プジョー新型208 AllureとGTLineのインテリアを徹底比較
今回は208のAllureとGTLineの内装の違いを画像で解説したいと思います。
初めての輸入車、初めてのプジョーにピッタリなカッコカワイイ新型208。
208はもう一つStyleというグレードが存在していますが、受注生産なので基本的には今回紹介する2グレードから選ぶ形になると思います。
前回、外装編としてエクステリアと、ラゲッジの違いを記事にしてますので、今回はその続きです。
プジョー新型208 AllureとGTLineのエクステリア・ラゲッジを徹底比較 最近プジョーが元気です。 20…
プジョー208が欲しいけど、AllureかGTLineかで悩んでる方の参考になれば嬉しいです。
プジョー新型208AllureとGTLine インテリアの違い
GTLine:ホワイトパール
Allureはヴァーティゴブルー。
インテリアカラーは選択肢がなくそれぞれブラックが基調となっています。
●Allure¥2,599,000
●GTLine¥2,930,000
とその価格差は¥331,000です。
では見て行きましょう。
前席空間
フロントドア
いきなりここから大きく違うんですよ。
私は結構ビックリしたポイントがこのフロントドアでした。
まずGTLineから見て行きましょう。
トリム上部から中央、下部まで基本的に樹脂で構成されています。
冷静に見ると質感はクラス並みかな?と言う所ですが、構成が巧い。
カーボン調パーツに合成皮革付のドアグリップ、アームレストが設定され黄緑のステッチがオシャレ感を演出してます。
あとGTLineにはアンビエンスランプ(8色)が付いていてドアのこの部分とインパネが光ります。
このクラスにアンビエンスランプが点いてるのも結構凄いです。
国産車ではコスト削減で真っ先に省かれたり、そもそも設定が無かったりしますので輸入車の良い所ですよね。
こっちがAllure。
海外の画像とか見てる時はGTLineばかりで気付かなかったんですが、ドアグリップがありません!
グレード間でこの差別化してるの初めて見たので衝撃でしたw
上位グレードにドアグリップを付けましょう、ってなる?
Allureにはアンビエンスランプの設定は無いので蛍光アクセントの付いたオーナメントが設定されています。
基本的な質感は大きく違いません。
全窓オールオートもGTLine同様。
Allureはドアグリップが無いのでちゃんと通常のグリップがあります。
このパーツも造り分けないとなんですよ。
まぁまぁコストかかるでしょう?
個人的にプジョーとマツダの質感構成の巧さは似てるなーと思うんですが、こういうコストのかけ方は真逆ですねw
ステッチはブルーグリーン系の色がセレクトされています。
まだドアだけなんだけど、かなり文字数来てるぞ。
ステップガード
車内に入る前にも違いがあります。
GTLineはプジョーロゴのステップガードが付いていました。
イルミネーション機能はなしです。
Allureには設定自体ありませんが、パーツ取り寄せればステップガードは付けれそうですね。
そう言えば、これって3008にはつけれるのかなぁ?
フロントシート
ドアに続いて見所がシートです。
GTLineはダイナミック、Allureはコンフォートというシートになっています。
これも力入ってるな、と思える内容ですね。
これは他のメーカ―でもやってはいますが、208はGTLineになってからの質感の上がり方が凄まじいですw
ここまで差を付けるのかと感じました。
テップレザーと呼ばれる合皮のサイドにライトグレーのアルカンタラ、特に良いなと思うのが3Dメッシュの部分です。
丁度腰周りのところにこのメッシュが来ていてウレタンだけでなく、シート表皮にも弾力と言うか程よいサポート感があるんです。
なので体にフィットしつつ、メッシュなので通気性にも考慮されていますから蒸れへの配慮もあるという感じ。
凄く考えられたマテリアル構成だと思いました。
Allureはコンフォートシートですが、こちらも着座感は普通に良いです。
GTLineより包まれ感は弱いですが、サイドはテップレザーですしメインファブリックの耐久力ありそうな感じもgoodですね。
GTLineのライトグレーは皮脂汚れがどうなるのか気になりますが、こちらではまず問題なさそうという安心感もあります。
調整はどちらも手動タイプ。
GTLineと比べると着座感は少し平板な感じがしますので、乗り比べて欲しいなと思います。
フロントシートの違いとしてはあと、もう1つありまして。
Allureには助手席にハイト(上下)の調整がありません。
細かい違いですね。
アルミペダル
GTLineはアルミペダル。
画像のものは養生してあるので白くなってますが、そこにアルミが付いてます。
Allureは無しですね。
このアルミパッドは後付け可能なはず。
私の3008にも付けようかな?と考えてるアイテムです。
ルーフライニング
GTLineはスポーティなイメージでルーフライニングもブラックです。
カッコいいですが、室内は少し狭く感じるかもしれません。
シートがライトグレーなおかげで暗い印象はあまりなかったですね。
先代からルーフ高は30㎜下がってますが、頭上空間は確保されていて窮屈な感じは無いです。
Allureですと、ライトグレーのライニングカラーですね。
こちらの方が室内は広く明るく見えますかね?
あまり分からないw
シートがライトグレーなのは結構大きいですねー
こうやって並べて見ても、GTLineが特別暗い感じではない気がします。
前席全景
まずは全体を見てから細かいとこに。
GTLineの前席全景です。
Bセグメントの内装とは思えないほどの仕上がり。
インパネ上部はソフトパッド、ちょっと残念な7インチ(本国でGTLineは10インチ)のモニターはプジョーi-Cockpitと呼ばれるレイアウトでドライバー側に傾斜。
新型208から採用された3Dメーターも目を引きます。
Allureも基本的な質感は同じですが、細かく見て行くと違いが結構出てきます。
Bセグメントでセンターコンソールアームレストがしっかり付いてるのも素晴らしいですね。
間もなく発売する新型のルノー・ルーテシアはシフト周りのコンソールはありますが、センターのアームレストはありません。
この差は大きいかなと感じました。
ステアリング・メーター周辺
ステアリングも細かく見て行くと違いが大きいです。
上下を切り取ったようなプジョー独自の異形小径ステアリング。
ピアノブラック・メッキパーツが随所に施されてギュッと詰まった感じのステアリングに仕上がってます。
パンチングレザーが使われているのもGTLine専用。
ステアリング上部のメッキリング。
インパネ・ドアトリム同様に黄緑のステッチとGTエンブレム。
これらもGTLineのものとなります。
上位車種と質感的には同等・もしくはそれ以上か?と感じさせる出来映え。
Allureも同じく異形ステアリング。
こちらも本革巻きですし、質感アイテムは付いてるので見映えは申し分無し。
GTLineの質感が高すぎる位ですw
パドルシフフトの質感は同じでした。
ステッチはシングルのブラックですね。
GTLineは黄緑とブラックのダブルステッチになっているので手間もかかっています。
ステアリング上部のメッキリングもありません。
メッキリングは太陽の熱でビックリする位熱くなる時があるので、微妙に感じる場面もありますw
メーターは基本同じで、エコ・ノーマル・スポーツのモードがあるのも同じです。
違うのはGTLineのスポーツモードにドライバースポーツパックという疑似エンジン音がスピーカーから流れる機能がAllureにはありません。
アシストグリップ
運転席頭上のグリップがGTLineには付いてます。
Allureには付いてません。
私はこれ握った事がないですね。
いつ使うのか?
ルームミラー
GTLineはフレームレスタイプのルームミラー。
Allureはこれでもかと、ぶっといフレームが付いてます。
形の末広がりで余計に野暮ったく見えました。
どちらも自動防眩機能付ですが、この見た目の差も強く感じます。
メーターバイザーのステッチ
これもかなり細かくて何でこうした?と思うんですがメーター上のソフトパッドに違いがあります。
GTLineではバイザー上部にステッチが施されています。
普段は目に入らない部分なんですが、こういう細かい拘りというか美学でしょうか。
エンジニアの趣味のような質感差。
Allureにはないんです。
これまぁまぁ大きな金型になるはずなんですが、どうしてるんでしょうか。
安全装備のスイッチ関連
GTLine、Allureともに全車速対応のACC(ストップ&ゴー)が装備されていますが、ヘッドライトはGTLineにのみオートハイビームの機能が付いています。
その機能が無いAllureには、光軸調整のスイッチが一番右側に付きます。
センターコンソールに違いはありません。
新型の2008ですとAllureとGTLineで質感に違いがあります。
モデルでこの辺りも変えてくるんですね。
バニティミラーの照明
GTLineにはバニティミラーに照明が付きます。
ちゃんとLEDな所も良いですね。
私の3008は照明ついてますが、豆球なんですけど。
逆転現象起こってますがw
Allureにはミラーのみですね。
このライトグレーの感じがすこーしチープに感じます。
インパネのステッチ
インパネの黄緑ステッチはGTLineの装備です。
Bセグメントでインパネにたっぷりとソフトパッド使うだけでも頑張ってるのに、そこにリアルステッチ付けちゃう。
プジョーはBセグ本気で取りに来てますよ。
本気です。
Allureはステッチありません。
プジョーのソフトパッドというか、シボのパターンが独特でレザーっぽい感じを表現してると感じています。
1つ1つの筋も深く立体感がありますね。
フロントフットウェルランプ
フロントの足元照明もGTLineでは付いてます。
今から紹介するリアのシーリングランプも208ではGTLine専用なんです。
ディーラーオプションだとこれだけで2~3万円位になると思うのでGTLineのコスパが高く感じますねー。
あと、黄緑ステッチのフロアマットもGTLineでは標準でついてます。
フロントは以上です!
リア見て行きます。
後席空間
後席ドア
後席のドアは殆ど違いはありませんが、乗り込む時に目に入る部分なのでピックアップ。
GTLineのドアアームレストはちゃんと黄緑ステッチ。
このセグメントになると後席は全部ハードプラとかになるクルマもありますから、合皮のアームレスト、インナードアハンドルのメッキ、ピアノブラックのオーナメントが設定されて手抜き感は無いですね。
Allureはステッチの色が違うだけです。
後席に乗り込むときの雰囲気もシートの色味で感じ方が変わります。
鮮やかなステッチとライトグレーのファブリックの鮮やかさが後席に乗る方の気分も上げてくれそう♪
あとこれもマニアックなんですけど、ダイナミックシートの後ろ側も好きなんですw
分かる人、多分1人位はいると信じたい。
膝前のエグレ方とか、曲線の感じ、メッシュのシートバックポケット、良い雰囲気って細かい事の積み重ねとマテリアルの選別なので、トータルでの雰囲気造りって難しいとこあると思うんですが、この価格帯でここまでやるプジョーはかなり変態かな。(勿論褒め言葉です)
Allureのシートだと後席の居住空間はこんな感じです。
後席のシートも前席と同じ質感が確保されていますし、こちらも充分ですね。
やはりシートのエグレ方は弱いですが、シートバックポケットが助手席、運転席どちらにも付いてるのは嬉しいです。
後ろ誰も乗せないのにオシャレな雑誌置いてる人いそうだなぁw
私ならそうするわ(爆)
後席LEDランプ
GTLineにはタッチ式のLEDランプが後席頭上についています。
スイッチ式じゃないのがまたニクイとこです。
このクラスなら普通カチカチスイッチです。
Allureは無です。
新型2008はAllureでも設定がありまして、多人数乗車を見越してなのか、SUVだからAllureも装備充実させたのか。
また種類の違う、違いポイントですが、
もうすぐEVモデルの「e-208」を拝見してきます。
ガソリンモデルでは床面が下側の黄色ラインでした。
EVになると上側のシートレール位まで底上げされているのか?
確認してきたいと思います。
以上です!
プジョー新型208のAllureとGTLineの違いでした。
知らないとこありましたでしょうか。
良きクルマですので、是非一度試乗しに行ってみて欲しいなぁ。
Allureに乗れてないので、試乗できる機会があればレポートしたいなと思っております。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました!