簡単な内装のレポートでした。
今回は内装は簡易的にお伝えしましたが、後日見積もり紹介の記事に合わせて内装の詳細な内容も記事にしたいと思います。
オプションの内容が多いので私自身少し勉強しますw
ドライブフィールは素晴らしいモデルでした!
高い剛性感とパワフルなディーゼルエンジンがもたらす余裕のある走りで、小さいクルマですがグランドツーリングの性格も持ったクルマだと思いました。
直進性の高さもありますが、短い全長でステアリング操作に対するリニアな追従性能と軽いフロントノーズで軽快なコーナリングも出来るので運転が楽しいですね。
ミニ・クラブマン気になってらっしゃる方は是非お近くのミニディーラーまで足を運んでみて下さい。
新潟の方は来店時このブログ見たと言って頂けると嬉しいです )^o^(
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
次回もチェックお願いします!
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