トヨタ カローラスポーツ 動的質感レビュー!
2018.7.17更新
2018年デビューモデル
カローラスポーツに試乗しましたという話のPart2で動的質感のレビューをしていきます。
前回はPart1エクステリアのレビューをしました。トヨタのデザイン文法、キーンルックがついにカローラ・スポーツで1つレベルを上げたなと感じる内容でした。
前回の記事がこちら※別ウィンドウで開きます。
今後のトヨタのデザインにも目が離せなくなってしまいました。
カッコいいですね!!
カローラスポーツハイブリッドのスペックです。
トヨタ カローラ・スポーツ スペック一覧
1.8ℓNAエンジン+モーター ハイブリッド(WLTCモードの燃費値は代表値で記入)
ハイブリッドとターボでは馬力こそそんなに変わりませんが、トルクに関してはかなり差がありますので、スペックと燃費を見るとハイブリッドが良いと思います。
では、動的質感のレビューに行きましょう。
トヨタ カローラ・スポーツ 動的質感レビュー
ドライビングポジション
では新型 カローラ・スポーツ に乗り込みます。
今回の試乗車はHYBRID G というグレードで中間グレードになります。
インテリアのメーカーオプションとしてサドルタン内装が設定されていましたので写真のように素敵なブラウン内装になっていました。
そしてドアグリップも設定されていてデザインも含めて欧州車的な雰囲気があります。
内装の詳細は後日アップしますね。
カローラ・スポーツに乗り込んでいきます。
ここで良いなと感じたのがドアの閉まる音です。「TNGA」の恩恵だと思いますが高いボディー剛性の賜物で、ドアを閉めた時にドウンと低く鈍い良い音でした。
少し強めに閉めてもボディーがビビる様子もなく良い仕事がされているなと感じました。
シートはサドルタンカラーのレザーとファブリックのコンビネーションシートになっています。
シート調整はマニュアルです。
このシートが良くできていました。シートの形状はスポーツ調シートなのでわき腹や肩口のサイドサポートは、G”Z”グレードのスポーツシートに対しては弱めだということでした。
確かにホールド性が強いわけではないですが、必要な所をしっかりと支えてくれて、疲れにくそうな良いシートだと思いました。
何より座面が薄い感じがなくて長距離いけそうな予感がします。
アクセルペダルは吊り下げ式。
ペダルレイアウトに関しては特に問題になる部分はなく、自然な着座姿勢を取ることが出来ます。
ステアリングですが、皮の質感は結構良いものを使っていそうな質感でしたよ。
全体的に質感は良いですが、ステアリングスイッチ周りはプラスチッキーですね。ここは改善の余地有りかなと思います。
カローラと名前が付いているからこそ、その名前のイメージを消し去るくらい質感を詰めてもらうと名前に抵抗のあるユーザーも振り向いてくれると思います。
シフトレバーの操作感、位置関係はアームレストを一番前に出して肘を置くとちょうど良い位置にシフトレバーがある感じですね。
操作はしやすいですね。
iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)搭載車ではここが重要になって来ますよね。
ホンダ・シビックハッチバックとはぜんぜん違う腕の状態ですが、どちらも問題なく操作できそうだと思いました。
シビックの試乗記事がこちらです。同じCセグハッチなので参考がてらにどうぞ。※別ウィンドウで開きます。
動的質感
ハイブリッドなのでパワーボタンを押してシステムを起動させます。
そう言えばトヨタのハイブリッド乗るの久しぶりなんですが、ハイブリッドだけあってエンジンが始動していないのでめちゃめちゃ静かですww
ディーラー駐車場を出るため、アクセルを踏むとモーターで走り始めます。
キューーンとモーター音が少し聞こえてきます。とても静かですね。
一般道に出るためにステアリングを切っていくと、軽めの操作感だと思いました。
軽めですが、ステアリングの挙動に車体は遅れることなく軽々と着いてきます。
この素直な挙動もかなり好みです。
これは良いかも!と嬉しくなってきますww
大きめの道に出るために細めの中央線の無い住宅街を走りましたが、車両感覚もつかみやすいですね。
すれ違いもありましたが全く怖くないです。
全幅は1,790㎜と少し大き目ですが問題はありませんでした。
乗り心地はとても良いですね。16インチのタイヤ・ホイールの影響もあるのかロードノイズも少なくエンジン音も普通のスピードで流す分にはほとんど聞こえません。
快適ですよ。
その分接地感は少し薄いですが、ロードインフォメーションはちゃんと伝わってきます。
これは是非18インチのタイプも試してみたいですね。
225/40R18のサイズになればもう少しゴリゴリ感も出てきて、乗り味が濃くなる分ロードノイズは上がってくるかもしれません。
大きめの道に出れたので、少し加速を試します。
アクセルを踏み込むと、強烈なトルクという感じではないですが、スーッと軽くスピードに乗っていきます。
エンジン音は普通のブゥーーンという音ですね。
このカローラ・スポーツはハンドリングもそうなんですが、すべてにおいて軽快ですね。この言葉がぴったりだと思います。
坂道の加速を今回試せていませんが、以前試乗したC-HRは少し重たく感じる場面もありましたがカローラスポーツはどうでしょうね?
ワインディングも試してみたいなぁ。
車体を左右にふっても、ほんとに軽快です。軽々とフロントノーズが向きを変えてくれます。
ステアリングセンターは、シビックハッチバックほどはっきりしてはいませんが、直進安定性も悪くなく、新鮮な運転の楽しさがありますね。
この楽しさで燃費が30k/ℓ行くんですから凄いですよね。
これは16インチモデルならではの楽しさでもあるかもしれませんね。
車体剛性や、サスペンションの造り込みが良いからでしょうか?16インチタイヤでも変に揺さぶられる感じもありません。
ブレーキングですが、ブレーキの踏み始めから制動がちゃんと立ち上がるタイプで、安心して運転できます。個人的にはもう少し強めが好みですが。
トヨタの車は走りがちょっとなぁというイメージの方もいらっしゃると思いますが、このカローラ・スポーツは是非一回乗ってみてもらいたい1台ですね。
運転しやすく、軽快で楽しいドライビングが出来ますよ。
以上でトヨタ 新型 カローラ・スポーツの試乗レビューを終わります。
トヨタ カローラ・スポーツ 動的質感レビュー まとめ
カローラ・スポーツの動的質感のレビューをご覧いただきましたが、いかがでしたか。
印象としては、モーターのトルクによる発進加速や、ステアリングの軽さとキレに対する素直な車体の挙動でとにかく軽快ですね。
試乗車が16インチでしたので道路との接地感は濃くはなく、フラットな乗り心地でした。
しかしこの軽快感ある走りがしっかりとFUN TO DRIVEしていて思わずニンマリしてしまいましたww
私としては新しい運転の楽しさを感じさせてもらった試乗でしたね。
以上で トヨタ カローラ・スポーツ 動的質感のレビューを終わります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
次回は内装編です。読んでもらえると嬉しいです。