パサートヴァリアント 後席・ラゲッジルーム 使い勝手検証!
フォルクスワーゲンの パサート・ヴァリアント に試乗させてもらいました!
今回はPart4で インテリア・後席・ラゲッジルームのレビューをしていきたいと思います。
Part1からPart3までレビューををしてきましたが、今回でパサート・ヴァリアントのレビューは最終回です。
前回までの記事です。合わせてご覧ください。別ウィンドウで開きます
【フォルクスワーゲン パサート・ヴァリアント 試乗 レビュー】Part1 エクステリア編 伸びやかで洗練された大人のステーションワゴン!!
【フォルクスワーゲン パサート・ヴァリアント 試乗 レビュー】Part2 動的質感編 快適重視のジェントルな乗り心地!少し気になる部分も。
【フォルクスワーゲン パサート・ヴァリアント 試乗 レビュー】Part3 インテリア前席編 質感のレベル高い!国産車にはないその雰囲気にため息!!
ではフォルクスワーゲン パサート・ヴァリアントのスペックを確認します。
フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント スペック 一覧
1.4ℓターボモデル
2018年6月現在
ではパサート・ヴァリアントの後席内装レビューに移りましょう!
フォルクスワーゲン パサート・ヴァリアント インテリア後席・ラゲッジルームレビュー
後席ドア
前席ドアと同じく質感の高いドアトリムになっていますね。
上部はソフトパッドですし、アルミのオーナメントパネルも立派なものが設定されています。
いいなと思うのは後席のツイーターにもメッキ加飾が施されています。素晴らしいですね。
パーツのつなぎ目が平板ではなく絶妙に盛り上がったり少し段差をつけることで陰影をだしていて凝縮感を感じられます。
後席にもステンレススカッフプレートも設定されています。ここも割り切られやすい箇所なので手抜き感がありません。
しっかりと造りこんできますね。
後席シート
私のカバンが写りこんで申し訳ありません。
かなり広い後席の空間ですね。エクステリアの長いキャビンスペースからある程度は想像がつきましたが、改めて見るとほんと広いですw
やはりこの車はヨーロッパの長いバケーションでのロングツーリングを乗員全員が快適に移動するための仕様になっているなという印象です。
マツダ・アテンザワゴンも後席は快適でしたが、広さに関してはパサート・ヴァリアントに分がありそうです。
あとの項目でも言いますが、アテンザワゴンは快適装備関連が充実しているので、ここから少しだけ比較しながらお話します。
シートバックも前席同様質感の高いシートでやわらかい座り心地も同じです。
着座感も自然でリラックスできるシートですね。リクライニングはできませんが必要なさそうです。
座ってみると、この足元空間はかなり広いです。運転席は身長175センチの私のドライビングポジションです。
ちなみに私はドラポジをタイト目な設定にするので参考にして下さい。
簡単にとは言えないですが、足も組めてしまいます。
シートバックポケットも運転席・助手席どちらにも完備しています。
Cセグメントの車ですと省略されがちな運転席のシートバックポケットですが、このクラスになりますと当たり前についてきますね。
最近では軽自動車でさえ当たり前に付いているので、普通自動車には付けて欲しいなとも思います。
後席アームレストはもちろん設定されていて、
ドリンクホルダーも完備です。大きな後席用アームレストになっていますがドリンクホルダー部分は特に質感は良くは無いですね。
ここはアテンザワゴンにかなり分があります。
こちらがアテンザワゴンの後席用アームレストです。
リッド付きのドリンクホルダーに後席シートヒーターのボタンがあります。
アテンザワゴンでは後席シートヒーターも装備されています。
後席のシートヒーターはパサート・ヴァリアントでは設定がありません。
この蓋の部分を開けると、
起毛処理された底板が現れ、さらにUSBのスロットが2口も設定されています。
広さでは、パサートヴァリアントに分がありましたが、この快適装備充実のアテンザワゴンを見るとアテンザワゴンの方が良さそうに思ってしまいますね。
あと一つ気になるのが、後席足元真ん中のセンタートンネルです。
この高さが伝わりますかww
これでは真ん中に座る人は大変です。実質4人乗りと言われてしまうほどのトンネルの高さは如何なものでしょうか。
ボディー剛性にはかなり効いてくるとは思いますが、もう少し工夫が欲しいですね。
センタートンネル上部コンソール後端にはエアベンチレーションも装備。
これはあると嬉しい快適装備です。確認し忘れたのですが、ベンチレーション下の開閉しそうな所にアクセサリーソケットが設定されていそうです。
カタログで確認しましたら、設定があるのでここにアクセサリーソケットがあると思われます。
こちらはアテンザワゴンの後席
質感はほぼ同等です。
しかしパサートはトリプルゾーンエアコンですが、アテンザは送風口のみになります。
ここはパサートに分がありますね。この微妙な装備差・・と金額のバランスで考えると後席の快適性はアテンザワゴンの方が有利かなぁ。
ではラゲッジルームに移ります。
ラゲッジルーム
これはかなり広大なラゲッジルームです!容量はなんと通常で650ℓもあります。かなり広いです!!
ラゲッジルームのファブリックの処理もピシッとしてますよね。ここも国産車にはない雰囲気だと感じています。
ホイールハウスの出っ張りもほとんどなく使い易そうなラゲッジルームですね。これは車中泊も余裕そうですね。
こういう車で息子と男2人で車中泊旅とか1回してみたいです。
でかいラゲッジは夢が広がるww
シートバックは4:2:4分割可倒式です。
この分割数も良いですね。
真ん中はラゲッジ側からは倒せないので
真ん中のシートバックのラゲッジ側にあるこのレバーを引いて倒すと、
このようになります。
もともとラゲッジルームも奥行がありますが、長尺物もこれで対応可能です。
ラゲッジルームのサイドにあるレバーを引いて、シートバックを全部倒すと、
それなりに角度は付きますが、さらに広い空間になります。
こんなに荷物積む人いるのかな?
業者でもなければこのラゲッジをパンパンには出来ないんじゃないかと思うほど広いですねww
倒したシートバックの角度はこんな感じです。
シートクッションの角度が付いている分フラットにはなりませんね。
後席の座り心地はかなり良かったので、仕方ありませんね。何かを取れば、何かが犠牲になります。
ラゲッジルーム床下はスペアタイヤが入るスペースが確保されていました。ここにもそこそこ物を入れておけそうです。
以上で、後席・ラゲッジルームのレビューを終わります。
フォルクスワーゲン パサート・ヴァリアント インテリア後席・ラゲッジルーム レビュー まとめ
パサート・ヴァリアントの後席・ラゲッジルームを細かく見てきましたが、如何でしたでしょうか。
質感高く・座り心地の良いシートは前席同様そのままに、広い足元空間も確保されています。
後席ドア・足元のスカッフプレートもしっかりと質感高く仕上げられていて輸入車の内装の良さを前面に押し出してきています。
一方で残念なのは快適装備の関連で、途中に比較で国産ライバルのアテンザワゴンを例に出しましたが、価格もパサートより低いアテンザワゴンに快適装備で少し差をつけられている印象でした。ここは次のモデルチェンジで頑張って欲しい所ですね。
圧巻のラゲッジルームは650ℓの大容量!これは他の追随を許さないほどのサイズで、大は小を兼ねるではないですが、広いのは良いことですよね!ww
パサート・ヴァリアントは輸入車の内装とステーションワゴンが好きな方にはとても刺さる1台になっていると思いました。
パサート・ヴァリアント インテリア後席・ラゲッジルーム 魅力・残念ポイントを箇条書きします。
魅力ポイント
・前席同様、質感高く密度感のある後席インテリア。
・素晴らしい座り心地の後席シート・広い足元空間。
残念ポイント
・ライバル(マツダ・アテンザワゴン)比較すると後席の快適装備に劣る部分もある。
最後にPart1~Part4までのレビューを行った総まとめをします
フォルクスワーゲン パサート・ヴァリアント レビュー 総まとめ
パサートヴァリアントは水平基調のデザインが内外装にわたって貫かれ、高いデザイン性と密度感であふれた素敵なステーションワゴンです。
動的質感に関しては、1.4ℓターボエンジンの加速は良いです。しかしステアリングの動きに対する、車の応答性の部分で運転の楽しい車とは言えない部分もあります。
ラゲッジルームは広大で通常で650ℓもある、大容量は圧巻です。広い面積で使い勝手もかなり良さそうでした。
以上でフォルクスワーゲン パサート・ヴァリアントのレビューを終わります。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。
次回も読んでもらえると嬉しいです。