308SWテックパックエディション 1.5ディーゼル+8AT試乗レポート
2020.1.28更新
2019マイナーチェンジモデル
プジョー308SWに試乗させていただきました!
試乗車は1.5ℓディーゼルターボ+8AT搭載の特別仕様車テックパックエディション。
内装中心にカラフルなステッチやスエード調のシート表皮を使用したオシャレ仕様になっています。
今回はブログ仲間のマコマチさん( https://twitter.com/makomach )がこの車をご契約ということでピックアップさせて貰いました。
マコさんがプジョー308SWご契約という事で、試乗させて頂いたんですが、ドンピシャでテックパック!しかもホワイトパールw
でもサンルーフは無し!
1.5ℓディーゼル、マジでホント良いです。
ステアリングの反力具合とクイック加減、ディーゼルの吹け上がりの良さ。
あとSWは直進性ね。
たまらんでー😆 pic.twitter.com/xKt1xT93FS— UU (@WCLBlogAuthor) January 25, 2020
マコさん!ご契約おめでとうございます!
納車が待ち遠しいですねー。
308SWライフの発信も楽しみにしています (^^♪
マコマチさんに関する情報も最後に掲載しますのでご覧いただければ嬉しいです。
308、308SWは2018年末に改良を受けて排気量が1.6→1.5ℓ、ミッションが6→8ATに変更。
かなり前の記事ではありますが、改良前のモデルを試乗した記事もあります。
改良でのスペック的な変化もまとめていますのでご興味ありましたらこちらもどうぞ。
毎週試乗に出かける試乗大好きサラリーマンが書いてるブログです。マイナーチェンジ直前の1.6ディーゼル+6ATの308SW…
プジョー308SW 概要
※2020年1月時点でのラインナップ
308SW パワートレーン
トランスミッションは全て8ATとなっており、
エンジンは1.2ℓガソリンターボ、1.5・2.0ℓディーゼルターボの3種類です。
1.2ガソリンターボ・・・130PS、230N・m
1.5ディーゼルターボ・・・130PS、300N・m
2.0ディーゼルターボ・・・177PS、400N・m
このようになっています。
308SW グレード・価格
1.2ガソリンターボ
308SW Allure ¥3,144,000
308SW TECK PACK EDITION ¥3,246,000
1.5ディーゼルターボ
308SW Allure BlueHDi ¥3,358,000
308SW TECK PACK EDITION BlueHDi ¥3,460,000 ※今回の試乗車
308SW GT Line BlueHDi ¥3,613,000
308SW GT Line BlueHDi Black Pack ¥3,695,000
2.0ディーゼルターボ
308SW GT BlueHDi ¥3,909,000
一覧にもしておきます。
★試乗グレード
グレード / パワートレーン | 1.2G | 1.5D | 2.0D |
Aluure | ¥3,144,000 | ¥3,358,000 | ― |
TECK PACK EDEITION | ¥3,246,000 | ★¥3,460,000 | ― |
GT Line | ― | ¥3,613,000 | ― |
Black Pack | ― | ¥3,695,000 | ― |
GT | ― | ― | ¥3,909,000 |
ラインナップとしては1.5ディーゼルエンジンモデルが充実。
実際魅力的なパワートレーンですしね。
欧州ではドンドン売れなくなってきているみたいです。
将来的には縮小されるとは思いますが、すぐに無くなるものではありません。
私も下取りとか絶望的になる前に(なるのか?)一度ディーゼルターボを所有したい。
試乗車スペック
駆動方式 | 2WD/FF | |
トランスミッション | 8速AT | |
ボディーサイズ | 全長4,600×全幅1,805×全高1,475 | |
車体重量 | 1,380㎏ サンルーフ付+20㎏ | |
ホイールベース | 2,730㎜ | |
JC08モード燃費 | 21.8km/L | |
最低地上高 | 120㎜ | |
サスペンション 前/後 | ストラト / トーションビーム | |
総排気量 | 1,498cc | |
燃料タンク容量 | 52ℓ 軽油 | |
エンジン最高出力 | 130PS 3,750rpm | |
エンジン最大トルク | 300N・m 1,750rpm | |
最小回転半径 | 5.4m |
308シリーズの駆動方式は2WD/FFのみ。
プラットフォームはEMP2と呼ばれるCセグメント以上をカバーしています。
このプラットフォームは優れた動的質感を可能にするものになっています。
Cセグメント以下はCMPと呼ばれるEVも前提とした設計になっており、2020年中に208がデビュー予定。
その後にはコンパクトSUVの2008と今後も楽しみなクルマが出てきます。
EMP2プラットフォームの魅力は高いボディー剛性を可能としながら軽量化もしっかりとされている点。
今回の308SWは比較的重量の重いディーゼルエンジンを搭載しながら1,400㎏の車重に収まります。
そこに低回転域から300N・mという最大トルクを発生させるので、トルクで引っ張る楽しい運転感覚を提供してくれるモデルに仕上がっています。
308SW1.5ディーゼル ドライブフィールレポート
ドライブフィールをレポートしながら内外装のレポートも簡単にしていきます。
ドライブポジション
運転席
308のシートはホールド性能に優れたシートになっており、着座すると背もたれ座面ともスポッと収まる感覚があります。
テックパックエディションのテップレザー×スエード調表皮は滑りもなく更に良好に体が固定されていると感じますね。
背もたれのタイトさで言うとスバル・レヴォーグのGT-S系のシートに似てますね。
座面に関しては308の方が良く出来ていると個人的には思います。
テックパックエディション専用のシートファブリックとステッチ良い感じです。
他のプジョーモデルとも違った造りになっていて、プジョーの中でも308だけのシートになっている印象です。
あと、撮影し忘れたんですが、シートの前後スライドのレバーに樹脂パーツが取り付けされていて操作性が良かった。
これは地味に嬉しい感じです。
シートの調整はマニュアルでパワーシートの設定はありません。
ペダルレイアウト
当ブログご覧の方はご存じかもですが、プジョーというかPSAグループのクルマはペダルレイアウトが左に全体的によっている感覚がどうしてもあります。
ダッサイ靴下履いてて恥ずかしいですが、右足を結構左に寄せてブレーキ踏んでもブレーキパッドの右端にしか足かかってないです。
もう少し右に出来ればドラポジは全く不満が無いのですが。
ブレーキの初期制動は素晴らしく停止まで扱い易いので惜しい。
ドアの開閉感がGOOD
トリム上部はソフトパッド、中央にも合皮のファブリック、アームレストは専用カラーのステッチ付。質感は悪くないという感じ。
シートに座ってドアを閉めるとドンッと剛性感高いドアの開閉フィール。
重さが良いクルマ感を演出してます。
ファーストインプレッション
8ATのシフトレバーはレバーに設定されたボタンを押すことで操作可能に。慣れるとかなり使い易いです。この周辺の質感高いですね。
前席ドリンクホルダーがこの一個だけという悲しい感じ。308は細かいユーティリティーが課題。
1.5ディーゼルのエンジン・アイドリング音
センターコンソール左側のエンジンスタートボタンを押すとドウンと少しワイルドな音質でエンジンスタート。
アイドリング音は力強さは感じますが、ディーゼル特有のカラカラ音は聞こえてきません。
この辺り最近のディーゼルエンジンは上手く抑え込まれているモデルが増えましたね。
音質はディーゼルらしからぬ、若干のクリア感すらあるように感じます。
このどことなくクリアな感じは1.6ℓの時はなかったような?
小径ステアリングは他のモデルと比較すると少し古さを感じるデザイン。でも操作性は抜群。質感高いパドルシフトは標準装備。
ステアリングの上から覗くヘッドアップインストルメントパネル。アナログのメーターの針の形がカッコいい。タコメーターは逆回転。
最新プジョーとは少し形状の違う小径ステアリングを握って試乗に繰り出します。
一般道に出て久しぶりに308SWのステアフィールを感じますが、思わず笑みが浮かびます。
これはレヴォーグ乗ってる方も絶対すきじゃないかな?って感じの感覚でして、少し重めの操作感で切っていくとダイレクトに車が反応。
高い接地感を感じますが16インチのスタッドレスなので、ゴリゴリくる感じではなくすっきりとインフォメーションを伝えてくれます。
インチが小さいので若干ラバー感ありますね。
17インチくらいがベストな気もします。
ヘッドライトはフルLEDでオートハイビームの機能まで。ポジションランプの存在感が結構強くて、対向車線から走ってくるの見るとかなりの光量もあります。
サイドビューは実物見るともっとスタイリッシュなんですが、画像で見ると野暮ったい感じがします。もっとかっこよく撮影したかった^_^;
加速フィール
7インチのタッチパネル。DOPでパナソニックのナビ25万円も設定可能。プジョーミラースクリーンでAppleCarplayに対応しています。360°ビューカメラはワイドバックアイカメラの装備だと思われます。バック駐車しやすかったです。
加速をしていくとグァン、グァンとモッサリした感じを殆ど感じさせずに加速していきます。
このトルクフルな加速は気持ち良いです!
ディーゼルによる前軸荷重分もあるのか16インチなのに地面を掴んでグイグイ走るのを強く感じます。
8ATとのマッチングがかなり上手い躾になってますね。
加速中は変速ショックはほぼ感じません。
インパネはソフトパッドで構成されボリュームがあり質感も良好。
助手席グローブボックスの収納はほぼ皆無です。
良いのは初期・通常加速だけでなく、加速して少し減速→再加速という少しシビアなシーンでもエンジン音は少し大きくなるんですが、タイムラグ・ショック無く素直に加速してくれます。
130PS、300N・mという街乗りディーゼルとしては非常にバランスの良いパワーユニット。
余談ですが、マツダの1.8D(116PS、270N・m)もこれ位の出力出せるとMAZDA3とかCX-30、無敵になる気が。
リヤのウィンカーは豆球に見えました。シンプルで洗練されたリヤビュー。
相変わらず良いなぁ、と思いながら流していきますが街乗り巡航では時速60㌔くらいで6速に落ち着きますね。
高速走行での燃費がかなり期待出来ます。
試乗ではなかなか走れないので、この辺りのレポートはマコさんにお任せしますw
ドライバーが運転に集中できる空間デザインがされている印象です。
気になる点も少しありました。
交差点を曲がっているときに気付いたのが、ステアリングの振動。
すごくブルブルするとかでは無くて、弱めの細かい振動があるのに気づきました。
気付くとずっと分かる、気付かないと分からないまま、程度な振動です。
この振動は常にしてるように感じました。
こういうの気になって仕方無くなる方は要注意かも?
後席のドアトリムは上部は樹脂だったと思います。ドアグリップは無。アームレストステッチが良いアクセントで質感に効いてます。
トーションビームの良し悪し
コーナリングを試せるクルマ通りの少ない道に出ます。
大きなカーブでステアリングを切っていきますが、高いロードフォールディング性能で外に膨らむような素振りは見せません。
かと言って過剰に中に入るわけでは無く、まさにオンザレールの気持ち良さ。
この感覚をリヤサスがトーションビームで実現しているのがスゴイなとシンプルに思います。
後席の見え掛かりです。広さは充分確保されています。背もたれがちょっと角度が起き気味に感じました。
背もたれは身長175センチの私が座ってもこれだけの余裕があります。
トーションなんですが、リヤのダンパーの動きも良くて大き目の段差をまぁまぁのスピードで越えた後の収束も速いです。
ドンと来て細かい揺れが続いたり、2・3回フワついたりといった事もありません。
このように上下の揺れには強いんですが、捻じれ方向の揺れは少し苦手なのかな?と感じるシーンもありました。
右左と揺すられる時は強めの入力に感じることもあります。
ここはトーションの苦手な部分かもしれませんね。
良い雰囲気のリヤビュー。オシャレだわ。
パーツ一つの質感が高いですね。
このトーションビームが直進性にも効いてまして、ハッチバックの308から全長で300㎜、ホイールベースで100㎜延長していることでより真っ直ぐ走ってくれる感じがしますね。
ステアリングの座りも相まって手を添えて置くだけでずっと真っ直ぐ走ってそう。
私の乗ってるスバル・レヴォーグも真っ直ぐ走ってくれますが、直進性だけでいくと308SWの方が良いと思います。
巡航中に途中でロードノイズも大きくなって来たように感じたので高速道路では路面状況によって気になる事もありそうな。
といっても、最低地上高低めのクルマでは大抵起こるので慣れてる方は気にならないと思いますが、SUVからの乗り換えとかなら高速走行もさせて貰っても良いかもしれません。
身長175センチの私のドラポジ合わせた状態で拳1個半位の膝前クリアランス。
後席の充電環境も完備されています。
Uターンしてディーラーへの帰路へ。
前走車のいない道が空いている状況で強めに加速を試します。
エンジン音は少し大き目になりますが、ほんとディーゼルとは思えない程よく吹け上がるエンジン。
グイグイ加速して、あっと言う間に法定速度に到達します。
このクルマ、「乗り味濃いー」です。
Aピラーとサイドミラーの造り出す死角は大きかったです!これは充分注意するしかないですね。
Aピラーとサイドミラーの死角は注意
途中でもう一つ気になる事がありました。
小さい信号の無い交差点で、自車側が優先では無い状況で右折しようとするシーン。
左から来る軽自動車がAピラーとサイドミラーの付け根の死角に隠れて完全に見えない時間が数秒ありました。
この辺りも試乗で確認して貰いたいですね。
TECK PACK EDEITION専用エンブレム。
308SW最大の見せ場の一つラゲッジは通常で610ℓ、シートを倒すと1660ℓまで拡大。相当広いです。
パワーバックドアの設定はありません。
こんな感じで約40分位の試乗が終了!
ディーラーさんには、長めに時間取って頂けるので本当に感謝しかありません。
以上です。
最後に
マコさん!改めてプジョー308SWご契約おめでとうございます!
私がツイッター始めてから、割と早い段階でお知り合いになって貰い、それ以降度々SEO関連の相談やブログでのコメントのやり取りなどお世話になりました。
年末色々あって手塩にかけてきたサイトを閉鎖するという、同じブログやってる身からすると身の毛もよだつような出来事が・・・
ブロガーにとってサイトは親子のような物。
そのサイトを閉鎖するという決断は相当苦しいものであったことは容易に想像ができます。
私もツイッターでは声掛けさせて頂きましたが、本当に残念でした。
しかし、マコさんは強かった。
新サイト立ち上げまでの復帰が早かったですね。
尊敬しかないです。
今後もお互い健康第一で頑張っていきましょう!
308SWの納車楽しみですね!
そのマコさんのブログ「モノグレス」と「カラフルモータース」のリンクです。
独特の視点、切り口でのレビューや、オムニバス小説を見ているような記事が面白いのでご覧になって見て下さい。
自動車評価とエッセイで、カーライフの愉しさと道具の持つ価値を考える、多角的自動車エッセイブログ「モノグレス」はこちらです…