【アウディ A5 クーペ クワトロ 試乗 レビュー】Part1 エクステリア編  しびれる流線系フォルム!!とにかくかっこいい!!

アウディ A5 クーペ エクステリア レビュー!

 

今回から、アウディ A5 クーペ クワトロ のレビューをしたいと思います。

今回の試乗車は 2.0 TFSI quattro sports というモデルで、ブログを始めた時から早めに乗りに行きたいと思っていた車の一つでした。

 

今回はPart1ということでエクステリア編です。

 

 

いまや絶滅危惧種となっているクーペ(2ドア)ですが、最近人気のクロスオーバーSUVもクーペスタイルとの融合を図っています

つまりクーペはかっこいい!!ということですよね。

なかなか実用性に乏しいと思われがちなジャンルですので、内装や使い勝手も相変わらず細かく見てきました。

この手の車で後席の使い勝手まで見るレビューも少ないと思いますので、アウディのクーペってどんな風になってんだろう?と興味持って見て頂けたら嬉しいです。

 

A5クーペのもつ素敵な外観を、つたない写真ですがたくさん撮ってきましたので、画像多めでレビューしていきます。

 

 

 

まずはA5の概要について軽く触れておきます。

 

アウディ A5 ってどんなクルマ??

 

アウディ A5 は今回紹介する、クーペ(2ドアセダン)、 スポーツバック(4ドアハッチバック)、カブリオレ(2ドアオープン)と3種類が存在します。

5シリーズには排気量や見た目もスポーティーなSやRSといったグレードもあります。※今回はA5クーペに限ってお話ししていきます。

現行は2代目になりまして、初代は2008年から日本で販売開始されました。

こちらが初代 A5クーペ

 

※ウィキペディアから引用

 

先代もかっこいいですね。サイドウィンドウの面積がボディーに対して、3分の1くらいですね。

BMW X2のレビューの時も書きましたが、ボディーの厚みに対する、ウィンドウの厚みはこのくらいのバランスが一番かっこいいと思います。

 

その時の記事がこちら ※別ウィンドウで開きます

 

その反面、視界・安全性の課題は付いてきます。現行は2017年から日本でも販売されています。

 

ではアウディ A5 クーペのスペックを確認します。

 

アウディ A5 スペック 一覧

 

クーペ クワトロ 2.0ℓターボエンジン

2018年7月現在

先代と比較してもボディーサイズはほとんど一緒ですが、全幅が1850㎜以下に収まっていますので、立体駐車場にギリギリOKになりました。

これは日本の立体駐車場事情を考慮したのでしょうか?

しかし今回の試乗車のようにSlineパッケージ(\440,000)のオプションを付けると、全幅が1855㎜と+10㎜してしまうので立体駐車場がアウトになります。

 

次にグレード・価格を確認します

 

アウディ A5 グレード一覧 (少しアクセサリー紹介)

 

アウディ A5 クーペ

2.0ℓガソリンターボモデル
グレード駆動方式トランスミッション価格(税込表示)
2.0 TSFI quattro sports4WD7速Sトロニック(7速DCT)¥6,860,000

 

アウディ A5 クーペはモノグレードになります。

メーカーオプションは豊富に選択できるので、自分だけの1台を作ることもできそうですね。

オプションとして選択したいのは、メーターがフルデジタルになるバーチャルコックピット(¥70,000)は付けたいですね!

今回の試乗車にも付いていましたが、これはほんとに良いと思いました。

私はアナログメーターの方が好きですが、この高レベルのデジタルと情報の表示量であれば、積極的に選びたいです。¥70,000は安いと感じますね。

 

※HPより引用   バーチャルコックピット

 

あとは、上でも書きましたが今回の試乗車にも付いていた、S line Package(¥440,000)も見た目も内装も良かったので付けたいオプションですね。

[S line Package装備内容]
・S lineバンパー
・ドアシルトリム S lineロゴ
・S lineエクステリアロゴ
・ヘッドライニング ブラック
デコラティブパネル マットブラッシュトアルミニウム
アルミホイール 5ツインスポークスターデザイン 8.5J×18
・スプリントクロス/レザー Sロゴ
マトリクスLEDヘッドライト
・LEDリヤコンビネーションライト
・ヘッドライトウォッシャー

なかなか高額なオプションになってしまいますが、エクステリアがかなり良くなりますので出来ればつけたいなww

 

試乗車には設定されていませんでしたが、ダンピングコントロール付スポーツサスペンション(\140,000)ですね。

車のキャラ的に付けてみたいオプションです。

 

アウディ A5 クーペ クワトロ 運転支援・安全装備一覧

 

アウディ A5 クーペ クワトロの運転支援と安全機能装備の一覧です。

機能名内容
全車速ACC約0-250km/hでの走行時
トラフィックジャムアシスト0-65km/hでの走行時
アクティブレーンキープアシスト認識したレーン内の走行キープ 約65-250km/hでの走行時
ストップアンドゴー混雑した道でも自動でストップ・スタートする
ターンアシスト右折時の死角をレーダーでサポート 約2-10km/h走行時
プレセンスシティ周囲のクルマ・歩行者検知。自動ブレーキ 約10-85km/h走行時
プレセンスベーシック危険察知するとシートベルト拘束力UP
※プレセンスリヤ後ろからの衝突の衝撃を軽減
※サイドアシスト追い抜かれる時の死角を監視 約15-250km/h走行時
※エグジットワーニング降車時の危険を検知 
※リヤクロストラフィックアシスト駐車スペースからバックで出る時の死角を監視
※パークアシスト駐車時のステアリングサポート
※サラウンドビューモニター周囲の様子を見ながら駐車できる
※ホールドアシスト坂道発進煩わしさ低減

 

※項目はアシスタンスパッケージとしてセットオプション(¥160,000)です。

サラウンドビューモニターを付けたい時に¥160,000を支払うことになりますww

 

アウディ A5 クーペ クワトロ ボディーカラー

 

ボディーカラーは全部で11種類ですね。

下のカラー一覧はS5やカブリオレの専用色もありますのでご注意下さい。

今回の試乗車の色はマンハッタングレーメタリック¥85,000で有料色です。

ソリッドのアイビスホワイト以外は基本的に有料色になります。塗装のクオリティーは良いですが、¥85,000はなかなかのお値段です。

 

もし購入するなら試乗車のような渋いグレーやブラックはテッパンにかっこいいですが、青系の色で遊んでみたいです。

このスクーバブルーメタリックも良いですね。

 

ではエクステリアのレビューに移りたいと思います。

 

アウディ A5 クーペ クワトロ エクステリア レビュー

 

A4と車体やパーツを共有しているので少し比較しながら進めていきます。

フロント

 

 

ロー&ワイドですねー。試乗車の全幅1855㎜に対して全高が1365㎜なので低さが強調されます。

アウディの新しいデザインアイコンであるヘキサゴングリルの形状も採用されていてきりっとした引き締まりのある表情ですね。

特徴的だと思うのが、ボンネットフードのプレスラインで4本のプレスラインが前方のグリルに向かってギュウっと絞りこまれるように集まっています。

さらにこのボンネットフード自体もアウディにしては大きなRを描いて前方に曲がっているので、凝縮感もありますがふくよかさも感じられます。

 

 

この角度ですとそれが分かりやすいかなと思いますが、いかかがですか?

全体的に見るととシンプルな造形ですが、優れたプレス品質のなせる業で彫の深さが得られています。品のある塊感ですね。

試乗車はS Line Packageも装着されていますので、フロントバンパーの形状もスポーティーでかっこいいです。

 

 

こちらはA4のフロントです。ヘキサゴングリルなど基本的に似ているようですが比べると結構違います。

ヘッドライトの形状はA4は下の部分が切り欠いたような形状になっています。

またグリルの厚みもA5のものの方が薄いですね。底辺の高さは同じような高さだと思います。

グリルが薄くなった分ボンネットフードのRを強くして前端をさらに下方に伸ばしてA5独特のロー&ワイドなフロントフェイスに仕立ててありますね。

 

 

このボンネットフードのプレスラインですが、他の車ではこの間隔で4本も後方から前方まであるものは少ないと思います。

少し製造業をかじってる身から言わせていただくと、分かる方もいらっしゃるかもですが、普通だと形状として成り立たせるのが難しいんですね。

鉄板に型で押して形を造るわけなのでこのライン間隔で、このボンネットフードの長さで、と考えると必ずどこかにシワが出来ると考えるのが普通です。

さらに面が歪んでくるか色々な悪さが起きてくるので、これをクリアして量産車として送り出すところにアウディの魂を感じます。

そしてこれが高級車たらしめる部分になるんだろうなと。そういうところまで含めてかっこ良いなと思いました。

 

 

試乗車にはS line Packageが設定されていますので、ヘッドライトはマトリックスLEDヘッドライトになります。

マトリックスLEDヘッドライトの機能ですが、

HPより引用

刻々と変わる道路状況に合わせて配光を変えるAudiマトリクスLEDヘッドライト。対向車や前方を走るクルマに直接光を照射しないように自動でコントロールしながら、それ以外の車間エリアや周辺は明るく照らし出します。これにより、煩わしいロービームとハイビームの切り替えは不要となり、快適で安全な夜間走行をサポートします。

用は他社でいうアダプティブLEDヘッドライトのようですね。

 

 

もともとフォグランプがある位置ですが、どうもライトには見えません。なんでしょうね?HP確認します。

その横ですが、エアインテークになっています。リアにはエアインテークは無いので、フロントの左右2箇所に設定されています。

 

ではサイドのセクションに移ります。

 

サイド

 

 

伸びやかで美しいサイドビューですね!

アウディ A5で個人的には1番すきなセクションの1つです。目を引くのはヘッドライトからリアのコンビネーションランプ手前まで続くキャラクターラインですね。

これまた手が切れそうな程エッジの立ったプレスラインです。

 

 

フロント・リアのドアプレートのエッジーなプレスラインの下には筋肉質でふくよかな陰影をつけてあります。

このA5のキャラクターラインですが今までのアウディ車と少し雰囲気が違いますね。今まではフロントからリアまで一直線なイメージでしたが、緩やかに波打つように仕立てられています。この車からアウディのデザイン文法も少しずつ変わってくるのでしょうか?それともA4とキャラクターで差を付けたかっただけか?

 

フロントサイド

 

 

A5のフロントサイドです。オーバーハングが短く、低いボンネットも相まって走りのよさはバッチリ表現されています。

またここのセクションで好きなのが先程のサイドで言った前後を貫くキャラクターラインですが、このフロントサイドではプレスというより、ボンネットフードとサイドパネルのつなぎ目でキャラクターラインを作ってあります。こういう表現方法の考え方が個人的にはすごく良いと思いますね。

 

 

またここでも鬼のようなプレス品質を実現しているのが、ホイールハウス周りのプレスラインです。

これはおそらくこれ以上やると破断する寸前じゃないか?と思いますねw

これによりあらゆる角度から見ても四輪の踏ん張り感が強調されて安定感がすごいですね。

 

 

S Lineのオーナメントもサイドビューをスポーティーに見せてくれていて良いアクセントですね。

もし購入するなら高いけど S Line Package はつけたいなぁww

 

 

アウディ A5に設定されている タイヤ・ホイールは245/40R18です。ブリジストンのポテンザが選択されています。

シビックハッチバックも235/40R18とハイグリップな設定でしたが、さらに10㎜幅が広いですねw

どんな旋廻性能を感じさせてくれるのか、楽しみです。

ホイールはS Line Package専用品です。このデザインもシンプルでかっこ良いですね。

 

リアサイド

 

 

どのセクションから見ても秀逸ですww

アウディ A5もファストバックスタイルを取り入れてありますが、A7ほど完璧なファストバックではなくファストバック風になるでしょうか。

ルーフから傾斜を描いて降りてきたラインはリアガラスエンドで少し角度が付いて後端まで続いています

しかし、この後ろの水平っぽくなる部分の短さも1つの個性になっていますし、かっこいいなと思います。

 

 

トランクのスポイラー無しでこの形状です。素晴らしいですね。

前方から伸びてきたプレスラインはリアコンビネーションランプ前で上下に別れています。この処理も面白いですね。

 

 

秀逸なデザインですね。良いなぁ。

 

このプレスラインはA4にもありますが、ここまでエッジの効いた彫りの深い造形にはなっていません。

 

 

この画像でもわかっていただけると思います。

A4とA5は外観に関しては似て非なるものになっていますね。

 

次にリアを見て行きます。

リア

 

 

リアのコンビネーションランプは長めでA4のものとも差別化がしてありますね。

ランプユニットはメッキ加飾で繋ぐのではなくパーツの凹凸でつながりを持たせてあります。

話はそれますが、先日レビューしたパサート・ヴァリアントもこのようなデザインにするとさらに洗練されたエクステリアになるのにと思います。

※別ウィンドウで開きます

 

ライトはこのように光るみたいです。シームレスで質感の高い光ですね。

 

 

国産車も負けじとこのようなランプユニットの開発を頑張って欲しいです。

 

 

 

左右1本ずつ出されたマフラーのフィニッシャーも質感高いです。

その周りのバンパーの処理も手抜き感が全くありません。細部に至るまでアウディ品質ですね。

コミコミ価格で780万円程になってしまうので当たり前といえばそれまでですが、数が出ないであろうクーペにここまでの個性を与える拘りに感嘆します。

別の角度でも何枚か載せておきます。

 

 

見る角度で丸く見えたり、角張って見えたり不思議なデザインですよね。デザイナーさんの狙いの一つでしょうか。

 

 

このサイドのプレスラインのリアエンドの部分ですが、三角形の頂点みたいになっていますねww

この技術と品質確保はすごいです。

 

以上でエクステリアのレビューを終わります。

 

アウディ A5 クーペ クワトロ エクステリアレビュー まとめ

 

A5 クーペのエクステリアをぐるっと見てきましたが、いかがでしたか。

 

やっぱりクーペは良い!A4との差別化も上質に昇華される方向でされている!!と思いました。

今まで見てきたアウディのプレスラインとはまた違ったものになっていて、

もしかしたら新しいデザインのお試しみたいな感じで挑戦的な変更をしたのかな?と思いたいです。

アウディのデザインは今までももちろん良かったですが、どこか単調で変化に薄い印象でした。

今回のA5のようなデザイン・技術的にチャレンジングなプロダクトを今後も展開してくれると見ている側としては楽しいなと思います。

次はA7が10月~11月でフルモデルチェンジが控えていますのでそちらも楽しみですね!!

 

最後にアウディ A5 エクステリアの魅力・残念ポイントを箇条書きにします。

 

アウディ A5 エクステリア 魅力ポイント

・A5 クーペとして走りを予感させるデザインでしっかりと個性も出してある。

・とにかく高いプレスの品質と、技術へのチャレンジングな姿勢が見て取れる。

 

アウディ A5 エクステリア 残念ポイント

・あえて言うならS Line Packageが高いww

 

以上でアウディ A5 クーペ クワトロのエクステリアレビューを終わります。

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

次回は動的質感編です。読んでもらえると嬉しいです。

 

最新情報をチェックしよう!