マツダ ロードスターRF 試乗レビュー!!Part1
~見積もり・30周年記念車の情報を紹介~
マツダ、ロードスターRF(ハードトップ仕様)に試乗してきました!
試乗車はロードスターRFのVSというグレード、6ATのモデルです。
題名にもありますが、今回は30周年記念のロードスターに関する情報と私の個人的な分析での価格予想、試乗車仕様での見積もりも頂いて来ましたのでそれらを紹介していきますね。
※記事内では今回の試乗車の画像だけでなく過去に撮影した車両も掲載します。現行モデルと多少の違いがあるかもですが、ご了承お願いします。
#ロードスターRF
試乗来ましたー。マツダさんスタッドレスのセンス良すぎwww😂 pic.twitter.com/Hms8R2Q30r
— UU (@WCLBlogAuthor) 2019年2月9日
ロードスターについて軽く紹介します。
マツダ ロードスターってどんなクルマ?
ロードスターは現行で4代目になりますが、初代をNA、そこからNB、NC、そして現行のNDと呼ばれます。
初代のNAのデビューが1989年、初代NAはマツダとして初めて前後ダブルウィッシュボーンサスペンションが採用され開発テーマは「人馬一体」。
この頃から既に人馬一体というテーマを掲げていたのですね。
ボディーは3代目NCから全幅が3ナンバーサイズになりました。
ロードスターの歴史上NCが最大のサイズ(全長4,020㎜)になっています。
マツダのイベントで撮影した車両です。明るいボディーカラーでも濃いボディーカラーでも何でもかっこ良いですww
現行NDは全幅こそNC+15㎜の1,735㎜と広いですが、全長は3,915㎜と約100㎜も短くなっています。
車重はエンジンの排気量(NDロードスターは1,500cc)等もあるので完全な比較にはなりませんが、最軽量モデルでNC比マイナス100㎏にもなりライトウェイトスポーツの基本に立ち返ったモデルとなりました。
魂動デザインが全面に採用されたNDロードスターのデビュー(2015年)から遅れる事約1年後、今回の試乗車であるNDロードスターRFが追加になりました!
ロードスターRFは自動開閉式のハードトップ仕様になり車重がアップしたこと、より上質な走行フィールを、ということで排気量が2,000ccの設定になっています。
このRFのエクステリアが個人的にものすごく好きなので今回ソフトトップではなくこちらのRFの試乗をさせてもらいました。
続いて今年発売になるロードスター30周年モデルの情報について少し触れていきましょう。
ロードスター30周年記念車のプチ情報!勝手な販売時期、価格予想!
今回の試乗の後、営業さんから新型mazda3やロードスター30周年記念車の情報を聞いてきました。
インターネットやSNSの情報が最近は早いですが、やっぱりリアルな情報の良さもあるのではないかと、取材させて頂きながらいつも感じますね。
今回は30周年記念車に関する、営業さん用のQ&A資料を見せて頂きましたので、その内容を抜粋してお届けしたいと思います。
資料はQ&A形式になっていました。
皆さんが気になってそうな項目から行きたいと思います。
各Q&Aの後に※私の個人的で勝手な予測も書いておきます。
Q:日本での発売時期は?
A:今春以降に発売する予定です。詳細については適切な時期に公表します。
※北米ではすでに予約が始まり完売しています。北米は5月に販売開始ですので国内もその近辺で予約、販売が開始されるのではないかと思っています。
Q:どうやってオーダーできるのか?
A:日本国内における30周年記念車の販売方法は「マツダロードスター30周年アニバーサリーサイト内」での公表を予定しています。
こちらが公式の専用サイトです。購入希望の方はブックマーク必至ですね!
別ウィンドウで開きます。ご興味のある方はご覧ください。
人とクルマの間の「感覚」を徹底的に磨きあげた「マツダ ロードスター(NDロードスター)」。“走る能力”を最大限に引き出す…
途中ですが、公式サイト内の情報として30周年アニバーサリー特別記念車の特別装備内容を紹介します。
- ボディカラー:レーシングオレンジ
- RAYS社製鍛造アルミホイール(RAYS ZE40 RS30)
- “30th Anniversary”オーナメント(シリアルナンバー付)
- オレンジをアクセントとしたカラーコーディネート(ブレーキキャリパー、シート、ドアトリム、インパネデコレーションパネル、シフトレバー)
- RECARO社製シート
- BILSTEIN社製ダンパー(MT車のみ)
- Brembo社製フロントブレーキキャリパー(オレンジ塗装)
- NISSIN社製リアブレーキキャリパー(オレンジ塗装)
- Bose®サウンドシステム(AUDIOPILOT™2)+9スピーカー
このようになっています。
ではQ&Aにもどります。
Q:パワートレインラインアップを教えて欲しい。
A:北米向けには、SKYACTIV-G2.0のAT/MTをラインアップします。その他の市場については各国の導入時期にお答えします。
Q:ソフトトップとRF、どちらもあるのか?
A:北米・日本はソフトトップとRF両方導入予定です。その他の市場については、各国の導入時期にお答えします。
※こちらはツイッターでフォローさせて頂いているtaku2_1026さんに教えて頂いた内容です。
上記2つのQ&Aに関しては既に米国用の資料で明確になっています。
内容としてはソフトトップのロードスターは1.5MT、ロードスターRFは2.0MT/ATがラインナップされるということです!
taku2 さんのマツダに関する情報は早くて内容も素晴らしいです。taku2 さんご協力ありがとうございます!
↓がtaku2さんのツイートです。マツダファンの方は要フォローですよー。
ロードスター30周年記念車の国別台数(世界限定3000台)
・米国500台
・ドイツ350台
・豪州30台
・オランダ10台
・スペイン50台
・ベルギー124台(幌のみ)
・英国600台(幌400/RF200)
・ノルウェー25台
・デンマーク15台(幌のみ)
・フィリピン20台(RFのみ)
・ニュージーランド 17台
残り1259台。— taku2 (@taku2_1026) 2019年2月11日
1,500のエンジンは国内のみですね。元々1,500ccのタイプは国内だけだった気がしますが、やはり特別感ありますね。
Q:価格を教えて欲しい。
A:北米市場の価格はシカゴオートショー以降にMazdaUSAのオフィシャルサイトにて公表します。
その他の市場については適切な時期に公表します。
MazdaUSAの公式サイトです。別ウィンドウで開きます。
すでに500台が完売になっていますね!
価格を予想してみた
※価格もすごく気になりますよね!個人的にはそこまでバカ高い感じにはならないと思っています。
国内販売価格ですが先ほど紹介した特別装備内容を確認すると、ベース車両はRS(RSにはMTしか用意がないですが)というグレードであると予想ができます。
現行価格として、ソフトトップのロードスターRSで¥3,256,200、ハードトップのロードスターRFのRSで¥3,812,400となっています。
特別記念車にはブレンボのキャリパー等が装備されていますが、通常RSでは¥324,000のメーカーオプションとなっています。
さらに特別装備に勝手な予想金額を付けていきます。
- ボディカラー:レーシングオレンジ +¥70,000
- RAYS社製鍛造アルミホイール(RAYS ZE40 RS30) (ブレンボキャリパー項目に含みます)
- “30th Anniversary”オーナメント(シリアルナンバー付) +¥5,000
- オレンジをアクセントとしたカラーコーディネート(ブレーキキャリパー、シート、ドアトリム、インパネデコレーションパネル、シフトレバー)+¥50,000
- RECARO社製シート +¥3,000(色だけなので)
- BILSTEIN社製ダンパー(MT車のみ) +¥150,000
- Brembo社製フロントブレーキキャリパー(オレンジ塗装) +¥324,000(メーカーオプション価格から)
- NISSIN社製リアブレーキキャリパー(オレンジ塗装) +¥7,000(通常からNISSINのものです、塗装が特別装備ですね)
- Bose®サウンドシステム(AUDIOPILOT™2)+9スピーカー (現行VS、RSともに標準装備)
これらの予想金額を合計するとMT車で+¥609,000となります。キリよく+¥600,000にしましょう。
AT車にはビルシュタインダンパー¥150,000がありませんので+¥450,000と予想します。
現行の販売価格でロードスターはATが約¥110,000、ロードスターRFはATが約¥30,000程高い値付けになっています。
RSのグレードにはATはありませんが、この価格差を見越して予想で算出した価格がこちらです。
車種/トランスミッション | MT | AT |
ロードスター | ¥3,856,200 | ー |
ロードスターRF | ¥4,412,400 | ¥4,292,400 |
このように予想します!一番高いモデルでも全部コミで500万円位に収まるようにしてくれそうですよね。
RFに関してはMTの方が高くなってしまいました。現行とは逆転してしまいましたが、あくまで私の超勝手な予想ですから参考までにお願いいたします!
ではまたQ&Aに戻りましょう。
Q:30周年記念車の狙いは?
A:マツダのブランドアイコンのMX-5生誕30周年を記念して、特別仕様車を作ることで、支えて下さった世界中のお客様へ感謝の気持ちを届ける事を狙いに、製作、出展します。
Q:目標販売台数/限定台数は?
A:全世界3000台限定での販売を計画しています。試乗毎の販売台数は適切な時期に公表します。
Q:なぜオレンジを採用したのか?
A:30年前、MX-5がデビューした当時のショーカー「MX-5 Miata Club Racer」のイエローにヒントを得たうえで、30周年をこえてこれからもMX-5を作り続けていくという意思をこめ、1日の始まりを予感させる朝焼けのようなオレンジ系の特別色「レーシングオレンジ」を開発しました。
※このオレンジ色がすごく良いですよね!
興味ある方はこちらの画像をご覧ください。別ウィンドウで開きます。
マツダ(Mazda)の米国部門、北米マツダは2月9日、『MX‐5ミアータ』(日本名:『ロードスター』)の「30周年記念車…
Q:レーシングオレンジという名前の由来は?
A:心を湧き立たせるという意味のレーシングと、車のレーシングをかけています。
Q:RAYS社と共同開発した鍛造アルミホイール(RAYS ZE40 RS30)は標準のZE40とどう違うのか?
A:『ZE40』のイメージを崩すことなく、マツダとしてのデザインと性能を織り込んでいくというコンセプトで開発に取り組みました。具多的にはマツダ版のホイールではストレートな動きでデザインし、ホイールをより大きく見せるとともに、全体の張り感を表現。そしてホイールの中心部分は剛性強化・肉厚化を行い、スタイリッシュな見栄えと軽快かつ上質な操縦安定性・乗り心地を両立しています。
Q:リアブレーキキャリパーにNISSINとペイントがあるが、標準モデルとどう違うのか?
A:ロードスターのリアブレーキには標準モデルもNISSIN製を採用しています。記念車での違いは、オレンジの塗装及びNISSINのペイントです。(補足情報:フロントブレーキの標準モデルはADVICS CO.,Ltd製)
30周年記念車のプチ情報と、価格予想は以上です。
続いてロードスターRFの見積もりを紹介します。
ロードスターRF VS 見積もり紹介
試乗車はロードスターRFのVSというグレード。
SKYACTIV-G2.0NA2,000ccのガソリンエンジン、トランスミッションが6速AT搭載のモデルでした。
車両本体価格は¥3,677,400となります。
ボディカラーは有償色¥64,800のソウルレッドクリスタルメタリック、インテリアはスポーツタンという明るいベージュのカラーでした。
このカラーリングも素敵ですよね。
試乗車と同じ仕様で作成して頂いた見積もりがこちらです!
総額¥4,276,318!!
絶対的な価格としては低くはありません。
しかし、美しいクルマと素晴らしいドライブフィールがこの価格で手に入るのであれば、むしろ安いのではないかと思います。
このクルマに乗ると人生が豊かになるような気もしますよね。
実際ツイッターでフォローさせて頂いているロードスター乗りさんのツイートを拝見していると、とても素敵に見えます。
人生の豊かさはお金だけではなかなか買えません。それを可能にしてくれるロードスターは貴重な存在ではないでしょうか?
では見積もりの内容です。
メーカーオプション
・ボディーカラーソウルレッドクリスタルメタリック ¥64,800
※DVDプレイヤーは標準、BoseスピーカーもVS・RSでは標準で、レスオプション¥-75,000(6スピーカーに変更)もあります。
ディーラーオプション
・フロアマットプレミアム ¥28,944
・ナビゲーション用SDカードPLUS ¥48,600
・デンソースマートインETC / ナビ連動タイプ ¥42,954
・ETCセットアップ ¥2,700
・パナソニック バックモニター ¥39,240
となっています。
左端に道路サービス関連費用¥5,500とありますがこれはJAFです。
その下パックでメンテ30ヶ月コース¥88,000、延長保証¥18,000、位の内容がユーザーで決定する大きな項目ではないでしょうか。
この見積もりには、ボディーコーティングや、下回りの防錆処理等の金額が入っていません。
また私のような雪の降る地域にお住まいの方はスタッドレスタイヤも必要ですね。
今回の試乗車には205/45R17 ダンロップウィンターマックスでホイールがウェッズスポーツのSA15R、ディーラー価格で¥258,000を履いていました。
VSであれば16インチの装着も可能ですから価格はもっと抑えることが出来るでしょう。
でもどうでしょう?このクルマ買うならやっぱりスタッドレスもかっこいいのが良いなぁーww
まとめ
ロードスター30周年記念車の情報と、ロードスターRF VS 6ATモデルの見積もりを紹介してきましたが、いかがでしたか。
天気が悪かったので最後に少しだけオープンで撮影しました。
日本発で世界中から愛されているライトウェイトスポーツカーのロードスター。
今回30周年記念車の発表のタイミングと重なったので、いつもとは違う内容でお送りしました。
もともと魅力的なクルマですが、限定車はスポーツ方向に大きく魅力を振った設定となっていました。
個人的にはこのクルマの持つ、優雅でゆったりとした時間を連想させるエレガントな特別仕様車も期待してしまいます。
ブラウンや深いグリーンのボディーカラーに試乗車よりも少し濃いタンカラー内装やワインレッド内装なんかの組み合わせも見てみたいですね!
マツダさんならその内、出してくれそうですよね。
レーシングオレンジの限定車は春頃の発売になると思いますが、台数によっては予約抽選、商談予約すらも抽選になる可能性がありますので購入を希望されている方は早めに動かれた方が良いと思います!
以上でマツダロードスター30周年記念車の情報と見積もり紹介でした。
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
エクステリアと、動的質感の記事も書き中ですので、近いうちにアップしたいと思います。
次回も読んでもらえると嬉しいです。
最後にマツダロードスターRFの公式HPです。
別ウィンドウで開きます。
人とクルマの間の「感覚」を徹底的に磨きあげた「マツダ ロードスター(NDロードスター)」。“走る能力”を最大限に引き出す…