メルセデス【Bクラス2.0ディーゼル(B200d)試乗】便利で燃費の良い高級車!

メルセデス・ベンツ Bクラス 2.0ディーゼル B200d試乗レポート

2022.5.15更新

 

メルセデス・ベンツBクラスのディーゼルモデルB200dに試乗させて頂きました!

車両本体価格は¥4,260,000。

ラインナップとしては今回の2.0ℓディーゼルモデルと、以前試乗した1.4ガソリンターボモデルが存在してます。

 

 

グレード構成は至ってシンプル。

ガソリンか、ディーゼルか、だけですね。

ガソリンモデルは¥3,960,000とちょうど30万円差です。

Bクラスはガソリンモデルも良い仕上がりではあるのですが「やはり今回のB200dが本命かな」と感じました。

それ位メルセデスの新世代ディーゼルエンジン素晴らしい出来栄えです。

今回はB200dの試乗レポートです。

 

 

 

以前アップしたガソリンモデルの試乗と、非AMGラインのマキアートベージュレザー内装のレポートです。

新世代メルセデスのインターフェース関連の操作方法についても紹介していますので、良かったら合わせて読んでみて下さい。

 

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メルセデス・ベンツ Bクラスディーゼルモデル ドライブフィールレポート

※試乗レポートをお送りしつつ内装のレポートも画像コメントでしていきます。

ドライブポジション

 

運転席

 

 

Bクラスのシートはメルセデスの新世代コンパクトの中で着座感としては一番好みです。

AMGラインにレザーエクスルーシブパッケージ¥211,000を付ける事も出来ます。

AMGライン付でレザーシートにするとAクラスやCLAのシートはよりスポーティなタイプになるんですが、座面の硬さが強く路面の凹凸のインフォメーションが少し気になります。

その点このシートは適度な柔らかさもあってコツコツが気にならない感じ。

座面が高く作られているのでその恩恵もあるかもしれません。

 

 

Bクラスはファミリー寄りのコンセプトなので、ノーマルの内装の方が合ってるかなと思います。

 

 

こちらがレザーオプションの内装。

マキアートベージュが好きすぎるのもありますが、めっちゃ良い感じ♪

ウォールナットの本杢パネルの質感とカラーコーデも最高なので一見の価値アリ。

話反れましたが、

 

 

ミニバンやSUVよりは勿論低いのですが、シートは下の方まで下がらないので着座位置としてはアップライド。

Aクラスよりプラス90㎜着座位置としては高いそうです。

その恩恵で前方の見切りも悪くないですし、全幅が1,795㎜なので取り回しは問題なし。

写真無いですが、Bピラーからミラーが生えてるので若干死角は大きめですね。

 

ペダルレイアウト

 

 

アクセルペダルは吊り下げ式が採用されています。

メルセデスはフットレスト設定してくれないんですよね・・・

本国では設定あるのかな?

ステンレスアクセル&ブレーキペダル(ラバースタッド付)もAMGラインの装備ですね。

 

 

運転席の足元は広々とはいきませんが、狭く感じることはないです。

この日、Bクラス乗る前にAMGC43も試乗させて貰ったんですが、こちらは左膝周辺の張り出しが強くて狭く感じました。

 

 

モハーベシルバーと黒いホイールのコーディネートがめっちゃかっこよかったです。

ドライブフィールのレポートだけでもしたいなぁ。書けるかなぁ。

 

アイドリングのエンジン音

 

 

ステアリング左側に配置されたエンジンスタートスイッチを押して2.0ℓディーゼルエンジンを始動。

スタートスイッチの下がアイドリングストップのON・OFFスイッチになってます。

 

 

アイドリング時のディーゼル感は車内にいる分には殆ど感じないくらい静か。

これは本当に感心するレベルです。

車外に出ると少しカラカラは感じますが、充分抑え込まれてます。

 

メーター、ナビディスプレイは共に10.25インチで繋がった一枚の液晶画面となっています。これが先進感のインパクト大!

ナビゲーションパッケージは¥189,000のオプション設定

 

私のプジョー3008もうるさくはないですが、メルセデスのディーゼルユニットと比較してしまうとかなり差を感じます。

508ディーゼルとBクラスで静粛性を比較すると、同等か音質分Bがちょっと上かな??という印象ですね。

 

このリアビュー良いな♪デニムブルーとテールランプの赤のマッチング好きです。

ドアトリムの質感は良好。マテリアルを上手く配置して質感の演出がされています。トリム上部はステッチ付ソフトパッド。カーテシランプも設定アリ。

 

このエンジンは上位車種のCクラス等に搭載されているディーゼルエンジンを縦置きから横置きに変更、その他色々改良が施されています。

ディーゼルエンジンのクルマを検討されている方は、購入検討でなくても一度体感されておくと良い目安になるんじゃないかな?と思いますね。

「相変わらず静か」と感じながら、試乗に出発です。

 

目立つキャラクターラインが無く美しさを感じるサイドのパネルデザイン。

センターコンソールはピアノブラックが多用されているので指紋が目立ちそうですが、質感は抜かりなし!メルセデスは質感表現が本当に上手いですね。

他の新世代コンパクトモデルとデザインやパーツを共有しつつ、ドアグリップ等Bクラスらしいツール感の表現もされた内装だと思いました。

 

最低地上高が低い問題・・

 

「さ、行きましょう」と出発しようとすると営業さんが「Bが一番底擦りますよw」と恐ろしいワードをブッ込んできました!

「マジっすか」とヒヤヒヤしながら一般道に出るんですが、またここの段差が大きいんです (;^_^A

ゆっくり出たのでその時は擦らずに安心。

後でフロントの下側覗いて「確かに、ここが最初に擦るんだね」と確認しました。

 

低すぎん?

グローブボックスも実用的で起毛処理もしっかりと施されています。ETCもここに設置されていました。

 

ディーラー駐車場のちょっとした坂になった場所でもガリっとなるのは少しストレスですね。

このパーツはAMGライン有り無し関係ないので、ノーマルでも擦り易くなってます。

前車のレヴォーグでもここまででは無いですが、同じ悩みはあったのでSUVの3008にしたのもあります。

 

AMGライン付けるとこのリップも心配になりそうですね

コラム式のシフトレバーは慣れるのに時間かかるでしょうか。見た目がイケてないですね。

 

加速フィール

 

アクセルペダルを軽く踏み込んでいくと、Aクラスより車重が100㎏近くアップしている分「唐突に感じる程の出足」ではないですが、扱い易い範囲で軽く車体が進みます。

ディーゼルの重厚感と、コンパクトならではのフットワークの良さが共存したスムースフィーリング。

新開発の8DCTが最大320N・mというトルクの美味しいところを上手くピックアップしつつポンポンと変速していく感じなんですよね。

ディーゼルなのに小気味良くて、フラットトルクで、と美味しいトコ取りなわけです。

 

 

このディーゼルエンジンはガソリンエンジンと遜色ない加速が実現出来ています。

これがメルセデスのコンパクトモデル群のキャラクターとマッチしてる感じ。

 

アームレストコンソールは共通のパーツですね。開き方もダンパーが効いてゆっくりと開きます◎

 

最大トルクが1,400回転から得られるので、街乗りでもそこまでエンジンを回さなくて済むので、短い走行距離でも燃費が極端に落ち無さそう。

試乗中も加速時は1,500~2,000回転弱まで上がる時はありますが、基本1,200回転以下位に収まってました。

 

コンソールボックス内も起毛処理されています。USB-Cのスロットが2口設定ありますが、個人的には用が無いです^_^;

 

加速時のエンジン音も抑えられつつ良いー音で回ります!

クゥゥン、クゥゥンと変速ショックもなく小気味良いんです。

しかし、ディーゼル特有の雑味を殆ど感じません。アイドリングのたまに音が大きくなる時にディーゼルっぽさを感じる程度。

 

マップランプはゆっくり点灯してゆっくり消灯します♪サングラスホルダーの設定もあります。

 

プジョー308に搭載されている1.5ディーゼルも吹け上がり良く「ガソリンか?」と思う程の加速感を味わえますが、メルセデスのディーゼルは排気量分さらに上質感がある感じ。

拘り無い方ならガソリンエンジンなのか、ディーゼルなのかホント分からないんじゃないでしょうか。

 

後席ドアはフロントと比較するとカーボン調パネルが無いだけで、あとの質感は共通です。素晴らしい。

 

ステアリングフィール

 

ステアリングは軽めの操作感ですが、しっかりと芯が通った感覚で直進時の座りの良さもあります。

低、中速域でも扱い易い躾になっていますね。

ダイレクト感を損なわずかと言ってダルでもない絶妙なライン。

 

身長175センチの私のドラポジに合わせて、膝前空間はこれ位。充分広いです。

前方の視界も開けてますね♪新世代インパネカッコいいです。

 

最小回転半径が5.0mジャストと非常に優秀な数値です。

交差点を曲がる時もノーズがスッと素直に入っていくのでFFの頭が外に行って振り回す様な感じも抑えられてて巧く仕上げてあるなって思います。

でも車高が高いのでA、CLAクラス程のコーナリングではないですかね。

Aクラスの時はノーズが最後にクイッと入る感覚ありましたが、Bクラスの試乗中は感じませんでした。

 

後席用のエアコン吹き出し口も完備されいます。メッキリングや風向のツマミも質感良いですね。

またまた5VのUSB-C。これからはこのタイプが主流ですか?

 

乗り心地・ロードノイズ

 

乗り心地も大きく気になるポイントはなかったです。

新世代メルセデスコンパクトのFFモデルはリアサスがトーションビームなので乗り心地がどうかな?と心配されてる方も多いと思います。

私が試乗した感想としては「Bクラスに関しては心配無用」

今まで、新世代のメルセデスコンパクトは何台か(確か5、6台位)試乗させて頂きましたが、乗り心地良い順としてはBクラス>Aクラス>CLAクラスという印象。

 

センタートンネルの高さはそこそこあります。大人5人フル乗車はちょっとつらいかも。

シートがしっかり上げてあるので足がシート下にしっかりと入ります。

 

低速域での荒れた路面で凹凸はインフォメーションとして伝えては来ますが、コツコツと程よい感じで不快感は感じません。

基本的にコンパクトならではの軽さがあるので重厚感は薄いですが、しなやかで上手くいなしてくれてます。

直前にAMGC43に試乗しているので余計そう感じるのかもしれませんが、高級車の高い包まれ感を求めるクルマでは無いかもしれませんね。

ガソリンよりエンジン回転が抑えられているので上質感はディーゼルが強いです。

個人的な感覚ではありますが、完成度の高さは確実にディーゼルのモデルに軍配が上がると思います。

 

Bクラスはパワーバックドア標準装備。

 

試乗中ずっと、営業さんと話してましたが、エンジン音は勿論ロードノイズで会話が聞き取り辛いと感じることはなかったです。

コーという少し高めの音が聞こえては来ますが、不快に感じるレベルでは無いと感じました。

荒れた路面でもフロアに振動が来るとか、シートを介して体に伝わるといった感覚もありません。

着座位置の高さも良い方向に働いているのかも。

 

Bクラスのラゲッジ奥にあるこのバー?は先代から設定されています。いつも用途を聞き忘れるw

 

スポーツモードを試す

 

途中でドライブモードをスポーツにしてみました。

アイドルのエンジン回転数が500回転程上がるのと同時に更に吹け上がりが向上。

加速も少し鋭さを増し、ここでもディーゼルエンジンの加速音とは思えない音質!

少し雑味が出てディーゼルらしいグラァァンって音になりそうなもんですが、そうじゃない。

グゥゥン、グゥゥンと一枚フィルター通した音質をキープしつつ加速します。

 

荷室容量は455ℓ。充分な広さが確保されていますね♪これ一台でかなり便利に使えるクルマだと思います。

ラゲッジ側からシートの可倒が出来ないのは残念ポイントか。倒すとこれ位の角度。

 

そしてエンジンブレーキの効きが良くなりますね。

エンジンフィーリングにメリハリが出て、ドライブモードでの変化が大きいので楽しめる感じします。

ステアリングの躾はそんなに変化を感じないのは他のモデル同様の印象。

個人的にはもう少し締まりと重さがプラスしてくれるとよりスポーツ感あって嬉しいかも。

 

ライトは左側面に配置。

 

ブレーキフィール

 

ブレーキフィーリングも良いです。

初期制動もしっかりと効きますし、踏み込みに対してリニアに反応し制動をコントロールできるので停止まで気を使わずに済みます。

メルセデスとアウディのブレーキフィールは扱い易くて良いなと思いますね。

以上です!

 

 

メルセデスの新世代コンパクトモデル群、レベル高しです。

ここが残念過ぎるみたいなポイントが無いですね。

輸入車の中でも売れているのは納得。

 

最後にエクステリアをチェックして終わります。

 

Bクラス AMGライン付のエクステリアチェック

 

AMGライン¥263,000の装備紹介

 

 

今回の試乗車両はAMGライン¥263,000のオプションが付いてますので内外装がスポーティで機能関係もプラスされています。

このAMGラインを付けないとヘッドライトがALH(アダプティブLEDヘッドライト)に出来ない等の多少制約もあるので注意が必要です。

 

 

エクステリアでのAMGラインでの変化点として、フロントセクションは

●フロントグリル
●AMGスタイリングパッケージ[フロント]
●マルチビームLEDヘッドライト
●アダプティブハイビームアシスト・プラス

となっています。

先代からは全体的なフォルムに無駄が無くなり、洗練された雰囲気がアップしましたよね。

よりプレーンでスポーティなイメージになりました。

 

 

良くも悪くも重厚感は無くなりましたかね。

全幅は1,800㎜以内をキープしていて国内でも取り回しのしやすいサイズを確保。

ポジションランプの下がウィンカーになっています。

Aクラスより丸みを帯びたヘッドライトデザインで愛嬌も感じます。

 

 

Bクラスのサイズ感がホント良いですよね。

全長は4,425㎜ホイールベースは2,730㎜のロングホイールベース。

動力性能や走行安定性の高さも感じさせるスタイリングになってます。

 

 

同時に使い勝手の良さそうな印象も鮮明です。

こういうデザインってなかなか無いと思います (p_-)

 

 

●18インチAMG5ツインスポークアルミホイール 

●Mercedes-Benzロゴ付ブレーキキャリパー[フロント]

もAMGラインの装備。

ホイールとタイヤサイズは225/45R18ですね。

AMGラインを付けないノーマルタイプは205/55R17となります。

 

 

ノーマルのホイールデザインはこんな感じです。

シンプルでBクラスのプレーンな感じと合ってますね♪

 

 

タイヤはブリジストンの「TURANZA」を履いていました。

ブリジストンのHP見ると「POTENZA」と一緒に紹介されてますね。

ハイパフォーマンス系のタイヤと記載。

 

 

バンパー一体型のマフラーはダミーですが、個人的にはそこまで気になりません。ベストは出てるのが勿論良いですが。

コンパクトクラスでもドッシリとしたデザインになっているのは「欧州車ならでは」という感じですね。

 

 

ロアバンパーのディフューザー形状になっています。

AMGライン付けると内外装全身でスポーティに変化し、ホイールもインチアップ、ヘッドライト機能も拡充して¥263,000なのでお得感感じるんですよね。

それがAMGライン付が多い理由にもなってそうです。

 

デニムブルーが良い

 

以前からこの試乗車があるのは知っていたのですが、なかなかタイミング合わなくてやっと見れたんです。

デニムブルーの色味がしっかり見たいと思っていたので、確認できて良かったです♪

 

 

上手くインディゴブルーの深みが緑も入る事でより強調されていました。

輸入車のブルーって表情が豊かで良いですよね。

プジョーの508で採用されているセレベスブルーと似た系統の色に見えましたが、こちらはよりブルーが濃いです。

 

 

メルセデスのデニムブルーってなかなか走ってないので気になってる方の参考になれば嬉しいです。

質感の高いメッキパーツと相性が良くて洗練された新型Bクラスのデザインとマッチング良き良き。

 

最後に

 

 

メルセデス・ベンツBクラスのディーゼルエンジンモデル「B200d」の試乗レポートでした。

新世代メルセデスのディーゼルパワーユニットの良さには毎回感心しますね。

加速フィールや、音の良さが顕著で、今まで色々なメーカーのディーゼルユニットを体感した中でも指折りの出来栄えだと感じています。

途中も書きましたが、ディーゼルエンジンにご興味のある方は一度試して欲しいと思います。

 

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

次回もチェックして頂けると嬉しいです。

 

メルセデス・ベンツBクラス B200d スペック一覧

車両本体価格¥ 4,260,000

 

駆動方式2WD/FF
トランスミッション8速DCT
ボディーサイズ全長4,430×全幅1,795×全高1,550
車体重量1,560㎏
ホイールベース2,730㎜
WLTCモード燃費18.4km/L 軽油
最低地上高120㎜
サスペンション 前/後ストラト / トーションビーム
総排気量1,949cc
燃料タンク容量43ℓ
エンジン最高出力150PS 3,300-4,400rpm
エンジン最大トルク320N・m 1,400-3,200rpm
最小回転半径5.0m

メルセデス・ベンツBクラスB200d 先進・安全装備一覧

●標準装備 △オプション設定 ×設定無

機能名称 / モデルメルセデス・B200d
電子パーキングブレーキ
ブレーキオートホールド
ALH

アダプティブLEDヘッドライト

AHB

オートハイビーム

パノラマビューモニター
ブラインドスポットモニター
ヘッドアップディスプレイ
先行車発進お知らせ不明
渋滞追従機能付 ACC
衝突被害軽減ブレーキ
交通標識認識表示機能

速度のみ

前方誤発進抑制機能
後方誤発進抑制機能
路外逸脱機能
車線中央維持

 

 

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