カローラクロスが初のマイナーチェンジ!改良・変更内容 見積もり チェック
2024.1.28公開
2021年にデビューしたカローラクロスが2023年10月にマイナーチェンジ(商品改良)を受けました。
TOYOTAは、カローラ クロスを一部改良し、10月18日に発売しました。…
今回はその改良内容のおさらいと、おススメグレードの見積もりを紹介します。
改良されてから時間過ぎてるのですが、本当に良いクルマなので抑えておきたいと思います。
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では改良内容から見ていきましょう。
マイナーチェンジ内容
改良内容を羅列します。特に注目ポイントは
●ハイブリッドの出力アップ(特にE-FOUR)
●12.3インチ液晶メーター(Zのみ)、新デザイン7インチ液晶メーターの採用
●コネクテッドナビ対応の10.5インチディスプレイオーディオPlusの採用(Zで選択時のみ※メーターに地図表示)
●1.8Lエンジンから、2.0Lダイナミックフォースエンジンに変更
●グレード体系・パワートレーン見直し
●安全装備機能アップ(TSS2→TSS3へ)
●Zに内装カラーにブルーを追加
●内装の細かいパーツ変更→スタートスイッチデザイン変更、ウィンドウスイッチの照明追加
●アバンギャルドブロンズメタリック廃止→マッシブグレー追加(2トンカラー選択可能に)
内容としては充分な改良ですね。
他のカローラシリーズに次ぐ良い改良だと思います。
ちょっと残念だった事
●ヘッドアップディスプレイの設定が追加されず
●2.0NAガソリンに4WDの設定なし
●価格上昇幅が大きかった…
●GR SPORTの追加が来なかった
他のカローラや、ヤリスでも設定の有るHUD(ヘッドアップディスプレイ)がなぜ設定されないのかは不思議な部分です。
詳細な改良内容については下記記事で紹介しているのでこちらの記事ではなるべく簡単に済ませます。
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改良後の価格
カローラクロスのグレード体系は他モデルと少し違うので、見直しが入るかと予想しましたが、変更はなかったですね。
期待していた2.0ℓのダイナミックフォースエンジンが採用。
カローラスポーツで試乗させて頂きまして、少しCVT感は気になりましたが、なかなか良かったです。
ガソリン
改良前 | 改良後 | 差額 | |
G”X” | 2,240,000 | 2,184,000 | -56,000 |
G | 2,400,000 | 2,410,000 | 10,000 |
Z | 2,640,000 | 2,900,000 | 260,000 |
改良後は廉価グレードでは値下げという事になっています。
ハイブリッド
改良前 | 改良後 | 差額 | |
G | 2,590,000 | 2,760,000 | 170,000 |
(4WD) | 2,799,000 | 2,969,000 | |
S | 2,750,000 | 2,980,000 | 230,000 |
(4WD) | 2,959,000 | 3,189,000 | |
Z | 2,990,000 | 3,250,000 | 260,000 |
(4WD) | 3,199,000 | 3,459,000 |
値上げ幅はガソリンモデルよりも大きく17~26万円…他のカローラモデルと比べると上昇額は大きいです。
ハイブリッドはE-FOURもリチウムイオンになり、走りの上質さと、力強い加速をプラス。
コスパ、リセールだけでなく走りの良さもしっかりと担保している辺り、トヨタのプロダクトへの注力具合が素晴らしい。
このクルマは周知の良いクルマですが、トヨタ車で特にお薦めするならカローラクロスですね。
カローラクロスグレード別装備の違い
メーカーの装備表を確認して各項目で注目ポイントをピックアップ。
外装・足回り
https://toyota.jp/ |
タイヤ・アルミホイール
18インチアルミ | Z |
17インチアルミ | S |
16インチスチール+キャップ | G、G”X” |
18インチアルミデザインは改良前と同様でしたね。
パノラマルーフ…HEVのS・Z、GASのZでMOP¥110,000
パノラマルーフは2トンの見た目になるのでカッコいいんですよね。今回の改良で2トンカラーも追加されています。
引き続き、リアサスがダブルウィッシュボーンになるのはHEVのE-FOURのみですね。
私はトーションビームのHEV2WDしか試乗したことはないですが、それでも乗り心地は良かったので、ダブルウィッシュボーンのE-FOURはさらに良い可能性が高いです。
視界・安全装備
安全装備はTSS2→TSS3に進化したことで基本精度のブラッシュアップ(オートライトの感度等)と下記機能が追加されます。
・交差点右折時支援
・ドライバー異常時停車支援システム
・プロアクティブドライビングアシスト(かもしれない予測で安全運転をアシスト)
・パノラミックビューモニターに床下透過表示機能が付いた(GAS:Z、HEV:S・Zが対象)
ヘッドライトは全グレードでオートハイビームまでとなります。ここは最上グレードでALH(アダプティブLEDヘッドライト)が選べるヤリスクロスの方が機能性が高いのは悲しい部分です。
上位グレードでの設定(Z・S)ですが、床下透過表示機能が想像以上に安心感ある機能です。縁石とか死角の様子が見えるのは良い。
あると頼ってしまうので人間の能力や注意力が落ちるような気もしますが。安全に寄与することは間違いないです。
操作系・計器類
カローラクロスの良い所として、ステアリングヒーターがMOPになりますが、全グレードで選べます。
ハリアーですと最上グレードのZのレザーパッケージとPHEVでしか装備されない事を考えるとカローラクロスには良心を感じます。
ハリアーの設定は極端な印象を受けますね。
12.3インチの液晶メーターがZのみですが、採用されるのも大きなトピックですね。
レクサスでも記事書いてる時点では採用例が少ないです。それが先にカローラで体感出来てしまうという逆転現象。
Sではシエンタでも採用されている7インチ液晶メーター
こちらも見やすいメーターという印象。
プリウスのが一番見辛い?
内装(インテリア)
内装も細かく差別化がされているんですよね。シートヒーターはZのみでしか選べません。ステアリングヒーターが全グレードでMOP設定できるのに勿体ない部分です。
細かい質感も違うのである程度把握しておきたいですね。(ドアトリムはHEVのZ・S、GASのZでソフトパッド)
快適装備ではHEVのエアコンは電動インバーターコンプレッサー付きとなり、作動音が静かになる事でHEVらしい静粛性確保に配慮。
置くだけ充電もZのみでMOP設定¥13,200。
ハンズフリーのパワーバックドアもZのみですね。こちらはファミリーユースにはほんと便利。奥様説得ポイントの一つになると思います。
ラゲッジの使い勝手に関しては悪くないと思いますが、後席シートを倒した時の段差は少し気になりますね。
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ナビ・オーディオ
8インチ→10.5インチのディスプレイオーディオPlusがZで選択可能になりました。このOPを付けないと12.3インチのメーターに地図表示出ません。
AndroidAuto、AppleCarplayに合わせてコネクテッドナビの地図表示が5年間無料で付いてきます。なので8インチで良い、地図表示要らなければPlusを選択する必要はないでしょう。
その他
では最後に見積もりを確認です。
改めて改良後の価格表を記載します。★マークは見積もり作成グレードです。
ガソリン | HEV(4WD) |
G”X” ★2,184,000 | G 2,760,000(2,969,000) |
G ★2,410,000 | S 2,980,000(★3,189,000) |
Z 2,900,000 | Z ★3,250,000(3,459,000) |
基本的にカローラクロス自体がお薦めなのでどのグレードでも良いと思いますが、やはり装備やコストを考えると最上グレードが良いと思います。
またリセールも期待できますよね。
ガソリン G”X”の見積もり
このG”X”はある機能が無いので個人的には選ばないですが、一番リーズナブルにカローラクロスに乗れます。しかも最新のダイナミックフォースエンジン搭載に改良。ホンダのWR-Vと比較される方もいらっしゃるでしょうか。
G”X”
車両価格¥2,184,000
G”X”の主な装備
タイヤ・ホイール | 16インチ・スチール |
ヘッドライト | LED |
ウィンカー | バルブ |
シート | ノーマル ファブリック マニュアル |
メーター | アナログ+4.2インチ |
センターモニター スピーカー | 8インチ 2スピーカー |
ステアリング・シフトノブ | ウレタン |
リアセンターアームレスト | × |
BSM(ブラインドスポットモニター) | × |
パノラミックビューモニター (床下透過機能表示) | × |
G”X”の特徴
・基本的な安全装備のTSS3は搭載されていますが、ブラインドスポットモニターが選択できません。
・スマートエントリーが付かないので、ドアハンドルに手を添えても開かないタイプです。(作り分けで逆にコストかかりそう)
・パーキングサポートブレーキの設定がありません。
・スピーカーが2つなので音質はご察し。
サイドミラーに後側方からの接近車両がある場合に知らせてくれる機能です。街乗りでも高速でも恩恵が大きいと思います。
今回メーカーオプションはETCのみ選択。
支払総額¥2,563,600
選択したオプションは最小限です。ディーラーオプションのドラレコは収まりが良いですし、車両価格に入る事で分割支払いできるというメリットも含めて選択率が高いそうです。
DOPは
・前後方録画タイプ¥74,800
・フロアマットデラックス¥20,900
計¥95,700
をセレクト。
次行きましょう。
ガソリン Gの見積もり
Gの主な装備・質感(G”X”からの変更点は青文字)
タイヤ・ホイール | 16インチ・スチール |
ヘッドライト | LED |
ウィンカー | バルブ |
シート | スポーティ ファブリック マニュアル |
メーター | アナログ+4.2インチ メータークラスターシルバー |
センターモニター スピーカー | 8インチ 4スピーカー |
ステアリング・シフトノブ | 本革 |
リアセンターアームレスト | × |
BSM(ブラインドスポットモニター) | MOP¥50,600 |
パノラミックビューモニター (床下透過機能表示) | × |
Gの特徴
・リヤのセンターアームレストが無い(ファミリー向けには痛い)
G
車両価格¥2,410,000
支払総額¥2,883,100
MOP
・パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)+BSM ¥50,600
・ETC1.0 ¥11,000
・寒冷地仕様(ステアリングヒーターセット) ¥37,400
計¥99,000
DOP
・前後方録画タイプ¥74,800
・フロアマットデラックス¥20,900
計¥95,700
BSMはパーキングサポートブレーキ(後方接近車両)とセットですね。安全装備で細かい機能差付けてあります。
HEV S E-FOUR 見積もり
Sから装備が充実します。
Sの主な装備・質感(Gからの変更点は青文字)
タイヤ・ホイール | 17インチ・アルミ |
ヘッドライト | LED |
ウィンカー | バルブ |
シート | スポーティ ファブリック マニュアル |
メーター | 液晶7インチ メータークラスターシルバー |
センターモニター スピーカー | 8インチ MOP 10.5インチDAPLUS¥110,000 6スピーカー |
ステアリング・シフトノブ | 本革 |
リアセンターアームレスト | 〇 |
BSM(ブラインドスポットモニター) | MOP¥50,600 |
パノラミックビューモニター (床下透過機能表示) | MOP¥122,100 |
Sの特徴
・ハンズフリーパワーバックドアの設定はない
・シートヒーターは無い
・ETC1.0が標準装備
・パノラマルーフが選べる
・パノラミックビューモニターが選べる
S
車両価格 ¥2,980,000(★3,189,000)
支払総額¥3,744,300
MOP
・アクセサリーコンセント(非常時給電システム)¥45,100
・パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)+BSM +パノラミックビューモニター床下透過機能付き¥122,100
・パノラマルーフ¥110,000
計¥277,200
パノラマルーフがSから選べるので入れています。
・寒冷地仕様(ステアリングヒーターセット) ¥41,800を付けていません。
DOP
・前後方録画タイプ¥74,800
・フロアマットデラックス¥20,900
計¥95,700
HEV Z 見積もり
最後に最上グレードのZです。この見積もりは特におすすめです。内容も私が購入するなら?という内容にしています。
Zの主な装備・質感(Sからの変更点は青文字)
タイヤ・ホイール | 18インチ・アルミ |
ヘッドライト | LED+デイライト機能 |
ウィンカー | LED+シーケンシャル |
シート | スポーティ 本革+ファブリック |
メーター | 液晶12.3インチ メータークラスターシルバー |
センターモニター スピーカー | 8インチ MOP 10.5インチDAPLUS¥110,000 6スピーカー |
ステアリング・シフトノブ | 本革 |
リアセンターアームレスト | 〇 |
BSM(ブラインドスポットモニター) | MOP¥50,600 |
パノラミックビューモニター (床下透過機能表示) | MOP¥122,100 |
ヘッドライトのデザインやウィンカーもシーケンシャル(流れる)が採用。
Zの特徴
・ハンズフリーパワーバックドアが標準
・パワーシート・シートヒーターが付く、材質も本革とのコンビシート
支払総額¥3,814,100
MOP
・ブラック×マッシブグレー¥55,000
・イルミネーテッドエントリーシステム¥22,000
・アクセサリーコンセント(非常時給電システム)¥45,100
・パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)+BSM +パノラミックビューモニター床下透過機能付き¥122,100
・寒冷地仕様(ステアリングヒーターセット)¥41,800
計¥286,000
DOP
・前後方録画タイプ¥74,800
・フロアマットデラックス¥20,900
計¥95,700
最後にてんこ盛り仕様も掲載しておきます。
HEV Z E-FOURです。
支払総額¥4,314,119
やはりお薦めは価格・装備のバランス考えるとZになっちゃいますね。
その辺りうまーく調整してあるのがトヨタの商品ラインナップの特徴であり、巧妙なマーケティングによるものかなと。
しかし、リセールも良くなりますからその辺りはマーケティングに乗せられるのも良いかなと思ってしまうところです。それもトヨタの強さでしょうか💦
カローラクロス関連としては、メーカーオプション、他モデルとの比較等企画します。
ではまた!
カローラクロス2023年実施の改良でどうなった?最高の一台になる可能性大!2024.1.23更新どうもUUです!2024年モデルとして23年10月にカローラクロスが改良を受けました。[blogcard u[…]