新型リフター概要紹介とベルランゴとの違い
プジョーの新型リフターを見て来ました!
新潟では2019年末にディーラーにて展示され、展示初日に撮影させて頂きました。
今回の展示車はリフターデビューエディション(RIFTER DedutEdition)¥3,360,000。
パワートレインは1.5ℓディーゼルターボと8ATの組み合わせ、展示車両のボディーカラーはメタリックコッパー。
リフターはシトロエンのベルランゴと姉妹モデルでベルランゴもデビューエディションが発売されましたが、こちらの売れ行きのほうが好調で完売状態。
今回はリフターの概要や装備をベルランゴと比較しつつ、見積もり、装備を紹介します。
リフターの正規モデルは2020年夏頃発売
今回先行発売されたリフターデビューエディションは合計220台。
■ディープブルー(新色)130台
■メタリックコッパー70台
■ビアンカホワイト20台
です。
ビアンカホワイトは台数が少ないので取材時点で完売、ブルー、コッパーは在庫ありとのことでした。
リフター正規モデルとデビューエディションの違い
リフターの正規導入モデルは2020年の夏頃発売予定だそうです。
正規仕様予定
グレード | Allure(アリュール) |
価格 | ¥3,360,000(デビューエディションと同じ) |
デビューエディションとの違い(予定) | マルチパノラミックルーフ、 フロントソナー(約15~17万円)がオプション扱い |
■ Aluureというグレードの1タイプのみ。
■ 価格はデビューエディションと同じ¥3,360,000。
正規モデルはデビューエディションと価格が同じでマルチパノラミックルーフ、フロントソナーを省いたものになる予定。
こちらがそのパノラマルーフの画像ですが、これがあるのと無いのでの差はかなり大きい!
デビューエディションは特別装備分お得感のある内容ですね。
では見積もりから支払い額を確認してみます。
新型リフター見積もり、支払い価格は?
デビューエディション見積もり
デビューエディションの見積もりを頂いてきました。
支払い総額は¥3,726,840!
まぁまぁな価格しますが、輸入車で、ディーゼルでって考えるとお得感もあります。
後で紹介しますが、安全装備も充実していますから国産のミニバンにも見劣りしない内容。
価格よりもユーザー的に女性が運転する機会が多いと全幅の1,848㎜は気になるポイントになるかもしれませんね。
オプション
メーカーオプションは車両価格にメタリックカラーの追加料金約6万円が上乗せされています。
メタリックコッパーも輸入車らしい良い色ですが、新色のディープブルーが見てみたかったですねー。
ディーラーオプションはフロアマット¥13,750のみ。
ナビは標準ではありませんので、欲しい方は約25万円位のナビを設定することもできます。
標準でAppleCarplayやAndroidAutoが使えるミラースクリーンと呼ばれる機能が付いてるのでそちらで対応も可能です。
その他ディーラーオプションも豊富に出る予定だそうです。
注意点
注意点としては今回のデビューエディションは並行輸入なので減税対象ではない事です。
なので黄色□部の環境性能割、自動車重量税が掛かってきます。
あと20台に1台以上を排ガステスト用に100km前後国内で走行テストするので納車時の走行距離が多めの車両があるそうです。
リフターをベルランゴと比較
リフターのスペック一覧
まずリフターのスペック一覧です。
駆動方式 | 2WD/FF | |
トランスミッション | 8AT | |
ボディーサイズ | 全長4,403×全幅1,848×全高1,878 | |
車体重量 | 約1,600㎏ | |
ホイールベース | 2,785㎜ | |
WLTCモード燃費 | ―km/L 軽油 | |
最低地上高 | 180㎜ | |
サスペンション 前/後 | ストラト / トーションビーム | |
総排気量 | 1,498cc | |
燃料タンク容量 | 50ℓ | |
エンジン最高出力 | 130PS 3,750rpm | |
エンジン最大トルク | 300N・m 1,750rpm | |
最小回転半径 | 5.5m |
リフターはPSAグループのEMP2プラットフォームを採用。
同社308、3008、508、5008等と同じCセグメント以上で使用されています。
全長4,403㎜はCセグメントの全長、先ほども書きましたが全幅が約1,850㎜あるので少し大き目です。
ボディーサイズはベルランゴもほぼ同じ。
正面から見るとほぼ正方形なサイズですね。
全幅が広いとドッシリとした見た目で安定感ありますし、走行性能としても良好に働きそう。
全長は約4,400㎜なのでコンパクトSUVのサイズ感。
ほんと、独特な世界観のあるエクステリアです。
リフターとベルランゴの装備の違い
リフターとベルランゴで見た目以外で絶妙に装備差があります。
リフター | ベルランゴ | |
■パークアシスト | 〇 | |
■アドバンスドグリップコントロール | 〇 | |
■リヤ3座独立シート | 6:4分割 | 〇 |
装備の違いだけピックアップするとこんな感じ。
リフターにはアドバンスドグリップコントロール、リフターにはパークアシストがオリジナル装備として付いてます。
リフターはリヤシートバックが6:4分割。
アドバンスドグリップコントロール
■アドバンスドグリップコントロールという3008や5008といったSUVモデルに搭載されているトラクションコントロール制御システムがリフターの専用となっています。
●ノーマル●スノー●サンド●マッド●ESP OFFの5つのモードをセンターコンソール上のダイアルで切り替えることが可能になっています。
この機能に結構コストがかかるそうで、価格差もこの装備での違いが大きいらしいです。
ベルランゴ専用装備
ベルランゴは■パークアシスト機能が搭載されていて紹介動画のせておきます。
動画はシトロエンC5エアクロスのものです。
パークアシストって個人的には付いてても使わないのでアドバンテージは感じないですw
使います?
あと3座独立シートがベルランゴ専用となっています。
きったないカバンが写っていて申し訳ないですが、こちらもC5エアクロスのリヤシート。
表皮は違いますがベルランゴも同じ分割方式です。
C5エアクロスはスライドできますが、ベルランゴはスライドが無いかもしれません。
こちらがリフターのリヤシートですが、このようにスライドしないので背もたれが3座分割ということだと思います。
背もたれの分割方式の違いは気になる方もいらっしゃるかもしれませんね。
リフターのシート表皮はブラックのジャージ素材にブルーステッチとオーソドックスなんですが、ベルランゴのシートカラーの方がポップな配色。
これが売れ行きに結構響いてるんではないか?と感じています。
安全装備について
リフター、ベルランゴとも安全装備の違いはありません。
安全装備一覧
項目 | 補足 |
アクティブセーフブレーキ | 5~80㌔で作動 |
アクティブクルーズコントロール(ACC) | 30~180㌔で作動 前車との車間を取って停止も可能 |
ディスタンスアラート | 5~140㌔ |
レーンキープアシスト | |
ブラインドスポットモニター | |
トラフィックサインインフォメーション (交通標識認識表示) | |
ドライバーアテンションアラート |
安全装備はこんな感じです。
ACCは停止までしてくれますが、オートホールドの装備が無いので停止を維持は出来ないかも?と思ってましたが、保持できるそうです!
前車が存在すれば停まったままかもですが、再発進機能はありません。
ACCは時速30㌔からなので再度加速してからONできます。
同じプジョー5008の安全装備紹介動画で分かり易いのがありますので載せておきます。
ブログ仲間のくるすぺさん https://twitter.com/grade_car_spec の動画です。
参考になれば。
ブラインドスポットモニターはPSAグループのモデルは標準で採用してくれるのは嬉しいですね。
安全装備の中でも結構恩恵の大きい機能の一つだと思っていて、オプション扱いにしているメーカーもまだまだ存在します。
ライバルとの比較
思いつくライバルとサイズと価格を一覧にしました。
モデル名 | 全長、全幅、全高 | 価格帯 |
プジョー・リフター | 4,403、1,848、1,878 | ¥3,360,000 |
ルノー・カングー | 4,280、1,830、1,810 | ¥2,546,000~2,647,000 |
ホンダ・フリードクロスター | 4,265、1,695、1,735 | ¥2,402,400~3,040,400 |
トヨタ・シエンタグランパー | 4,260、1,695、1,675 | ¥2,028,400~2,435,400 |
ルノー・カングー
https://www.renault.jp/car_lineup/kangoo/
最大のライバルと言えばルノーカングーです。
価格帯は¥2,546,000~2,647,000。
カングーはモデル末期で最新の安全装備は皆無の為リフターの商品力が上。
価格は低いですけどね。
こちらももうすぐモデルチェンジの噂がありますが、国内導入の予定はまだ立っていません。
ホンダ・フリード
https://www.honda.co.jp/FREED/
国産のライバルで見ると、ホンダのクロスターがかなり近いキャラクターとなって登場しています。
リフターの安全装備に関してはホンダ・フリードと同等の装備。
価格帯は¥2,402,400~3,040,400。
フリードは6人乗りと、5人乗りのフリード+(プラス)が設定されており、プラスの方がよりキャラクターが近いイメージです。
トヨタ・シエンタ
シエンタもアクティブなイメージのグランパーというモデルを発売していますが、マルチユースなイメージは一番薄いですね。
価格帯は¥2,028,400~2,435,400。
と安全装備やトヨタブランドという事を考えるとお得感ありますね。
この辺りのライバルと競合するのか、ガッツリSUVと競合するか?
私的に思いつくライバルの紹介でした。
フリードと安全装備を比較
今回ピックアップしたライバルの中でも安全装備が優れているホンダ・フリードと機能を比較です。
機能 | リフター | フリード |
アクティブセーフブレーキ | 5~80㌔で作動 | 衝突軽減ブレーキ〈CMBS〉約5㌔以上 |
アクティブクルーズコントロール(ACC) | 30~180㌔で作動 前車との車間を取って停止も可能 | 30㌔以上から |
ディスタンスアラート | 5~140㌔ | × |
レーンキープアシスト | ○ | LKAS〈車線維持支援システム〉約65㌔以上 路外逸脱抑制機能は約60~約120㌔で走行中 |
ブラインドスポットモニター | ○ | ×設定なし |
トラフィックサインインフォメーション (交通標識認識表示) | ○ | ○ |
ドライバーアテンションアラート | ○ | × |
前後方誤発進抑制装置 | × | ○ |
先行車発進お知らせ | × | ○ |
歩行者事故低減ステアリング | ×? | 10~約40㌔で走行中 |
安全装備を比較してみるとトータルではフリードが機能が多いですね。
リフターにはブラインドスポットモニターが搭載されているのでフリードに対してはアドバンテージもあります。
安全装備はメーカーや国によっても思想が違うので出来れば世界である程度基準定めてくれると良いなと思いますが、厳しいかなw
以上です。
まとめ
今回はプジョーの新型MPVリフターをピックアップしました。
ディーゼルとスライドドア、そしてSUVライクなエクステリアと個性的な魅力に溢れたクルマになっています。
そして、価格もめちゃくちゃに高くありません。
個人的はこういう「面白そうなクルマ」は大好きで、走りが楽しいクルマとはまた違う、ライフスタイルを変えてくれそうな魅力を感じます。
このクルマを使って何かしたい、遊びたいと思わせる味があると言うんですかね。
その味がある内外装もしっかり撮影しているのでレポート記事もアップ予定です。
良かったらたまにチェックしてみて下さい。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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