ホンダ CR-V 試乗レビュー 概要編
~CR-Vってどんなクルマ??~
CR-Vってどんなクルマ??
ホンダのCR-Vが日本に戻ってきました!
今回発売になったCR-Vは5代目になります。
前期4代目は私も所有していたので今回の復活は楽しみにしていました。
4代目はエクステリアが好みでした。シブさもあってどっしりとした雰囲気がありましたね。
内装の質感はプラスチッキーでしたが、使い勝手は非常に良くてSUVの形したミニバン的なクルマでした。
新型CR-Vのエクステリアは前期タイプの雰囲気を踏襲しながら、細部のデザインで個性を出してきました。
細かいレビューは後の回でしようと思いますが、引き継いで欲しくなかったポイントがあって少し残念な部分もありました。
では過去モデルを振り返ってみましょう。
1代目
画像ちっさくてすいませんww
初代は1995年から発売されましたが、このモデルが1番ヒットしましたよね。
こういう街乗りの乗用タイプのSUVとしての先駆けになり、トヨタRAV4と競合するようなモデルでした。
全長4,480㎜×全幅1,750㎜×全高1,710㎜となっています。
ホンダってこういうさきがけ的なことは得意なんですよね。
それを上手く伸ばして育むのが苦手なイメージです。勿体ないですよね。
2代目
こちらはリアハッチの扉が横びらきでした。
少しボディーサイズを拡大し北米サイズへと移行していきます。
全長4,420㎜×全幅1,785㎜×全高1,710㎜となっています。
この頃から売れ行きがあやしくなってきました。
3代目
個人的にはこの3代目のデザインが1番好きでした。
この3代目からボディーサイズは完全に北米サイズになりましたね。
全長4,565㎜×全幅1,820㎜×全高1,690㎜となっています。
4代目もこのプラットフォームを使用しているのでサイズは同等です。
新型 ホンダ CR-V グレード・価格一覧 各装備関係確認
1.5ℓターボエンジン モデル
トランスミッション:CVT
1.5ℓターボ FF / 4WD | ||
グレード | 駆動方式 | 価格(税込表示) |
EX 5人乗り | FF | ¥3,230,280 |
EX・Masterpiece 5人乗り | FF | ¥3,591,000 |
EX 7人乗り | FF | ¥3,421,440 |
EX・Masterpiece 7人乗り | FF | ¥3,814,560 |
EX 5人乗り | 4WD | ¥3,446,280 |
EX・Masterpiece 5人乗り | 4WD | ¥3,807,000 |
EX・Masterpiece ルーフレールレス 5人乗り | 4WD | ¥3,774,600 |
EX 7人乗り | 4WD | ¥3,637,440 |
EX・Masterpiece 7人乗り | 4WD | ¥4,030,560 |
EX・Masterpiece ルーフレールレス 7人乗り | 4WD | ¥3,998,160 |
2.0ℓNAエンジン + 2モーター ハイブリッドモデル
トランスミッション:e-CVT
2.0ℓNAエンジン + 2モーター FF / 4WD | ||
グレード | 駆動方式 | 価格(税込表示) |
HYBRID・EX 5人乗り | FF | ¥3,784,320 |
HYBRID・EX・Masterpiece 5人乗り | FF | ¥4,145,040 |
HYBRID・EX 5人乗り | 4WD | ¥4,000,320 |
HYBRID・EX・Masterpiece 5人乗り | 4WD | ¥4,361,040 |
HYBRID・EX・Masterpiece 5人乗り ルーフレール | 4WD | ¥4,328,640 |
1.5ℓのターボモデルのみ7人乗りが設定されています。
2.0ℓハイブリッドモデルにはバッテリーの関係で7人乗りのレイアウトは出来なかったのでしょう。
廉価モデルでも300万円を超えてきましたね。
一見割高に見えますが、これはナビや諸々込(他社ではオプション扱いになる安全関連の機能など)が標準装備になっているので一概に高くないとは思います。
しかし、その装備必要ないって方には高い価格になってしまいますから、パッケージングはもう少し考慮が必要かと思います。
実際のCR-Vの価格は?見積もり紹介
新型CR-Vの見積もりです。
グレードはどちらも5人乗り
マスターピースの4WD
外装はクリスタルブラックパール
内装はブラウンレザー。
なかなかのお値段です。ターボの燃料はレギュラー仕様だそうです^_^
ナビは標準装備で7インチのGathersのみです。
これは残念。
8インチは欲しいところ。 pic.twitter.com/2GI503QOpm— UU (@UU36668923) 2018年8月21日
ツイッターの内容ですが参考にしてみて下さい。
ターボ:EX・Masterpiece ルーフレールレス 5人乗りのタイプでコミコミ¥4,323,502
ハイブリッド:HYBRID・EX・Masterpiece 5人乗りのタイプでコミコミ¥4,750,442
どちらもターボとハイブリッド以外に違いがほぼ無い状態です。
差額が約40万円。
うーーん、悩みますね。
私が購入するならターボかなぁ。
比較対象として、トヨタ・ハリアー、マツダ・CX-5・8、スバル・フォレスター、日産・エクストレイル、三菱・アウトランダーが国産勢ですとライバルでしょうか。
5-7人乗りSUVとして、ミニバンなどとも比較されるライバルの多いセグメントになりますね。
今回のトピックとしてホンダの2モーターハイブリッドシステム SPORT HYBRID i-MMDに初めて4WDが組み合わされました!
評判の良いホンダのこのハイブリッドですが、アコードを皮切りに、オデッセイ、ステップワゴンと順次搭載されてきましたが、今まですべて駆動方式はFFのみの組み合わせとなっていたので楽しみですよね。
ハイブリッドはターボモデルから遅れて11月1日の発売となる様なので、楽しみに待ちたいと思います。
新型 CR-V 全タイプ 標準装備 一覧 とちょっとコメント
CR-V 全タイプ 標準装備 項目 | コメント |
Honda SENSING | 詳しい表を後で掲載します。 |
ブラインドスポットインフォメーション | 安全機能で他社ではオプションになりがちです |
1列目シート用 i-サイドエアバックシステム+サイドカーテンエアバックシステム | ー |
Honda インターナビ+リンクアップフリー+ETC2.0車載器 | これが基本の金額を押し上げていますね。会社の社用車で使いますが、結構賢いナビですよ このナビに関しては↓で一言物申す。 |
8スピーカー(4スピーカー+4ツィーター) | シビックシリーズから始まってます。8スピーカーは立派ですよね。 |
LEDヘッドライト(ハイ/ロービーム、オートレベリング/オートライトコントロール機構付) | 安全機能 |
運転席8ウェイパワーシート(スライド/リクライニング/ハイト前・後、メモリー機能付) | ー |
運転席4ウェイ電動ランバーサポート | 運転席は全部で12wayってことでしょうか? |
運転席&助手席シートヒーター | これも標準でついてくるのは嬉しいですね。 |
電子制御パーキングブレーキ | 快適機能 |
オートブレーキホールド機能 | 快適機能、これがないと少しテンション下がります。これからのクルマにはあって欲しい機能 |
18インチアルミホイール | ー |
標準のナビに一言
↑の見積もり紹介でもつぶやいてますが、標準装備のナビが7インチのギャザズのみという残念なことになっています。
せめて選べるようにするか、標準とするなら8インチにして欲しかった!
ツライチでもないので見栄えもビミョーな仕上がりになっていますね。
ここは非常に残念なポイントです!
Masterpieceと付く上級グレードに標準で付いてくる装備
電動パノラミックサンルーフ、ハンズフリーアクセスパワーテールゲート、ルーフレール、本革シート、助手席4wayパワーシート
グレード一覧にも載せていますが、1.5ℓターボのみルーフレールのレスオプションもあります。
新型 CR-V Honda SENSING 機能
HPから拝借です。
必要充分な安全機能がそろっていますね。
これにブラインドスポットインフォメーション(車線変更時に隣の車線に車両がいると危険を教えてくれる機能です)とLEDヘッドライト(ハイ/ロービーム、オートレベリング/オートライトコントロール機構付)が全車標準で付いてくるので、物足りなさはないですね。
トヨタのカローラスポーツやクラウンで採用が始まった、コネクテッド機能はホンダではまだないので車両盗難の時に連絡してくれるサービスとか始まると便利かなとは思いますね。
安心感ありますからね。
カローラスポーツの記事です。トヨタのコネクテッド機能について解説してます。※別ウィンドウで開きます。
新型 ホンダ CR-V スペック
こちらのハイブリッドは評判も上々ですが、高速走行時のエンジン走行のみとなった時の、回転数の急上昇やその時の静粛性が気になっているので、試乗でその辺りがどう進化しているかチェックしたいですね。
高速なかなか走れないけど・・
ボディーサイズは過去モデル含めて最大になりましたね。
特に全幅1,855㎜は機械式駐車場もNGになってくるので、都会に住んでる方は色々不便なシーンが出てきそうです。
ターボの試乗車を運転した率直な感想は低速でのパワーが物足りない印象でした。
レギュラー仕様は嬉しい限りですが、燃焼の関係でトルクのかかり方が少し遅れるのでしょうか。
レビューはしていませんが、シビックセダンは車重が軽いので同じエンジンで、パワーは落ちますがそのような印象はなかったですね。
新型 CR-V ボディーカラー ラインナップ
新型CR-Vのボディーカラーは全部で6色展開です。
試乗車はプレミアムクリスタルレッド・メタリックでした。
赤いCR-Vはアメリカンな感じがしましたww
実車と見比べて如何ですか??
写真では表現できていませんが、実車はもう少し深みのある色味でした。
続いてインテリアのカラーを見てみましょう。
新型 ホンダ CR-V インテリアカラー ラインナップ と 乗車人数
カラーラインナップ
CR-Vのインテリアカラーラインナップは全3色です。
内装カラー / マテリアル : ブラック / ファブリック
グレード: EX
内装カラー / マテリアル : ブラック / レザー
グレード: EX・Masterpiece
内装カラー / マテリアル : ブラウン / レザー
グレード: EX・Masterpiece
今回の試乗車の内装です!!
今回ブラウンのレザー内装が選べるようになったのは嬉しいトピックですね。
ホンダの車は上級車種でも内装カラーが選択できるものが少ないです。
フィット、シャトル、ジェイド、レジェンドくらいでしょうか?
シートレイアウト
今回新型CR-Vは7人乗りが新たに追加になりましたがそのシートレイアウトを確認します。
5人乗り
こちらはガソリンターボ・ハイブリッドのどちらのパワートレインでも設定されています。
7人乗り
こちらは ガソリン・ターボ のみ選択可能です。
7人乗りを選択した場合、5人乗りに対して約22万円の金額上昇になります。
今回の試乗では7人乗りが見れなかったのは残念でした。
違う店舗で見れる機会があれば、追加で報告したいと思います。
ホンダ CR-V 概要編まとめ
CR-Vは街乗りSUVの先駆けとして1995年に登場して初代は日本で、3代目からはボディーを拡大し世界でヒットしました。
いつの年だったか定かではないですが、日本のホンダ登録車より北米で売れたCR-Vの台数の方が多かったという事もあるほどホンダの稼ぎ頭になっているグローバルモデルの1台です。
グローバルモデルは基本的に高スペックで、お買い得なクルマになるイメージを持っていますが、ホンダの場合パッケージングがよろしくないですね。
装備に対しての価格は高いとは言えないかもしれませんが、必要のない装備を省くことが出来ないのはいかがなものかと思います。
例えばEX・Masterpieceのレザーシートだけ欲しくてもサンルーフが付いて来たりするので、必要ない装備にお金を出して高額な車両を買う方は少ないはずです。
ホンダの場合ユーザーよりも、生産の段取り優先なパッケージングに感じるのでそこは市場はシビアに反応してくるのではないでしょうか??
少し厳しい意見も言いましたが、好きなメーカーですし頑張って欲しいですね。
以上でホンダ CR-Vの概要編を終わります。
次回も読んで貰えると嬉しいです。
以前エンジョイホンダというイベントでCR-Vが展示してあった時の記事です。
良ければあわせてご覧ください。
エンジョイホンダ 2018 長岡 に行ってきました! ホンダのクルマだらけ!!Part4 新型・CR-V ブラックレザーインテリア 画像紹介。
エンジョイホンダ 2018 長岡 に行ってきました! ホンダのクルマだらけ!!Part3 新型・CR-VのエクステリアをノーマルとModulo仕様で比較!!
モデューロ仕様のCR-Vもなかなかかっこいいですよ!