新型【スズキ ジムニー 試乗レビュー】Part3 インテリア全席・ラゲッジルーム編 なんとかファミリーユース出来ないか!?検討しました!

スズキ ジムニー インテリア レビュー!

2018.7.31更新
2018年モデル

スズキの新型ジムニーに試乗できました。

という話の3回目です。

今回はPart3でインテリア全席・ラゲッジルームのレビューをします

このジムニーが軽自動車でありながら本格SUVと言われる所以はインテリアにも通じるものがありました。

こちらが今回までの記事です。※別ウィンドウで開きます

 

 

今回のジムニーは、我が家のN-ONEの後継にどうか?!と考えていて

家族持ちでも何とかならないか?と後部座席等も検討してきたので参考にしてみて下さい。

結果としてはファミリーで使うのは無理か・・という判断になってしまいましたが。

その辺りの理由もしっかり検証しているので気になる方は続きをご覧ください。

 

 

試乗したのはジムニーのXCというグレードの4ATのクルマでした。

ボディーカラーはシフォンアイボリーメタリック ブラック2トーンルーフです。

 

今回初めてちゃんと見ましたが、無骨なかっこよさの中に少しかわいい感じもあってなんとも味のあるエクステリアになっていると思いました。

またスクエアが強調されたことで先代よりも大きく見えます。

 

 

 

ジムニーのスペックです。

スズキ 新型 ジムニー スペック一覧

 

 

ではジムニーのインテリア・ラゲッジルームのレビューしていきましょう。

 

スズキ 新型 ジムニー インテリア レビュー

 

フロントドア

 

 

見た目同様に武骨でワイルドなドアトリムですww

質感とかそんなことではなく機能ですね。

 

 

ウィンドウスイッチなどの電装関係は配置されていません。

衝撃でドアが変形した時等の修理費などを考慮されているでしょうね。

ドアグリップのボルト締め箇所の丸見えもこのクルマでは立派なデザインとして機能します。

 

続いてフロントシートを見てみましょう。

 

フロントシート

 

 

Part2の動的質感編でも触れましたが、こちらのシートは撥水ファブリックになっています。

撥水ファブリックの採用はXLのグレードからになります。

着座感は軽くアップライド、シートにハイト調整機構が付いていないのも理由の一つかもしれません。

座り心地は悪くなく、良好な方だと思います。

スズキのクルマは普通車もそうですが、ウレタン厚めでボリューム感があるシートが特徴的ですね。

 

ステアリング周辺

 

 

 

ジムニーのステアリングとしてはイメージより加飾もあって質感良いですね。

ステアリングがこの質感になるのもXCだけです。

本革はXC専用装備です。

クルーズコントロールもXC専用ですね。

この二つはメーカーオプションでも他のグレードでは付けることができません。

 

ステアリングの右側に目を移しますと

 

 

エンジンスタートボタンやサイドミラーの調整スイッチ、安全装備関連のスイッチなどが並びます。

こうやってみるとボルト加飾結構多いですね。

 

 

こちらのエアコン吹き出し口のメッキリングですがこのブロンズメタリックの処理もXCの専用装備です。

通常ではハードプラになるようです。

 

上の表で書いた以外にもなかなかXC専用装備多いんですよね。

 

メーター

 

 

メーターはオーソドックスな2眼メーターです。

中央にインフォメーションディスプレイが配置されます。

このインフォメーションディスプレイもXCですとこのように白い文字ですが、その他のグレードではオレンジの文字表示になっているようです。

 

メーター周りの固定もボルト締めがデザインで使われています。

武骨感を押し出していますね。

この文字盤周りのプレートもヘアライン調になっていて結構質感も良いんですね!

 

前席全景

 

 

機能別に水平に配置されたデザインですね。

ナビやメーターが並ぶラインと、エアコンやステアリングスイッチが並ぶラインのような種類分けになっています。

各セクション毎にしっかりと固定されており、全景でも武骨感出ていますね。

 

細部を見ていきます。

 

ナビパネル

 

 

試乗車にはナビは設定されていませんでしたが、見積もり情報にもある様に8インチのナビまで設定できます。

軽自動車で8インチが設定できれば充分ですね。

 

ナビ自体も高い位置に配置されているので、視線移動も少なく済みそうですね。

私が見積もりで選択したナビがスタンダード8インチナビセット¥151,794です。

 

エアコンパネル ウィンドウスイッチ関連

 

 

オートエアコンはXLからの装備です。

エアコンパネルの下にウィンドウスイッチと走行関連のボタンが設定されています。

ここにウィンドウスイッチを持ってくるんですね、考えられてるなぁ。

 

さらにその下にアクセサリーソケットが配置されています。

この辺りも堅牢なデザインですね。

 

シフトレバー周辺

 

 

シフトレバーは握りの太さが良くて操作感も良かったです。

程よい手応えで好みでした。

その後方に2WDと4WDの切り替えレバーが配置されています。

これがあるとメカメカしい感じになってかっこいいですね!

さらに後方にサイドブレーキのレバーとシートヒーターボタン(XLからの装備)が設定されています。

 

ここだけでレバーが3本あります。

男心くすぐりますww

 

 

その横にちょっとしたポケットですね。

試乗時にはスマートキーが入っていましたが、それには少し大きすぎる印象があります。

スマホなど入れるのに良さそうです。

そしてドリンクホルダーが2口ですね。

小物入れ付アームレストなどの設定もありませんので、必要最低限の収納といった感じでしょうか。

 

 

次に助手席側ですが、

 

助手席

 

 

 

太いグリップが設定されていて本格SUVであることが表現されています。

グリップ下はちょっとしたトレーになっていて実用的にも良さそうですね。

 

 

グローブボックスも充分な容量が確保されています。

これは軽自動車にしては広い方ではないでしょうか。

 

では後部座席に移りましょう。

 

後席・ラゲッジルーム レビュー

 

私は今回N-ONEの後継にジムニーをどうか?と思っていたのでここはかなり気にしている部分でした。

結果として家族で使用するのは厳しいな、という結果になりましたが、その辺りも踏まえてレビューしていきます。

 

後席シート

 

ジムニーは2ドアですので、後席に乗り込むためにはフロントシートを倒す必要があります。

 

 

もう少し倒せますがこれくらいの状態で後ろの席を見てみると、

 

 

こんな見え方です。

以前レビューしたマツダのCX-8を思い出す感じです。

パッと見の広さ的には同じくらいかと思いました。

後部座席に座ってみました。

 

 

身長175センチの私でこのような感じです。

ここで問題なのが、後ろに人が乗りこんだ状態で前に人がいないとシートの前後調整が出来ないんです。

なので大体のイメージでお願いします。

後席の使い勝手は乗員スペースとしては割り切られている印象です。

どちらかというとラゲッジルームとして使われる方に振ってありますね。

 

 

横から撮影するとこのような着座感になっています。

これはCX-8より狭いかなww

フロントシートが大体の位置なのでもう少し広いかもしれませんが。

 

 

後席用のアームレスト?完全にハードプラですが一応それらしく使えそうなものはありますね。

この部分は後席のシートバックを倒した時にツライチになります。

 

私はこの時点でN-ONEの後継としてジムニーを採用するのは難しいと判断しました。

後部座席からフロントのシートの前後スライドが出来ないのはキツイですね。

 

ではラゲッジルームに移ります。

 

ラゲッジルーム

 

 

こちらのバックドアは横開きで3段階で角度調整ができるようになっています。

画像はMAXで開いた状態です。

後部シートは起こしてある状態でラゲッジルームを見ると

 

 

荷物積めませんやんww

やはり後席は完全にラゲッジとして使用されることを想定されていますね。

これでは4人で買い物行くと、荷物積むところはほぼ無いと言っていいと思いました。

 

 

後席のシートバックとラゲッジ部分はハードボード仕様になっていて、道路とかに敷いてある鉄板の柄が施してあります。

この模様は凸形状になっているので、上に物を置くと動かしやすくなります。

急ブレーキすると全部前にスライドする恐れがあるので気を付けてくださいねww

 

 

全部倒すとこのような広さになります。

この状態で使うのがこの車の本当の姿かな?とも思いますね。

もちろん3人家族とかであれば、後席を一つ倒せば買い物の荷物位は事足ります。

しかし2時間位のドライブにはこの後席ではキツイかなという印象です。

 

このような理由で今回ジムニーはN-ONEの後継候補から外れました。

 

以上でインテリア全席・ラゲッジルームレビュー終わります。

 

スズキ 新型 ジムニー インテリア全席・ラゲッジルーム レビューまとめ

 

少し長くなってしまいましたが、ジムニーのインテリアをじっくり見ていきました。

如何でしたでしょうか。

 

 

インテリア全部で本格SUVとしての使い勝手や、メンテナンス部分などにも最大限考慮されていることが感じ取れ、メーカーの拘りが見て取れます。

こういうユーザーのことをよく考えて、ライフスタイルやランニングコストまで配慮があると嬉しくなりますよね。

全体的に武骨で壊れにくいようにされた機能重視のデザインですが、XCに関してはかなり質感も高いなと思いました。

ステアリングやメーター周りは特にそのように感じます。

 

 

冒頭でも述べましたが、今回N-ONEの後継として考えていましたが、ジムニーは最大2人乗りと考えて使い倒すのが幸せなクルマかな?と思いますね。

特に後席の使い勝手や居住空間はかなり割り切られているので、ファミリーユースに耐えられるものでは無いように思いました。

 

今回の試乗では、車の構造による走りの違いや、S660とはまた違う割りきり感等を体感できました。

 

以上で 新型 スズキ ジムニーのレビュー を終わります。

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

 

次回も読んで貰えると嬉しいです。

 

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