パサートヴァリアント 1.4ℓターボ 動的質感レビュー!
フォルクスワーゲンの パサートヴァリアント に試乗させてもらいました!
という話の2回目で 動的質感 のレビューをしていきたいと思います。
前回はエクステリアのレビューをしました。
合わせてご覧ください。別ウィンドウで開きます
今回試乗させていただいた車は TSI Eleganceline というグレードでした。
1.4ℓガソリンターボモデルの中間グレードです。
ではフォルクスワーゲン パサート・ヴァリアントのスペックを確認します。
フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント スペック 一覧
1.4ℓターボモデル
2018年6月現在
では パサート ヴァリアントの動的質感のレビューをしていきます。
フォルクスワーゲン パサート・ヴァリアント 動的質感レビュー
ドライビングポジション
ではシートに乗り込んでいきます。
着座して感じたのは、意外と柔らかい着座感です。
以前乗ったゴルフのシートはもっと硬くて、体を点と線で受け止めるようなイメージでしたが、これはどちらかというと面で受け止めるタイプのシートです。
シート座面は薄く感じることも無く座り心地良好ですね。
サイドサポートはそこまで強くはないです。
ポジションの調整で気になったのが、調整の方法ですね。
ランバーサポート調整・リクライニングはパワーで、残りはマニュアルというなんとも煩雑な組み合わせwwこの組み合わせする方がコストかかりそうです。
試乗車のTSI Elegancelineがこの仕様になり、TSI Highlineはすべてパワーとのこと。
他に装備調整するとこあるのでは?と思ってしまいます。
着座感ですが、かなりアップライドな感じがありますね。個人的には低めな着座感が好きなのでこれは少し残念かなと思います。
次にペダルレイアウトです。
ペダルに足を置いた感じは輸入車特有の左に寄っている感じもなく普通の着座感です。
アクセルペダルは吊り下げタイプでした。
アクセルペダルや、つりさげペダルのステーが太いですね。
国産のはここまで立派な感じではなかったと記憶しています。メーカーで違うとは思いますが。
ステアリングは高触感皮で先日レビューした ホンダ シビックハッチバック の物と良く似ています。
少しですがDシェイプになっていますね。画像見て気づきましたww
動的質感
ではドライビングポジションが決まったのでエンジンをスタートします。
シフトレバー横にあるエンジンスタートボタンを押すと1.4ℓターボエンジンが息をし始めます。
アイドリング音は思ったより聞こえるかな?と言う感じでした。
車のキャラ的にもっと静かな印象だったので余計かもしれません。
もちろんうるさい感じではありません。
電子制御パーキングブレーキを解除してゆっくり走り始めます。ステアリングは軽めに感じますね。
駐車場を出るためにステアリングを切っていくと応答は少しゆったりとしていますね。
遅いかなと思う、一歩手前位のステアリングに対する車の挙動応答、と言いましょうか。万人受けしそうだなと思いました。
私がステアリングに対する車の挙動応答が速い方が好きなので。
片側1車線の道をそこそこのスピードで流して走っていきます。
アクセルを踏み込むとグアアンという音とともに力強く加速します。
欧州車って加速の時の音はわざと聞かせる設定なんでしょうか?
先日のAudiもそうでしたが、そこそこな音でエンジン音が聞こえます。
嫌な音ではないのでそこまで気にはなりませんが、以前レビューした マツダ・CX-8 のディーゼルの方が静かかもしれませんww
1,500回転で最大トルク250N・mを発生するエンジンですが、1.4ℓで1,510㎏の車重をここまで軽々と引っ張れるのかと感心します。
最近のCVTもダイレクト感は出せてきているのですが、やはりこちらの方が応答というか踏んでから、グイっと来るのが速いですね。
若干の差ですが、これに慣れると確かにCVTは少し遅く感じてしまうようになるのかなと思いました。
試乗する中で大きな入力のあるシーンがありましたが、良く動くサスペンションで体が大きく揺さぶられることもありません。
乗り心地は良く、フラットな感じで運転できますが、道路との接地感は弱く乗り味は薄めかなという印象ですね。
サイドの前方視界も確保され悪くないのですが、サイドミラーが少し小さいのと、先端の方が広角が見えるように、少し歪んで見える設定なのが慣れが必要だと感じます。
途中で少し狭い道に入りましたが、大きな車体を感じさせなかったですね。
車両感覚がつかみやすく運転はしやすいです。
ここはアップライドな着座位置が効いているかもしれません。
この車は乗り心地優先のロングツーリング仕様のファミリーカーだなという感想を抱いた試乗でした。
以上で 動的質感レビュー 終わります。
フォルクスワーゲン パサート・ヴァリアント 動的質感レビュー まとめ
パサート・ヴァリアントの動的質感をレビューしてきましたがいかがでしたか。
エクステリアと同じく大人な乗り心地を提供してくれる、ステーションワゴンです。
良く動くサスペンションで乗り心地は良いのですが、ドライビングプレジャーは弱いかなという印象です。
走行中も滑る様に走っていきフラットライドですが、ロードインフォメーション、接地感ともに薄く感じました。
濃い乗り味を求める方は、もう少しスポーティーなモデルをお奨めしたいですね。
全般的にはほんとに良くできた日本車のようなイメージでした。
では最後にパサート・ヴァリアントの動的質感の魅力・残念ポイントを箇条書きにします。
フォルクスワーゲン パサート・ヴァリアント 動的質感 魅力ポイント
・大きめの車体サイズですが、車両感覚がつかみやすく運転しやすい。
・力強い加速をえられる1.4ℓターボエンジンは凄い。
フォルクスワーゲン パサート・ヴァリアント 動的質感 残念ポイント
・シート調整方法の煩雑さ、パワーとマニュアルの組み合わせは違和感を感じます。
・乗り味は全体的に薄めなので、運転する楽しさは弱い印象。
以上でフォルクスワーゲンパサート・ヴァリアントの動的質感レビューを終わります。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。
次回は、内装編です。読んでもらえると嬉しいです。