マツダ CX-5 Exclusive Mode インテリアレビュー
~特別仕様車のインテリアと細かい改良内容を紹介!~
2018.11.21更新
2018年マイナーチェンジモデル
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は今週から、また新しい仕事内容がスタートするのでさらに忙しさが加速しそうで、すでに心が折れそうになっています。
まぁ仕事が無いよりはあった方が幸せですよね。ポジティブに行こうと思います。
あと日産のカルロス・ゴーン会長が逮捕というニュースがこの記事を書いてる時に入ってきました。
今後の日産自動車の動きがどうなるでしょうね。三菱のクルマ開発にも悪影響は避けられない状況になりそうです。
ディーゼルのエクリプスクロスがお蔵入りってことはないでしょうが、遅れる可能性は出るかも?
今年は自動車関係は色々ありましたね。
もう11月ですからね、時間すぎるの早いですねぇ・・
本題の方に行きたいと思います。
今回は先日発売されたCX-5の特別仕様車の内装を中心にレビューしていこうと思います。
2.5ℓターボの追加に合わせて内装関係を中心に細かい改良もされていますのでその辺りもご紹介していきます。
前回の記事を読んで頂いた方はお分かりかと思いますが、特別仕様の内容を網羅するために3店舗をハシゴしましたww
2店舗目で初めてマツダの進めている新型店舗(高級タイプな店舗)にも行きましたのでその感想も合わせてお伝えしようと思います。
初めて新型店舗に行ってきた
今回のCX-5の試乗では2.5ℓターボの試乗車がLパケでした。
どうしても特別仕様車Exclusive Modeの内装を取材したかったので、Exclusive Modeの試乗車がある新潟マツダ有明台店に足を運びました。
このお店は約2年前に新潟初の新型店舗としてリニューアルオープンしています。
私もリニューアル前は何度か足を運んで、アテンザ、アクセラ、CX-5の試乗をした覚えがありますが、2年ぶりに訪れた有明台店はきれいにおしゃれに生まれ変わっていました。
まるで高級ブランドのお店のような外観です。
ブラックとブラウンをメインカラーにして落ち着いた、高級志向の店舗デザインです。
色々なメディアで高級店舗に販売員の教育が追い付いていない等の話を聞きますが、実際の所はどうかな?と思っていました。
今回対応頂いた方はいきなり来店して試乗車の撮影だけさせて下さい、と言うおっさんにとても快く対応してくださいました。
今回外内装を撮影させてもらう前に、この場所までわざわざ移動してくれましたし、濡れた車体を自分のスーツが濡れるのお構いなしに一生懸命に水滴を除去してくださいました!
営業のKさん本当にありがとうございます。
撮影後に店内で少しお話を伺いましたが、このタイプの店舗になって社員の方もかなり変化しているとのことでした。
新型店舗になって2年経つので販売現場もパワーアップしているようですね!
今後のマツダの躍進を願うばかりです。
面白いなと思ったのが、この新型店舗ではクルマの展示位置までメーカーから指定があるのだそうです!
この有明台店では展示車は2台のみ。
ライティングの関係だそうですが、拘ってますねー!
今後、取材での協力をお願いしてお店をあとにしました。
では今回の試乗車のスペックです。
マツダ CX-5 2.5T Lパッケージ 4WD スペック
今回の試乗車はAWDモデルでした。
続いてCX-5特別仕様車の内装と今回の改良内容を確認していきましょう。
マツダ CX-5 Exclusive Modeの内装レビュー
画像がかなりあるので逆に分かりづらいと思われるかもしれませんが、なるべく丁寧に説明していきたいと思いますのでお付き合いお願いします。
フロントドア
インテリアでの特別仕様内容としては本杢パネルとディープレッドと呼ばれる内装カラーの採用です。
CX-5はもともとLパケでは木目調のオーナメントパネルとブラックorホワイト内装でした。
それでも質感的には充分な感じもありましたが、CX-8のLパケで採用されていたものが使われています。
アームレストに使用されているディープレッドのステッチ付の合成皮革が質感とオシャレ度をさらに高めています。
全モデルの改良として全席オートパワーウィンドウが採用されています。これも地味に嬉しい装備ですね。
こちらが本杢のオーナメントパネルです。
製作にも手間がかかる本杢パネルを採用することはメーカー側にしてみればデメリットの方が多いはずですが、質感高い商品を望んでいるユーザーにしてみれば嬉しいことですよね!
マツダのクラフトマンシップを感じます。
サイドミラーの調整つまみのギザギザ(ローレット)が全面処理になりました。
もともとはギザギザとツルッとした面が交互になっていました。
こんな感じでした。これでも質感悪くないですが全周にローレットされている方が質感は良く見えますね。
フロントシート
特別仕様車の装備として大きなトピックの一つであるナッパレザーを使用したベンチレーション機能付のフロントシートの採用です。
背もたれと座面の広範囲から熱気を吸い込んで、暑いときにドライバーと助手席の同乗者に快適な涼しさを提供してくれます。
このシートベンチレーション機能はアテンザのマイナーチェンジの時に実際使ってみて初めて体感しましたが、一度味わうと夏の暑いときにはかなり重宝しそうな予感でした!
フロントシートでの特別装備内容として、細かいですがこの他にパワーシートの調整スイッチのメッキ処理があります。
CX-5の場合Lパケでもパワーシートのスイッチは無塗装のプラでした。
もともとCX-8のLパケで採用されていたものを流用されています。
サテンメッキが施されていますが、この部分はプレミアムブランドでも見切りが見られる部分ですのでマツダの質感に対するこだわりが感じられますね。
素晴らしいと思います。
ちなみに助手席もちゃんとメッキ処理されています。
ステアリング周辺
続いてステアリングやメーター周りを見ていきましょう。
マツダのステアリングはもともとデザイン性も高くステアリングスイッチにもメッキパーツが施され質感も良かったです。
さらに高触感レザーを使用してあるのでサラッとしたステアリングの感触も良いですね。
このLパケのステアリングに中央のメッキリングと6時のベゼルを本革巻きしたのが特別仕様内容です。
こちらもCX-8やアテンザのLパケで採用されている内容ですね。
フラッグシップのLパケの装備がCX-5に落とし込まれたものが特別仕様車と理解して頂くと分かりやすいと思います。
他モデルの流用ではありますが、国産メーカーでここまで質感が高いのは他に高級ブランドのレクサス位しか思いつきません。
すごくユーザー目線なもの造りではないでしょうか。
続いてメーターです。
中央の少し色が明るくなっているのが液晶部分になっています。
Lパケですと3連のアナログメーターです。
右にインフォディスプレイが配置されていると視線の移動量がまして見辛い印象でしたが正面に配置されることでとても見やすくなりました。
特別仕様車のメーターの方がデザインも洗練されて、個人的には見やすいと思いました。
ステアリングの右側も見ておきます。
こちらに特別仕様内容の360°ビューモニターのボタンがあります。
他のグレードでは、メーカーオプションとして¥43,200で装備できます。
このボタンを押すとマツコネの画面が360°ビューモニターやフロント、リア、サイドなど色々な視点の画像を映してくれます。
なかなかの高機能ですよ。しかし、気になる部分があるので、マツコネのポイントでその辺りに触れていきます。
マツダコネクトについて一言 (改良点ではありません)
以前かいた今回のマイナーチェンジ内容の記事でも言いましたが、マツダコネクトの画面が7インチのままでした。
これはとても残念な内容です。
先ほども書きましたが特別仕様の内容として360°ビューモニターがありますが、こちらを起動するとこのような画面になります。
左に360°ビューの合成画像、右にフロント、リア、サイドカメラの映像が写し出されます。
マツコネ画面右下の赤いマークの部分を触ると切り替わります。
360°モニターオプションの付いている車両でシフトをリバース(バック)にすると右の画面がリアカメラの画像が映されます。
この右側の画面が7インチですとかなり小さいです。
せっかく360°ビューモニターが付いているのにそれを映すことで、リアカメラの映像が見づらくなるのはナンセンスな気がしています。
アテンザのマイナーチェンジでは8インチが採用されていたので今回の改良に期待していましたが、本当に残念です。
BOSEサウンドシステム特別装備、その他モデルはスピーカー数4→6個へ
オーディオの特別装備内容としてBOSEサウンドシステム(10スピーカー)が装備されます。
また通常モデルの改良として、スピーカーが4つから6つになります。
この部分にツイーターが付いて6スピーカーになります。
それにあわせてAピラーのトリムがハードプラからファブリック処理に変更になりました。
質感の向上だけでなく快適装備も随所に改良が加えられていますね。
エアコンパネル
今回フロントシートにシートベンチレーション機能が追加になったからだと思いますが、エアコンのパネルも改良されています。
こちらが改良前のパネルです。
このエアコンパネルではシートベンチレーションのスイッチを設定する場所がありませんね。
また中央のメッキリングで分割されているボタンも押しづらい感じでした。
今回の改良からこのデザインが採用になっています。
アテンザのものともまた違うユニットですね。
温度調整のツマミの横に配置されているのがシートベンチレーションのボタンです。
この温度調整のツマミもローレットが全周に施されています。
操作感も程よい手応えでカチリときまりますよ。
この質感が下位グレードからも標準とは・・・CX-5かなりお買い得なクルマではないでしょうか!
センターコンソール周辺
センターコンソールサイドはディープレッドの合成皮革でトリムされ高い質感が表現されています。
ニーパッドも兼用されていて実用性も高いですね。
エアコンの調整つまみ同様マツダコネクトのコマンダースイッチもローレット処理されています。
コマンダーコントロールのスイッチの押すときの反力もしっかりとしています。
ボタン類の操作が少し重めでしっとりしていると、高級感というか良い物感があって良いですね。
インパネの本杢パネル採用
インパネ上部はステッチ付ソフトパッド、その下に特別仕様の本杢パネルと文句なしです。
グローブボックスのオープンレバーのメッキ加飾も特別仕様の装備。
グローブボックスの起毛処理はレクサスで最近発売された大型セダン”ES”でも省略されている処理です。
それだけマツダが拘っている、という事でしょう。
フレームレス自動防眩ルームミラー
このフレームレスミラーも良いんですよね。高級車でもここまで質感高いミラー使ってないですからね。
先日レビューしたアウディA4でもこの質感ではないです。
ついでにオーバーヘッドコンソールのダウンライトも見ましょう。
オーバーヘッドコンソールには画像には無いですが、サングラスホルダーもあります。
またサンバイザー裏にもLEDライトがあります。
通常マツダのクルマはサンバイザー裏にETCユニットが配置されますが、このライトの関係でETCは先ほど紹介したグローブBOX内に収まります。
前席はこれで終わりです。
見所いっぱいありますね。改良点が多いのでピックアップするのも大変だww
では後席に移ります。
後席ドア
特別仕様をメインに紹介していくので前席と同じ内容に関してはさらっと流していきますね。
勝手ですが、以前からの装備でもピックアップしたい物は紹介しますww
前席ドアと同等の質感を確保されています。
特別装備の本杢パネルもしっかりと鎮座されています。
カラーコーディネートが良いですよね。渋い色合いを上手く組み合わせてきます。
マツダのHPには女性技術者もちょくちょく登場されていますが、女性ならではの細かい気配りがCX-5の特別仕様車にも生きているのでしょうか。
後席シート
体の収まりの良い背もたれでした。SUVの後席シートとしては座り心地が良いほうになると思います。
後席の足元空間は身長175センチの私が座ってこれくらいの広さです。
ドライビングポジションも私の設定にしてあります。参考までにお願いします。
座面も短くなく快適にすごせる広さが確保されています。
他社ライバルのスバル・フォレスター、ホンダ・CR-Vと比較すると少し狭いと思います。
リッド付ドリンクホルダー・リアシートヒータースイッチ・トレイの付いた後席アームレスト、これも欲しい物は揃ってます。
トレイの中に高速充電対応のUSB差し込み口が2口設定があります。
スバルフォレスターのユーティリティーも優れていましたが、CX-5も負けていません!
ちなみにルームランプもちゃんとLEDです。
特別仕様車のCX-5は後から何も手を加える必要が無さそうですね。
最後にラゲッジルームも見ておきましょう。
ラゲッジルーム
PROACTIVE以上のグレードはパワーバックドアが装備されます。
廉価グレード以外は装備されるのでほとんど標準装備と言っても良いような気がしますw
しかし、これもほとんどのグレードで装備するとはマツダさん太っ腹過ぎませんか?
ちなみにリアバンパー下に足を入れても開かないタイプです。
国産SUVとしては珍しい4:2:4分割の背もたれを持つCX-5、他メーカーでは大体6:4ですよね。
真ん中の部分のみを倒すことを出来るのは、いざというとき役立つ可能性が高いですね。
4:2:4分割可倒は6:4より部品点数増えますからコストかかりますので、こういうところも良いなと思わされます。
荷室容量も充分ありますので、旅行なども楽々耐えられると思います。
トノカバーはラゲッジアンダーにしっかり納まる様になっています。
この辺りも手抜き無しですね。
BOSEのサウンドシステムが装着されている車両はラゲッジアンダーにウーファーが設置されるのでラゲッジアンダーボックスの容量は減ります。
後席・ラゲッジルーム改良点や装備の紹介は以上です。
マツダ CX-5 インテリア特別仕様装備・改良点レビューまとめ
2.5ℓターボグレードの追加のタイミングで特別仕様車が発売、そして様々な改良を受けたCX-5の内装を確認してきました。
いかがでしたでしょうか。
特別仕様車の内装質感、優れたユーティリティーは国産SUVのものとしては間違いなくトップクラスです。
ディープレッドのナッパレザー、シートベンチレーション機能付のフロントシート、フレームレスルームミラー、内装のカラーリング、本杢パネル、リアシートヒーター。
高質感でデザイン性の高いアイテムをセンス良く随所に設定されたCX-5の商品力はとても高いですね。
SUVのお奨めとして自信を持って紹介出来る1台ですし、私も記事書きながらちょっと欲しくなってます。
ここまで商品力高いと惜しまれるのが、マツコネ画面が7インチのままだったことでしょう。
せっかくの360°ビューモニターもバック時にここまで画面が小さいと見辛いです。
ディーラー駐車場で試しましたが実際見辛かったですね。
あとカメラの歪みも少し気になりました。これは慣れで解決しそうですが。
これでアテンザで採用されている8インチユニットになっていたら正直乗り換えてしまっていたかもしれません。
それくらいこの2.5ℓターボと特別仕様内容の組み合わせは魅力的ですね。
マツダさん是非とも大き目のモデルには8インチの標準装備を急いでくださいww
実は準備できてるんでしょ??
以上でCX-5のレビューを終わります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
次回も読んでもらえると嬉しいです。
前回のエクステリアと動的質感の記事はこちらです。
良かったら読んでみて下さい。
毎週試乗に出かける試乗大好きサラリーマンが書いてるブログです。今回は発売されたばかりのマツダCX-5の2.5ターボ車の試…