2018 マイナーチェンジ! ジェイドの内装をレビュー 前席編
今回はマイナーチェンジしたジェイドRSの内装を見ていきます!
まずはスペックから。
新型 ジェイドのスペック
公式HPを参照お願いします。
別ウィンドウで開きます。
ハイブリッドのパワーユニットはヴェゼルと共通ですね。
ガソリンの1.5ℓターボはステップワゴンと共通です。去年発売されたシビックと同じ出力アップしたエンジンに改良されるのか期待していましたが少し残念。
新型 ジェイドのグレード展開
ハイブリッド
HYBRID RS・Honda SENSING 5人乗り 2,898,720円
HYBRID X・Honda SENSING 6人乗り 3,088,800円
ガソリン
G・Honda SENSING 5人乗り 2,398,680円
RS・Honda SENSING 5人乗り 2,558,520円
X・Honda SENSING 6人乗り 2,748,600円
となっています。
売れ筋はやはりRS・Honda SENSINGでしょうか。
私が購入検討するならこのグレードかなと思います。
では新型ジェイド RS Honda SENSING の内装を見ていきましょう。
ホンダ ジェイド RS インテリア 前席レビュー
前席から見ていきます。
前席
フロントドアを開ける時に感じたのが扉の重さです。
えっ、こんな重かったっけ??重厚感があると言えばそうとも言えます。
もう少し軽くても良いかな。
ドアを閉めると鈍くどんっと重厚感のある音です。
これはいいですね!!一気に外の音が遮断され、これから運転するぞって気分があがりそう。
フロントドア内側を見てみます。
ドアトリム上部はソフトパッドになっていて、ドアパネルはカーボン調のものが設定されています。
マイナーチェンジ前のRSはカーボンではなく木目調パネルでした。
RSと言うとどうしてもスポーティーな印象ですので木目調パネルには違和感を感じていました。
ですのでこの変更は歓迎です。
トリムの真ん中は広い面積でステッチ付の合成皮革が貼られており上質感が漂いますね。
ドアアームレストはステッチはありませんがボリュームがあり肘を置くととても良い感触でした。
ウィンドウスイッチパネルですが
無塗装プラからピアノブラックパネルに改良されています。
パワーウィンドウはオールオートです。
ホンダにしてはこの設定が珍しいんですよね。
個人的にオールオートにはこだわりがありませんが、あると便利ですよね。
続いてフロントシート
素材はメイン部分にラックススウェードを採用しています。
マイナーチェンジ前は現行 X と同様のサイドがプライムスムース(合成皮革)にメイン部分が大きな網目のメッシュの生地でしたが、これが割と滑る印象でしたので今回の改良で滑りにくくなりました。
フロントシートの座り心地はサイドサポートは弱めですがランバー部はしっかりと受け止めてくれます。
ラックススウェードの採用で滑りにくくなっていると思うので、運転の疲れも軽減されそうです。
問題は色ですが、オレンジステッチと何となくカーキっぽくもみえなくもないブラックの組み合わせが良いとは思えませんでした。
もともとオレンジがあまり好みではないせいかもしれません。
ここはマイナーチェンジ前のシートカラーの組わせの方が好きでしたね。
前席全景を見てみます
逆光で見えづらくて申し訳ありません。
大きなカーボンのインテリアパネルが採用されRSのキャラクターに合っていると思います。
デザインもおおらかな感じでスッキリした印象です。解放感がありますね。
このカーボンパネルはマイナーチェンジ前のハイブリッドの廉価グレードに使用されていたものと一緒だと思います。
細部を見ていきます。
まずはステアリング
本革巻きになっていて、こちらにもシート同様オレンジのステッチが施され、カラーの統一がされていますね。
ステアリングのデザインは普通ですね。
レザーの質感はさらさらした上質なタイプです。
ステアリングスイッチの配置ですが左がオーディオ関連の操作スイッチが配置されています。
左下はBluetoothなどで携帯電話を登録した時に通話の開始と終了ができるスイッチです。
音声での操作にも対応していそうですが、詳細は調べていません。
ステアリング右側はACC(アダプティブクルーズコントロール)の設定関連のスイッチ。
右下はメーター内のマルチインフォディスプレイの表示切替関係のスイッチです。
その奥にデジタルメーターのパネルがあります。
メーターはアナログが好きですが、この高い位置に設定されていると視線移動が少なくてすむので良いですね。
続いて足元の各ペダルですがステンレスの装飾がされているのはRS専用装備です。こちらはマイナーチェンジ前と変わりありません。
次はナビ周辺です。
このRS・Honda SENSINGの試乗車には7インチのディーラーオプションナビが設定されていますが、8インチのナビまで設定可能です。
ここで残念なのがこの辺りの質感ですね。
細かくいうと、エアコンが左右独立で無い点とナビが収まってるパネルの質感が良くない事です。
このパネルも上部のパネルと同じくシボがついたタイプにするか、異素材にしてもらえると嬉しいですね。
エアコンはジェイドの車格ですと左右独立が今では当たり前になってきています。
これはもともとの設計年次が古いということも影響しているかもしれませんが、勿体ないなぁと思います。
この辺りから少し辛口になってきますのでジェイドを愛して止まない方はお気を悪くされたら申し訳ないので飛ばして下さいね。
次にシフト周りに移ります。
こちらは1.5ターボのガソリン車ですので、センターコンソールは収納もありますが、ハイブリッドになるとここにバッテリーユニットが収められた背の高いセンターコンソールになりますのでデザインが変わり、収納は格段に減ります。
ジェイドは電子制御パーキングブレーキの設定はありません。
今回のマイナーチェンジでステーションワゴンへと舵取りを変更し、ライバル車をレヴォーグにしていると記事で読みましたがレヴォーグはもともと電子制御パーキングブレーキの設定があったのに加えてブレーキホールド(スバルではオートビークルホールド)の機能も追加されています。
レヴォーグを意識するなら頑張って搭載してくれると良かったです。
シフトレバーはシフトブーツはありませんが、デザインが良いので安っぽい感じはありませんね。
センターコンソール横のピアノブラックパネルは、マイナーチェンジ前は無塗装のプラスチックでしたので質感向上しています。
その奥にはスマホや小さい財布なら入るシャッター付の収納になっています。
ドリンクホルダーもシャッターになっていますが、このシャッターの操作感が良いですね!適度な重みがあり好印象です。
小さい収納の上にはUSBやアクセサリーソケット、HDMIの端子が設定されています。
この端子の種類もグレードや、選ぶディーラーオプションのナビ次第で変わってきますので詳細はディーラーでご確認お願いします。
シフトレバー奥の小さい収納に私の小さい財布を入れてみましたww
意外と浅いんですよね。
これくらいのサイズ感です。参考にしてください。
次にドリンクホルダーですがリッドが付いていて使い易そうです。
内装を確認しながら感じたのですがこのRSの内装は何かと装備が足りない点や、質感的な問題もあるのですが何か訴えてくるものが無いんですよね。
これは好みの問題だと思いますが。
次にアームレストコンソールです。
表皮はステッチ付の合成皮革です。蓋を開けて中の広さを確認します。
特別広くはありませんが収納は多いに越したことはないですね。
後方の段差が付いている所にある蓋みたいなのは何かのメクラでしょうか。
中国仕様だとアクセサリソケットの設定でもあるのかな。オプションの配線口かもしれません。
助手席側の画像です。
グローブボックスを開けた写真は撮り損ねました。
上に目をあげてみます。
サングラスホルダーがあるのは嬉しいです。
他社の車でも結構省かれがちな収納ですよね。
照明はLEDになっています。LED照明なのはフロントのみであとは豆球です。
全部LEDだと良かったですが、残念です。
ホンダ ジェイド インテリア前席レビュー まとめ
前席の内装を細かく見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
感想としては各質感の向上は見られるも、もともとの装備の問題もあるかもしれませんが全体的に中途半端ですね。
マイナーチェンジ前の感想でも書きましたが、動的質感の特にハンドリングに関しては本当に良いものを持っているので勿体ないと思います。
「金額がレヴォーグに対しては安めに設定されています」と言われるとそうですが、昨今のユーザー特にジェイドやレヴォーグを購入検討される方は目も肥えていらっしゃいます。
そういう方にアピールできる装備と内容になっているかというと、そこまで行っているとは思えませんでした。
以上でインテリアのレビュー前席編を終わります。
次回は5人乗り設定になり初めて目にした、後部座席の質感と使い勝手について書きたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
次回も読んでもらえると嬉しいです。