新型Bクラス レザーインテリア、インターフェースのレポート
新型Bクラスに試乗させて頂きました。
1.4ターボモデルのB180¥3,840,000(8%税込)というモデルにフルオプション状態の豪華車両となっていました。
以前新型Bクラスに関してはAMGラインという内外装がスポーティーなデザインになるオプション付の車両をレポートしていましたが、今回の試乗車の内装は全く趣向の違ったものになっていましたので再度ご紹介したいと思います。
今回はレザーエクスルーシブパッケージ装着車の内装とインターフェースの操作と表示内容を紹介します。
AMGライン付きBクラスの内外装のレポートです。
メルセデス・ベンツ 新型Bクラス 内外装レポート 新型Bクラスの展示車を見てきました! 新しいBクラス、かっこよ…
今回の記事と合わせて読んでいただくとBクラスの内外装のパターンが分かっていただけると思います。
こちらは先日更新した、今回の試乗車でのドライブフィールのレポートです。
良かったら読んでみて下さい。
メルセデス B180 ドライブフィールレポート メルセデスの新型Bクラス1.4ガソリンターボモデルのB180に試乗さ…
インターフェースの表示内容や操作方法の紹介
※モニターにホコリが付いていて、ちょっと目立ちますがご容赦下さい。
操作方法について
まず新世代メルセデスのインターフェースは左右に分割された2画面構成です。
それぞれ10.25インチのワイドディスプレイとなっています。
高精細でとてもみやすい画面。
自動の防眩機能も付いていて太陽光の反射等も気にならない仕様になっているそうです。
操作方法としてはドライバー用の画面は右の■ステアリングスイッチ。
左のセンターディスプレイは左の■ステアリングスイッチをフリックもしくはクリックで操作できます。
また左のセンターディスプレイはコンソールのタッチパッド(黒い大きめの四角部)や画面自体を触って操作できるタッチパネルに対応していて様々な操作方法が可能。
メルセデスの操作系で良いなと思うのが、エアコンの操作スイッチはアナログ操作を残してくれたことです。
先進的なインターフェースを採用する割と多くのメーカーがエアコンの操作もタッチパネルで行う仕様にしていますが、それだとかなり画面を見て温度調整等をしないといけません←皆さんオートでしょうか?
ノールックでもある程度操作がし易いアナログスイッチはあったほうが良いなと思っています。
AMGライン仕様の画像
質感の高い物であればインテリアの雰囲気をよくする加飾としての役割も担ってくれますよね。
話逸れましたが、要はメルセデスの先進機能とアナログ機能とはバランスがとても良く出来ていると感じています。
ではモニターで表示できる内容等を紹介していきます。
今から紹介する内容はごく一部です。
実際はもっと多数の表示パターンがありますので購入検討されている方はこの記事で少し予習して頂いて実車で試してみてくださいw
表示内容について
ドライバーモニターは左・右・真ん中と3分割で表示内容を設定できます。
ドライバーモニターはこのボタンで選択決定するんですが、左右のフリックでどの画面を調整するか選びます。
左右になぞると
これが左の表示内容が変更できる状態、リングが強くハイライトします。
左上に点がいくつか見えますか?
一番上が赤く点灯していますが一番上はタコメーターということになります。
この状態でボタンを上下にフリック操作すると表示の切り替えが出来るという感じ。
これは航続可能距離の表示かな。
真ん中の画面操作したい時はスイッチを右にフリック。
次は左右リングの中央側がハイライトして、右リングの左脇に点が出てきます。
これが中央の表示を変更できる状態。
真ん中に地図を表示させることも出来ます。
中央の表示を変更中だったかどうか忘れたのですが、全部が地図表示にもなりました。
こういう表示も出来ますね。
あとこういうのも、燃費情報メインの全画面表示。
いやー色々あるな。
使うか?
元に戻したい時はこのホームボタンを押すとメーターの表示になりました。
またステアリングスイッチを右にフリック。
右側の画面表示変更できる状態になります。
右側は5パターンある事になってますね。
これはACCで走行してる時とかに使う用な画面ですかね。
少しクルマを動かして近くのクルマを認識させてみるとこのように前走車として認識したクルマが表示されました。
ACCで前方車両追従してる時はこのような表示みたいです。
エコ運転出来てるかリアルタイムで分かる表示。
これは瞬間燃費の表示画面と思われます。
右側に地図表示させることも出来ます。
各画面で表示できる内容は同じような感じでそれぞれ見易い組み合わせを設定できるし、大きく表示することも可能となっていました。
なかなかバリエーション豊富に出来てますね。
ちなみにこの全体が青い表示は「クラシック」という表示イメージになっています。
この表示設定は中央モニター側で出来ます。
タッチパネルでもコンソールのタッチパッドでも操作可能です。
ステアリングスイッチは左側でフリック操作です。
左右フリックで上の項目を選択■ボタンを押して決定します。
ドライバーモニター表示の切り替えはシステムのタスクで行います。
表示は「クラシック、スポーティ、プログレッシブ」の3タイプ。
クラシックは青い表示で落着きと先進性を感じるデザインとカラー。
スポーティになると全体的に黄色がかった色になります。
これはスポーティなのか?
この状態でも先ほどの解説のように表示内容は変更できます。
最後がプログレッシブ。
これがスポーティでした。
私が購入したらこのプログレッシブ表示は使いたいと思いました。
右側のタコメーター中央に回転数が表示されるんですがこれがカッコよかったです。
1000回転を切ると10の位まで数値が出るのが良い。
こちらはアシストの設定内容。
安全装備やカメラ等の設定が変更できる項目です。
アクティブブレーキアシストの設定を選択してみます。
「早め」や「遅め」とありブレーキアシストの発動タイミングを設定できるようです。
モニターに表示された前方車両との距離も変わっていて分かり易い。
言葉だけでは理解しにくいですが、画像で細かく表現してくれると何を設定する画面なのか理解できます。
メーカーオプションのレザーエクスルーシブパッケージ(8%税込¥255,000)を選択すると64色もの色からアンビエントライトの色を選択できます。
こちらがその画面で、アニメーションというグラデーション的に色が変化する設定も可能。
コンパクトでも高級車としての装備が設定できるのは嬉しい方も多そう。
車両の画面ではアクセルやブレーキの瞬間的な割合が見れるみたいです。
とまぁこんな感じで色々操作できます。
試乗で試す時はステアリングの■ボタンのフリック操作が便利だと思います。
色々いじってみてください。
しかし、肝心の「ヘイ・メルセデス」を試すのを忘れるという・・・・w (-_-;)
追記
「ヘイ・メルセデス」忘れてましたが後日再度伺いまして、試してきました!
ヘイ・メルセデスを試してみた
初めて「ヘイ・メルセデス」と言うと「どうしますか?」とリアクションが。
「おーw」簡単なワードなので滑らかな感じ。
1人で試したので、まずは「お腹が空いたので近くのレストラン教えて」と結構長めのワードを言ってみました。
しかし反応せず。
今度は「近くの寿司屋」と言ってみました。
しゃべり方は普通に人と話してるスピードです。
今度はちゃんと候補が出てきました。
この後なんかしゃべって案内してくれるとかはないみたい。
続いて「暑い」「寒い」このワードでは「温度を1℃上げます、下げます」という感じでエアコンの調整をしてくれます。
これがあればアナログスイッチ無くても良いのか?
途中から営業さんも来てくれて一緒に試しましたが、こういう使い方意外に思いつくこともなく、という感じでした。
音声入力で出来る範囲はまだまだ限られてますが、チャレンジングな姿勢がノウハウの積み重ねになっていくんだろうと感じますね。
ではレザーエクスルーシブパッケージが設定されたマキアートベージュ内装をご紹介します。
Bクラス レザーインテリア
AMGライン付ではありますが、以前インテリアのレビューはしていますので新たに気付いた点や質感面のレビューです。
フロントドア
綺麗!
最初見たとき最初の感想はとにかく綺麗な色合いだと思いました。
クルマ選ぶ時にこの最初のインパクトってずっと尾を引くのでとても重要ではないでしょうか。
トリム上部はステッチ付き合皮で処理されています。
こちらがAクラスセダン。
これを見て、Bクラスのドアが空間を広くすることに配慮されたデザインになっていることに気づきました。
分かるように写真が撮れてないんですが、Bクラスのドアは外にえぐれたような形状になっています。
少しでも広い空間演出を意識されていて、ファミリーや女性ドライバー等のターゲットユーザーをしっかりと見据えているのを感じられます。
メッキバータイプのドアグリップの高さ前後位置がよくて握り易いです。
ウィンドウスイッチは無塗装樹脂ですが、メッキパーツで縁取りされているのでそんなに質感悪く見えません。
レザーエクスルーシブパッケージの内容として●ブラウンウォールナットウッドインテリアトリムが設定されます。
この質感が良い。
周りのカラーとのバランスも良くて、洗練された温かみを感じる内装色に仕上がっています。
しっかりとした木目を感じるパネルになっているので触りすぎると経年劣化で色も落ちてきそうですが、それも良い味になりそうですね。
トリム上部と本杢パネルとの境目にアンビエントライトが仕込まれています。
先ほども述べましたが、アンビエントライトもレザーエクスルーシブパッケージに含まれる項目です。
パワーシートのスイッチ前方にシートヒーターのスイッチが設定されています。
シートベンチレーションは設定無。
前席空間
明るい車内で気分も上がります。
個人的に好きなのもあるんですが、センターコンソールサイドのメッキパーツが良いアクセントになってます。
マキアートベージュと合わさっておしゃれ感がさらにアップ。
ドアグリップとの統一感もありますね。
運転席
運転席はシルバーステッチが施されトータルコーディネートが上手。
サイドサポートの幅が広くメイン部が狭いのでサポートの張り出し量は少ないですが、体がずれない良いシートです。
スカッフプレートは標準装備。
実用性のある物というよりはアクセサリーですね。
サイドシルの幅が広いので、少し気をつけて乗り降りが必要です。
ドライブフィールのレポートでもステアリングはレビューしましたが、AMGラインでなくても充分な質感が確保されています。
パドルシフトも標準装備。
前席全景
ブラックとマキアートベージュのコントラストにウォルナットブラウンの指し色、先進的なインターフェース、これらが一体となって織り成す絶景。
細かい所も紹介します。
レザーエクスルーシブ付ですとダッシュボードもステッチ付のソフトパッドになっています。
ここも運転していると目に入る個所なので嬉しいポイントかもしれません。
メルセデスインテリアのアイコン的存在のエアコン吹き出し口。
飛行機のジェットタービンをモチーフとしたデザインになっています。
中央のツマミの質感まで細かく配慮されていて抜け目がありません。
このエアコンの吹き出し口にもアンビエントライトが。
これは夜間かなり美しく光りそう!
パノラミックスライディングルーフ¥163,000が設定されているので、そのスイッチがあります。
無いとこんな感じです。
SOSコールや緊急時の通信スイッチが設定されていて、サングラスホルダーも用意があります。
しっかりしてる。
センターモニターの下に吹き出し口三個とエアコンユニット。
エアコンの設定温度はセンターモニターの下に表示されています。
センターコンソールのメッキバーにもアンビエントライトが設定されていて矢印のある下側まで光りが届くようになっています。
タッチパッド操作する時に手首を預けることになるパームレストは黒でも良かったかな。
ステアリングスイッチで大方の操作は出来るのであまり出番は無いかもしれませんね。
アームレストもキレイ。
ここまで見てきて改めて思いますが、シルバーとベージュの相性が抜群。
レザーエクスルーシブ付けると助手席前のパネルが立派な本杢パネルになります。
AMGラインのカーボン調パネルはあまり良い質感とは言えませんでしたが、これは満足度高そう。
この本杢パネルの下にもアンビエントライトが仕込まれていましたよー。
助手席側はとても贅沢な空間になっている印象でした。
座ってみましたがグローブボックスの変な張り出しも無く窮屈感はありません。
後席空間に移ります。
後席ドア
後席のドアは本杢パネルが設定が無いのでフロントと比べると少し寂しさはあります。
アンビエントライトも後席側は無いですね。
質感の見切り内容としてはそれくらいでマテリアルは前席同等の物が使用されています。
ドアトリム上部のステッチ付合皮がしっかり設定されているのはポイント高いです。
後席空間
美しい車内ですね。
すぐ汚れを気にしてしまう自分がちょっと悲しいw
ここから少し営業さんにもお手伝いして頂きました!
フロントシートは身長175センチの私のドライビングポジションで、身長180センチの営業さんが後席に座った状態です。
たまにこういうガッツリ乗車のシーンも訪れることがあるはず。
座面の長さも充分ありますね!
膝前空間は拳2つ弱位でしょうか。
大人5人だとキツイと思いますが、4人がしっかり乗り込める感じです。
BクラスはAクラスよりシートの土台(ライザー)の高さを高くしてドラポジをアップライドにしているので、足もシートの下にしっかり入れることが出来ます。
これも余裕感を生む要因の一つ。
因みにAクラスだと足の入りはこれ位。
Aクラスは車体フロアとシートの距離が近いのでスペースの余裕が無くなります。
この高さで旋回時のドライバーに与える感覚が大きく変わってくるんだもんなぁー。
ムーンルーフ(8%税込163,000)のシェードを開けた時の解放感と贅沢な気持ちはプライスレスですね!
サンルーフを開けた状態。
次のクルマはサンルーフ付けたいなぁ。
最後にラゲッジルームです。
ラゲッジルーム
こちらはAMGライン付を撮影させてもらった時の画像ですが、Bクラスはキックタイプのパワーバックドアが標準装備されています。
キーを携帯した状態でリヤのロアバンパーに足をかざすと開閉出来ます。
ホント足を前後にするだけで良い感じでした。
私もそうなんですが、横に振るのは反応しない時があるそうです。
ラゲッジルームはこの通常状態で445ℓの容量が確保されています。
パッケージングが凄く優秀!
このサイズ(全長4,500切ってる)で大人4人しっかり座れて尚且つ荷物も積めるのは良いです。
コンパクトミニバンに迫る空間効率の良さではないでしょうか。
リバーシブルのラゲッジマットも標準で付いてきて、カーペットタイプとラバーっぽい滑り止めのリバーシブルとなっています。
Bクラスのラゲッジ床は深底にも出来るので画像の様にラゲッジのシート側にバーが設定されています。
AMGラインのレビューの時に先代モデルとも比較したんですが、先代にも付いていたんで気になってました。
ラゲッジボードを固定するバーでしたw
約5㎝ほど下げる事が出来まして、上の段で開口部とツライチになります。
ラゲッジの床下はこんな状態。
Bクラスは6スピーカーが標準ですが、ちゃんとウーファーも付いてますね。
欧州車ですが、スペアタイヤの設定はありません。
ラゲッジルームランプは少し照度が低く感じました。
左側にはアクセサリーソケットが設定。
Bクラスは後席のシートバックが4:2:4の分割可倒になっているのでラゲッジの使い勝手にも優れています。
ラゲッジ側からシートを倒せないので、シートに付いているレバーで倒す必要があります。
レバーが無いのは残念ですが、このクラスならしょうがないかな。
倒すとこれくれ位の角度が付いてます。
参考までに。
以上です。
まとめ
メルセデスの新型Bクラスのインターフェースとインテリアのレポートでした。
インテリアはAMGライン付に続いて2回目のレポートでしたが、レザーエクスルーシブパッケージ付が見れたことや新しい発見もあり楽しかった。
優れたパッケージングと色々と考慮された使い勝手の良さが光ります。
「とても上質なファミリーカー」という言葉がぴったりじゃないでしょうか。
これで走りも良いとか、欲張りなクルマになってる!)^o^(
ディーゼルモデルB200dの走りも気になりますねー
以上でBクラスのレポートを終わります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました!
次回もチェックして頂けると嬉しいです。
Bクラスの公式HPです。