SGP採用フォレスター!気になる動的質感レビュー!!
2018.8.3更新
2018年フルモデルチェンジ A型
新型のスバル・フォレスターに試乗してきました!
今回はPart2として動的質感のレビューをしていきます。
前回は エクステリアをレビューしました。
※別ウィンドウで開きます。
新型フォレスターですがパワートレインは2種類ありまして、新開発の2.5ℓ直噴NAエンジンを搭載したモデルが先に登場しています。
今回はそのモデルのPremiumとX-BREAKに試乗してきました。
もう1つの2.0ℓNAエンジン+モーターのハイブリッドは9月登場とのこと。
走行関連の装備の違いとしてはPremiumが18インチ、X-BREAKが17インチのホイール&タイヤです。
その違いにも注意して試乗してきて若干の差も感じましたので、その辺りも書いていきます。
フォレスターのスペックを見ていきます。
スバル フォレスター スペック一覧
2.5ℓ直噴NAエンジン ガソリン(WLTCモードの燃費値は代表値で記入)
ではスバル・フォレスターのPremiumとX-BREAKの動的質感レビューに移ります!
スバル・フォレスター 動的質感レビュー
ドライビングポジション
では早速新型フォレスターに乗り込んでいきます。
ドアの開閉音はバフォという音で閉まり、密閉感は高く感じました。
SUVのドアは高さもあるので重くなりがちですが、フォレスターのドアはわりと軽い操作感で開閉しやすいです。
ではシートに着座していきます。
こちらはPremiumのフロントシートですが、8WAYのパワーシートでリクライニングとハイト調整をしてくれます。
形は基本的にインプレッサの物と同じだと思います。
パワーシートはPremium以上であれば標準で付いてきます。
あと嬉しいのがPremiumですとシートのメモリー機能が標準で付いてくることです。
以前ですとレザーシートをメーカーオプションで付けないと選択できませんでしたが、ファブリックシートでもメモリー機能が付くのは嬉しいですね!
こちらのシートはメインのファブリックがPremiumとAdvance専用のもので、生地のパターンの目が少し大きいタイプです。
このシートは少し滑る印象ですね。
ここは少し残念なところです。
滑ると腰が落ち着かなくなり、腰痛や疲れの原因になってしまいます。
腰のサポート調整するランバーサポートもついていませんので、個人的にはTouringの生地(インプレッサのファブリックと同じ)の方が好みかも。
ファブリックに気になる点はありましたが、シートの形はとても良いです。
程よいホールド感とサポート感がありますね。
余談ですが、レヴォーグのs-styleのシートとは比較にならないほど良いです!羨ましい。
ステアリングの皮は高触感タイプではないですが、滑りにくい皮なので問題ないと思いました。
ステアリングスイッチ関係も標準でついてくるので嬉しいですね。
パドルシフトも装備されています。
ペダルレイアウトですが、
アクセルペダルは吊り下げ式タイプです。
ここでも気になる点が1つありまして、ある程度ドライビングポジションを設定してからステアリングを握るとステアリングが左にずれているような気がしました。
これは試乗した2回とも感じたので間違いないとは思うのですが、人により感じ方はそれぞれ違うので試乗で確認してみて下さい。
ある程度ドライブポジションが決まったので、エンジンスタートボタンを押して2.5ℓエンジンをスタートさせます。
試乗レビュー
※18・17インチの違いに注意して試乗しました。
わずかですが、感じた差など踏まえてレビューします。
ボタンを押すとドゥゥンと2.5ℓNAエンジンが息をし始めます。
アイドリングの音はすごく静かです。
遠くから少しドドドと音が軽く聞こえる程度です。
以前のような水平対向エンジン独特のドコドコドコっていう音は聞けなくなりましたね。
ディーラー駐車場を出るためゆっくりとアクセルを開いていきます。
タイヤの1転がり目からスムースな感じが伝わってきます。
これは期待できるなぁと思いながら、ディーラー駐車場を出るためにステアリングを左に切っていきます。
ステアリングの重さは軽めですね。
切ってからクルマの挙動が付いてくるまでにSUV独特の反応遅れはありますが、気にするレベルではないですね。
むしろ良くできている方ではないかと思いました。
ステアリングセンターはSUVらしい感じで少し曖昧感があります。
個人的にSUVでネックなのがここですね。
もう少し味付けとして締めてもらえると運転の楽しいSUVになりそうです。
高速走行との兼ね合いで難しい所なのは分かっているつもりですが、そこは走りのメーカーですので頑張って欲しい所です。
駐車場を出て、幹線道路に出ます。
この道空いてるんですよ、という道に案内してもらうと休みなのにほんとに空いてるww
そこで加速を試せました。
アクセルを踏み込むと、ゴアウウウンというような音でアクセルの踏み込みに対してほぼ遅れることなく加速します。
すごいトルク感があるとかではないんですが、タイムラグがほぼなくスルスルーと速度が出てきます。
CVTなのにこの反応は立派だと思いました。
かなり相性よくしつけられていますよ。
巡航時のエンジン音はほとんど聞こえません。
遮音性高いですね。
ロードノイズは少し入ってきますがうるさい感じもありませんし、耳もとで共鳴するような悪さもありません。
そしてスバルのクルマは視界が良いですね。
クルマのスタイリングには少し影響出ますが、この視界確保と安全のためなら仕方ないと思わされます。
17インチと、18インチの差ですが、巡航時、コーナー、再加速の場面で差が出ますね。
巡航時に17インチは18インチより滑る様に走る感じが強いです。
かと言って18インチが乗り心地悪くなるわけでもないですね。
コーナーでの旋回はさすがに18インチが良いですね。
あと再加速も18インチの方が良かったかな、という印象でしたね。
この辺りは道の状況も影響すると思いますが、17・18インチでの差はそのように感じました。
先ほども書きましたが、コーナーでの車の旋回能力も良いのですが、運転していてドライバーの姿勢変化が少ないですね。
これはどうしてでしょうね?と営業さんに尋ねると、これもSGPの恩恵が強いと思いますよ、とおっしゃっていました。
私はそれもあると思いますが、スバルのアクティブトルクベクタリングという機能の効果もあると思いました。
マツダのGVC(Gベクタリングコントロール)と少し似ている機能ですが、CX-8の試乗時に感じた姿勢変化の少なさと同じような感覚を得られました。
これは素晴らしいです。
また車体の微振動もすくないですし、強めの入力も1発で収束します。
SGP恐るべし、やはり走りではスバルとマツダは1つ出ている感覚がありますね。
トヨタのクルマもTNGA採用車は格段に良くなっている印象ですし、国産車も乗っていて個性があって面白いクルマが多くなってきたと思います。
こうなると間もなく発売されるホンダ・CR-Vの走りが気になってきますね。
シビック・ハッチバックも走り良かったしなぁ。
ホンダも負けじとドンドン良い車を出していって欲しいです。
今回のフォレスターの2.5ℓガソリンと、CR-Vの1.5ℓターボの比較もしたいと思いました。
フォレスターのブレーキングですがこちらも必要充分な制動力が踏み始めから始まる良いブレーキだと思います。
個人的にはもう少し強くても良いんですよね。
理想は、現行インプレッサのA型の強いブレーキと今回のフォレスターのブレーキの中間くらいの制動力ですねww分かりづらいですよね、すみません。
そんなこんなで15分弱の試乗も終了です。
スバル フォレスター 動的質感 レビューまとめ
スバル 新型フォレスターの2.5ℓNAのガソリンモデルの試乗レビューをご覧いただきましたがいかがでしたか?
SGP採用の第3弾ですが、良さがしっかりと出ていました。
まず乗り心地の良さ、静粛性、微振動のカットなど動的質感にとって重要な要素をきっちり抑えてきています。
それに加えて新開発の2.5ℓエンジンとリニアトロニック(CVT)の相性の良さ。
アクセルの開度に対して遅れてついてくる、CVTのネガな部分がほとんど感じられませんでした。
これはすごいなぁというのが正直な感想です。
クルマとしての機能はかなり高レベルな新型フォレスターですが、気になるのはデザインのキープコンセプトでしょうか。
パッと見の目新しさがないのが、吉と出るかまたはその逆になるか今後の売れ行きも注目したいですね。
あと9月にデビューする2.0ℓ+モーターのハイブリッド Advance も気になる存在です。
試乗できるようになれば当ブログでもレビューしたいと思います。
以上で スバル 新型 フォレスター の動的質感のレビュー を終わります。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
次回は内装編です。
読んで貰えると嬉しいです。