熟成のF型は魅力的!【レヴォーグ2.0STI Sportブラックセレクション試乗!】2.0GT V-SPORTの見積もり

レヴォーグ2.0STI Sportブラックセレクション試乗レポート、2.0GT V-SPORT見積もり紹介

2020.2.28更新
2019年マイナーチェンジモデル F型

 

スバル・レヴォーグの最上級グレード2.0STI Sport EyeSight Black Selectionに試乗させていただきました!

車両本体価格は¥4,125,000と大台に乗るなかなかの高額車両。

今回試乗したブラックセレクションは特別仕様車となっていますが、価格は非ブラックセレクションの通常のSTISportと同じ価格になっています。

 

今は無きD型S-Styleでございます。カヤバのダンパー。

 

私は普段1.6ターボ(FB16)のレヴォーグに乗っていますので、2.0ターボ(FA20)と違うポイントにも触れていきながらレポートします。

FA20しかし、速い!w

そしてスバルのフルタイム四駆の素晴らしさを改めて感じた試乗でした。

年内にも新型が登場するモデル末期ではありますが、レヴォーグは現行でも充分な商品力を備えた素晴らしいプロダクトであると断言できます!

 

 

ではドライブフィールのレポートに行きましょう。

 

スバル・レヴォーグ2.0STI Sport EyeSight Black Selectionドライブフィール

 

※内外装については画像コメントにてしていきます。

 

 

試乗車は17インチ(215/55R17)のタイヤを履いていました。

通常は225/45R18のアルミホイールとタイヤです。

タイヤはYOKOHAMAのアイスガードig50PLUS。

YOKOHAMAのタイヤは少し柔らかい印象があります。

乗り味にも少なからず影響は出ていると思います。

 

ドライブポジション

 

運転席

 

 

運転席はメーカーオプションのRECAROシートが設定。

同社S4でも設定のあるRECAROと同じものですが、このシートはサイドサポートが弱めに感じます。

ランバーサポートの調整はありませんが、シートと腰の隙間は充分過ぎる程埋めてくれる形状になってます。

 

 

このブラックセレクションのRECAROずっと見たかったんです。

質感良いですねー。

ウルトラスエードと本革のコンビで贅沢です。

RECAROシートはメーカーオプション¥198,000で装着可能。

通常はGT-Sと同じ形状でブラックセレクション用のファブリックになります。

以前「通常のSTISportのボルドー内装との比較記事」も書いてるので良かったら読んでみて下さい。

 

WONDERFUL CAR LIFE

LEVORG・Black Selectionとボルドー内装を比較 2019.7.9更新 2019年マイナーチェンジモデル…

 

ペダルレイアウト

 

 

アクセルペダルは吊り下げ式で、ステンレスパッド付(STISportは標準)になっています。

ペダル配置は良好で、ペダルの剛性感も確保されてます。

スバルのモデルは走りの部分は特にしっかり造り込まれていて、細かい所も手抜きが無いモデルが多いですね。

 

 

ステアリングのSTISport専用刻印がカッコいい。

 

 

静粛性

 

エンジンスタートスイッチはステアリング右側

スイッチを押すとク、ク、ク、ゴウンとエンジンスタート。

まずここから1.6と違いがあります。

排気量が大きいという影響だと思いますが、アイドリング時の車内に響く音が静かです。

静粛性は高く良いモノ感はありますが、ボディサイズ的に包まれ感が弱いのは少し残念なところ。

この辺りは次期レヴォーグに期待ですね♪

 

 

ハンドリング

 

太い握りのDシェイプステアリングを握るとズシっとしたステアリングセンターの座り。

一般道に出るためにステアリングをきっていきますが、良い重厚感を伴ってクイックに車両が追従していきます。

程よい接地感を感じながら曲がる感覚が気持ち良い!

この操作反力は重いと感じる方もおられそうな気がしますが、私はこの反力が好きでレヴォーグを購入しました。

スポーツカーのような自分でクルマを操っているフィーリング。

普通のサラリーマンでもスポーツライクな感覚を味わうことが出来るのもスバル・レヴォーグの魅力の1つだと思います。

 

 

一般道に出てゆっくりと加速していきますが、出足が明らかに軽い。

2.0STISportは2.0ℓターボになった事での前軸荷重の関係か、軽い出足なんですが重厚感も感じられます。

以前F型の1.6STISportに乗った時も出足が軽くなったと感じましたが、年次改良でブラッシュアップされてレスポンスが年々向上しているんでしょうね。

私のD型ではF型と比べるとまだCVTのもっさりを感じます。

羨ましいw

 

 

乗り心地

 

狭めの一般道を流していると少し荒れた路面で、コツコツ来るコツの1つずつが割と大きいのが気になり始めました。

以前1.6STISportを試乗させていただいた時はコツコツはしますが、最小限という感じでしなやかさを感じられる足回りという印象だったんです。

走行距離によるダンパーの具合にもよるとは思いますが、明らかにフィーリングが違ったので少し気になりました。

スポーティなクルマに乗ってる方には気持ち良い範囲な感じもします。

 

 

STISportになるとダンパーが専用の「STIチューニング ビルシュタイン製ダンパー(フロント:DampMatic®Ⅱ、倒立式)&コイルスプリング」になります。

このダンパーが上質な乗り味のフィーリングを伝えてくれるんですが、カヤバは勿論、1.6のSTISportとも少し違った乗り味の感覚があります。

1.6STISportの足は縦方向の動きがしなやかで細かくコツコツとは来るんですが、しなやかで乗り心地の良い感覚です。

これが2.0STISportになると、車重はそんなに変わらないんですが(+20㎏位)、ゴツゴツに近いコツコツに感じました。

私の乗ってるカヤバ足はコツコツは来ないんですが、少し大きめの路面からの入力が結構ダイレクトにゴウンと来て揺すられながら早めに収束します。

なのでここ最近で私の乗ったレヴォーグの乗り心地のイメージをランクにしてみました。

 

レヴォーグのグレード別乗り心地ランク
乗り心地良かった順グレード
11.6STISport
21.6GT S-Style
32.0STISport
41.6GT-S

 

このような印象です。

2、3の差の感じ方はかなり割れるかもしれません。

収束は速いので基本的な乗り心地は悪くないという前提での順位づけという認識でお願いします。

買ってからも勿論楽しんですが、グレードで結構違いがあるので豊富なラインナップのレヴォーグは好みのグレードを見つけるまでの間も非常に楽しめると思います。

 

 

加速感

 

脇道それてすいません。試乗に戻りますが、2.0は加速の連続性も滑らかですね。

同じようなアクセルワークでも1.6のそれとは別物。

良く躾けられたATに近いような感覚で加速してくれます。

1.6は1,700~1,800回転まで来るとグンっとトルクが増して加速が鋭くなる感じで、これも私としてはすごく好き。

F型の1.6STISportではかなり軽減されていましたが、2.0と比較するとまだ出足のモサっと感はありますね。

 

全長4,690㎜、取り回しのし易いサイズ感、ホイールベースは2,650㎜。

 

エンジンの特性

 

FB16とFA20ではボアストロークが結構違い、FB16はロングストロークで低速トルク重視。

FA20はショートストロークで高回転まで伸びのある加速性能になっています。

伸びのある加速という水平対向の元々の良さを追求しているのがFA20のエンジン、という受け売りですww

 

リアのウェストスポイラーがカッコいいんだ

 

接地感

 

STISport乗ってると思うのはキレイに舗装された路面ではかなりフラット感が強く滑るような走りです

このフィーリングが若干接地感が薄いようにも感じられる部分。

私はカヤバ足のS-Styleの接地感+ロードフォールディングの高い感覚、の方が好みだなと感じる部分でもあります。(オーナー贔屓入ってます)

スッキリした洗練されたロードインフォメーションをSTISportは伝えてくれますね。

 

https://www.subaru.jp/levorg/levorg/

 

CVTノイズの違い

 

乗り心地で少し気になる部分はありますが、車内の静粛性は高く至って上質。

営業さんとの会話も常にクリアに聞こえます。

FA20に組み合わされるCVTは「スポーツリニアトロニック」と言われる、ハイパワーに対応したスバル独自のCVTになっています。(FB16は通常のリニアトロニック)

このCVTの作動音も抑え込まれていて、細かく気になる音が少ないのがFA20の性格でもあるようです。

ロードノイズは高いコーという音が聞こえてきますが、不快感は全くありませんでした。

 

 

車通りの少ない農道を走行しているシーンでフル加速を試します。

アクセルを踏みこむ➡ドゥルルルと滑らかに力強く加速する➡2,500-3,000回転辺りからドパーンって鬼加速!➡アドレナリン、ブシャー!

ヤバいです。

ホント加速の伸びが素晴らしい。

何処までも加速していくような、頭打ちってあるの?みたいなフィーリング。

この時の路面もざらついたアスファルトなんですが、ロードノイズが大きく感じなかったのは意外でした。

高速走行も期待出来ますね。

17インチの影響もあるでしょうか?それともスバルさん、年次改良で静粛性も上げてますか?

 

ステーションワゴンはサイドビュー!

 

以前、S4のSTISportの時も加速はさせてもらいましたが、ここまで踏み込むことはできませんでした。

インテリジェントモード(ノーマルモード)でここまでの加速をするのかと。

良いのが、鬼加速をしていてもスバルのフルタイム4駆の制御が良く、トラクションロスするような素振りがありません。

接地感はしっかりと保ってリアが安定してます。スバルの四駆やっぱり良い。

結構前にアウディA4アバントのクワトロ試乗させて頂きましたが、それに近い感覚があります(正直クワトロの方がオンロードではロードフォールディング性能の高さは感じました)。

高速域でも安心してステアリングを握っていられるのは非常に大きなメリットで、実際レヴォーグでの高速移動は楽です。

 

https://www.subaru.jp/levorg/levorg/

 

ドライブモードを試す

 

FA20のみに設定されている「S#モード」も試してみました。

スイッチをオンすると、エンジンの回転数が上がっているんですが、その音が非常にクリアで少し高いシューンという感じで常に聞こえるようになります。

他メーカーのスポーツモードってエンジン回転が上がって、それが雑味が強いモデルが多い印象がありますがFA20のレヴォーグは少し違うようです。

上質で静かなスポーツモードも全然アリ。

 

全幅1,780㎜、全幅1,800㎜以内をキープしてくれているのは非常に有り難い。ヘッドライトはフルLEDでオートハイビームの機能まで設定可能(STISportは標準)

 

実際S#ではフル加速は試せていませんが、アクセルレスポンスがかなり鋭くなります。

かといってピーキーまでは行かず、しっかりと制御できる範囲でガツっとスタートできる感じです。

ステアリングや足回りのフィーリングに変化はありません。

 

WRブルーパールは華やかさとスポーツ感が織り交ざった良い色ですね♪レヴォーグと相性最高!

 

ロールについて

 

コーナリングは試せる場面が無かったんですが、交差点を曲がる時のロール感はカヤバ足より強いですね。

完全に車両上屋が外に行ってしまうわけではありませんが、思ったより振られる感覚があると思いました。

やはり街乗りでの運転を楽しむ程度であれば1.6をセレクトしたほうが良いのかな?とも感じる部分。

FB16でも高速走行も過不足なく走ってくれますので。

 

広い三角窓と細いAピラーが優れた視界を確保。交差点や車線変更時の安心感を提供してくれます。

 

視界性能

 

スバルの美点としてしっかりと確保された視界の良さがあります。

Aピラーの付け根もサイドミラーの取り付け箇所の工夫で死角を極力排除しています。

その分エクステリアデザインは少し野暮ったさを感じさせるものになっていますが、レヴォーグはそれを強く感じさせないデザイン。

デザイナーさんの苦労が伝わってきます。

 

 

先行車発進お知らせとオートホールドについて

 

細かい事ですが、D型からE型に改良された時点で先行車発信お知らせの機能も改善されています。

D型ではブレーキのオートホールドをした状態で、足をブレーキペダルから離していると先行車が発進しても教えてくれません。

ここは一時期某サイトでもかなり盛り上がってましたが、E型からは足をペダルから離しても発進お知らせしてくれるようになってます。

地味ーに羨ましいポイントw

 

スバル・レヴォーグ2.0STI Sport EyeSight Black Selection スペック一覧

 

駆動方式4WD
トランスミッションCVT
ボディーサイズ全長4,690×全幅1,780×全高1,490
車体重量1,570㎏
ホイールベース2,650㎜
JC08モード燃費13.2km/L
最低地上高135㎜
サスペンション 前/後ストラト/

ダブルウィッシュボーン

総排気量1,998cc
燃料タンク容量60ℓ ハイオク
エンジン最高出力300PS 5,600rpm
エンジン最大トルク400N・m 2,000-4,800rpm
最小回転半径5.5m

 

以上です!

2.0GT V-SPORTの見積もり紹介移ります。

 

レヴォーグ2.0GT EyeSight V-SPORT 装備・見積もり紹介

 

2.0GT EyeSight V-SPORTについて

 

2.0ℓターボエンジンのモデルにビルシュタインのダンパーも付け、内装はファブリックスポーツシートを採用して価格を抑えたお買い得なモデルです。

車両本体価格¥3,465,000となっています。

 

2.0GT V-SPORTの装備紹介

 

●ビルシュタインダンパー

 

https://www.subaru.jp/levorg/levorg/

 

GT-Sグレードに設定されている通常のビルシュタインダンパーが設定います。

個人的には一番スポーティな味付けがされているダンパーというイメージです。

 

●本革巻きステアリングホイール(シルバーステッチ)●本革巻シフトレバー+ピアノブラック調加飾パネル●シフトブーツ(シルバーステッチ)

 

https://www.subaru.jp/levorg/levorg/

 

この内装は1.6GT等で採用される内装と同等です。

ブルーステッチ内装ではなく落ち着いたシンプルにスポーツカーらしい内装と言う印象が強いです。

 

●ファブリック/トリコットシート(シルバーステッチ)

 

https://www.subaru.jp/levorg/levorg/

 

個人的にはこのスポーツタイプのシートにシルバーステッチのファブリックシートが設定されたのがツボです。

素っ気ないけど確実に上質で渋いスポーツ感があるというか。

漢な感じw

 

●18インチアルミホイール(ブラック塗装)

 

https://www.subaru.jp/levorg/levorg/

 

●ブラックカラードドアミラー

 

https://www.subaru.jp/levorg/levorg/

 

●LEVORGリヤオーナメント(ラスターブラック)

●シンメトリカルAWDリヤオーナメント(ラスターブラック)

 

https://www.subaru.jp/levorg/levorg/ https://www.subaru.jp/levorg/levorg/

 

この辺りのエクステリア装備は1.6ターボモデルで設定されている特別仕様車「1.6GT-S EyeSight Advantage Line(アドバンテージライン)」の装備が流用されています。

アドバンテージラインの内外装と見積もり紹介の記事もあるので良かったら。

 

WONDERFUL CAR LIFE

SUBARU LEVORG 1.6GT-S EyeSight Advantage Line 特別装備紹介 2019.9.…

 

●アイサイトセイフティプラス[運転支援]スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)

●アイサイトセイフティプラス[運転支援]ハイビームアシスト(自動防眩ルームミラー付)

 

https://www.subaru.jp/levorg/levorg/ https://www.subaru.jp/levorg/levorg/

 

アイサイトセーフティープラスの装備が標準で装備されています。

元々のアイサイトとツーリングアシスト機能とサイドミラーに設定されているブラインドスポットモニターが付くので実用的であると嬉しい安全装備は網羅されています。

あとは視界拡張機能の電子インナーミラーがあると良かったなー。

 

2.0GT EyeSight V-SPORT 見積もり

 

ではこれらの装備が搭載されている2.0GT V-SPORTの見積もり紹介です。

車両本体価格¥3,465,000、ボディーカラーはWRブルーパール追加料金なし

 

 

支払総額は¥4,207,250!

ハイスペック2ℓターボとしては妥当、むしろお得感を感じる金額になっているのではないでしょうか。

値引きがトータルで約28万円してもらってます。

実質ここから値下げ交渉スタート?

 

オプション紹介

 

 

メーカ―オプションは付けていないのでディーラーオプションです。

■スバルナビパックビルトイン(ナビ、リアカメラ、ETC2.0、前後ドラレコ)計421,752

・パナソニックビルトインナビ ¥278,301

・ナビ取り付けキット ¥7,051

・リヤビューカメラ ¥42,900

・ETC2.0車載器キット パナソニック ¥35,200

・ETCビルトインカバー ¥6,600

・前後ドライブレコーダー ¥50,600

・ドライブレコーダー用 リアカメラケーブル ¥1,100

■ベースキット(ライナー、スプラッシュ、バイザー) ¥141,350

■ウルトラグラスコーティング ¥62,590

■スリーラスター(下部コーティング) ¥19,250

■NEXメンテナンスキット ¥14,850

■クリーンエアフィルター ¥9,680

■ETCセットアップ ¥3,135

 

オプションは価格参考の為に、ある程度お任せで作って貰いました。

前後ドラレコは昨今必須アイテムになってきましたのでセレクト。

 

最終的な目標額

 

こうやって見るとコーティング関係を自分でやるだけで相当コストカット出来ます。

ベースキットも個人的にはライナーだけあれば良いかなと。

なのでオプションから必要ない物を省くと約15万円位はカット出来ますね。

 

 

点検パックも高いのついてますので必要なければ10万円位は少なくなるでしょう。

さらに車体からも値引きは期待出来そうですし、最終的に約380~390万円位を目標額にしたいですね!

 

見積り紹介以上です!

 

最後に

 

 

現行レヴォーグの2.0ℓタイプに試乗させて頂きました。

私自身も1.6ターボモデルのオーナーではありますが、レヴォーグはホントに国産の中でも指折りに入る良いクルマだと思います。

走り、先進・安全装備の充実と信頼性を総合で考えるとかなりレベルの高いプロダクト!

 

 

年内にフルモデルチェンジ予定ではありますが、FA20の300PS、400Nmというスペックは現行だけの魅力的な内容です。

是非気になっている方はお近くのディーラーまで行って体験してみて下さい。

最終のF型レヴォーグの完成度は間違いなく高かったです!

 

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

次回も読んで貰えると嬉しいです。

 

レヴォーグの公式HPです。

 

レヴォーグ

レヴォーグの車種情報。いのちを守る最新のアイサイト、日常から遠出まで愉しめる走行性能、刺激的な走りを味わえるSTI Sp…

 

 

 

最新情報をチェックしよう!