【BMW 新型 X2 試乗 レビュー】 Part4 動的質感編  これがBMWのクロスオーバー?! 期待を大きく超えてきた!!

BMW X2 2.0ターボの走りはいかに!?

 

新型 BMW X2 試乗してきました。

初めてBMWに乗りましたが、BMWがクロスオーバーSUVを造るとこのレベルにまでなるのか。

そう思わされる車でした。

今回までの エクステリアから内装のレビュー記事 がこちらです。

よろしければ合わせてどうぞ。

 

 

では BMW X2 のスペックを見ていきます。

 

BMW X2 スペック

xDrive 20i 4気筒 2.0ℓターボ

 

 

では試乗レビューに移ります。

 

内装関係でレビューしていない箇所を少しずつ交えながら進めていきますね。

 

BMW 新型 X2 試乗レビュー

 

試乗レビュー

 

アルカンターラとファブリックのコンビシートに着座します。

このシートは良いですね!しかしレザーシートにされたい方もいらっしゃると思います。

MSportsXのグレードであればレザーシート(オプション価格¥302,000)も選択可能です。MSportsXはパワーシートですが、メモリー機能は付いていません。

このレザーシートにすればメモリー機能も付いてきます。

ここは好みですね。私は必要ないですww

 

 

重厚なフロントドアを閉める時もがっちりしまる感じがしますね。

欧州の車 特にドイツ車は、といってもフォルクスワーゲンとBMWしか知らないんですがww

ドアの開閉フィールが全然違いますね。

バチャンという音しながら閉まります。ドアが閉まると静粛性が高いです。

 

 

 

ブレーキを踏みながらエンジンスタートスイッチを2回押して2.0ℓターボエンジンを始動します。

エンジン音はとても静かでアイドリングの音はほとんど聞こえません。こ

れがプレミアムかと感動しつつサイドミラーを確認するとやっぱり遠いw

 

やはりシートが内側にオフセットしている影響でしょうか、サイドミラーが遠く感じます。

X2の全幅は1825㎜と最近の車では一般的なサイズですが、自分が内側に座っているせいなのか幅も広く感じます。

着座姿勢は自然なんですが、これは少し慣れが必要かもしれません。

 

 

ライト関係の位置や、ウィンカーが逆なことを確認して、さらに感じたのは少し前方が見づらいかなということ。

いつもの自分の感覚でシート位置設定すると分厚いボンネットと低い着座位置にできる影響かもしれません。

いつもの自分の着座感より少しシートを高めにして、シフトレバー横のボタンを押しながらドライブに入れます。

少し気になるのはこのシフトの操作感、少し軽いし、握り具合がいまひとつテンション上がりませんでした。

 

アクセルをゆっくり開きながら、ディーラー駐車場をソロソロと出発します。

 

 

駐車場をでるために右にステアリングを切って最初の挙動でまず おっ!と思ったのがステアリングに対して車が遅れる事無く付いてきます!

1535㎜と低めの全高ですが、最低地上高は180㎜と高め、ボンネットも高め (エンジンの取り付け位置も高い) なのにこの挙動!私の普段乗っているレヴォーグより回頭が早いかもしれません。

若干の重心の高さは確かに感じますがそこがネガになる感じがありません。

いつも試乗して思うのですが、駐車場から出る時の第一印象でハンドリングというか車の俊敏さはある程度分かってしまうのかもしれませんね。

 

 

X2はフロントガラス投影のヘッドアップディスプレイが設定されています。こんな感じで見えます。

高さの調整等もしっかりとできます。

少し流れが出てきてアクセル踏みこんでいきますが、シフトショックが全くないです。

CVTみたいに少し遅れて加速する感じもなく、アクセルの踏み込みに対して車がグイっと進んでいきます。

試乗車の20iMSportsXに設定されている8速スポーツATがとても優れたトランスミッションなんだと感じます。

これは積極的に選びたくなる気持ちもわかりますね。

 

加速時に若干の重さを感じますが、気になるレベルではないです。

 

レヴォーグの1800回転辺りからドカンと加速がくるのも慣れてくると楽しいのでここも好みなのかなと思いますが、圧倒的に運転しやすいのはX2ですね。

エンジン音はアイドリングの時同様ほぼ聞こえないと感じるレベルです。

ロードノイズも気になりません。これはすごい。

 

 

 

ブレーキのタッチは強めですね。

踏み始めから強く制動が立ち上がります。慣れるまではカクンブレーキになりそうです。

 

試乗した車で似た感じなのが、フルモデルチェンジ直後のスバル・インプレッサスポーツ2.0iSグレードのA型ですね。

この車もステアリングの切れに対する車の挙動の良さと強いブレーキングだったと記憶がありますが、これに近いですね。

ブレーキに関しては慣れですね。逆にこの効きじゃないと不安になるかも。

インプレッサは少しステアリングが重い感じはありましたがX2はそこまで重くはありません。

 

 

 

20インチのホイールとタイヤを履いている影響もあるかもしれませんがタイヤが路面をしっかりとグリップしているのが良く分かります。

それなのに滑るように走っているようにも感じる・・・

これはなんでしょうか?ww

私は走りの味が濃いと、静粛性・乗り心地等をある程度犠牲にするのでこの辺りの感覚は共存できるものではないと思っていましたが、違うんですね!

これがドイツ車の実力か、それともBMWの実力なのか、他のドイツ車も乗って確認しないといけません。

 

 

 

 

川沿いのストレートの道も試しましたが、直進安定性も良いですね。

マツダのアテンザも良かったですが、それに勝る安定性です。でも僅差だと思いますよ。

乗り味がX2の方が強いのでその点で軍配が上がる程度です。

 

X2にはドライブセレクトモードがついていまして、ECOとSPORTをセレクトして走行できます。SPORTモードを試してみました。

 

 

 

アクセルに対する加速がさらにリニアになります。

通常のモードですと若干ですが加速の重さを感じる場面があるのですがSPORTモードにすると軽快の一言です。

そしてやはり乗心地が良いですね。

ロードインフォメーションも感じる、タイヤがグリップしているのにロードノイズがかなり少ない、滑るような走りを感じる!摩訶不思議です。

私の経験値も少ないのでしょうが、こんなことがあって良いのか?

 

 

 

BMW X2 これは、ユーティリティー同様に奥が深いです、ある程度スピード出ていてもカーブもヒラっと曲がれちゃいます

レヴォーグ程の乗り味の濃さは無いかも知れませんが、SUVでここまで出来るのかと感服です。

レヴォーグはロードノイズもばっちり入ってきますし、静粛性もX2とは比較になりません。

 

※補足ですが、レヴォーグの乗り味はこの辺全部含めて良さがありますよw

 

ちょいちょい前に車がいたりした関係でこの車の限界を少しでも垣間見えるような運転は全く出来ませんでしたが、これはちょっと山道とか走ってみたくなりますね。

SUVでこのハンドリング・・乗り味・・いやぁ感動物です。

AUDIのQ2も乗りたいですね。ドラヨスさん乗ってるしwww 是非比較したい2台ですね。

 

メルセデスだとGLAのAMGとか?この3台の比較記事とかかなり映える感じになりそうだな。やってみよう!

 

 

 

補足

 

そういえば触れ忘れていたのでナビやその他の気になった点など補足させてください。

そんなたいしたことじゃないですw

 

 

 

ナビの画面は8.8インチのワイドディスプレイです。

ジョグダイヤルでの操作が基本的ですがもちろんタッチパネルの操作にも対応しています。

ジョグダイヤルは慣れが必要ですね。

慣れると本当に便利みたいですよ!営業さんの操作スピードにびっくりしましたww

安全装備関係の機能についてもナビ下のスイッチで操作が出来るようになっていました。

 

 

ハザードボタンの下に車両のマーク付いたスイッチがわかりますでしょうか?

こちらを押すと、

 

 

このような画面になり各種安全機能を任意で入り切り出来るようになります。

そのスイッチが安全機能がON・OFFになっているかで色で発光して教えてくれるようになっていました。

 

試乗車にはサンルーフが設定されていていました。憧れの装備ですよね。

そちらの写真も載せておきます。

 

この天井のファブリックの薄さは夏場暑くないんでしょうか?

 

あけるとこんな感じ、パノラマミックサンルーフです。開閉は前方の半分になります。

 

 

良いですね!

補足なので簡単に行ってます。

 

でも1つすごく気になる小さなことwwがありました。

バイザーをあけると一応ダウンライトになっていますがその部分のプラスチックのパーツがやたら質感が低い!

これはなぜこうなったのか?

 

 

この唐突に真っ白なパーツめっちゃ気になるww

 

以上で補足終了です。

 

BMW 新型 X2 試乗レビュー まとめ

 

今回はBMW X2のレビュー最終回で試乗の感想を書かせてもらいました。

 

BMWが送り出したクロスオーバーSUVのX2はエクステリアのレビューでも言いましたが、乗り味もかなりクロスオーバーしていますね!

これは私が乗った感想としてはスポーツカーとSUVのクロスオーバーだと思いました。

切れのよいステアリングにリニアに反応する車体重心が高めであるにも関わらずロールや不快な揺すられ感を微塵も感じさせない懐の深さなど、すべてのおいしい要素が高次元で詰まっている車ですね。

普通のメーカーでは必ず何かが犠牲になるんです。

この車は乗り味の点ではそれが感じられませんでした。

BMWのスポーツセダンやツーリングのスポティーライン乗るとまた少し感想は変わるかもしれません。

これは是非他の車も乗ってみたいですね。

あとここまでくると惜しまれるのはオートブレーキホールドが無い点でしょうか。

これはメーカーさんもさっさとつけてもらってX2をパーフェクトにしてもらいたいですね。

 

 

今回本当に面白い車を選んだなと我ながら思いました。すごく感想が難しいww

 

これを見てX2が気になった方は是非試乗に行かれてみてください。

BMWの新しい提案が詰まっている車だと、BMWをよく知ってらっしゃる方もそういう感想をもたれるのではないかと思いました。

 

では最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

次回も読んでもらえると嬉しいです。

 

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