60周年記念車 OUTBACK X-BREAK 試乗 Part2
~ X-BREAKの装備は機能的でポップ ~
スバル60周年記念特別仕様車 LEGACY OUTBACK X-BREAK に試乗させて頂きました、という話のPart2です。
今回は見積もり紹介と、インテリアのレビューをしていきます。
ちょっと長くなりそうですが、お付き合いお願いします!
今回の試乗車のボディーカラーはマグネタイトグレー・メタリック、インテリアは特別車専用のグレー×イエローステッチです。
車両価格は¥3,402,000となっています。
前回はエクステリアと動的質感のレビューをしました。
前回の記事がこちらです。別ウィンドウで開きます。
60周年記念車 OUTBACK X-BREAK 試乗 Part1! ~ やっぱりレガシィは良いもんだ ~ 題名に…
ではアウトバックX-BREAKの見積もりから紹介します。
レガシィ アウトバック X-BREAK 見積もり
試乗車と同じ仕様で見積もりを作成して頂きました。
X-BREAKはメーカーオプションのサンルーフ¥108,000の有か無を選択するだけになっています。
こちらが価格表。
メーカーオプションのサンルーフ無しの設定を選択した見積もりがこちらです。
ボディーカラーがワイルドネスグリーン・メタリックになっていますねww
価格に影響はありません。
既に車両とディーラーオプションから引かれている価格を考えないコミ価格が
¥4,193,688!!
車両から¥75,600、付属品はナビのキャンペーンで¥95,229を値引きして頂けたので値引き交渉としてはここからがスタートラインでしょうw
ディーラーオプションの詳細ですが、
ディーラーオプション
・ダイアトーンサウンドビルトインナビ、ETC2.0、ドライブレコーダーのセット ¥360,029
・ベースキット ¥84,780
・ETCセットアップ ¥3,078
となっています。
スバルはビルトインナビのラインナップが充実してきましたね。
見た目にもピアノブラックパネルやメタルスイッチの設定があるので質感が高いです。
しかし、ちょっと頂けないことが判明!
注意!!
ダイアトーンサウンドビルトインナビを選択したのにはかなり重要な理由があります!
特別車に標準で付いてくるアイサイトセイフティ―プラスの機能である、後退時ブレーキアシスト、フロント&サイドビューモニター、リヤビューカメラは、このDIATONEサウンド ビルトインナビを装着した時のみ作動します!
ほぼこのナビ付けろってことやん・・・
ホンダのセット販売のような手法ですww
この60周年記念車を検討されている方というより、アウトバックを検討されているかたはほとんどの方がこのナビを付けることになるでしょう。
ベースキット¥84,780
・カラードナンバープレートベースセット ¥12,960
・ナンバープレートロック ¥3,240
・ホイールロックセット ¥7,560
・ドアバイザー ¥33,480
・フロアカーペット ブラック ¥36,180
単品合計¥93,420なので約1万円お得になっているセットですね。
あとは点検パック5年¥120,085等もありますね。
この見積もりではボディーコーティングや下回りの錆止めが入っていません。
またスタッドレスタイヤも新潟では必要になります。
最終価格はもう少し高くなりそうですね。最終的には420~430万円位でしょうか。
見積もりの紹介は以上です。
続いてインテリアのレビューに移りましょう。
アウトバック X-BREAK 特別仕様車専用インテリアレビュー
では前席から見ていきましょう。インテリアのレビューをしつつ特別仕様装備をご紹介していきます。
~ アウトバックはユーティリティーもストレスフリー ~
フロントドア
トリム上部はソフトパッド、その下に特別装備の立派なメタルメッシュ+ブラック塗装加飾パネルが設定されています。
その下はステッチ付合皮が広範囲に奢られ、専用のイエローステッチが施された合皮処理のアームレストになっています。
色味的には黒×グレーですが、イエローグリーンステッチが良いアクセントになっていますね。
インナードアハンドル横に2名分のパワーシートメモリーのスイッチが備わります。
ドアのプルハンドルにはX-BREAK専用ホワイト照明の設定もあります。
特別装備のメタルメッシュ+ブラック塗装加飾パネルのアップです。
触った感じもメタルの質感と綿密なパターンで満足感も得られるものになっていると思います。
ドアのスイッチパネルにはピアノブラック等の仕上げはありませんが、スイッチにメッキ処理がされていますので質感が悪いとは感じませんでした。
乗り込む前に足元を確認します。
サイドシルプレートが設定されています。
またスカッフプレートも大型のものがついている乗り込みし易い仕様になっていますね。
フロントシート
アウトバックX-BREAKのフロントシートは専用の撥水ファブリック×合成皮革のシートです。
ライトグレーのメイン部とブラックにイエローグリーンステッチが施された専用シートはアクティブな印象を与えますね。
運転席は10way、助手席は8wayパワーシートです。
運転席のランバーサポートのサポート面積が広めでとても気持ち良い着座感が得られる良いシートでしたよ。
メイン部のファブリックは少し荒めのメッシュで現行フォレスターのものと似ていますね。
来ている服の素材によってはかなり滑る感じになるかもしれません。
前席全景
X-BREAK専用インテリアです。
オーソドックスなインパネデザインですが、長く使用する中でも飽きることなく愛せそうな感じです。
インパネはイエローグリーンステッチ付ソフトパッドで質感高いですね。
レガシィシリーズはレヴォーグよりもセンターコンソールの幅が広く余裕を感じられます。
1840㎜の全幅がデザインにも好影響です。
細かい部分を見ていきましょう。
ステアリング周辺
ではまずステアリングからですが、イエローグリーンステッチの本革巻きステアリング。
レザーの触感は高触感で、握りは通常の太さですね。グリップしやすい形状なので扱いやすいですね。
レヴォーグはDシェイプで、見た目は良いですがなんだかんだ丸型が一番使い易いかなと思います。
パドルシフトも標準装備です。
良いのがステアリングヒーターも付いていること!これは羨ましいですー。
標準でステアリングヒーターが付いてくるのは贅沢ですね。
メーターはオーソドックスな2眼式。中央には5インチのマルチインフォメーションディスプレイが備わります。
ここにアイサイトの作動状況や、その他の情報が表示されます。
X-BREAK専用でメーターにホワイトリング照明が付いているみたいなんですが、試乗車は赤になってました。
Limitedは10色から選択できるのでX-BREAKは11色から選べるということだと思います。
ステアリングの右側も見ておきます。
インパネはソフトパッドでイエローグリーンステッチが設定されていますが、この質感的に割り切られがちなステアリング右側も手抜き感は無いですね。
メタルメッシュパネルもあります。
安全装備関係のオン・オフスイッチとエンジンスターターが付いています。
コインポケットもありますがここはおそらくETCが設置されているはずです。
開けるのを忘れましたww
ナビは8インチのダイアトーンサウンド・ビルトインナビです。
冒頭でも記述しましたが、このナビを付けないと各種安全装備が機能しませんのでおそらく皆さんこのナビを付けることになりそうです。
ピアノブラックの化粧パネルで質感も高いですし、高額なオプションではありますが満足度は高いと思います。
その下はエアコンのスイッチパネルでツライチにしてあって収まりも良いですね。
温度3段階調整のシートヒータースイッチもここに備わります。
アナログの温度調整のメッキリングの質感も良いですし、レベルの高さが感じられます。
スイッチ内に温度調整表示されるのが個人的に好きですww
ナビが出てきたので先に表示される画面も紹介します。
このナビにしないと表示されない、フロント&サイドビューモニターは電子パーキングブレーキスイッチ横のVIEWボタンを押すことで画面の切り替えが可能です。
フロント&サイド
フロントのみ
サイドのみ
VIEWボタンを押すごとにフロント&サイド画像、フロントのみ、サイドのみと切り替えができます。
表示も精細なので見易いですね。
センターコンソール周辺
センターコンソールのメイン部にはヘアライン調のパネルが設定されて質感は悪くありません。
エアコンパネル下のセンタートレイにも蓋が付いているのでスッキリ見せることもできます。
シルバーメッキ加飾部を押すと開きますが、その操作・作動感も安っぽさは無いです。
欲を言うとコンソールサイドも合皮にしてもらえるとスゴイ!って感動できますね。
センタートレイ内にもX-BREAK専用のホワイト照明が設定されています。
中はスマホ2つは余裕で入るくらいの広さになっていて、高速充電対応のUSBスロットとアクセサリーソケットが付いています。
ここから使い勝手の良さも光り始めますよww
シフトレバーは本革と専用ステッチのシフトブーツで質感OKです。
その後方には電子パーキングブレーキ、オートビークルホールド、X-MODEのスイッチが設置されています。
オートビークルホールドはこのクラスでは必ず付いていて欲しい機能ですね!
信号待ちでフットブレーキで停止した状態でブレーキパッドから足を離しても停止状態が維持できる優れものです。
その後方は横並びのドリンクホルダーでリッドも付いていますし、メッキパーツで加飾もされ質感への気遣いがされています。
ドリンクホルダーはやっぱり横並びが理想的ですね!
スライド機構付のコンソールアームレストも専用ステッチの合皮で覆われ質感は良いです。
開けるとこんな感じで標準装備の着脱可能なトレイが付いています。
トレイを取ると
しっかりと起毛処理されて、防音効果も期待できる質感良いコンソールBOXです。
広さもそこそこありますので何かしら入れれます。
ここにもアクセサリーソケットが付いているのが良いですね!
助手席側
続いて助手席側ですが、
たっぷりしたイエローグリーンステッチ付ソフトパッドとメタルメッシュ+ブラック塗装加飾パネルで質感良いですし、POP感もしっかりあっていいですよね。
密度感も感じられるので良いインパネだと感じました。
グローブBOXもしっかり起毛仕上げです。
素晴らしい。
最近ではレクサスですらここの質感を割り切ってしまっています。
スバルのフラッグシップとしての誇りを感じますね。
広さもちゃんとあるので収納も問題ないです。
前席は以上です。
続いて後席に移りましょう!
後席ドア
後席ドアもトリム上部はソフトパッド、プルハンドル照明付、質感的には前席同等ですね!
後席の見え掛かりですが、広そうに見えますが実際広いですww
後席にはサイドシルプレートはありませんが、こちらも広めのステッププレートがあるので小さいお子様の乗り降りなどもし易いのではないでしょうか。
後席の足元空間はこぶし2つ弱ほど入ります。
身長175センチの私のドライブポジションに合わせてあります。充分な広さが確保されていますね。
シートの着座感は平板ではありますが、ウレタンの厚みも感じられて悪くないと思いました。
長時間耐えられるかは不明。
アウトバックはコンソール後端にエアベンチレーションが付いています。この周辺の質感は特に良くはないです。
しかし、リアのシートヒーターも設定があるのが嬉しいです。
新型のフォレスターもリアのシートヒーターが付いていてスゴイと思いましたが、フラッグシップのレガシィに無いと寂しいですもんね。
フロントのセンタートレイに付いていた高速充電対応のUSBスロットも設定されユーティリティーも相当の実力があります!
後席のシートバックは6:4分割可倒式。
もちろんドリンクホルダー付アームレストも完備です。
ちょっと残念なのはドリンクホルダー周りのパネルが無塗装プラなことでしょうか。
レヴォーグではピアノブラックにシルバーメッキで縁取りしたパネルになっています。
ドリンクホルダーはリッドも付いているので最低限は確保されています。
続いてラゲッジルームです。
ラゲッジルーム
アウトバック60周年記念車はパワーリアゲートが装備されています。
これはベース車両となるLimitedの装備です。
ベースグレードには¥75,600でメーカーオプションです。
アウトバックのパワーリアゲートは開度を任意で設定できるメモリー付です。
しかし、リアバンパー下に足をかざして開けることのできるタイプではないみたいですね。
ラゲッジルームの面積と容量は広大です。この通常状態で559ℓという容量があります。
個人的には容量も重要ですが、この面積の広さが良いですよね。荷物をたくさん積むときは重ねるより圧倒的に取り出し易さが優るので。
後席シートバックは左右に設定されたレバーで倒すことが出来ます。
カーゴフロアボードのラゲッジスムーザーもX-BREAKの専用装備です。
これが意外にあると便利なのでレヴォーグにも付いていて欲しかった機能ですね。
ラゲッジ床下も見ておきます。
アウトバックの大型サブトランクは47ℓの容量で、ここにも色々入りそうです。
トノカバーもサイドのラゲッジ板を外せば完全に収納できるようになっています。
アウトバックは使い勝手にもかなり優れていますね!
以上です。
まとめ
レガシィアウトバックの60周年記念特別仕様車 LEGACY・OUTBACK・X-BREAKのインテリアをずらっと見てきました。
エクステリア・動的質感も良かったですが、専用カラーが設定され、おしゃれでアウトドアな雰囲気も備えたX-BREAKはレベル高いですね!
更に、アクセサリーソケットや、USBスロットなどの配置にも優れリアのシートヒーターまで備えるユーティリティーの高さも光ります。
装備的にも最新のものが揃っていましたのでこれと言った弱点がない高次元でバランスされた良いクルマでした。
以上でレガシィアウトバックX-BREAKのレビューを終わります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
またチェックしてもらえると嬉しいです。
アウトバックの公式HPです。
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