カスタムされたレヴォーグの試乗レビュー
今回はいつもの試乗レビューとは少し違います。
ツイートしましたが、
明日この方のレヴォーグに試乗させてもらいます(^^)
レース仕様になっているとのことなので、高速走行でブレないクルマの足回りの1つとして感覚を確認したいと思います!
ブログでもレビューをアップしようと思います。https://t.co/XUqIitRyns
— UU (@UU36668923) 2018年9月14日
ひょんなことからお知り合いになった”こう兄”さんという方のレヴォーグを試乗させて頂きました!
私のレヴォーグは1.6GTアイサイトS-StyleのD型ですが、今回試乗させて頂いた”こう兄”さんのレヴォーグは2.0GTSのB型です。
私はクルマは好きですが、自分では弄ったり出来ません。
そもそも自分でクルマ買うときは弄らなくとも良いと思えるクルマだけを買おうと思っています。
弄れる小遣いも無いのが正直な現状ですww
なので今回のカスタムレヴォーグに試乗させて頂いたことはとても貴重な体験になりました!
静岡県在住の方ですが、仕事柄日本全国、海外にも出没されるそうでクルマ以外のお仕事のお話なども聞けて楽しかったです。
”こう兄”さん改めてお礼をさせて頂きます。
ありがとうございました。
試乗車のスペック
スバル レヴォーグ 2.0GT-S EyeSight
このスバルFA20エンジンの魅力は300馬力 400NMのハイパワーとトルクでしょう!
以前試乗した同社S4のGT-Sでもそのパワーを体感しましたが、素晴らしいものがあります。
FA20エンジンは現在日本で手に入る2.0ℓターボエンジンの中でもTOP10に入るパワーを持っているので、興味ある方は1度試乗してそのパワーを感じてもらいたいですね。
では”こう兄”さんのレヴォーグに追加されている、走りに貢献しているパーツを記載します。
”こう兄”さん仕様、レヴォーグの走りに効いていそうな追加パーツ 紹介
パーツ名・機能 | 画像 |
[CUSCO] パワーブレース フロント 車体剛性UP | 画像なし |
[CUSCO] パワーブレース リヤエンド 車体剛性UP | 画像なし |
[LAILE / Beatrush] REAR STRUT TOEWR BAR / リアストラットタワーバー 車体剛性UP | |
[Coto sports] 純正加工強化ブローオフバルブ 加速性能向上、吹け上がり向上
| |
[HKS] HIPERMAX Ⅳ GT Spec-A 車高調 | |
[CUSCO] パワーブレース フロント フロント サイド 車体剛性UP | |
[CUSCO] パワーブレース リヤメンバー 車体剛性UP | |
[CUSCO] パワーブレース リヤメンバー サイド 車体剛性UP | |
[HKS] メタルキャタライザー エンジンのパワーアップ | |
[STI] ブレンボブレーキキット(キャリパーキット) GRB用の物を移植!!
制動力向上 | |
[FBK / 富士制動機製作所] Spirit ゴールドスリットローター 制動力向上、ブレーキダスト逃がし | |
[不明] Adjustable_Stabilizer _Link(フロント用) 純正スタビライザーの機能確保 | |
[不明] Adjustable_Stabilizer_Link(リア用) 純正スタビライザーの機能確保 | |
[HANKOOK] VENTUS V12 evo2 225/45ZR18 柔らかめのタイヤで乗り心地向上 | |
[STI] フレキシブルタワーバー 車体剛性、ハンドリング性能向上 |
このように数々のパーツが装着された車両になります。
名前は聞いたことありますが、オフ会とかも行ったことないので実際これらが付いた車両を見るのは初めてでした。
ではこれらのパーツでカスタムされたレヴォーグ2.0GT-Sの試乗レビューをしていきましょう。
カスタム レヴォーグ 試乗レビュー
ドライブポジション
では車両に乗り込んでいきます。
基本的に普段乗っているレヴォーグですが、フロントシートはRECAROシートが装着されていました。
何回かRECAROシートには座ったことはありますが、実際座って運転するのは初めてです!
着座するときは各サイドサポートがしっかりしているので少し、よっこらしょとなりながら着座。
ゴルフGTIのものよりタイトな感じでしっかりホールドされます。
夏場は暑かったりしないでしょうか??
動的質感
ではステアリング横のエンジンスタートボタンを押してエンジンを始動します。
マフラー(HKS)も交換してあるのですが、基本的に音は言うほど気になりませんでした。
音が静かな物を選ばれたそうです。
こちらも乗り味に多少影響もあると思います。
RECAROのタイトで、純正シートより低い着座感に少しテンション上がりながらいざアクセルを開けていきます。
待ち合わせ場所の駐車場を徐行しながらまず感じたのは思ったより全然マイルドな乗り味です。
こちらの車両はBTCCルック風サーキット仕様なのですが、仕事やプライベートも使用されているので乗り心地と使い勝手に配慮されたセッティングにされていて、イメージしていたハードな硬い感じはほとんどありません!
むしろ先日試乗したポロGTIの方が明らかにハードと思います。
駐車場を出て、少し狭い道を流していきます。
少し運転してすぐわかるのが、ステアリング操作に対して車体の追従がすぐに反応してきます。
普段私が乗っているレヴォーグは若干ですが応答に一瞬のあそびがありますが、そのあそびを無くした応答性ですね。
これは相当良いですね!
車体剛性UPのパーツとSTIのフレキシブルタワーバーが効いているのでしょう。
テンション上がりつつ、少し加速を試します。
パワフルなFA20エンジンが、踏み始めからトルクフルに加速し始めます。
同じFA20のS4GT-Sよりもレスポンスが早いです。
これはHKS製メタルキャタライザーやコトスポーツのブローオフバルブの効果だと思いますが、純正で若干もっさり感じるネガな部分が改善されています。
そして低速でも感じていましたが、やはり乗り心地が良いですね。
極低速ではゆっさりとくる場面もありますし、基本硬めではありますが、純正のビルシュタインダンパーで感じていた細かいコツコツ感と少し跳ねる感じがないです。
少し入力のあるシーンでもコン、ストンといなしてくれて、フラット感があります。
[HKS] HIPERMAX Ⅳ GT Spec-Aというダンパーとテインのスプリングが効いています。
乗り心地で言うと、レヴォーグのSTISportsのしなやかな感じを少し硬めに振ったような乗り味ですね。
この車両のように車体剛性を上げると総じて乗り心地は硬くなる傾向だそうですが、ここでタイヤも交換してあることが効いているそうです。
韓国のタイヤメーカー、HANKOOKハンコックのヴェンタスという柔らかめのタイヤが乗り心地をソフトなものに調整しているようです。
純正タイヤのダンロップ SPスポーツマックス050 (SP SPORT MAXX 050)は硬めのタイヤなのでこのままだともっとハードに感じるかもしれません。
少し品質的に不安な部分はありますが、金額も安い(価格コムで見ましたがこのサイズは無かったです)4本で約¥30,000程で購入可能との事で、レースを走らなければ3年は持つでしょうからコスパに優れているかも。
以前レビューしたマツダ アテンザがタイヤも専用品を作って乗り心地を向上していましたが、これと同じことですね。
このやり方は、タイヤが劣化してくると色々弊害が起こるというデメリットもありますが、”こう兄”さんの使用環境ではこれがベストと言えそうですよね。
では動的質感に戻りますが、試乗コースに大きめのRで連続したカーブがある道を選択しましたが、まぁまぁのスピードで侵入してもロールをしませんね。
この乗り味はかなり理想的かもと、このカーブの所で強く感じました。
そしてさらに純正(自分のレヴォーグ)でネガな部分が見事に打ち消されているのが、ブレーキングです。
STI用のブレンボの物が換装されていますが、純正では少し不安に感じる制動力が踏み始めからカチッと効いてくる良いブレーキングに改良されています。
うーーん、素晴らしい。
レース仕様と聞いていて、自分が想像していたものを色々と良い方向に裏切られました。
ステアリングセンターも純正のものよりもカッチリしています。
これは私のレヴォーグのステアリングです
タイヤの幅は同じですので、要因としては車体剛性がすべてでしょう。
当たり前なんですが車体剛性って重要だということを改めて感じます!
車体のボディー剛性アップが乗り味や操作性、ステアリングセンターのかっちり感、直進安定性すべてに効いてきますね。
奥深いですねー。やはりこうやって自分で弄ってみないと深い動的質感のレビューは書けないのかなぁ。
弄るお金ないなぁーww
レヴォーグ自体もともとの素性は良いクルマですが、これだけのパーツを追加・交換して”こう兄”さんの理想に近づけてある車両でしたが、私にとってもかなり好印象であったことは間違いないです。
”こう兄”さん仕様のレヴォーグ良かったっすw
カスタム レヴォーグ 試乗レビューまとめ
今回ほんとにひょんなことからお知り合いになれた、静岡県にお住いの”こう兄”さん仕様のレヴォーグ2.0GT-Sの試乗レビューを見て頂きましたがいかがでしたか?
現行レヴォーグでネガティブな部分でもある車体剛性が追加パーツなどにより改善されていて、カーブでのロール、ステアリングの操作に対する応答性などかなりのレベルで向上されています。
また加速の部分でも交換パーツの効果で吹け上がりも良くなっており、パーツ交換の良さを感じることが出来ました。
何より、車体剛性を上げて硬くなりがちな乗り心地を韓国メーカーの柔らかいタイヤに変えて乗り心地の良さを確保しているところなどは、実際のメーカーサイドもやり方として悩むところなんだろうなと理解でき、とても奥が深い部分であることが垣間見えて勉強になりましたね。
素人が一回だけカスタム車両に乗せて頂いてレビューしているだけなので的外れなことを言っているかもしれませんが、今後さらに精度を上げていきますので見守っていただけると嬉しいです。
またご指摘有りましたら、ツイッターでもコメントでも構いません。
ぜひ一言頂けると有り難いなと思います。
ではとても勉強になったカスタムレヴォーグの試乗レビューを終わります。
”こう兄”さん今回は本当にありがとうございました。
またお会いできるのを楽しみにしております!!
記事の途中で紹介した他車両の記事も合わせてどうぞ
ポロGTIは動画もありますのでよろしければこちらもどうぞ