ボルボ V90 エクステリアレビュー
先日、XC40に試乗しに行ったのですが手違いで試乗できずww
店舗内に展示してあった、ステーションワゴンの V90 を撮影させてもらいました。
ツイッターで見たい方いるかな?とつぶやきましたら、割と多めのイイネを頂きましたので記事にしたいと思います。
ありがたいことです。ほんとに嬉しいです。
今回はPart1ということでV90のエクステリアをレビューしていきたいと思います!
展示者のスペックです。
ボルボ V90 スペック一覧
2.0ℓガソリンターボ
グレード | T5 Momentum / T6 Inscription |
サイズ㎜ | 4,935×1,880/1,890×1,475 |
車体重量㎏ | 1,740 / 1,840 |
ホイールベース㎜ | 2,765 |
最低地上高㎜ | 120 |
駆動方式 | FF / 4WD |
トランスミッション | 8AT |
燃費JC08モード(km/L) | 14.4 / 12.7 |
サスペンション 前/後 | ダブルウィッシュボーン式 / マルチリンク式 |
エンジン最高出力(kW[PS]/rpm) momentum / Inscription | ( 187 [254] / 5,500 ) / ( 235 [320] / 5,700 ) |
エンジン最大トルク(N・m[kgf・m]rpm) momentum / Inscription | ( 350 [35.7] 1,500-4,800 ) / ( 400 [40.8] 2,200-5,400 ) |
最小回転半径 m | 5.7 / 5.9 |
では展示者のエクステリアを見ていきましょう。
ボルボ V90 エクステリアレビュー
フロント
堂々としたフロントフェイスが高級感半端ないですww
全幅で1,890㎜というサイズなので、所有できる方も限られてくるクルマですよね。
デザインとしてはシンプルな面構成に感じます。
なのにボルボだとわかる主張がしっかりとあります。
造形デザインの巧さだと思います。フォルクスワーゲンやアウディの強烈なプレスラインで出す個性とは真逆の攻め方ですよね。
全高は1475㎜でロー&ワイド。黄金比もしっかり取り入れられています。
ヘッドライトの横T字になっているLEDライトはトールハンマーと呼ばれていて、スウェーデンの神話に出てくる海の神トールが持つ杖というか武器のようなものの形から来ているそうです。
メッキの質感も良いですね。ボディーカラーの黒も相まって一層メッキパーツが際立ちます。
フロントグリルのボルボロゴを囲う♂マークは力強さを現していて男性的な意味合いもあるそうです。
営業さんに教えていただきましたのおそらく間違いないと思われます。
ヘッドライトですが
VOLVOのロゴ入り、最近ヘッドライトに文字が入るの流行ってますね。
レクサスも取り入れていますし、先日試乗したフォレスターにも採用されていたので今後国産車でも増えてきそうですね。
ヘッドライト前方には
FULL LED ACTIVE HIGH BEAMという刻印も施されています。
いわゆるアダプティブLEDヘッドライトでアクティブコーナリング機能も付いていますね。
ヘッドライトユニット内部もメッキパーツが使用されていて質感と細部のディテールへの拘りが感じられます。
長ーいフロントノーズですね。
最近よく用いられている強いプレスラインや大きなキャラクターラインのスタート地点になりがちな場所ですが、そういったものは少ないですね。
サイド
実にのびやかなサイドビューですね。
店内なのでちゃんとしたサイドビューが撮れませんでした。
全長も実際長くて、こちらは約5メートルあります。でかい!
ヘッドライト上にあるキャラクターラインがフロント前端からリアのコンビネーションランプまで少し張りを持たせたラインでつながっています。
ドアパネルはロアになるほど絞り込まれていて、筋肉質な表現がされていて贅沢な全幅の使い方が出来ており、まさに高級車です。
営業さん情報で、ボルボも高張力鋼板(ハイテン材)の導入に積極的です。
高張力鋼板(ハイテン材)の導入する目的は板厚を下げて重量を下げても、車体強度を保つためなのが一般的です。
しかしボルボは他メーカーと導入目的が少し違うらしく、単純に車体強度を上げるためにハイテン材を使用していますとのこと。
確かに強くプレスラインを作ると金属には大きな負担になるので、大きな入力があった場合の強度としては落ちると思われます。
そういったこともこのボルボのシンプルな面構成の理由の一つであるようです。
人員の安全を優先的に、その中で最大限にデザインを詰めていってこのスタイリッシュなエステートのボディーラインが出来上がったのでしょう。
フロントサイド
長いフロントノーズです。FFレイアウトでありながらFRのようなスタイリングを目指しているとのことで、少しマツダのデザイン理念と似ているなと思いました。
オーバーハングも短く走りにも期待出来そうだと、感想を言うと意外と走りは乗り心地に振っていますので楽しい感じではないですよ、とのこと。
VIPを乗せるクルマですから、確かにそうかと思いました。
そうなると近々発売になりそうなV60がとても楽しみになりますね。
あと面白いのがフェンダーのプレスラインですが通常1本のプレスラインで濃く見せるメーカーが大半です。
このV90のラインですが、わかりますか?
そこまで強いプレスラインではないもので2本造られています。これも珍しいなと感じました。
これでも踏ん張り感は充分演出できていますし、イメージだけで言うと強度も強そうだと思いました。
リアサイド
フロントで書きそびれましたが、この20インチの大径タイヤはマイナーチェンジ前のものだそうで現行は19インチになるそうです。
標準で20インチはさすがに大きいですので維持費的に考えると19インチで正解ですよね。
個人的にはホイールは大きすぎると逆にバランス悪く見えるので好みではないです。
後端の傾斜角度がDピラーの角度とほぼ同じくらいに付けられていてスタイリッシュな造形感にかなり効果的になっています。
今までのボルボのエステートはもう少し角度は垂直になっていて、スタイリングよりは実用性重視のデザインのイメージでしたが変えてきましたね。
この角度がのびやかなフロントノーズと合わさり、理想的なステーションワゴンのバランスを生んでいます。
リア
縦にながいリアコンビネーションランプです。こちらもボルボのデザインとしてアイコン的な部分です。
これにも理由がありまして、
このようにリアハッチを開けた状態でもライトをボディー側に残すためにこの形をとっているそうです。
夜間に道路わきなどに駐車して、リアハッチを開けても、後ろから走ってくる車両のドライバーから発見されやすくなるとのこと。
ここでも人員の安全を考慮してなおかつデザインとしても昇華させているところに感服します。
今までは縦長のみなイメージでしたがリアハッチ側に向けて横に少し形状を延長させることで、また新しい雰囲気になりました。
とてもかっこいいと思います。
このライトも太くシームレスに光りそうですね。
マフラーは左右1本ずつ出ています。
バンパー一体型に見えますが奥にマフラーがあります。
良いですね。左右1本ずつマフラー出てるのが1番好みです。
この展示車両はT6 Inscriptionですがアウターのドアハンドルのメッキ加飾が秀逸です。
アウタードアハンドルの外側を縁取るようにメッキ加飾が施されていました。ディテールに拘りますねー。
こういうの好きですww
以上でエクステリアレビューを終わります。
ボルボ V90 エクステリアレビュー まとめ
ボルボ V90 T6 Inscriptionのエクステリアを見てきましたがいかがでしたか。
シンプルな面構成に見えるのですが、明らかにボルボと分かる各パーツのデザインと全体的な形状で見せる造形力の巧さを感じます。
高張力鋼板も効果的に使われているようで、高いボディー剛性も確保されていそうです。
極めてスタイリッシュなスタイリングの中に人員に対する安全への最大限の考慮がされていて、スカンジナビアンデザイン力の高さを改めて感じさせられました。
以上で ボルボ V90のエクステリアのレビューを終わります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
次回はインテリア編です。
読んで貰えると嬉しいです。