※2019.10.29更新
前回の続きでエクリプスクロスの内装をレビューします。
前回はエクステリアをレビューしています。
よろしければご覧ください。
新型!!【三菱 エクリプスクロス 試乗 レビュー】Part1 エクステリア編 かなりかっこいい!!これは売れそう!
試乗車として用意していただいたのは
4WDのG Plus Packageというグレードで現段階では1番上のグレードになります。
車両価格¥3,095,280~となっています。
エクリプスクロス スペック一覧
メーカーHP参照お願いします。
別ウィンドウで開きます。
エクリプスクロス インテリア 前席 レビュー
まずはフロントドアの内側から
三菱復活の鍵を握っている新型エクリプスクロスですが、内装も質感的に頑張っていると思います。
トリム上部はソフトパッドになっていて内側ドアノブ周りとウィンドウスイッチ周りはピアノブラックパネルになっています。
しかし、このウィンドウスイッチパネルは¥15,811(工賃込)のディーラーオプション です。
通常はカーボン調のパネルになっています。
こちらは店舗にあったGの展示車両から
試乗車はファブリック内装なのでトリムも同じジャージ風素材。
ドアアームレストはステッチ付の合成皮革です。
ドアのアームレストがプラスチッキーでないだけで質感的に良い印象になります。
最近減ってきた感じがしますが、ドアのグリップが付いていて開閉し易いです。
グリップにサイドミラーの調整ボタンが配置されています。
ウィンドウスイッチやサイドミラー調整ボタンに加飾などはありません。
加飾はなくても特に問題はないのですが、せめて夜間視認しやすいように各ボタン、スイッチに発光部分を設けて欲しかったです。
ウィンドウのオート開閉は運転席のみです。
このあたりの装備としてはクラス相応かもしれませんが、力作アピールの為にも他社へのアドバンテージを付けてくれると、訴求力もアップするのではないでしょうか。
続いて運転席を見ていきます。
乗り込む前に足元にスカッフ、サイドシルプレートが光っていました。こちらは夜間光るイルミネーションタイプでディーラーオプションです。
価格は¥31,622工賃込。それにしてもこの試乗車オプションが結構ついてます。
それでは運転席です。
こちらの試乗車はファブリック内装なので、シート表皮もジャージ素材のファブリックです。
こちらのデザインは可もなく不可もなくです。
良いなと思ったのがシートの座り心地。
SUVらしくおおらかな感じでホールド感があるわけではないですが、ランバー部も程よくフィットしてきます。
またサイドサポートも程よく張り出していますので、運転時にどれくらいサポートしてくれるのか期待できます。
座面も薄い印象もなく、ふともも周りも自然に落ち着いてとても良いフロントシートに仕上がっていると感じました。
ほんと、このシート良いです!これは座る人の体系や感覚で違いますから、座って感じていただけたらと思います。
では続いて前席全景
逆光で見えづらくて申し訳ないです。
こちらの試乗車はG Plus Packageなので通常であれば見た目にもかっこいいタッチパッドコントローラーとスマホ連携ディスプレイが付いているはずなのですが、
わざわざメーカーオプションで7インチのメモリーナビに換装されていました。
タッチパッドの使用感等もレビューしたかったので残念でした。
インパネのデザインは幅が広めのセンターコンソールで運転席と助手席が分断されており、高い位置にナビが配置され今時の車の内装だなという印象です。
特に目立って先進的な感じではないですがシンプルで、各物理スイッチが解り易く配置され好印象です。
続いて細部を見ていきます。
まずはステアリングから
ステアリングの質感も申し分ないですね。下にピアノブラックの加飾がされています。
レザーの質感は少しざらついた表面になっていて滑りにくくグリップしやすいです。
ここまでレビューしててこのエクリプスクロス、残念ポイントが少ないです。
どんどん良い車に感じてきました (笑)
ステアリングスイッチの配置は左側にオーディオ関連の操作スイッチ、右側にオートクルーズ設定関連のスイッチが配置されています。
ステアリング奥にはパドルシフトが覗いています。
このパドルシフトが通常で長いタイプが採用されて実用向きになっています。
他メーカーのパドルシフトですともっと短いものが多くステアリングを切りながらの操作がしづらいものがあったりしますのでここも地味に良い所ですね。
新型エクリプスクロスは8速スポーツモードのCVTですので、このパドルシフトでスポーティな走りを楽しまれる方もいらっしゃると思います。
続いてメーター、
ここで残念なポイントがありました。
メーターは2眼式で左にタコメーター、右にスピードメーターです。中央にカラー液晶のインフォディスプレイが配置。
個人的に2眼式のアナログメーターは好きなので歓迎なのですが、このメーターのデザインが平坦な印象。
少し安っぽく見えてしまいます。
メーターリングだけでなく文字板も立体的にしてもらえると良いかなと思いました。
エンジンスタートボタンがメーターの左側に配置されています。
続いてナビ周りに移ります。
こちらはメーカーオプションの7インチディスプレイのメモリーナビに換装されています。
なぜ換装してあるのか担当していただいた営業マンに尋ねると、G Plus Packageに標準のスマホ連携ディスプレイは勘合性の問題でスマホによっては連動しづらいものも少なくないそうです。
そういう理由で試乗車はこのナビになっているとのこと。
でもG Plus Packageを購入したい方はその勘合性を確認したいと思うので試乗車こそ、そのまま連携ディスプレイにしておくべきではないでしょうか。
ナビの下はエアコンの操作パネル。
エアコンパネルの質感も問題はありません。
質感も大事ですが、操作しやすい配置が重要と思います。
運転中エアコンの操作はよく行うと思いますので、視認せずとも操作できることが重要です。
新型エクリプスクロスのエアコンパネルは操作しやすい配置で良いと思います。
ボタンを押したクリック感も安っぽさはありません。
下にUSBポート1口とECOモードのボタン、アクセサリーソケットがその横にあります。
下にはスマホが置けるサイズのトレーがあります。
USBポートですが、G Plus Packageに標準のスマホ連携ディスプレイの場合2口になります。
次にシフトレバー周りです。
シフトレバーは本革巻きで本革のシフトブーツが施されています。
シフトの台座はピアノブラック処理されています。
ピアノブラックパネルは見た目良いですが、ホコリとキズが目立ちますね。
その横に電動パーキングブレーキとオートホールドのスイッチがあります。
このオートホールドもあると便利な機能ですね。
信号待ちの時等に、ブレーキかから足を離しても停止状態が維持されるので楽になります。
その上に三菱独自のS-AWC(SUPER ALL WHEEL CONTROL)のボタンがあります。
このS-AWCですが、路面コンディションに応じて走行モードの制御を3パターンからセレクトできるものになります。
S-AWC パターン
走行状況 | ドライブモード |
舗装路:市街地、郊外 | AUTO |
雪道 | SNOW |
ダート路 | GRAVEL |
このように3パターンから選べます。その操作をこのS-AWCボタンを押して切り替えます。
切り替えた場合の表示はメーターの中央のインフォディスプレイの左上に表示されています。
新潟は雪が積もりますので、この機能はあると心強いかもしれません。
新型エクリプスクロスは色々なシーンで走らせてみたい車なことは間違いないですね!
シフト周りの後方にドリンクホルダーが縦に並んでいます。
リッドが付いていて深さもちょうど良い感じなのでドリンクの背の高い、低い関係なく使い易そうです。
更に後方にはアームレストコンソールがあります。
こちらは閉じた状態での写真撮り損ねました。
ドアアームレスト同様にステッチ付の合成皮革の表皮になっていて見た目も肘置いた感じの剛性感も問題ないですね。
アームレストに肘置いたときにミシッと軋んだりするとテンション下がりますので。
コンソールの中は結構広い収納になっていますが、ティッシュBOXが入るほどではありません。
底にはフェルトのような生地が貼り付けてあります。
少し気になったのはアクセサリーソケットもUSBの差し込み口も無い点。
これは工夫で何とでもなりますが、車のキャラ的には若い世代向きだと思いますのでもう少し考慮があっても良かったかなと思います。
コンソールBOXの中には取り外し可能な小さいポケットも標準で付いています。
次に助手席側のグローブBOXです。
開けると結構広めの収納になっていて上下に分割になっているので便利そうです。
新型エクリプスクロスは収納面でも実用的に作られていますね。
ここまでで前席の内装レビューを終わります。
後席の内装と、動的質感やドライブ装備関連のレビューは次回以降にお伝えします。
今回の試乗車には付いてると嬉しいサンルーフが!
私は1回もサンルーフ付の車は所有したことがありませんが、いつかは付けたい羨ましい装備です!
では次回も読んで頂けると嬉しいです。