三菱新型アウトランダー ライトグレー 内装レポート・細かい質感チェック
2022.1.16更新(動画追加)
フルモデルチェンジ
どうもUUです!
先日新型アウトランダーのエクステリアとラゲッジの記事をアップしましたが、その静粛性への配慮や使い勝手のレベルアップに感心しました。
新型アウトランダー エクステリア・ラゲッジの使い勝手レポート2022.1.16更新どうもUUですー新型アウトランダーPHEVの展示車が新潟に一瞬来ていたので、拝見してきました!注目度高いみたいで、かなりの[…]
今回は内装レポートです。ベースグレードから充分な質感ですし、内装カラーが「ブラック・ライトグレー」とセレクト出来るのも良いですね!
新型アウトランダーのラインナップですが、
M 5人乗り ¥4,621,100 取材グレード
G 5人乗り ¥4,904,900
7人乗り ¥4,996,200
P 7人乗り ¥5,320,700
このようになっています。
ナビや、安全装備、先進装備も基本的に標準装備されており、内外装や快適装備、乗車人数等で差別化されています。
新型アウトランダーの良いポイント、気になるポイント
新型を実際拝見して感じたデザインや質感のポイントをピックアップ。
良いポイント
■明るい内装が選べる、全体的に質感は良く出来ている
■内外装の安全・快適装備がベースグレードから充実
気になるポイント
■内装の質感全般的に良いが、細かいパーツで微妙に感じる部分がある
■バッテリーの影響で前席床に膨らみが出来ている
■シートの座面が薄く感じる
■電子インナーミラーの採用無し
基本的にはほとんど「重箱の隅をつつく」状態ですが。
シートの座面が薄く感じたのは、長距離乗った時にどう感じるのか気になる部分ではありますね・・・これは購入してみないと分からない、という何とももどかしい部分。
あと先進的なPHEV採用のSUVで電子インナーミラーの採用が無いのは残念ですね。
新型アウトランダー内装カラーとシートの調整について
新型アウトランダーの内装カラーパターンを一覧にしました。
グレード | 標準シート カラー | MOPレザーシート カラー |
M | ファブリック ブラック/ライトグレー | ― |
G | コンビシート(人工皮革×合成皮革) ブラック | レザーシート ブラック/ライトグレー |
P | セミニアリンレザー ブラック×サドルタン | レザーシート ブラック/ライトグレー |
続いてパワーシートのグレード別設定です。
グレード | 標準シート | MOPレザーシート |
M | 運転席:手動(ランバー前後のみパワー) 助手席:手動 | ― |
G | 運転席:8wayパワーシート (ランバー前後含む) 助手席:手動 メモリー:無 | +¥253,000 運転席:8wayパワーシート |
P | 運転席:10wayパワーシート (ランバー前後上下含む) 助手席:10wayパワーシート (ランバー前後上下含む) メモリー:有 リフレッシュ機能:有 | -¥22,000 運転席:8wayパワーシート |
■Mのみファブリックシートセレクト可能で、運転席のランバーサポート前後だけパワー調整
■G・Pでレザーシートがセレクト可能。Gでは+¥253,000、Pは-¥22,000。
■Pはレザーシートオプションにすると、リフレッシュ機能とランバーサポートの上下調整無くなる。
新型アウトランダーの最上グレードはMOPのレザーシートにすると機能がダウンするので注意が必要ですね。合わせて価格も下がりますが。
あと、カタログの表記が解り辛いw😅 pic.twitter.com/0F4W2iK3QW
— UU (@WCLBlogAuthor) December 1, 2021
レザーシートの仕様が1パターンしかないという事なのでしょうね。少し残念な部分ですが、Pをセレクトするなら標準のシートが良さそう。
シートベンチレーションの採用がないのも残念な方多そうです。
三菱・アウトランダーPHEV Mグレード スペック一覧
車両本体価格 ¥4,621,100
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | ― |
車体サイズ㎜ 全長・全幅・全高 | 4,710・1,860・1,740 |
ホイールベース㎜ | 2,705 |
車体重量kg | 2,010 |
最低地上高㎜ | 195 |
サスペンション前/後 | マクファーソンストラト/マルチリンク |
エンジン最高出力 | 133PS |
エンジン最大トルク | 195Nm |
電池 | リチウムイオン |
総電圧 | 350V |
総電力量 | 20kWh |
モーター最高出力 前/後 | 116/136 PS |
モーター最大トルク 前/後 | 255/195 Nm |
最小回転半径m | 5.5 |
燃料タンクℓ | 56 レギュラー |
燃費WLTC km/ℓ | 16.2 |
新型アウトランダーの内装をチェック!!
では、Mグレードの内装にお邪魔しますー
「汚れは目立つんだろう」と思ってはいるんですが、ベースグレードからこの白い(ライトグレー)内装がセレクト出来るのは素晴らしいですね。
やっぱり明るい内装ってテンション上がります♪
お手入れ出来るなら問題ない方も多いでしょうか。
私はズボラなので、憧れつつ結局黒い内装選んでしまいますw
ドアトリムのファブリックにくすみが・・・
明るい内装見ると、必ずクスミとか汚れとかどうしても目に入ってきます。
やはりありました・・・
写真だと分かり辛いんですが、ドアトリムに大きく張られたジャージファブリックにライトグレーではなく、ちょい濃いめのグレー汚れがチラホラと付いてます。
他店舗でも展示されていたのかもしれませんが、色々な方の服やカバンに擦られてしまった結果でしょう。
これはこまめなケアと汚れ防止等のメンテナンスが必要ですね。
アームレストは合成皮革になっています。
こちらもチョコチョコと汚れアリです。
しかし、ファブリックと合皮で質感は良いですね!上位モデルですとファブリック部分が変更になったり、ステッチが入ったりします。
質感的に細かく気になる部分
全般的に質感は良いのですが、
こういった細かい樹脂、アクセントパーツ類。
インナードアハンドルやその周辺の仕上がり、ウィンドウスイッチパネルのカーボン調等。
少しチープな印象を持ちました。
細かいついでで、トリム上部樹脂トリムのシボ目がもう少しクッキリしてるとより上質感が出るかなと感じますね。これは国産メーカー全般的な部分ではありますが。
最近のSUVではお決まりになってきましたね。サイドシルまでドアでカバーしてあるので、着衣に汚れが付きにくい配慮がされています。
新型アウトランダーファブリックシート
Mグレードは新型アウトランダーで唯一のファブリックシートがセレクト可能です。
標準で前後のランバーサポート調整が付くのは嬉しいですね!
ライトグレーファブリックのフロントシートは艶感のあるファブリックが使用され、上質感があります。
少し滑る感じと、冒頭でも書きましたが、座面が少し薄いですね。
お尻を下した時に底付きしたように硬い感覚があります。普通に座っている分には問題ないですが、長時間座っていると疲れやだるさに繋がるかもしれません。
しかし、明るいシートは良いです。
ブルーのボディーカラーとコディネートしたくなる爽やかさが素敵です。
視界性能にも配慮がありますね!Aピラーが細く、サイドミラーが後方から出ているので死角の低減がされています。
インパネがベースグレードからステッチ付きホワイト合皮なのは凄いなぁ。
フットレストのパネルが無い
ペダルレイアウトはしっかり確認できていませんが、大きく違和感は感じませんでした。
左寄りレイアウトのプジョー・3008でも慣れちゃう位なので、アウトランダーのレイアウトは問題にならないと思われますw
フットレストのパネルは無いんですね。マツダ・CX-5でも省かれてますが、これでどれくらいコスト下がるんだろう?
前席足元にバッテリーの膨らみが・・・
黄色四角部辺りがバッテリーの影響で盛り上がっています。
実際足を置く場所ではないので影響は少ないと思われます。
バッテリーの影響で全体的に少し膝が立つような感覚にはなりますね。ここもEVやPHEVでは仕方無い部分でしょうか。
標準装備のメーカ―ナビは9インチのモニターになっています。(Carplay、AndroidAuto対応)
メーカー装着の強みが生きた見映えの良さと、インテリアとの相性が良いですね。
調整ツマミのデザインや質感が他のスイッチと統一されています。
この辺りは日産と共有されてそうですね。スイッチ類のフォントが全く同じです。
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ステアリングヒーターのスイッチがエアコン調整スイッチの下に、ちょっと押し辛そう。
エアコンのルーバーにもメッキが施されホワイト内装と相性良い仕上がり。
※ドライブモードセレクターのメッキ加飾も統一デザイン。
回転操作の節度はそこまでカチっと感はないです。
※●NORMALモード[通常使用]●POWERモード[直進加速で使用するモード]●ECOモード[環境に優しく経済性の高いモード]●TARMACモード[乾燥路で使用]●GRAVELモード[未舗装路や濡れた路面で使用]●SNOWモード[雪道や凍結路で使用]●MUDモード[泥濘や深雪で使用] 以上7つのモードが用意されています
ステアリング右側もインパネと連続性がとられています。
クリーンなデザインはPHEVモデルのエコなイメージとピッタリですね。
全体的な眺めは、ベースグレードとは思えない。
もう少し、細かく見ていきましょう。
12.3インチの液晶メーターも日産と共有。ここは三菱の強みが出てる部分かもしれませんね。
ステアリングは三菱のフラッグシップらしく4本スポーク。
力強さがありますね。握りも良い太さがあります。
ベースグレードからパンチングレザーが採用されているのも◎
エアコンはアナログスイッチが採用されています。
タッチパネルや、静電タッチで操作するモデルが増えましたが、操作性はやはりアナログが良いですね。
ハイデッキ気味のセンターコンソールでパーソナル感のある空間。
サイドにスマホが収納できるポケットが付いています。
こういう配慮嬉しいですね。
コンソールサイドもステッチ付きの合皮が設定。
良いやん良いやん。
このインパネのデザイン・質感はめちゃめちゃ良いですね。
このデザイン性がドアトリムに繋がっていれば・・・どうしても少しチグハグした印象を受けます。
グローブボックスちょっと狭いやん。左のところ開けれるんか??
ドリンクホルダーの枠がすごい四角。
アームレストは合皮にステッチが施されています。
スライドはしませんでした。ちょっとサイズが小振りですかね。
車格考えるともう少し欲しい。
中はこんな感じで収納は少し狭いですね。
アームレストの開閉操作フィールがもう少し重厚感あると良いかも。
パワースイッチはメッキで加飾されて周囲がピアノブラックパネルです。
カラーリングも統一されてモダンな雰囲気です。
青とか、赤より個人的には好みです。
この独特なデザインのシフトレバー可愛いです♪
ちょっとマッシュルームみたいw
操作性は我がプジョー3008と同じ中立に戻るタイプ。昨今のプリウス事故見ていると、普通のシフトレバーが良いなと思ってしまう。
絶対汚したくないけど、絶対汚れるよなぁw
サングラスホルダーが設定あるの嬉しいですが、ランプとかスイッチの質感にもう少し配慮が欲しい。
新型アウトランダー後席居住性確認
ではでは、続いて後席も見ていきましょう!
後席ドアは、G・Pでは後席用サンシェードが装備されます。MではDOP¥35,090で設定あります。
後席のドアトリムも前席と同じ質感パーツで構成されており、細かい部分で気になる所もありますが、充分な質感が確保されています。
DOPでドアスイッチパネルの設定¥16,830があるんですが、これもカーボン(艶有)という。
後席の見え掛かり。
背もたれは1段のリクライニングが可能です。
上画像の真ん中と奥の段差分可動します。
後席のシートバックにスマホ用のポケットまで付いています。
これは嬉しいですね。
子供がいるとキックガード付けたくなるので使えなくなる可能性も高いか?
身長175センチのおじさんが座って膝前空間は拳1つ半位ですね。
充分広いですが、後席も前席同様に床が高いので、少し膝が立つ座り方になります。
こんな感じですね。
座り心地は普通に良かったです。
後席用のベンチレーションはこのクラスのSUVには当たり前のように付くようになりましたね。
ちょっと前まで高級車の装備でしたよね。
G・Pではポケット部分にTypeA・CのUSBポートが備わります。
床が高いのでフロントシート下に足は入り辛いですが、一応入ります。
センタートンネルの段差はこれ位。丁度足の甲の高さでした。
後席の背もたれが4:2:4の分割可倒になっていますが、真ん中のシートを倒すとドリンクホルダーが出てくるタイプです。
さらに見ての通り真ん中背もたれのヘッドレストが低い位置なので、人が座ると落ち着かない着座感になりそうです。
床が高いので背もたれを高く出来ない事もこのようなレイアウトになった原因だと思います。
実質4人乗りと考えれば何の問題も無しw
以上です!
最後に
三菱新型アウトランダーの内装を細かくチェックしてきました。
感想としてはチープな部分も見られますが、PHEVモデルで約460万円というスタート価格を考えると充分な質感が確保されていると思います。
比較的安価でアクセサリーの設定もあるので気になる方はカスタムどうぞ、という感じでしょうか。
しかし、走りが気になるクルマです。
S-AWCのブレーキ制御が、エクリプスクロスではフロントの2輪のみですが、アウトランダーは4輪す全てを制御可能。
試乗会に参加された営業さんもエクリプスクロスとはキャラが全然違うと仰っていたので試乗出来る機会が楽しみです。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました!
最上グレードのPの内装動画をアップしました。