新型【スズキ ジムニー 試乗レビュー】Part2 動的質感編 意外に高い静粛性。直進安定性も良い!!

スズキ ジムニー 動的質感レビュー!ラダーフレームのクルマってどう?

2018.7.30更新
2018年モデル

スズキの新型ジムニーに試乗できました。

という話の2回目です。

今回はPart2で動的質感のレビューします

 

簡単な感想としては、オンロードで走る分にはこの車の静粛性が一番光る部分ではないかと思いました。

 

試乗したのはジムニーのXCというグレードの4ATのクルマでした。

ボディーカラーはシフォンアイボリーメタリック ブラック2トーンルーフです。

前回の記事がこちら

今回初めてちゃんと見ましたが、無骨なかっこよさの中に少しかわいい感じもあってなんとも味のあるエクステリアになっていると思いました。

またスクエアが強調されたことで先代よりも大きく見えます。

 

 

 

試乗車のスペック一覧です。

スズキ 新型 ジムニー スペック一覧

 

 

ではジムニーの動的質感のレビュー行きます。

 

スズキ 新型 ジムニー 動的質感 レビュー

 

ドライブポジション

 

新型ジムニーに乗り込んでいきます。

 

 

ドアですが2ドアなのと、強度を高くするため鉄板も厚いのでしょうか、重めのドアですね。

閉めるとバウンッと重く丈夫そうな、でも軽っぽさもある開閉音です。

最低地上高205㎜と高めですが、乗り込みにくい感じでもなかったです。

 

 

フロントシートは大き目で座り心地は良いですね。

今乗ってるN-ONEと比較しても劣る点は無いです。

こちらのファブリックは撥水シートになっていて、機能性に考慮されていますね。

 

 

びっくりしたのがシートの調整でハイトの調整がなくリクライニングと前後スライドのみということ。

これは背の低い方や座高の低い方は見づらいとき何か敷かないといけませんね。

 

 

座るとハイト調整機構がないこともあり少しアップライドですね。

ステアリングにチルト(高さ調整機構)は備わっていますので35㎜の範囲で調整可能との事。

テレスコピック(ステアリングの前後調整機構)は無し。

ペダルレイアウトも違和感はないですね。

 

 

ジムニーはパートタイム4WDですので任意で2WDと4WDの切り替えが可能です。

画像奥のレバーでその切り替え操作が出来ます。

今回の試乗では4WDのみで走行しました。

 

動的質感

 

ドライブポジションが決まったところで、エンジンスタートボタンを押してVVTターボエンジンが始動します。

 

 

アイドリング音は静かですね!

軽自動車は私の所有しているN-ONEなども含めて、わりと大き目の音がしますがそれと比べてもあきらかに静かです。

 

 

新型ジムニーでは静粛性にもかなり気を使われているようで、その効果が出ているのだと思います。

 

 

ディーラー駐車場を出るためにアクセルをゆっくりと踏み込みます。

加速もとても静か。

軽自動車特有のチープな軽い加速音とはまた違います。

ステアリングは軽めですね。

そして柔らかい感じもSUVらしい感じです。

 

 

ディーラー駐車場を出るときの段差でラダーフレーム構造らしいというやつでしょうか、少し揺すられ感のようなものを感じました。

幹線道路に出てすぐ左折して少し加速を試せました。

4速ATは熟成が進んでいるのか、トルク感も感じられて力不足な感じはありません。

変速ショックも感じますが不快ではありませんね。

それより直進安定性が良いですね。

これはかなり意外でした。

ツイッターのフォロワーさんでトヨタのランドクルーザーに乗られている方がおられますが、その方も直進は良いとおっしゃっていたのでラダーフレーム構造は直進が良いのかな?と思いました。

 

 

しばらく走っていますと、凹凸の大きい箇所があるコーナーをそこそこなスピードで侵入した時にボディーが大きく傾きました。

おーっと思わず声が出そうになりましたww

モノコックボディーですと、車体がすべて一体になっているのでステアリングを切るとすべてが同時に動き始めます。

ラダーフレーム構造ですと、下部のフレームとボディーが別体となりますのでコーナリング時のGで外に大きく振られる感覚を体感したのだと思います。

これは新しい感覚でとても良い体験でしたね。

 

 

私は新潟県に住んでいますが、年1度はかなり雪がつもる場面があります。

雪がたくさん積もると道の除雪が間に合わずに圧雪路になり、深い氷のわだちが出来る時があります。

ジムニーは悪路走破性に優れているのでこういう道でも大丈夫かと思われるかもですが、雪道は少し別です。

私は冬の度に横転しているジムニーを何度か見たことがあります。

 

 

先ほどコーナリングで体感したように、雪道で過信して少しスピードを出そうものなら氷のわだちにタイヤを取られてボディーがGでさらに外に振られて倒れてしまうのでしょう。

クルマの機能を過信せずに常に安全運転で慎重に運転して欲しいですね。

 

 

オンロードで走る分には本当に静かですし、加速も重たくなく良くできていると感じました。

乗り心地も良かったです。

 

そんな感じで約10分弱程の試乗も終わりです。

 

スズキ 新型 ジムニー 動的質感 レビューまとめ

 

新型ジムニーの動的質感のレビューをご覧頂きましたがいかがでしたか。

 

ボディーやフレーム単体の剛性は相当なものだと感じます。

しかし、ラダーフレーム構造という特性上コーナリングでは独特のロール感を得ることが出来ました。

オンロードではこのクルマの本当の良い所は感じることは出来ないかもしれませんが、直進性や優れた静粛性もあってとても良い経験ができた試乗となりました。

 

 

以上で新型ジムニーの動的質感のレビューを終わります。

 

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

次回は内装編です。

読んで貰えると嬉しいです。

 

 

 

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