新型ヤリスHV Z・Z・1.5G・1.0Gの見積もり、装備の注意点も紹介
2020.1.23更新
2020年フルモデルチェンジモデル
新型ヤリスの見積もりを頂いてきましたので紹介します。
題名にもある通り、4種類の見積もりを頂いてきました!
上級グレードからお手頃グレードまで網羅してきましたので、各グレードでの装備やオプション関係も紹介しつつ進めていきたいと思います。
そういえば東京オートサロンでGRヤリスも発表されて盛り上がってましたね!
車両本体価格は、特別仕様車 RZ“First Edition”が¥3,960,000、RZ“High-performance・First Edition”が¥4,560,000とのこと。
見積もりはファーストエディションに関しては予約者のみみたいです。
今回紹介するノーマルのヤリスもかなりかっこいい仕上がりのエクステリア。
内装や機能では海外仕様で採用のある電子パーキングブレーキ+オートホールドが無いのは残念です。
ライバルのホンダ・フィットは標準装備されているので、アドバンテージがあるポイントですよね。
ではヤリスの概要からみていきます。
新型ヤリス 概要
簡単に新型ヤリスの概要を確認します。
新型ヤリスはヴィッツの後継モデルとしてデビューします。
ボディーサイズは全長3,940㎜、全幅1,695㎜、全高1,500㎜。
発売は1部を除いて2020年2月10日となっています。
小型車用新プラットフォーム「TNGA、GA-B」を初採用。
ヴィッツから約50㎏の軽量化を実施しながらボディー剛性ではねじり剛性を約30%もアップしているそうです。
動的質感もかなり期待できそうですね!
新型ヤリス・パワートレーン
ヤリスに搭載されるパワートレーンは3つ。
■1.5ℓ+1モーターハイブリッド
■1.5ℓNAガソリン
■1.0ℓNAガソリン
となっています。
1.5HV・1.5Gは新開発、1.0Gは従来から存在するもののブラッシュアップです。
1.5ℓNAエンジンは3気筒で新開発のダイナミックフォースエンジン。
駆動方式はFF・4WD、トランスミッションは新開発アイシンエイダブリュ製の1速にギヤを用いて発進時のモッサリ感を低減した「Direct Shift-CVT」が組み合わさって走りの進化も期待が大きいです。
FFのみではありますが、カローラスポーツでも採用のある6MTもセレクトできます。
またまた新開発の1.5ハイブリッドシステムは電気系・機械系損失を大幅に低減しハイブリッド世界トップクラスの低燃費を実現しているとの事。
トランスミッションはCVTのみ。
ハイブリッドの場合4WDではなくE-Fourとなり、こちらもトヨタ車として初めてコンパクトカーに搭載されるそうです。
フルタイム4駆ではなくオンデマンドタイプとなるのがハイブリッドモデルの特徴でもあります。
このように新開発の技術てんこ盛りで登場するのが新型ヤリス。
ハイブリッドも1.5ガソリンエンジンとDirect Shift-CVTの組み合わせも全部乗りたいw
パワートレーンやプラットフォームの詳細はこちらのモーターファンの記事が参考になります。
ヴィッツ改め、新たにグローバル共通のネーミングを与えられて登場した新型ヤリス。3種類のパワートレインが用意されるが、その…
新型ヤリスグレード構成・価格
パワートレーン毎にグレードと価格を一覧にしてみました。
※横に★マークが付いているのは見積もりを貰ってきたグレード。
1.0ℓNAガソリンモデルのグレード・価格
1.0ℓNAモデルの駆動方式はFF、トランスミッションはCVTのみとなっています。
グレード | 価格 |
X”B”パッケージ | ¥1,395,000 |
X | ¥1,455,000 |
G | ★¥1,613,000 |
1.0ℓモデルのみ廉価バージョンのX”B”パッケージが設定。
かなり簡素化されたグレードで商用車の為のグレードという感じですね。
1.5ℓNAガソリンモデルのグレード・価格
新開発ダイナミックフォースエンジン搭載1.5ℓ3気筒エンジンモデルの価格。
駆動方式は6MTはFFのみ、Direct Shift-CVTモデルはFF/4WDの設定があります。
1.5ガソリンの4WDは2020年4月から納車開始となるようです。
グレード | 駆動方式・トランスミッション・価格 |
X | 2WD・CVT・¥1,598,000 4WD・CVT・¥1,831,000 2WD・6MT・¥1,543,000 |
G | 2WD・CVT・¥1,756,000 4WD・CVT・¥1,954,000 2WD・6MT・¥1,701,000 |
Z | 2WD・CVT・¥1,926,000 ★4WD・CVT・¥2,124,000 2WD・6MT・¥1,871,000 |
1.5ガソリンモデルで150~210万円の価格となっています。
ここで注目は1.5ℓNAから追加される4WDを選択するとリヤのサスペンションがダブルウィッシュボーンになる事。
これはハイブリッドも同様です。
走りの質感全般、コーナーや凹凸の多い路面等での乗り心地に大きな差が出て来る可能性が大きいので動的質感を重視したい方には検討の価値がありそうです。
2WD~4WDになる事での価格アップは丁度20万円程。
1.5ℓハイブリッドモデルのグレード・価格
またまた新開発の1.5ℓハイブリッドシステム搭載モデル。
グレード | 駆動方式・トランスミッション・価格 |
HYBRID X | 2WD・CVT・¥1,998,000 E-Four・CVT・¥2,241,000 |
HYBRID G | ★2WD・CVT・¥2,130,000 E-Four・CVT・¥2,338,000 |
HYBRID Z | 2WD・CVT・¥2,295,000 ★E-Four・CVT・¥2,493,000 |
ハイブリッドモデルもFF→E-Fourになる事での価格差は20万円程度になっています。
またガソリン~ハイブリッドになる事での価格上昇は約40万円程。
なかなかの金額アップですねー。
では見積り紹介に行きましょう!
新型ヤリス、4グレードの見積もり紹介
見積もりの前にグレード別の装備差を確認
グレード毎の主だった装備の差を一覧にしておきます。
これを踏まえた上で見積もりを確認して頂けると、より分かり易いかなと。
勿論ぶっとばして頂いても構いませんw
ヤリス内外装質感・装備差の一覧
X”B”はかなりの簡易グレードの為、家庭用としては現実的ではないので省略します。
また一覧内の※表示はメーカーオプション設定有です。
項目 / グレード | Z・HYBRID Z | G(1.5ℓ、1ℓ)・HYBRID G | X・HYBRID X |
タイヤ・ホイール | 15インチスチールホイール ※16インチアルミホイール¥82,500 | 14インチスチールホイール ※1.5ℓ車15インチアルミホイール FF¥59,400、E-Four¥49,500 | 14インチスチールホイール |
フロントグリル | ピアノブラック | 無塗装ブラック | 無塗装ブラック |
ルーフスポイラー | ブラック大型タイプ | 標準タイプ | 標準タイプ |
下部ウィンドウモール | サテンクロム | ブラック | ブラック |
ヘッドライト | 3灯式フルLEDヘッドランプ | プロジェクター式ハロゲンヘッドランプ ※3灯式フルLEDヘッドランプ¥82,500(リヤ含む) | プロジェクター式ハロゲンヘッドランプ |
リヤコンビネーションランプ | LEDライン発光・LEDターンランプ | LEDテールランプ ※LEDライン発光・LEDターンランプ | LEDテールランプ |
ディスプレイオーディオ | 8インチ | 8インチ | 7インチ ※8インチ¥11,000 |
スピーカー | 6スピーカー | 6スピーカー | 2スピーカー |
ステアリング | 本革巻き | ウレタン | ウレタン |
シフトノブ | 本革巻き | ウレタン | ウレタン |
メーター | デジタルメーター(ハイブリッド専用) ピアノブラック塗装メーターリング | デジタルメーター(ハイブリッド専用) ブラックメーターリング | アナログメーター(ハイブリッド専用) |
フロントドアガーニッシュ | ローズメタリック | ブラック | ブラック |
フロントコンソール | ローズメタリック | ピアノブラック | ブラック |
インパネオーナメント | ソフトパッド | 樹脂 | 樹脂 |
エアコン | オートエアコン メッキダイヤル nanoe付 | オートエアコン メッキダイヤル | ガソリン X・マニュアルエアコン HYBRID X・オートエアコン(ブラックダイヤル) |
助手席シートアンダートレイ | 標準装備 | 設定無 | 設定無 |
あと注意すべき装備やオプション設定内容もピックアップして一覧にしておきます。
これを知っておくとグレード選択の幅を搾る事ができるかも?
注意すべき装備差・オプション価格設定一覧
○・・・標準装備
×・・・設定なし
項目 / グレード | Z・HYBRID Z | G(1.5ℓ、1ℓ)・HYBRID G | X・HYBRID X |
UVカット機能付ウィンドシールドガラス | ○ 赤外線カット機能付 | ○ HYBRID Gのみ赤外線カット機能付 | ○ |
フロントドアグリーンガラス | ○ スーパーUVカット・赤外線カット機能付 | ○ スーパーUVカット・赤外線カット機能付 | ○ |
ディスプレイオーディオ | 8インチ | 8インチ | 7インチ → 8インチ ¥11,000のオプション |
バックガイドモニター | HYBRID Zのみ標準装備 Zは¥16,500のオプション | HYBRID Gのみ標準装備 Gは¥16,500のオプション | ¥16,500のオプション |
カラーヘッドアップディスプレイ | ¥44,000のオプション | × | × |
スマートエントリーシステム | ○ | ○ | FFのみ¥32,500のオプション 4駆は標準装備 |
合成皮革+ツイード調シートファブリック | ¥11,000のオプション | × | × |
アクセサリーコンセント | ハイブリッドのみの設定¥44,000 | ハイブリッドのみの設定¥44,000 | ハイブリッドのみの設定¥44,000 |
このようになっています!
XグレードのFFモデルはスマートエントリーシステムが標準では無いという事に調べながら気づきました。
Xは見積もりも貰ってきていませんがGグレード以上を検討する方が満足度は高そうです。
Zグレードは価格も良いだけあって質感・装備とも充実している模様。
この表作るの結構大変だったので誰かの役に立って欲しいーw
では、見積もり見ていきましょう。
ヤリス G FFの見積もり
1.0ℓNAガソリンモデル、車両価格¥1,613,000の見積もりからです。
ボディーカラーはアバンギャルドブロンズメタリックにしました。
シャンパンゴールド的な渋いボディーカラーとなっています。
X”B”パッケージは安全装備皆無、Xグレードまでマニュアルエアコン等の寂しい装備なのでG位からが検討される方が多いのでないでしょうか。
支払総額は¥2,187,620!
Bセグコンパクトのコミコミ価格としては妥当な金額ではないでしょうか?
最近クルマ高くなってきたので感覚おかしくなってますかね。
廉価グレードでも200万円は超えてきますね。
メーカーオプション内容
●パノラミックビューモニター¥49,500
●BSM(ブラインドスポットモニター)+リヤクロストラフィックオートブレーキ+ICS(インテリジェントクリアランスソーナー)¥100,100
●寒冷地仕様のセット¥31,900
のセットで計¥170,500
ヒーテッドドアミラーは寒冷地仕様に含まれており、私の住む新潟では欲しい装備なので入れてます。
BSMも安全装備として個人的には必須だと感じていまして、標準装備だと嬉しいですが国産メーカーでは多くのメーカーがオプション扱いとなっています。
ディーラーオプション内容
●フロアマット ¥14,300
●サイドバイザー ¥18,700
●ナンバーフレームデラックス フロント・リヤ ¥4,400
●ETC ベーシックタイプ ¥18,975
●エントリーナビキット(マップオンデマンド無) ¥69,300
●CD・DVDデッキ ¥49,500
を選択。
エントリーナビキット(マップオンデマンド無)をセレクトしてます。
T-コネクトナビキット¥110,000を設定すればマップオンデマンドが付いてきますが、都心部では便利かな?という印象です。
道の更新が少ない地方ではあまり恩恵がないイメージ。
Tコネクトナビキットをセレクトしたからと言ってすべての機能が使用できるわけではないので注意も必要です。
CD・DVDデッキですが、助手席下に設置されるのでZグレードの場合シートアンダートレイを取り外しての装着になります。
あとは赤□のメンテナンスパック¥63,800ですね。
初回車検までの半年毎の点検、オイル交換等が含まれた内容になっています。
オイル交換や点検は拘りなければもっと金額を抑えることも可能なので、拘りが無い方はセレクトしなければ更に出費を抑えることが可能です。
では次の見積もり行きましょう。
ヤリス HV G 2WD/FFの見積もり
1.5ハイブリッドのFF、車両本体価格¥2,130,000。
ボディーカラーは同じくアバンギャルドブロンズメタリックです。
ブラックルーフとのツートンもセレクトできますが、¥55,000の有料オプションとなります。
支払総額は¥2,761,520!
おぉ、一気に価格上がった感ありますねw
先ほどとGグレードという点では同じですが、1ℓNAガソリンからハイブリッドになる事で50万円車両価格がアップします。
ほぼその価格差ですね。
メーカーオプション
●15インチアルミホイール ¥59,400
●アクセサリーコンセント ¥44,000
●パノラミックビューモニター¥33,000、BSM(ブラインドスポットモニター)+リヤクロストラフィックオートブレーキ+ICS(インテリジェントクリアランスソーナー)¥100,100、寒冷地仕様のセット¥25,300 のセット ¥147,400
セットになる事で微妙にお得に。
単体なら計¥158,000位ですが、約1万円お得になっていますね。
ハイブリッド車のみセレクト出来るメーカーオプションとして●アクセサリーコンセント ¥44,000があります。
営業さんのお話ですとメーカーから推奨してくれとも言われているそうで、災害時の非常用として通常の生活家電使用で約2日程持つ電源として使用できるそうです。
という事で入れて貰いました。
ディーラーオプション
●フロアマット ¥14,300
●アームレスト ¥23,100(工賃抜き¥19,800)
●サイドバイザー ¥18,700
●ナンバーフレームデラックス フロント・リヤ ¥4,400
●ETC ベーシックタイプ ¥18,975
●エントリーナビキット(マップオンデマンド無) ¥69,300
●CD・DVDデッキ ¥49,500
先ほどと違うのは運転席のアームレスト¥23,100ですね。
個人的にあると嬉しい装備なのと、工賃がどんなもんか知りたくてセレクトしました。
でも、あると便利ですよね。
残りは先ほどと同じです。
この見積もりでは支払シミュレーションも出して頂きました。
5年の残価設定払いで月々26,000円になりました。
参考までに。
次です。
1.5ガソリンと1.5ハイブリッドの見積もり比較
最後は
■ヤリス Z 4WD ¥2,124,000
■ヤリス HYBRID Z E-Four ¥2,493,000
の見積もり比較紹介です。
ガソリンとハイブリッドで車両価格差約37万円が、総支払になると違いが出て来るのか?確認します。
まずはヤリス Z 4WD ¥2,124,000から。
1.5ℓガソリン Z 4WD
支払総額は¥2,875,220!
続いてハイブリッド。
支払総額は¥3,202,820!
ハイブリッドが約10万円お得
メーカーオプションで訂正があります。
オプション内容揃っていなくてハイブリッドは●アクセサリーコンセント ¥44,000が余計です。
なので支払総額から¥44,000を引いた、
¥3,158,820!
が支払総額とさせて下さい。
そうするとガソリンとハイブリッドでの価格差は約28万円となり同じ装備内容であればハイブリッドが約10万円程お得という事になります。
緑□部の環境性能割と重量税、あとメーカーオプションでの価格差でこのような差額になっています。
ご参考までに。
オプション関係は基本的に先ほどと同じですが、Zグレードはオプション¥82,500のアルミホイールが16インチになります。
上画像のものだと思われます。
しかし、Zグレードでもアルミがオプション設定は少し寂しいですね。
新型フィットでは中間のNESSというグレードから16インチアルミが標準装備ですので。
あとフィットに無い魅力装備がヤリスにはあります。
Zグレードにはヘッドアップディスプレイが装着可能
先進装備の●カラーヘッドアップディスプレイ¥44,000がZグレードのみではありますが、装着可能となっています。
ナビと連携する場合はディーラーオプションのエントリーナビかTコネクトナビキットの装着が必要です。
このヘッドアップディスプレイがあると視線が落ちる回数が低減されるので安全面で役立つと思います。
試乗でも搭載されたクルマで体感しており、便利だなと感じました。
以上です!
最後にお奨めグレードを考えた
新型ヤリスの見積もりを見てきました。
トヨタですしハイブリッド Zが魅力的なのですが、個人的に4駆とは言えBセグメントで300万円超えはちょっと・・という思いもあります。
なのでお奨めグレードはヤリス Z 4WD¥2,124,000かなぁと。
新開発のエンジンプラス、Direct Shift-CVTでアクセルレスポンスも良好、街乗なら充分楽しめるクルマな予感です。
4WDならリヤサスもダブルウィッシュボーンですし。
このグレードが試乗出来れば嬉しいですが、どうなるでしょうか!
試乗が可能になるのを楽しみに待ちます♪
新型ヤリスの装備差やオプション価格、見積り紹介は以上です。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました!
ヤリス公式HPです。
トヨタ ヤリス の公式サイト。機能・性能などの紹介をはじめ、ご購入を検討されている方への情報をご案内します。…