【ポルシェ・タイカン・ターボに試乗】EVでもやっぱりポルシェ!

ポルシェ・タイカン・ターボ試乗!内外装、動的質感のレポート

 

ポルシェのEVタイカンに試乗させて頂きました!

試乗車はタイカンのturbo(ターボ)!

エンジン無いのにターボって何か変な感じしますが、乗ってみると納得できる動的質感でした。

音以外はガソリンエンジンのモデルと同じフィーリングでした。

今回はその辺りをご報告できればと思います。

 

 

 

題名で「ポルシェだった!」言ってますが、私ポルシェ試乗させて貰ったの911カレラ、マカンに次いで今回で3回目です(^_^;)

少ない試乗回数ではございますが、試乗させて貰って確信してる事があります。

それは「ステアリングの取り付け剛性がとにかく高い!」

ハンドリングマシンのメーカーだけにステアリングに手を添えた時に伝わる車両にガッチリと根を張る感じがEVでも変わらずなのは流石だなと思いました。

 

 

ポルシェ・タイカンのラインナップ

ポルシェ・タイカンの価格帯をご紹介します。

ベースグレード

1,171万円 408PS 345Nm

4S  撮影した展示車グレード

1,448万円 530PS 640Nm

Turbo  今回の試乗グレード

2,023万円 680PS 850Nm

Turbo S

2,454万円 761PS 1050Nm

 

このようなラインナップになっています。

ベースグレードは後から追加されたようです。HP見るとNEWって出てました。

グレードによって出力が大きく違ってきますね。今回の試乗車Turboは680PS 850Nmもあったのか・・・

そりゃ速いはずだよ。

Turboで0-100加速が3.2秒。

人間2秒位になると加速に耐えられなくなるそうなのでギリギリのラインですねw

意識飛ぶ1秒前やで。

 

タイカン・Turbo試乗車の紹介

 

https://www.porsche.co.jp/dealers/niigata/

 

ポルシェ タイカンTurbo(ターボ) スペック一覧

車両本体価格¥20,231,000

駆動方式AWD
トランスミッション2AT
2速トランスミッション(リア)
1速トランスミッション(フロント)
車体サイズ全長4,963㎜×全幅1,966㎜×全高1,390
車体重量2,380kg
ホイールベース2,900㎜
最低地上高
サスペンション 前/後アルミ製ウィッシュボーン / アルミ製マルチリンク
航続可能距離(WLTC)450km
バッテリー容量93kWh
最高出力680PS 
最大トルク850Nm 
最小回転半径

 

まずその車体サイズ。全幅は1,966㎜で全長がほぼ5mの4,963㎜となっています。

全長だけならマツダの7人乗りSUV「CX-8」と同等。

 

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大きいですw

911カレラ(992)の全幅が1,852㎜なので約100㎜も違う事になります。

パナメーラが全幅1,937㎜、全長5,049㎜なので近いサイズ感になっていますね。

車重は2,380kgとかなり重たい印象ですが、以前試乗させてもらったメルセデスのEQCは2,550kgでしたので、かなり軽量化に注力されているのではないでしょうか。

 

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EQCは状況によって路面の凹凸による衝撃を強く拾う事がありました。

タイカンはどうでしょうか?

 

 

試乗車に設定されていたオプション

 

これを見るとちょっと涙出そうになるんですけど、気になるのでやっぱり調べちゃいました。

・キャララホワイトメタリック ¥0
・ツートン レザー フリー インテリア、ブラック/スレートグレー ¥80,000
・RHD 仕様
・サイドウィンドウトリム、ハイグロスブラック ¥58,000
・モデルエンブレム ブラック(ハイグロス) ¥40,000
・フロント1速トランスミッション/リア2速ミッション ¥0
・エレクトリック スポーツ サウンド ¥84,000
・ポルシェ ダイナミックシャシー コントロール(PDCC) ¥545,000
・スポーツクロノ パッケージ ¥186,000
・リア アクスル ステアリング、パワーステアリング プラスを含む ¥389,000
・21インチ Mission E デザイン ホイール ¥537,000
・ホイール エクステリアカラー同色ペイント仕上げ ¥198,000
・LED マトリックス ヘッドライトグレーシャーアイスブルー、PDLSPlusを含む ¥79,000
・固定式パノラミック ガラスルーフ ¥268,000
・グレーバンド フロントウィンドウ ¥19,000
・プライバシーガラス ¥84,000
・ヘッドアップディスプレイ ¥266,000
・トラフィック ジャム アシスト ¥96,000
・4ゾーン クライメート コントロール ¥137,000
・イオナイザー ¥48,000
・アンビエントライト ¥71,000
・14Way 電動 コンフォートシート(前席メモリー機能付) ¥0
・マッサージ機能、シートベンチレーション(フロント) ¥335,000
・リアシート用サイドエアバッグ ¥69,000
・マットカーボン インテリア パッケージ ¥335,000
・マットカーボン ステアリング ホイールトリムおよび Race-Tax リム、ヒーターを含む ¥148,000

以上のオプションが設定されていました!

合計 ¥4,072,000!!

うひー、オプションだけでクルマ買えてまう。

車両価格が約2,000万円ですから、上記オプション込みの乗り出しが2,500万円位でしょうか(;^_^A

 

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では簡単に内外装のレポートをします。

 

ポルシェ・タイカン4S 内外装レポート

エクステリアから見ていきましょう。

 

ポルシェ・タイカン エクステリア

 

 

展示車のボディーカラーはバルカノグレーメタリックでTurboからは無償となっています。(4Sには¥183,000の有償)

グレー大好きなんですが、この色もめちゃくちゃ良かったです。

塗装が滑らかでしっかりした膜厚を確保されていると感じます。

 

 

この艶感!ライティングも上手なんだと思いますが、プレスラインも見事に浮かび上がっております。

一見シンプルに見えるんですが、各パネルのエッジも上手く利用して細かいラインが多用されていますね。

シンプルだけど個性がある顔立ち。

 

 

ヘッドライトはアダプティブLEDヘッドライトが採用されています。

サイドはエアインテークになっており、ホイールハウスに空気を取り込んで整流させるようになっています。

このボディーカラーですとアクセントパーツのカラーリングと一体感が出てより塊感を感じますね。

 

 

フロントにもトランク(容量81ℓ)があります。

このトランクはセンターコンソールの8.4インチモニターで開閉可能。

外から開けることは出来ません。

 

 

このモニターですね。

画面上にフロントトランク開いたマークが見えますでしょうか?

この部分に触れると開くようになっていました。

フロントは開けるだけで、閉めるのは手動。リアのトランクは自動開閉可能です。

左のDCが充電口が150kW、400Vの公共充電スタンド用。

右のACが充電出力11kW(家庭用充電設備に対応したものと思われます)

となっています。

 

サイドビュー見ていきましょう。

 

 

美しい。

サイドになるとよりその滑らかでボリューミーな面構成に心を奪われます。

ルーフラインはファストバックスタイルでルーフからトランクエンドまできれいに繋がりを持たせてありますね。

ボディ―の高さ方向の幅とガラスの幅が2:1位になってるとスタイリッシュに見えます。

 

 

サイドビューも素晴らしかったんですが、一番テンション上がったのがアウタードアハンドルの剛性感!

通常のドアハンドルですと横に引く感じですが、タイカンは上に開く感じ。

この開く時の重さと取り付けのガチっとした感じで開けるときまで密度の高さを体感させてくれます。

 

 

 

一瞬、重っ!って感じるけどコクンとノッチが外れて開き始める感覚は癖になりそうでした。

 

 

こちらの展示車はオプションの「Turboエアロホイール¥359,000」を装着。

このホイールもデザイン性と空力が両立してる感じでかっこ良かったです。

 

 

タイヤはミシュランのパイロットスポーツ4。

サイズはフロントが245/45R20、リア285/40R20となっていました。

価格も含めスケール感が違いますね。

他メーカー含めてミシュランの採用率高い気がします。

 

 

ELECTRICのロゴは付けるか付けないか選べる無償のオプションとなっています。

フォントがオシャレで良い感じですね♪

画像見ながら気づいたんですが、DC充電口の右側のちょんと出たのなんでしょうね?

 

 

最後にリアビューです。

このフェンダーのモリっとした感じ、ヒップラインがタマリマセンw

先進感のあるデザインに仕上がってますね。

 

 

テールライトの外側とパネルの入り込んでいく感じも良いですね!

 

 

無駄な加飾が無くフォルムと滑らかな面構成で魅せる最高のスタイル。

このグレーの濃さが個人的にかなり好みです。

私の乗ってるプジョー3008のハリケーングレーより少し明るくてメタリックで艶やかな色味でした。

 

 

リアのトランクは外からも開けることが出来ます。

この黄色〇部分のボタンに触れると自動でオープンです。スイッチもデザインの邪魔にならないようにされています。

作動速度はちょうど良く、遅くは感じませんでした。

 

 

トランクの開口はこんな感じです。

さすがに広くはないですね。

 

 

リアのトランクは366ℓ。

フロントの81ℓと合わせて447ℓです。

 

 

ラゲッジボードの下には充電ケーブルが収まるスペースが確保されています。

 

 

閉めるときはこのスイッチで閉めることが出来ます。このスイッチはさすがに普通でしたw

 

 

ポルシェロゴが立体的に見えるようになってるんですね。

Taycanロゴに夢中になり過ぎた。

では内装も見ていきましょう。

 

ポルシェ・タイカン インテリア

 

フロントドアからでございます。

 

 

ポルシェなので当たり前のようにサッシュレスのドアです。

スポーティなクルマに採用されることが多いデザインですね。

ドアトリムの質感は良かったですが、分かり易く豪華絢爛ではない所に好感が持てます。

 

 

柔らかい素材を使用してはいますが、EVのイメージ表現なのか硬質感を感じる仕上がり。

合皮素材も、メッキのオーナメントもマット系で統一されていました。

動的質感のレビューでシート等には触れますのでその他のポイントに付いて書いていきます。

 

 

タイカンも最近のクルマらしくコンソールの下が空いてました。

しかし、これは何か置く為のものではないという事でしょうか?

何か置いても、サーってすぐ落ちてしまいそう。

もしかして、滑り止め素材になっていたか?触り忘れてしまいました。

ここに100均で買ってきたトレーとか置いてる方いらっしゃるでしょうかw

 

 

ドリンクホルダーは前後に2つ。

ホワイトのイルミネーションが設定されています。光にムラの無い綺麗な発光です。

 

 

ちょっと暗くて申し訳ありませんが、アームレストを開けるとこんな感じです。

浅くて狭いですが、そんなの関係ねーですね。

起毛処理もしっかりされています。

 

 

助手席側もスタイリッシュな空間ですね。

助手席の前にも10.9インチのモニターが付きます。

ステッチがインパネからドアトリムまでキレイに繋がっております。

水平基調でシンプルな内装は無駄を削いだ潔さ。外装のデザインともリンクしてきますね。

 

 

後席ドアも前席ドアと同等の質感が確保されています。

オーナメントのメッキ具合が渋いな。

 

 

後席の見え掛かりも暗くて申し訳ありません。

充分広い空間です。5mも全長あれば当然と言えば当然ですねw

 

 

エアコンは4コントロールのオプションが設定されていました。

液晶パネルで点灯時の質感も良かったです。(試乗車は撮影出来ずで残念)

センタートンネルはかなり高いですね。背の低い輸入車アルアル。特にFRベースのクルマは高いイメージ。

 

 

後席シートの高さも充分です。

身長175センチの私もしっかりリラックスできます。

撮影し忘れましたが、膝前空間は拳2つ位は入りそうでした。

 

内装レビューは以上です!

動的質感に移ります。

 

ポルシェ・タイカンターボ 動的質感レビュー

 

試乗車に乗り込んでドライブポジションを決めます。

ポルシェに限らず、高級車を運転するのはちょっと緊張するのでいつもより若干慎重にドラポジを調整。

 

 

ポルシェのセミバケットシートは一見薄く見えるんですが、座ってみると必要な所を見事に受け止めてくれるシートになっています。

面と点で受け止める配分に優れている印象で、ボルボのラージモデルのシートと似た収まり具合を感じます。

調整は14wayのパワーシート。細かく調整できるのは良いですね。(14wayは標準仕様のようです)

 

 

オプションで18way調整もセレクト可能。どこ調整してるか分からなくなりそう。

プジョーのシートも良いんですが、キュッと姿勢を正してくるようなプジョーのシートとは違い、自然と良い感じになっている感覚。

実際長時間乗るとまた違ってくるかもしれません。

足元ですが、ペダル類が座った時に結構左寄りに感じました。

ポルシェは元々少し左寄りの設定みたいですが、バッテリーでフロアが上がることにより余計に左に寄ったように感じたのかもしれません。

 

 

黄色矢印の部分で結構空間があるのが分かりますでしょうか。

 

 

上画像は以前試乗させてもらった911カレラのペダルレイアウトです。

少し見切れてはいますが、タイカンと比べると明らかにペダルは右側にあると思います。

この試乗時は良いレイアウトだなと感じた記憶がありました。

背の低いモデルは使える空間も少ないので足元のレイアウト調整は難しい所ですかね。

 

 

そう考えるとプジョーの208・2008のバッテリーレイアウトとかなかなか巧く設計されているなと思います。(プジョーも左寄り気味ですが、バッテリーはシート下等に配置され床が上がったように感じにくいレイアウト)

やはりペダルレイアウトはマツダさんが好きですね。人にもよるとは思いますが、あんなにしっくりとくる足元のレイアウトは他メーカーではBMW位かなと思います。

 

 

パワースイッチはメーター右側に配置されていました。

メーターディスプレイの右側は車高の調整やサスセッティングのタッチパネルにもなっています。

 

 

押すとデザイン性高い16.8インチのメーターディスプレイが起動します。

 

 

しっかりと従来のメーターを連想させるデザインになっていますが、そこまで立体感とかは感じませんでした。

結構シンプルにまとまってます。

 

 

左側はライト関係のタッチパネルスイッチ。

意外と操作はし易かったです。

そこまで手を触れる場所ではないのかもしれませんが、触れた跡を見ても指紋が目立ってない感じでした。

 

 

ステアリングを握った時のガチっとした取り付け剛性の高さ!

この感覚が運転の楽しさを予感させてくれてウキウキするんですよね。

かと言ってハンドリングが極端に重いというわけではありません。

ステアリングを切るとこのステアリングセンターの座りからリリースするクンとした手応えを感じます。

と、同時に車体がスッとダイレクト感高く向きを変えていくんです。

この連続性の高いスポーティで滑らかな動きに感動。

ハンドリングを楽しみたい私としてはこのフィーリングを味わえるだけで至福です。

 

 

アクセルを踏んでいくとプフォーーンとカッコいい電子音と共に加速していきます。

車重が2tを超えるクルマなんですが、重さを感じません。

他のメーカ―のEVに試乗させて貰った感覚ですと、EVって重たいのでそれが原因であろうネガに感じるポイントが必ず少しずつあるんです。

 

 

例えば、サスのちょっとした揺れ戻しに感じるタイムラグとか、ステアリング切った時に感じるタイヤの剛性負けとかですね。

ホントちょっとしたインフォメーションの陰りポイントがタイカンには感じられませんでした。

プレミアムスポーツメーカーとして、しっかりとそういうネガなポイントを潰し込む拘り。

ポルシェが初めて造ったEVですが、次世代に向け全く手抜き感無く開発されたんだろうなと素人ながらに思います。

 

 

新潟のポルシェセンターを出て少し通りの少ない道を走ります。

この道がアスファルト粒度が大きくてロードノイズが大き目に聞こえてくるクルマが大きいのですが、タイカンはあまり気になりませんでした。

インフォメーションとして小さ目にゴーと聞こえてきて不快感じるレベルには終始ならず。

 

 

車幅が1,966㎜もあるので多少大きさは気になりますが、通常の道を走る分には大きく気になる事は試乗中ありませんでした。

立駐や狭い駐車場は絶対避けたいですけども。

少し狭い道の交差点を曲がるシーン、ステアリングを切っていくとFRのクルマを運転してるようにクイっと曲がり切れてしまいます。

リアタイヤも曲がる機構になってるんだったかな?

 

 

乗り心地は気持ち良い硬質感。

コトコトとタイヤが路面の凹凸を拾いながら素早く揺れが収束し、車両のフラット感を保ちます。

高い剛体がフラットに進んでいくのは諸元の通りと言うか、重さを巧く使ってると言う感じ。

 

 

ブレーキのタッチも通常走行モードでは扱い易く剛性の高いブレーキでした。

踏み始めからしっかりと効くんですが、ノーズダイブになるような扱い辛さもありません。

オプションでセラミックのディスク(PCCB)になっているとの事でしたが、車両のオプション内容には記載がありませんでしたので、ターボ標準装備の★PSCB(ポルシェサーフェスコーテッドブレーキ)★だと思われます。

PSCB(ポルシェサーフェスコーテッドブレーキ)★

鋳鉄製のブレーキディスクとセラミックコーティングを組み合わせたもの。利点として、長時間のアイドル中であってもブレーキディスクの耐食性が向上し、ブレーキダストの生成が大幅に減少することなどがあります。

ブレーキ踏んでリリースしていくときにもコントロールできるというか、グッと踏んだり甘く踏んだりする時の細かいコントロールまで可能になっている感じです。

 

 

途中川沿いの道に出て少し加速も試させて頂きました。

ここでスポーツモードにしてさらに電子音もプラスするという設定にしてもらたんですが、加速音がスターウォーズで小さい飛空艇でチェイスしてるとき(分かりにくいか?)みたいな音になります。

これが最高にテンション上がりましたw

少し強めに踏んだだけなんですが、めちゃ速いのが一瞬で分かるので怖くて0-100加速3.2秒の片鱗を感じただけ。

速いのめっちゃ良いんですが、到底扱いきれないパワーはちょっと怖いですね(^_^;)

 

 

そんな感じで約15分弱の試乗も終了。

ありがとうございました。

 

ポルシェ・タイカンを体感してきたレビューでした(^^)

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

次回も読んで頂けると嬉しいです。

 

 

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