BMW 1シリーズ 118d 試乗レビューPart1
最後のFRハッチをレビュー
BMWのエントリーモデル、1 シリーズ 118d Sport に試乗させて頂きましたのでレポートします。
その前に
今回の試乗で嬉しかったことがあったので報告させてください。
このブログを初めてから輸入車試乗デビューしたんですが、初めて試乗したのがBMW・X2でした。
X2はBMWのコンパクトクロスオーバーSUV(BMWはSAV Sports・Activity・Vehicleと呼んでいる)ですが、最低地上高の高いSUVとは思えない走りを体感しました。
その時に対応していただいた営業さんが私の事を覚えていてくれて、しかもブログまでチェックしてくれているとの事でめちゃめちゃ嬉しかったです!
いつも思ってはいますが改めて、ディーラーの営業さんには忙しい時間を割いて一緒に試乗して頂いているので感謝しながらブログを続けていこうと思いました。
ベールを被った新型3シリーズ
この日は新潟の店舗で新型3シリーズのお披露目がある日でした。
私が行った時はまだベールを被ってましたので残念ながら見る事かなわずww
おはようございます😄
今週末はBMWで1seriesのディーゼル試乗させてもらいます。
Cセグハッチで貴重なFR、しかもディーゼル。楽しみです。新潟は土曜日の夜に新型3seriesセダンお披露目らしく、僕が行く時はベール被ってるとな。残念😂https://t.co/hKaoOldc3e
— UU (@WCLBlogAuthor) 2019年2月21日
また近いうちに試乗お願いしたいと思います。
長いフロントノーズが良く分かります。
展示車の価格¥6,541,000
ジェスチャーコントロール¥69,000、ヘッドアップディスプレイ付けるのに¥132,000するんですね。ちょっと高めでしょうか。
この辺りは標準装備にしてもらいたい感あります。
新型撮れない代わりに隣にいた現行3シリーズ Touring撮影させてもらいました。
最後にちょこっと画像だけ貼っときますので、良かったら見て下さい。
では本題に戻ります。
今回は今年の秋にフルモデルチェンジを控えた1SERIESに試乗させて頂きました。
時期モデルはFF化がほぼ確実となり、Cセグメントハッチバックで最後のFRレイアウトモデルが無くなってしまう前に試乗しておきたい、と思った次第です。
実際運転してやっぱりこいつは良い!!と思いましたね。
さらにパワートレインはこのクラスには必要充分な2.0ℓディーゼルターボエンジンです。
FRハッチでディーゼルって、レアな組み合わせですよね。
では簡単にスペックから見て行きます。
BMW 1シリーズ スペック
※今回見積もり貰ったのがM SportというグレードなのでスペックもM Sportのものにしています。Mスポは最低地上高が10㎜低くなるくらいです。
2ℓディーゼルとしては若干寂しめの数値にはなっていますが、車重1,500㎏に満たないコンパクトハッチを動かすには充分でしょう。
先日レビューしたフォルクスワーゲンティグアンのTDIのディーゼルエンジンのスペックと近いですね。ティグアンの方が最大トルクが20N・mほど高いです。
フォルクスワーゲンティグアンTDIハイライン。良いクルマでした。
サイズ的には今のCセグハッチとしては小ぶりですね。
次期型はもう少しサイズは拡大すると個人的には思っています。特に全幅は1,800㎜くらいにはなりそうな気がします。
しかし、いくつかの先行情報サイトではそこまで変化無いと予想されていますので、大きくならないかもしれません。
楽しみです。
新型の発売時期は秋頃
冒頭でも書きましたが、2019年中に国内でのフルモデルチェンジを控えている1シリーズですが、発売は秋頃との事です。
10月位ではないでしょうか、と営業さんの予想でした。
MAZDA3のSKY-Xの発売時期と被りますね。SKY-Xの上級グレードでは価格もバッティングしてくるグレードもありそうです。
悩まれる方もいらっしゃいそうですね。
新型はFFのプラットフォームになるのでFRらしい長めのフロントノーズはこのモデルで見納めになりそうです。
FFでエンジンが横置きになれば、キャビン長が長く取れるので居住性は向上すると思って間違いないと思います。
乗員にとって快適さが増すのは嬉しいですよね。
新型で気になってるのが内装の照明関係です。
このアンビエントライトは良いんだろうか?
照明のやり過ぎは趣きが無くなるので個人的にはオプション扱いでいて欲しいですね。
新型はFFベースにもなるので現行1シリーズは貴重な存在かも。
今のうちに試乗行っとこうかな。https://t.co/yOO4UiaDNv— UU (@WCLBlogAuthor) 2019年2月17日
このやり過ぎ感あるアンビエントライトが採用されるのかも注目ですww
では見積もりの紹介に移ります。
BMW 1シリーズ 118d M Sport見積もり紹介
今回試乗したのは118d Sportという車両本体価格¥389万円のベースグレードでした。
現在このグレードは廃止になっています。
現行のディーゼルエンジンモデルは、118d Fashoinista¥407万円と118d M Sport Edition Shadow¥407万円という体系になっています。
見積もり頂いたのはお奨めのM Sportの方ですが、車両価格は¥409万円になっています。
なぜでしょうか?ww 気にせず話進めちゃいます。
M Sportは見た目等もスポーティーになって内装の質感も上がります。
その見積もりがこちらです。
118d M Sport 見積もり
ボディーカラーはアルピン・ホワイトで追加料金はありません。
総額¥4,903,080!!
車両価格から結構上昇です。
内容を確認します。
諸費用関係
諸費用・・・¥134,900
延長保証関連・・・¥199,000
メーカーオプション
ここが少し分かりづらいんですが、オプションとは書いてありますが強制的に付いてくるものもあるみたいですね。
¥187,000のオプションはダコタレザーシート、電動パワーシート(運転席&助手席メモリー機能付)、HiFiスピーカーシステムのセットのようです。
フロントシートヒーティング¥44,000は上記オプションとセットでしょう。
パーキングサポートパッケージ¥147,000ですが、リヤビューカメラ(予想進路表示機能付)、パークディスタンスコントロール(フロント&リヤ、ビジュアル表示付)、パーキングアシストのセットです。
ディーラーオプション
DSRCセットアップ・・・¥5,400
コーティング・・・¥59,000
このようになっています。
安全装備、8.8インチのHDDナビ、フロアマットなどは標準装備なので嬉しいですが、シートヒーターも強制オプションにするなら最初から入れた金額にして欲しいですね。
サンルーフは受注オプションとして、¥144,000で設定があります。
ヘッドライトもガソリンのベースグレード以外はすべてLEDになっています。
BMWのディーゼルターボモデルで500万円切るので妥当な価格ではないでしょうか?
続いてエクステリアのレビューにいきます。
BMW 1シリーズ エクステリア
※試乗車のグレードは現在廃止されていますので、このまんまのエクステリアで新車購入は出来ないです。
フロント
エントリーモデルでもしっかりBMWって感じです。
全幅は1,765㎜と広くはありませんが、全高が1,430㎜と低いのでロー&ワイド感あって良いですね。スタンスのきいたスタイルは好きです。
ブランディングということだと思いますが、既視感があってどのモデル見てもフロントフェイスでの新鮮味には欠けるかなと思います。
安心のかっこよさはありますけどね。豚鼻とかディスられるキドニーグリルは個人的には好きです。
グリルの質感も高いですね。縦縞もしっかりグロス塗装されています。
キドニーは英語で腎臓の意味ですが、このグリルが初採用されたのは1933年のジュネーブショーで発表されたモデルからだそうです。
かなり歴史がありますね。海外、特に欧州は伝統とか文化、古い物を大切にしますよね。
そういう脈々と受け継がれてきたものに人は惹かれるんでしょうか。
ヘッドライトはLEDですが、アダプティブLEDヘッドライト(ALH)ではありません。3シリーズからALHは標準装備されるみたいですね。
1シリーズにはオートハイビーム機能も付いていません。
キズが心配ですが、フォグライト周りのベゼルはピアノブラックで質感良いですね。
サイド
このサイドビューが秀逸ですよね!
全長4,340㎜にホイールベース2,690㎜ですから、かなりロングホイールベースです。
MAZDA3が全長4,460㎜でホイールベースが2,700㎜ですからその長さが分かって頂けると思います。
サイドのキャラクターラインもありますが、コテコテした感じもなくシンプルにプロポーションで見せているところに好感が持てます。
グッと後ろに向かって引っ張っているようなフォルムにどっしり感と躍動感がありますね!
タイヤが四隅に配置されサイドもフロント同様踏ん張り感のある、見た目になっています。
これはFRプラットフォームの構造的な恩恵がありますので、今このデザインの1シリーズはこのモデルでしか購入できないですね。
ちょっと思うのはAピラーの付け根をもう少し後ろに引いて、フロントガラスの傾斜を若干立てるだけで、もっとロングノーズ感が出て良かったんじゃないかと素人目線で感じています。
マツダのCX-5が現行モデルに使った手法です。こうやってレビューしてると改めてマツダのクルマは欧州車と比較してしまうことに気づかされます。
もちろん、このままでもスピード感があるので良いんですけどね。
ウィンドウトリムは無塗装の樹脂仕上げになっていました。
ここは現状の販売グレードになるとピアノブラックになります。
足は195/55R16の16インチアルミホイール・タイヤですが、MSportは225/45R18の18インチ、ランフラットタイヤでした。
リア
ひいて撮れなくて見え方が実物とちょっと違いますが。
リアのコンビネーションランプも横に広く存在感あって良いですね。
マイナーチェンジ前のシンプルな感じも好きでした。フォルクスワーゲンのポロと似てましたよね。
Cセグハッチバックは使い勝手も良いし、走りも楽しめるしで、ほんと万能車だなと思います。
売れなきゃダメなのも分かりますが、どのメーカーもこのセグメントは大事にして欲しいです。
リアのコンビネーションランプですが他の現行モデルと比べると、デザインがさすがに古く感じてきますね。
他のモデルはもっとシャープな感じに変化してきました。
デビューして8年、2015年のマイナーチェンジから4年ですからね。
国産メーカーは1つのモデルのサイクルが伸びているものが多いです。
今回の1シリーズで前期モデルが2004~2011年、現行が2011~2019年。ちょっとずつモデルサイクルが伸びるのはどのメーカーも同じ傾向かもしれませんね。
マフラーは片側1本だしで至ってシンプルです。
リアのロアバンパーガーニッシュがピアノブラック処理はあまり見かけないかも。
フューエルリッドは部分的に樹脂でカバーも付いていますね。
さすがのプレミアムブランドでもエントリーモデルなのでしょうがないでしょうか。
出来れば全部樹脂でカバーしてくれると嬉しいです。
ウィキペディアの受け売りですが、サイドミラーにウィンカーを内臓したのはBMWでこの1シリーズが初めてらしいですw
いやーかっこいいわ。
エクステリアのレビューは以上です。
まとめ
最後のFRハッチバック?になるかもしれないBMW 1シリーズの見積もりやエクステリアを紹介しました。
FR独特のフロントノーズの長いスタイリングがこれで最後かと思うと勿体ないなぁと思ってしまいます。
BMWですから新型もスタイリングは良い物が出来てくるのだろうとは予想しますが、FRならではのフロントタイヤの位置や伸びやかさがどこまで追求されるでしょうか。
メーカーは違いますが、ボルボのクルマもFFレイアウトで短いオーバーハングや長いフロントノーズでスタイリッシュなクルマが仕上がっています。
現行モデルでも先進安全装備はある程度そろっているので、電子パーキングブレーキやオートホールド、ALHなどに拘りが無ければ現行モデルも充分魅力的だと思いますね。
FRハッチバックで2.0ℓディーゼル積んでるなんて贅沢なクルマもそうそうありませんので気になる方は是非、試乗に行ってみて下さい。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
近いうちに新型3シリーズも試乗させてもらおうと思いますのでチェックお願いします。
では現行の3シリーズツーリングの画像をどうぞ。
BMWの黒ボディーって特に締まってみえます。
キドニーグリルの縦縞はグレードによって太さが違うんですね。
MSportのステアリングが良いですよね!
BMWの公式HPです。
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