ボルボ V90 レビュー前にチェック! 概要編
このV90はボルボ再生の一歩、第1号ということでその辺りも踏まえながらレビューしていきますね。
ボルボ V90ですがつい先日マイナーチェンジを受けていまして、
グレード展開なども変更があったようです。
展示車はマイナーチェンジ前のT6 AWD Inscriptionというグレードです。
まずは、V90の概要をボルボの歴史含めてお話ししていきます。
ボルボ V90ってどんなクルマ?
ボルボ V90はステーションワゴン(エステート)のフラッグシップモデルとしてそれまであったV70のフルモデルチェンジを機にV90と名称変更しました。
過去にもV90というグレードはあったそうで、現行は復活という形で2代目になります。
日本では2017年から発売されています。
ボルボの新しいプラットフォーム SPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)を採用した第1弾となっています。
ボルボは2010年までフォードグループに属していましたが、同年から中国の浙江吉利控股集団という会社の子会社になりました。
この会社が太っ腹で、資金は提供するからボルボの好きな車を創りなさいというスタイルをとり、ボルボのエンジニアがやりたいようにできたクルマがV90なのだそうです。
スカンジナビアンデザインの魂が詰まったクルマなんですね。
新しいプラットフォームですが、先ほどのSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)とCMA(コンパクト・モデュラー・アーキテクチャー)の2種類を用意していましてセグメントで使い分けるようです。
今後展開されるボルボのクルマも次世代プラットフォームを使って造られていくということです。
今回試乗するつもりだったXC40はCMAを採用して製造されています。
このプラットフォームの最適化を目指す動きは本当に世界的になっていますね。こういう流れから乗り遅れたメーカーが淘汰されていくのか、生き残っていくのかそういう部分も注目して見ていきたいと思いました。
ボルボ V90 グレード一覧
※特別仕様車は除きます
グレード | 駆動方式 | 価格(税込表示) |
T5 Momentum ガソリン | FF | ¥6,790,000 |
T6 AWD Inscription ガソリン | 4WD | ¥8,440,000 |
D4 Momentum ディーゼル | FF | ¥7,090,000 |
D4 Inscription ディーゼル | FF | ¥7,940,000 |
T8 Twin Engine AWD Inscription プラグインハイブリッド | 4WD | ¥9,640,000 |
ここも先日のマイナーチェンジで変更になっているようですね。
R-designのスポーティーグレードが廃止になったので乗り味濃いのが好きな方には残念な内容になったのでしょうか。
代わりに2.0ℓディーゼルエンジンのモデルがが追加になりました。
絶対的な金額としては高いですね。
スウェーデンではVIPを迎える時などV90を使用することもあるそうですので、当然と言えばそうなのでしょうね。
ボルボ V90 スペック一覧
2.0ℓガソリンターボ
グレード | T5 Momentum / T6 Inscription |
サイズ㎜ | 4,935×1,880/1,890×1,475 |
車体重量㎏ | 1,740 / 1,840 |
ホイールベース㎜ | 2,765 |
最低地上高㎜ | 120 |
駆動方式 | FF / 4WD |
トランスミッション | 8AT |
燃費JC08モード(km/L) | 14.4 / 12.7 |
サスペンション 前/後 | ダブルウィッシュボーン式 / マルチリンク式 |
エンジン最高出力(kW[PS]/rpm) momentum / Inscription | ( 187 [254] / 5,500 ) / ( 235 [320] / 5,700 ) |
エンジン最大トルク(N・m[kgf・m]rpm) momentum / Inscription | ( 350 [35.7] 1,500-4,800 ) / ( 400 [40.8] 2,200-5,400 ) |
最小回転半径 m | 5.7 / 5.9 |
2.0ℓディーゼルターボ
グレード | D4 Momentum / Inscription |
サイズ㎜ | 4,935×1,880×1,475 |
車体重量㎏ | 不明 |
ホイールベース㎜ | 2,765 |
最低地上高㎜ | 120 |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 8AT |
燃費JC08モード(km/L) | 16.2 |
サスペンション 前/後 | ダブルウィッシュボーン式 / マルチリンク式 |
エンジン最高出力(kW[PS]/rpm) momentum / Inscription | ( 140 [190] / 4,250 ) |
エンジン最大トルク(N・m[kgf・m]rpm) momentum / Inscription | ( 400 [40.8] 1,750-2,500 ) |
最小回転半径 m | 5.7~5.9 |
2.0ℓガソリン+モーター プラグインハイブリッド
グレード | T8 Twin Engine AWD Inscription |
サイズ㎜ | 4,935×1,890×1,475 |
車体重量㎏ | 1,740~1,840 |
ホイールベース㎜ | 2,765 |
最低地上高㎜ | 120 |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 8AT |
燃費JC08モード(km/L) | 15.0 |
サスペンション 前/後 | ダブルウィッシュボーン式 / マルチリンク式 |
エンジン最高出力(kW[PS]/rpm) | ( 235 [320] / 5,750 ) |
エンジン最大トルク(N・m[kgf・m]rpm) | ( 400 [40.8] 2,200-5,400 ) |
モーター最高出力(kW[PS]/rpm) | ( 65 [87] 7000) |
モーター最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | ( 240 [24.5] 0-3000 ) |
最小回転半径 m | 5.7~5.9 |
ガソリンのInscriptionのパワーはかなりすごいですね。1度試乗してみたいと思いましたが、新潟のボルボディーラーは店舗が少ないのでなかなか予約が難しいです。
私のような取材目的の人間(私は前もってブログ目的と伝えています)より、本当に購入検討している方が優先ですから仕方ないですね。
話が反れましたが、追加になったディーゼルエンジンは、マツダの2.2ℓディーゼルとパワーは勝りますがトルクは少し落ちますね。
もし購入するなら、ボルボのリセールの悪さを考えると長く乗りたいのでディーゼルもありかな。
最高グレードのT8 Twin Engine AWD Inscriptionも乗ってみたいなぁ。ターボとモーターの組み合わせは未だに乗ったことがありません。
高級車にしかなかなか存在しないので滅多にお目にもかかれませんし、体感してみたいですね。
ではボディーカラーを見ていきます。
ボルボ V90 ボディーカラー ラインナップ
ボディーカラーは豊富な14種類あります。
しかし似た感じの色でグラデーション的に少しずつ違う感じです。
そのなかで良いなと思うのが
このルミナスサンドメタリックですね。
高級感とおしゃれな輸入車の匂いを感じさせてくれる良い色だと感じました。
ソリッドのブラックとホワイトは無償ですが、その他の色は¥83,000の有料オプションとなります。
輸入車の塗装料金高いあるあるはボルボでも健在です。
ボルボ V90 インテリアカラー ラインナップ
マテリアル
まずグレードで素材に違いがあります。
Inscription:左のパーフォレーテッド・ファインナッパレザー
Momentum:右の本革
をシートや各内装トリムに使用されています。
インテリアカラー
Momentum:1、2、4、7、10
Inscription:3、5、6、8、9
それぞれグレードで対応したカラーを選択可能になっています。
カラー名称は
1、5:チャコール
2、4、8、9:ブロンド
3、10:マルーンブラウン
6、7:アンバー
デコレーションパネルは
Momentum:12(アイアンオレ・アルミニウム)標準装備
Inscription:13(リニアウォールナット・ウッド)標準装備 14(ダークフレーム・バーチウッド)オプション設定
となっています。
豊富に選択可能ですね。
国産メーカーもこれくらい内装色用意してくれないかなww
概要編は以上です!