LEVORG・Black Selectionとボルドー内装を比較
2019.7.9更新
2019年マイナーチェンジモデル F型
スバル・LEVORGがマイナーチェンジしました。
毎年年次改良を実施してAから始まり、今回の改良でフルモデルチェンジ前のF型へ移行。
F型となったタイミングで新たに特別仕様車が追加。
新色マグネタイトグレー・メタリック
その内の一つが今回試乗させて頂いた人気のSTI Sportグレードに追加されたBlack Selectionです。
あともう一つ1.6GT-SグレードにAdvantage Lineというグレードも追加されましたが、こちらは近隣のディーラーでは未導入でした!残念 ^_^;
クールグレーカーキというボディーカラーがこのグレードのみ採用されているので一回直に見たいグレード。
廃盤となったダークグレーメタリック
今回はF型の1.6STISport通常のボルドーインテリアとブラックセレクションの内装を紹介します。
F型レヴォーグSTI Sport欲しいけど、ボルドーかブラックかで迷ってる方の参考になれば幸いです。
今日は #レヴォーグ にしました。
ツールボックスとキーリング頂きました😄しかし、レカロシートではなかった。残念過ぎるー。 pic.twitter.com/9QRQTGbzZv
— UU (@WCLBlogAuthor) 2019年7月6日
Black Selectionはメーカーオプション¥194,400でフロントシートをRECAROに変更可能。
※今回そのRECAROシートが見たかったんですが、残念ながらノーマルのスポーツシートでした。
あと、今回撮影時間の関係で細かい部分が撮影出来ていません。
※RECAROシート見れましたので追記掲載します
試乗車紹介
スバル レヴォーグ グレードと価格
ノーマルグレードと特別仕様車
1.6GT EyeSight・・・¥2,862,000
1.6GT EyeSight Smart Edition・・・¥2,948,400
1.6GT EyeSight V-SPORT・・・¥3,078,000
1.6GT-S EyeSight・・・¥3,078,000
1.6GT-S EyeSight 特別仕様車 Advantage Line・・・¥3,348,000
2.0GT-S EyeSight・・・¥3,618,000
STI Sportグレードと特別仕様車
1.6STI Sport EyeSight・・・¥3,564,000
1.6STI Sport EyeSight 特別仕様車 Black Selection・・・¥3,564,000
2.0STI Sport EyeSight・・・¥4,050,000
2.0STI Sport EyeSight 特別仕様車 Black Selection・・・¥4,050,000
このようなグレード構成になりました。
1.6GT-SのAdvantage Lineはボディーカラーにクールグレーカーキが設定されるなどかなり特別感があるのでBlack Selectionよりも特別仕様車な感じがしますね!
レヴォーグBlack Selectionスペック
私もレヴォーグに乗っていますが、やはりこのサイズ感が良いですね。
1,800を切る全幅、そして程よい全長。
「Cセグメントワゴンとして絶妙な立ち位置を確立しているなぁ」と思っています。
F型となったことで次期型も気になる所ですが、熟成された現行ならではの良さを感じられる仕上がりとなっていました。
ではBlack Selectionの内装を紹介しつつ、通常のボルドー内装との違い等を見ていきます。
ブラックセレクションの内装とボルドー内装の違い
前席空間
フロントシート
やっとと言うか最初から2択にして欲しかった感じはしますが、レヴォーグのSTI Sportにも黒い内装がセレクトできるようになりました。
通常のSTI SportとBlack Selectionで価格設定も違わないのは嬉しいですね。
今回見てきたブラックセレクションの標準仕様のシートです。
サイドがブラックのレザー、メイン部がウルトラスウェードになっています。
もともと同社・S4で使用されていた生地を利用しているみたいですね。
この辺り、限られた資源でモデル展開しているスバルの巧いところだなぁと感じます。
そしてブラックセレクションのRECAROシート。
RECAROなんですが、サイドサポートに関しては正直ノーマルのスポーツシートが好み。
質感が高いです。
ちょっと時間かかりましたが見れてよかった。
こちらが以前取材したD型S4のGT-Sのフロントシートです。
形状等は同じで、サイドサポートのステッチがSTI Sport専用ですね。
こちらがBlack Selectionのオプション¥194,400のRECAROシート。
S4のSTI Sportに試乗させて頂いた時に体感しましたが、ランバーの張り出しがあって疲れにくそうな良いシートな印象でした。
通常のボルドー内装のフロントシート。
ビビットな赤ではなく、落ち着いたカラーリングが良い感じですよね。
このシートは着座感としてはタイトです。
サイドサポートの張り出しも結構あって、オプションのRECAROよりホールド性は高い感すらあります。
S4 STI SportのRECAROシート。形は同じです。
RECAROシートの違いとしては、サイドサポートのタイトさや座面の硬さです。
個人的には全体的に標準シートの方が硬い印象があります。
あと大きな違いとしてはRECAROシートにするとランバーサポートが付きません。
ボルドー内装の車内空間はこんな雰囲気になります。
個人的にはルーフライニングの色とバランス考えるとBlack Selectionの方が良いなと思ってしまいますね。
STI Sportはブラックのルーフライニングにすると、より特別な感じが出て良いんじゃないかな?
フロントドア
Black Selectionのフロントドア。
D型のビックマイナーチェンジでドアトリムも刷新され、ウィンドウスイッチパネルがシルバー塗装からピアノブラックとシルバーに変更等されています。
ピアノブラックパネルになった事で質感はかなり良くなったと思います。
指紋は気になりますがw
こちらがボルドー内装。
ドアアームレストの上部がボルドー合皮になっていますね。
その他に大きな違いは無いようです。
STI Sportはドアポケットに異音防止のファブリックの設定があります。
これが結構羨ましいですw
いかにもアクセサリーという感じですが、スカッフプレートの設定もあります。
スカッフプレートはGT-Sからの装備です。
ステアリング周辺
レヴォーグのコックピットは視界が良好です。
Aピラーも細くされており、三角窓も大きく取られることで死角が少なく済んでます。
Black Selectionというか、F型からなのかE型からか不明ですが、ステアリングの6時方向のスポークベゼルがピアノブラックになっていました。
シルバー系の内装パネルが段階的にピアノブラックになってきた感じ。
こちらがD型STI Sportのボルドー内装のコックピット。
ステアリングのテカテカ感、使い込まれた時の感じが分かりますね。
メーター
メーターは特に変更はありません。
レヴォーグではSTI Sport専用の赤いメーターがカッコイイですね!
シンプルなアナログ二眼メーターは個人的にもかなり好みです。
ディーラーオプションナビはパナソニックが良いかも?
コンソールサイドの合成皮革トリムもブラックになっています。
試乗車にはパナソニックのナビが設定されていましたが、ディーラーオプション内で選択するなら「パナソニックのナビが良さそうだな」と思います。
まず収まりが良いですね。
音量調整等のアナログスイッチも左右に追加されますし、見映えも良いと思います。
若干、頑張って詰め込んだ感じはありますねw
あとこのナビですとナビの情報とナビ画面の上にある「マルチファンクションディスプレイ」に道案表示や、交通標識などの情報が表示されます。
このような表示をしてくれます。
試乗中もこの表示が出ていて「これは良さそう」と思いました。
もし検討される方はレヴォーグの試乗車には大体パナナビが設定されているので、触って確認してみてください。
スバルはレクサスやトヨタ、マツダ等で採用されている※マップオンデマンドは採用していないので、ディーラーでの地図更新有償をしないと道路標示等も最新になりませんから、その辺りは注意が必要ですね。
USBは高速充電対応!でも?
シフトレバー奥のトレーにはアクセサリーソケットと、USBのスロットが2口設定されています。
USBスロットは高速充電には対応していますが、i-POD等の音楽の読み込みには対応していません。
もしパナナビを選択するのであれば、約1万円程で専用の配線等を取り付け可能になっています。
後ほど見積もりの画像も掲載するのでそこでも確認してもらえます。
では後席に移ります。
レヴォーグ BlackSelectionの後席空間
レヴォーグは後席の居住性がどうなっているのか?
以前フォロワーさんからご相談頂いた事もあったので後席空間は細かくご紹介したいと思います。
後席の見え掛かりですが、広さはそこそこ。
大人が2人座っても問題ない空間は確保されています。
センタートンネルの張り出しもあるので、5人は厳しいかなーと思いますね。
ブラックにレッドステッチなのでスポーティで落ち着いた印象。
ウルトラスウェードが質感的なアクセントになっていて良いんですが、ちょっと暑そうにも見えますw
ボルドー内装はこんな感じ。
後席はスカッフプレートは設定がありません。
運転席、助手席共にシートバックポケットがあるのは嬉しいです。
質感的にはボルドー内装は全てレザーなのでツルッとしてますね。
服装次第では滑る事もありそうです。
レザーの質感は「悪くはない」という印象。
私のレヴォーグもレザーシートですが、表面が硬いですね。
しっとりしたなめらかな上質感には乏しい感じ。
耐久性ですが、普段子供がよく乗っていますが耐久性は良さそうです。
特にシワやひび割れのような劣化は見られません。
特にメンテナンスもしてないですね。
後席ドア
レヴォーグはCセグメントですが、よくある後席ドアの割り切りは見られないです。
トリム上部もソフトパッドを使用していますし、ドアアームレスト、ウィンドウスイッチパネルなど質感はフロント同様ですね。
ここはインプレッサより上級グレードとしての表現がされています。
デザインはオーソドックスですが、上手くポイントを抑えて貧相には見えないようにされてるなと思いますね。
ボルドー内装はフロント同様ドアアームレスト上部がボルドーの合成皮革。
ドアポケットはペットボトルのサイズ。
後席の膝前空間
後席は先ほども書きましたが「広い!」とは言えませんが、充分な広さが確保されています。
シートの下につま先も入り込むので、窮屈感は感じません。
シートバックが少し低い
レヴォーグは0次安全として、視界の確保を内外装で実施しています。
その内容の一つだと思うのですが、シートバックを低くしてリヤウィンドウの下端と揃えてあるんです。
後ろに乗員が乗っていない時の目視もしやすいですが、居住性としては包まれ感は弱いです。
ここはCセグメント感が出ますね。
シートバックの低さは0次安全もあると思いますが、シートを倒した時のフロントシートとの干渉等も関連していると思います。
後席にもUSBスロットは2口設定されています。
本来ならここに後席用のエアベンチレーションが欲しいところですがww
新世代プラットフォームが採用されたフォレスターには設定されているので、次期レヴォーグに採用されるのはほぼ間違いないと思います。
フォレスターはリヤのシートヒーターも採用されていますし、ユーティリティーはかなり期待しちゃいますねー!
後席のドリンクホルダー付アームレストも完備されています。
レヴォーグはピアノブラックやメッキパーツの加飾もあって質感に配慮もありますね。
これがS4になると無塗装樹脂になる謎。
あと、後席用のUSBスロットも無くなります。
参考までに。
リヤのシートバックはリクライニング機構付
リヤのシートバックの両サイドにこのようなレバーが設定されています。
このレバーでリクライニングが可能です。
リクライニングの可動幅ですが、一番前でこの位置。
一番後ろでこの位置までリクライニングが可能です。
そこそこなリクライニングの調整幅がありますが、いかんせん子供が乗っているので活躍していません。
後席の空間は以上です。
ラゲッジルーム
レヴォーグの見せどころの一つですが、ラゲッジルームが広いです。
Cセグワゴンとしてはかなり立派な容量が確保されています。
この通常状態で522ℓの容量。
ラゲッジの使い勝手に関しては普段使用してる私もほぼ不満はありません。
照明の配置と数は良くない!
唯一の不満点としては、ラゲッジの照明位置ですね。
ラゲッジ左側面に一か所のみ照明があるだけ。
これがよろしくないです。
ステーションワゴンならバックドアに設定して欲しい!
帰省の時に荷物を詰め込むとこの照明は意味を無くしますw
シートバックは4:2:4分割可倒
レヴォーグはD型にモデルチェンジのタイミングでリヤシートバックが6:4から4:2:4分割可倒に改良されました。
この4:2:4可倒は普段そこまで使わないですが、大き目サイズの長尺物等にも対応可能になります。
何より部品点数やコストがかなりかかるのに、シートの構造自体をモデルライフ中盤で変更するのは相当気合の入った内容。
この改良タイミングでの車両価格の上昇も少ししかありませんでした。
真ん中のみ倒すとこのようになります。
かなり長い物行けます!思いつきませんがw
何かありますか?
可倒はこのスイッチで行います。
ここも地味に良くて、大概レバータイプなんですよね。
機構としてレバータイプはケーブル引っ張って解除してますし、レヴォーグのスイッチタイプは電気式になっています。
結構こういう細かい所に手抜きが無いクルマです。
全部倒すと広大な荷室空間になります。
フラットに倒れるので車中泊も可能です。
写真はありませんが175センチの私でも横になれます。
若干角度は付いてますが、寝転んでも違和感は殆どありません )^o^(
トノカバーはラゲッジアンダーに収納可能
レヴォーグはトノカバーが標準で付いてきますが、このトノカバーは取り外してラゲッジアンダーに収納可能です。
画像上の両サイドに窪みがありますが、ここに嵌めこむ形ですね。
マツダのアテンザも同じように収納できますので、ワゴンには必須の収納かもしれません。
内装は以上です!
レヴォーグBlack Selection見積もり
1.6STI Sport EyeSight 特別仕様車 Black Selection・・・¥3,564,000
このグレードの見積もりを頂いて来ましたので紹介です。
コミコミ価格が¥4,731,678!!
内容を紹介します。
メーカーオプション
RECAROシート・・・¥194,400
STISport Black SelectionのメーカーオプションはRECAROシートとサンルーフのみです。
今回はRECAROのみ選択しています。
ディーラーオプション
パナソニックビルトインナビ ¥416,027
■リアカメラ
■ETC2.0
■ドライブレコーダー(リヤカメラ)
■ETCセットアップ ¥3,078
ベースキット ¥122,580
■カラードナンバープレートベース
■ナンバープレートロック
■ホイールロックセット
■フロアカーペット
■LEDアクセサリーライナー
■フォグカバー
■エアロスプラッシュ
音源の外部入力 インパネ ¥9,720
私のレヴォーグはこのオプション付いてるんですが、アームレストコンソールに設置されています。
今回の見積もりではインパネと記述があるのでパナナビの場合グローブボックス内ではないかと思います。
気になる方はディーラーまでご確認お願いします。
あとは諸費用とメンテパック関連ですね。
スバルに限らないかもしれませんが、新車でクルマを購入する場合3年以上保有するなら、延長保証は入っておいた方が良いと思います。
電装関係は3年目くらいからガタが来るのでw
スバルは途中で延長保証入ろうとすると、車検をスバルディーラーで通さないといけないという追加条件が出てきます。
またアイサイトの機能保証もあるので、そういったメンテナンスの価格等も購入時は頭の片隅に置いておかれると良いと思います。
安全装備はどのメーカーも付いてくるので、今後そういったシガラミ的なのは増えそうですけどね。
見積り紹介は以上です。
まとめ
レヴォーグに追加された特別使用車ブラックセレクションの内装とボルドー内装の紹介でした。
後半は少し使い勝手も色々書いてしまいましたが、検討されている方の参考になれば嬉しいです。
レヴォーグは走り、安全装備、質感、使い勝手など色々バランスが良いクルマだと思います。
色々なクルマを試乗させて貰っていますが、それでもこのクルマは人にお奨めできる良いクルマだと思いますね。
しかし、燃費は目をつぶって下さいw
今回内装を紹介しましたが後日乗り味もレポート出来たらと思います。
では最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
次回もチェックお願いします。
レヴォーグの公式HPです。