AMG A 45 S 4MATIC+ edition 1内外装レポート
2022.6.26更新
メルセデスAMG A45Sの限定車エディション1を見させて貰いました!
AMGはハイパフォーマンスを追求するブランド。
珍しいクルマが入るので見に来てくださいと教えて頂いて、楽しみに見に行くとこのクルマが鎮座!
A45Sエディション1は2色展開で各カラー200台限定です。
希少車を間近に見せて貰い、しっかり撮影させて頂きましたので、特別装備をピックアップしつつ紹介していきます。
見たいけど近くにない、という方の参考になれば嬉しいです。
メルセデスのAMG A45限定モデル見せて貰いました😄
エンジンも軽くかけて貰いましたが、思ったより控えめでアイドリング落ち着いて来ると住宅地でも全く問題無し!
421馬力とかモンスターですねw pic.twitter.com/TpD2me4IXv
— UU (@WCLBlogAuthor) December 15, 2019
Mercedes AMG A 45 S 4MATIC+ Edition 1 概要
AMG A45S エディション1の価格は?
今回見させて貰った車両価格ですが、
右の価格の¥9,190,000にボディーカラーの¥280,000(マウンテングレーマグノ・マットペイント)が付いて
¥9,470,000!
既に1,000万円といって良いですねw
マットペイントはお手入れが相当大変らしいのですが、実車をみると果てしない魅力を感じます。
この鈍い光沢がヤバいw
プレスラインが映えます。
フロントが特にでしたが、フェンダーの張り出しが凄いですよね。
エディション1のボディーカラーは2色
designoマウンテングレーマグノ
今回撮影させてもらったボディーカラーですね。
先ほども書きましたが、有料色¥280,000となっているスペシャルなカラー。
スポーティさと厳格な雰囲気を高い次元で併せ持つ素晴らしいカラーだと思います。
サンイエロー
もう1色はサンイエローです。
こちらは同社CLAでも採用されているボディーカラー。
こちらはCLAシューティングブレークですが、この色と同じですね。
発色の良いレモン色という印象です。
参考までに。
AMG A 45 S 4MATIC+ Edition 1 スペック
スペック一覧
駆動方式 | 4WD | |
トランスミッション | 8DCT | |
ボディーサイズ | 全長4,475×全幅1,850×全高1,412 | |
車体重量 | 1,650㎏ | |
ホイールベース | 2,729㎜ | |
WLTCモード燃費 | 11.4km/L ハイオク | |
最低地上高 | 115㎜ | |
サスペンション 前/後 | ストラト / マルチリンク | |
総排気量 | 1,991cc | |
燃料タンク容量 | 51ℓ | |
エンジン最高出力 | 421PS 6,750rpm | |
エンジン最大トルク | 500N・m 5,000rpm | |
最小回転半径 | 5.4m |
ボディーサイズは全長、全高に関してはAクラスとほぼ同じ、最低地上高が約10㎜低い分、全高も下がってます。
大きく違うのは全幅がAMG45Sは1,850㎜と約50㎜広いです。
またリヤサスはマルチリンクが採用されています。
通常のAクラスではトーションビームが採用されていてメルセデスもいよいよトーションかと一時話題になりました。
このマシンを語る上での走りの為の特別装備を紹介します。
2.0ℓ直列4気筒直噴ターボエンジン(型式:M139)
個人的に驚いたのがこのエンジンです。
2.0ℓターボエンジンとしては最強と言ってふさわしい、421PS、500N・mというハイパフォーマンス!
凄いですよねw
ただただロマン。
こちらは1つ下、A35の2.0ℓターボエンジン。
このエンジンも306PSという素晴らしいスペックを誇ります。
このエンジンはターボユニットがフロント側に配置されています。
A45のM139エンジンは更に出力をアップするためにターボのサイズアップとエンジン後方に配置して排気効率をアップ。
2.0ℓエンジンで421PSとか500N・mとか出して大丈夫なのか?という単純な疑問もあります。
メルセデスの2.0ℓターボエンジンのポテンシャルの高さは以前から定評ありましたし、メーカーもその耐久性に自信があるのでしょうね。
私はメカには詳しくないので出力アップするのにここまでやるんだな!と驚きました。
そしてこのエンジンは“One man – one engine” という主義に基づき「熟練のマイスターが誇りをもって手組みする」とのことです!
かなーり特別感あります。
これが実際のエンジンルーム。
エンジンカバーのAMGの手前にシルバーのプレートがあります。
実際エンジンを組んだマイスターの方のネームプレートがはめ込まれていました。
これもロマンを感じますねー!
お名前は・・・ちゃんと読めませんw
話ちょっと反れますが黄色枠の4つ□が並んでます、これが直列4気筒の意味です。
こちらはAMG GT43の直列6気筒エンジンのカバーですが四角が6つ並んでます。
こういう見分け方もあるというのを知りませんでしたw
8速のAMGスピードシフトDCT
もともとA、B、CLAで新開発2.0ℓディーゼルエンジンと組み合わされている、これまた新開発の8G-DCTデュアルクラッチトランスミッションをAMG様に最適化しています。
私もAクラスとCLAでこの8G-DCTを体感していますが、ディーゼルのモッサリ感皆無で小気味よい加速を実現したトランスミッションとなっていて感動しました。
以前アップしたAクラスA200dの試乗記です。
メルセデス・ベンツ A-Class 2.0ディーゼル試乗レビュー メルセデス・ベンツのAクラスに追加されたディー…
この8速DCTが421PSのハイパワーガソリンターボと組み合わさっているのですから、絶対速いですよねw
これ書きながら、1回だけでも体感したかったなぁと(^_^;)
新潟で購入された方で「乗っても良いよ」という方いらっしゃいましたらお声掛け下さいw
AMG 4MATIC+
HPから引用ですが、「走行状況とドライバーの意思に応じて前後トルクを100:0~50:50で配分するとともに、後輪左右にも可変配分するトルクベクタリングも実現」とのこと。
今回私は試乗出来ていませんが、モータージャーナリストの五味やすたかさんの動画があったので載せておきます。
すっごい楽しそうに運転されています。
あと音が良いんですよね。
今回の撮影車両でもエンジンはかけて貰ったんですが、程よいスポーツサウンドなエンジン音で、住宅地でアイドリングしてても問題ない音質でした。
新開発 AMG RIDE CONTROLサスペンション
専用開発のスプリング、サブフレームなどを採用。さらに電子制御ダンパーによって、すべての速度域での絶大な安定性、ドライバーの意のままの俊敏性、限界付近での安心感に満ちた操作性と長距離走行時の高い快適性を両立しているそうです。
電子制御のダンパー部取り付けされたにAMGタワーバーも標準装備です。
ガッチリしたタイプなのでステアリング操作に対する車両の動きもシャープになっているでしょうね。
大まかな専用装備としてはこんな感じです。
安全装備は標準でついてくる
メルセデスの通常モデルではオプション扱いとなる先進装備や安全装備もA45Sでは標準で装備されています。
安全装備の一覧です。
前置きが長くなりましたが、AMG A45S エディション1のエクステリアから見て行きましょう。
メルセデス AMG A 45 S 4MATIC+ Edition 1 外装
Aクラスのエクステリアと簡単に比較しながらエクステリアと専用装備を見ていきます。
フロント
ボディーカラーの影響も大きいかもですが、Aクラスから50㎜幅広になって存在感が凄いです。
やはりフェンダーの張り出しってデザインに相当効きますね。
こちらがAクラスAMGライン付のフロントフェイスです。
ボンネットのプレスラインもAMGになると追加されてますかね。
白いから見えないだけでしょうか。
ポジションランプの点灯状態です。
点灯パターンは一緒ですね。
AMG専用の縦縞グリルも迫力大ですね。
開口が大きくより空気が入り込みやすいデザイン。
特別装備としては、
●AMGナイトパッケージ(ハイグロスブラック)、フロントスプリッター、フロントバンパー、エアインテークルーバーとなっています。
●エアロダイナミックパッケージ
・Edition 1専用フロントバンパーデザイン(フリック付き)
フロントの特別装備としてはこのようになっています。
ちょっとローアングルから。
こちら側のバンパーは穴が空いてますが、逆サイドは埋まってました。
フィンや、スポイラーの造形も整流効果としても良さそうだし、デザイン性も高いですね。
こっちは埋まってます。
グリルにAMGのバッジ。
このフェンダーがヤバい(語彙力)
画像見ながら気づきましたが、ボンネットフードのプレスが生み出すウネリが凄い事になってますね。
鉄が波打ってるみたいになってます。
この形を定着させるのも大変な技術なはず。
ローアングルの正面から。
パワー!!
って感じ。
しかし地上高低いなー。
先ほど一覧も掲載しましたが、ヘッドライトはアダプティブLEDヘッドライト搭載。
ハイビームの配光制御を行い、対向車や先行車に眩しいおもいをさせない機能です。
このフェンダー具合たまりません(しつこい)
レクサスのLCみたいにフェンダーの鬼みたいなのもかっこいいんですが、これ位の良い主張感も素晴らしいと思います。
途中で営業さんがもっと広いとこで撮れば?とクルマ動かしてくれました。
エンジン音は先ほども書きましたが、しっかりスポーツサウンドながら音量は控えめです。
動く様を連写してみたので1ページ漫画の様にどうぞw
おーテンションあがるw
ちょっと動いてるの見ても重厚感というか迫力がありました。
こういうコンパクトボディーに技術が結集してるクルマって一番贅沢な感じします。
しかも4人しっかり人が乗れる。
魅力的やで。
サイド移ります。
サイド
サイドビューもパワフルで重厚感がありますね。
フロントバンパーの造形はサイドから見てもがっつり主張してます。
目を引くのはサイドのデカールですね。
●Edition 1専用デカール
(ボディカラーがサンイエローの場合:マウンテングレーマグノ、ボディカラーがdesignoマウンテングレーマグノの場合:サンイエロー)
となっています。
個人的にデカールは無くても良いです。
AMGラインつきのAクラスとの違いとしてはウィンドウモールがクロムからブラックになっています。
前後のドアパネルは共通っぽいですね。
AMGになっても不自然な所を感じない上手いデザイン処理、さすがです。
フロントサイド
ホイールは●19インチAMG5ツインスポークアルミホイール(マットブラック)が専用装備。
トレッドの厚みも確保してあるので乗り心地もドライブモードをコンフォートにすれば快適らしいです。
ブレーキディスクもキャリパーもかなり大きい。
18インチは勿論無理でしょうし、19インチでもホイールを厳選しないと取り付け出来なそう。
ディスクにドリルド処理されてスポーツの雰囲気も足元から醸し出されてます。
レッドキャリパーにAMGペイントカッコいい。
タイヤは245/35 ZR19。
ミシュランのパイロットスポーツ4Sを履いてました。
FFベースなので前後ともサイズは同じです。
フェンダーにTURBO4MATIC+のバッジが設定。
サイドミラーのピアノブラックも●AMGナイトパッケージ(ハイグロスブラック)の内容です。
リヤサイド
リヤサイドは●エアロダイナミックパッケージのハイグロスブラックリアウイングの主張が大きいです。
リヤのディスクもかなり大径ですね。
ホイールはシンプル。
オーソドックスでとにかく走りの装備の為のデザインという感じ。
ミシュランのスタッドレスタイヤは取り付け方向決まってるモデルがあってローテーションする時気を付けないといけなかったですが、ノーマルタイヤでもあるんでしょうか。
タイヤももう少し勉強しないと。
タメ息でるわー。
やっぱりこういうクルマは男心くすぐりますね。
このスタンス。
色々クルマ見てますが、サイドビュー見て「スタンス効いてるなー」って思うクルマは多くないです。
リヤいきます。
リヤ
輸入車ってお尻がボテッとしてて魅力的なんですが、このボリュームはセクシー過ぎです。
左右2本出しのマフラーとディフューザー形状のロアバンパーの塊感もパーフェクト。
フィニッシャーにはAMGの刻印付です。
細かい質感にも抜かりがないですね。
メルセデスはこういう所ホントに巧い。
マフラーがダミーでなければ通常のAクラスももっと安定感のあるリヤスタイルになりそうですよね。
こうやって比べてみると一番幅の広いポイントの高さがAMG45Sの方が低いです。
これでより安定感が出ている印象になるんですね。
しゃがみこんでかなりローアングルから撮ってみましたが、マフラーが途中から繋がってるのかどうか分かりませんでした。
エンジン掛けて貰った時に全部のマフラーから排気されているのでしっかり生きてはいるんだと思います。
A45Sでも左右のインテークはダミーみたいでした。
穴が空いてるようには見えませんでした。
この写真、色の質感がキレイに撮れたんじゃないかと思ってるお気に入りの1枚ですw
リヤのコンビネーション周りからサイド、フロントにかけてのマットグレーの陰影が良い感じ。
エクステリアは以上です!
インテリアに移ります。
メルセデス AMG A 45 S 4MATIC+ Edition 1 内装
インテリアは色々養生がしてあったのであまり撮影出来ていませんが特別装備はそれなりに網羅してきたので紹介します。
基本的にAMG専用装備をピックアップする形でレポート。
前席空間
フロントドア
運転席のドア開けるとこんな感じでしたw
こういう風に養生してあるんですね。
助手席側は養生が無くてラッキーでしたw
45S専用の内装カラーになっています。
質感に関してはAクラス同様にこのクラスとしては充分な質感が確保。
イエローの挿し色がスポーティな車内空間。
車内も基本的なデザインはAクラスと同等です。
フロントシート
運転席も養生されていたので、助手席の画像です。
●チタニウムグレー/ブラックツートーンレザーAMGパフォーマンスシート(イエローステッチ入)です。
しっかりとしたバケットタイプで着座感は申し分ありませんでした。
意外と乗り降りもしやすかったです。
エディション1の装備としてシートベンチレーションが設定されています。
暑い日にシートの熱気を吸い出してくれる機能です。
マツダ6やRAV4で体感した事がありますがかなり快適です。
とくにレースで走ることも想定されるこのクルマでは嬉しい装備になりそう。
メッキパーツの質感も高い。
シートだけでなくインテリア全体で●Edition 1専用インテリアトリム(ダークアルミニウム)が効果的に配されています。
ステアリング
●AMGパフォーマンスステアリング(DINAMICA、EDITIONエンブレム付、イエローステッチ・イエローセンターマーキング入)
もともとステアリングの質感は良いんですが、さらに良くなってます。
そしてDシェイプ。
エディション1専用の刻印が素敵です。
各ポイントで特別感演出してくれます。
AMGの装備として注目が黄色○のスイッチ。
タッチや物理スイッチ的に操作できるものになっていて、右がドライブモード、左がエキゾーストの音量等の調整が出来ると五味さんの動画で説明されていたはず。
スポーツな装備です。
点灯状態はこんな感じになります。
近くで撮り忘れて、少し遠いですが実際の画像もあります。
見え辛くて申し訳ないですが、こんな感じです。
●360°カメラシステム●ヘッドアップディスプレイは標準装備。
インパネ周辺
センターモニターの待機画面もちゃんとAMG仕様でした。
ドライバーモニターも勿論AMGの縦スロットのグリルアニメーション。
助手席側のオーナメントパネルはアルミニウムパネルに専用塗装。
色んな角度で見たい方のために撮ってきた画像目いっぱい出していきます。
センターコンソールの質感が高い
Aクラスと質感面で大きく違うのがセンターコンソールでした。
ダークアルミニウムの加飾パネルが大胆に採用されてより上質になっています。
こちらはCLAクーペのAMGライン付のセンターコンソールですが、かなり違いますよね。
サイドの段差になっている部分にはまってボリュームが出ています。
通常モデルはAMGの為にこのようなデザインにされてるんですね。
ちょっと鳥肌立つ位計算されてます。
すごいわ。
では後席に移ります。
後席空間
後席ドア
後席のドアも前席同様の質感ですね。
●アドバンスドサウンドシステムも標準装備されているのでオーディオの音質も良さそうです。
AMGの良い所ですよね。
421馬力もあるのに普通に後部座席も座れる、この懐の深さはかなり魅力です。
シビックのTypeRも後部座席広いんですが、6MTのみの設定はネックになってる方もいらっしゃる気がします。
アキュラで採用されてる多段AT採用すれば嬉しいですけど。
ラゲッジルーム
ラゲッジルームの実用性も損なわれていません。
360ℓの荷室容量はAクラス同様ですね。
4:2:4の実用的な後部座席の可倒方式も好印象です。
ラゲッジ床下はこのようになっていました。
●アドバンスドサウンドシステムのスピーカー関連でしょうか。
結構埋まってますね。
以上です!
まとめ
AMG A45Sの限定車エディション1のレポートでした。
コンパクトホットハッチとは思えない程迫力のあるエクステリアとハイパフォーマンス、内装の高い質感を備えたまさに最強モデルでした。
どんな走りを体感させてくれるのか一度ステアリングを握って運転してみたかったですねー。
ドライブモードで相当性格が変わるみたいなので、オーナーの方は楽しいだろうなぁ。
今後もこういうニッチなハイパフォーマンス系も取材出来ればレポートしますので、たまにチェックして貰えると嬉しいです。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
公式HPです。
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