新型WR-Vはヤリスクロスのライバルになるのか?装備の違い 見積もり 比較!

新型WR-Vとマイナーチェンジ後のヤリスクロスを比較!

2024.1.3公開
2024.1.18更新

2024年3月末に納車開始されるホンダ・WR-V

2024年1月にマイナーチェンジされるトヨタ・ヤリスクロスを比較

 

WR-Vには1.5ℓガソリンモデルのみの設定となっていますので、ヤリスクロスも1.5ガソリンモデルをピックアップ。

・ファミリーで使うメインカーならWR-V
・基本2人乗り、セカンドカーとしてならヤリスクロス

という印象です。

個人的におススメは「ヤリスクロス」ですね。やはりこのクルマ強い。

比較してみると改めてこのクルマのバランスの良さが浮き彫りになりました。トヨタはカローラクロス、ヤリスクロスでこのセグメントを掌握しているかも。

とは言え、WR-Vも使い勝手は良さそうですし、長く乗ってもリセールは期待できます。

ホンダの中古は海外で需要があり買い取りで有利になり易いです。私が以前乗っていたCR-Vも7年乗って150万円で買い取りされた実績があります。

WR-V、ヤリスクロスそれぞれの細かい情報については下記リンクへどうぞ。記事最後にもリンク掲載します。

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価格

WR-V、ヤリスクロス(マイナーチェンジ後)の価格を一覧にしました。

WR-Vは2WD(FF)モデルのみ、ヤリスクロスは4WDの設定もありますが、ここでは省略します。

WR-V・FFヤリスクロス・FF
X
¥2,098,800
X
¥1,907,000
Z
¥2,349,600
G
¥2,150,000
Z+
¥2,489,300
Z
¥2,435,000
Z Adventure
¥2,551,000
GR SPORT
¥2,571,000

価格としては同等ですね。

スタート価格としてはヤリスクロスが低いですが、Xは簡素な装備となっています。

比較は装備・価格で判断(筆者独断)し以下の組み合わせにします。

WR-Vヤリスクロス
X:¥2,098,800G:¥2,150,000
Z:¥2,349,600Z:¥2,435,000

ヤリスクロスのGはMOPが豊富なのでユーザーライクになっています。シートヒーターはステアリングヒーターとセットでMOP扱い。改良後は運転席イージーリターン機能が無くなる為MOP価格も少し下がる見込みです。

ボディーサイズ

WR-V:全長4325、全幅1,790、全高1,650㎜、ホイールベース2,650㎜

ヤリスクロス:全長4,185、全幅1,765、全高1,580㎜、ホイールベース2,560㎜

各スペックを一覧にしました。

WR-Vヤリスクロス
駆動方式ガソリン・FFガソリン・FF
全長㎜4,3254,185
全幅㎜1,7901,765
全高㎜1,6501,580
ホイールベース㎜
(全長に対して)
2650
(61%)
2560
(61%)
最低地上高㎜195160
車両重量kg1,210~1,2301,130
最小回転半径m5.25.3
エンジン1.5ℓ4気筒NA1.5ℓ3気筒NA
エンジン最高出力PS118120
エンジン最大トルクNm142145
トランスミッションCVT+パドルシフトギヤ機構付自動無断変速機
(DirectShift-CVT)
燃料タンク容量ℓ4042
燃費WLTCkm/ℓ16.2~16.417.6
ラゲッジ容量ℓ458390

ボディサイズは全体的にWR-Vの方が大きいですね。

ヤリスクロスに対して、全長+140㎜、全幅+25㎜、全高+70㎜という違い。

全高の70㎜の違いは大きく、頭上空間には結構余裕が出そうです。SUVだけどちょいミニバン的な雰囲気もありそう。

最低地上高もWR-Vは195㎜あるので雪国の方にも喜ばれると思います。ある程度除雪が出来ていればFFでも特に問題は無い事が多いです。

燃費

ヤリスクロスの燃費は改良前のものです。

WR-Vヤリスクロス
燃料タンク容量ℓ4042
燃費WLTCkm/ℓ16.2~16.417.6
高速18.0(Z)18.0(Z)

WR-V、ヤリスクロスともにガソリンモデルの燃費は18.0台となっています。

高速での長距離移動を考えると、大体35ℓ消費で給油するとして、約630キロ走行可能です。WR-Vは35ℓ消費すると給油ランプが点きそうですね。

コンパクトSUVとして、燃費は充分かなという印象ではあります。

個人的には1タンク700キロは走って欲しいので、あと一声タンク容量が欲しいところ。私のMAZDA2(ディーゼル)で44ℓあり、1タンク高速ですと1000キロ位走れます。

 

エクステリア

各セクション毎に主要な装備を抜粋して一覧で比較します。

ヤリスクロスのMOP設定は改良後の内容となります。

※背景赤は注目装備です。

●…設定有、▲…MOP表示
(設定有はグレード毎の詳細が分かっていない場合)

WR-Vヤリスクロス
ヘッドライト全グレードLED
ウィンカー(バルブ)
オートハイビーム
G…ハロゲン▲LED、オートハイビーム
Z…フルLED、オートハイビーム▲ALH(アダプティブLEDヘッドライト)
アルミホイールタイヤX…16インチ
Z…17インチ
G…16インチ▲18インチ
Z…18インチ
ハンズフリーパワーバックドア無しG…無し
Z…▲
テールライト全グレードLED
ウィンカー(バルブ)
G…LED(ウィンカーバルブ)
Z…フルLED
ボディーカラー2トン設定×

ポイント

●WR-Vはオートヘッドライトまでだが、ヤリスクロスはALHが選択出来る
●ヤリスクロスには同セグメント内でも珍しいパワーバックドアの設定がある
●街中で溢れる故に、個性を出したいコンパクトSUVで2トンが選べるのはヤリスクロス
●ヤリスクロスはZで18インチアルミ、WR-Vは17インチまでとなるが、乗り心地、維持費を考慮すると17インチ辺りが最適

インテリア

WR-V

ヤリスクロス(画像はZのブラウン色ですが、改良後はカーキに変更予定)

●…設定有、▲…MOP表示

WR-Vヤリスクロス
フロントシートX…ファブリック
Z…合皮×ファブリック
G…ファブリック
Z…合皮×ファブリック
フロントシートヒーター×G…▲
Z…標準装備
パワーシート×G…×
Z…標準装備
ステアリングX…ウレタン
Z…本革
G…本革
Z…本革
ステアリングヒーター×G…×
Z…標準装備
シフトレバーX…ウレタン
Z…本革
G・Z…本革
シフトブーツレザー×
センターアームレスト
メーター全グレード
7インチ液晶
G…7インチ液晶
Z…7インチ液晶
エアコンオートオート
センターモニター8~9インチ←DOPG・Z…8インチ
▲車載ナビ機能
リアセンターアームレストX…×
Z…●

4:2:4分割可倒の2部分を倒す事で使用可能
リアベンチレーション×
リア席用AC電源×

インテリアのポイント

●WR-Vにはシート・ステアリングヒーター、パワーシートの設定無
●センターモニター:ヤリスクロスは8インチまでだがディスプレイオーディオは標準で装備、WR-Vは8~9インチで、DOPで選択が必要
●リアセンターアームレスト:WR-VはZから設定、ヤリスクロスはGから設定有←小さい子育て世代にはリアのアームレストあると便利

ヤリスクロスは快適機能が豊富ですね。パワーシートは1モーターで6wayを賄うアイデア仕様ですが、モーター音が目立ちます。

後席の居住性

機能的にはヤリスクロスに見劣りするWR-Vも後席居住性に関しては期待大。

このクリアランスは相当なものですが、実車はどうなるか。リアのベンチレーションが装備されるのも相当良いですね。シビックやヴェゼルにも設定が無いので、不思議な位置づけと言うか、海外仕様まんまと言う感じ。

ヤリスクロスの弱点としては後席の空間・居住性。

4:2:4の後席可倒はセグメントを考えると珍しいコストのかけ方です。ドリンクホルダー付アームレストとして使用も出来ますが、見映えとしては微妙な部分もあります。

安全装備

●…設定有、▲…MOP表示

項目WR-Vヤリスクロス
パーキングブレーキ手動サイド電子式
ブレーキ
オートホールド
×標準装備
ACC
(アダプティブクルーズコントロール)

30キロ~

0キロ~
車線中央維持機能
車線逸脱抑制機能
360°ビューモニター
(パノラミックビューモニター)
×
パーキングサポートブレーキ
ブラインドスポットモニター×
DOPにて代替え機能有
G…▲
Z…標準装備
先行車発進お知らせ
信号認識×
ヘッドアップディスプレイ
(HUD)
×G…×
Z…▲(ALHとセット)

安全装備の充実度ではかなり差が出ます。

WR-Vは手動タイプのサイドブレーキなのでACCが30キロから設定可能になります。対してヤリスクロスは全車速対応のACC+ブレーキのオートホールド機能が標準です。街乗りSUVとしてストップ&ゴーが多い場合ヤリスクロスが便利。

ブラインドスポットモニターはWR-Vでは設定がありません。代わりにDOPで「リアカメラで安心プラス」という機能を選択することで検知距離等短いデメリットはありますが、多少補完してくれそうです。

⇓リアカメラで安心プラスの詳細に関しては下記リンクから⇓

ホンダウェブサイトへようこそ。このサイトは株式会社ホンダアクセスのオフィシャルサイトです。…

 

ラゲッジルーム

最後にラゲッジルームですが、後席居住性と同じくWR-Vが広さで圧倒しそうです。

WR-Vの注目はホンダならではの使い勝手ですね。

① 開口部荷室高 882mm
② 荷室長(5名乗車時) 840mm
③ 荷室長(2名乗車時) 2,181mm
④ 荷室床面最小幅(ホイールハウス) 1,020mm
⑤ 荷室最大幅 1,350mm

荷室容量の458ℓはクラストップレベルです。同社のヴェゼルよりも容量としては大きい印象です。

対して、ヤリスクロスは通常で390ℓの荷室容量となります。

こちらもコンパクトSUVとしては充分使える荷室容量。

4:2:4分割可倒で長尺物にもすんなりと対応できるのはかなり優秀ではないでしょうか。

 

ZにはハンズフリーパワーバックドアをMOPで選択可能。

プリウスにもハンズフリー機能が欲しかったので非常に羨ましい機能です。

ヤリスクロス G ・WR-V X 見積もり 比較

最後に見積もりを比較して行きます。

比較の前提
・ボディーカラーは無償
・装備は可能な範囲で同等になるようにMOP・DOPを選択
・ドライブレコーダーは前後方タイプを選択

しています。

大体装備を揃えた状態で価格差としてどうなるかの参考にしてみて下さい。

WR-V X 車両価格¥2,098,800
ヤリスクロス G 車両価格¥2,150,000

まずはヤリスクロス。

支払総額¥2,630,570

続いてWR-VのX。

支払総額¥2,816,430

WR-Vの方が高額になっていますが、税金と点検パック等の金額の違いを簡易的に修正します。(約11万円WR-Vが高額になっているので差引します)

WR-V Xヤリスクロス G
車両本体価格¥2,098,800車両本体価格¥2,150,000
支払総額¥2,706,430支払総額¥2,630,570

ディスプレイオーディオがヤリスクロスでは8インチが標準装備となっているので価格差としてそこが大きいですね。WR-VではDAを付けるのに10万円程度必要。

車両価格では約5万円ヤリスクロスが高額ですが、装備関係をある程度そろえた支払総額で見ると約7万円程WR-Vが高額になります。

 

ヤリスクロス Z ・WR-V Z 見積もり 比較

どちらも人気グレードになりそうな比較。

WR-V Z 車両価格¥2,349,600
ヤリスクロス Z 車両価格¥2,435,000

車両価格差額¥85,400

支払総額¥2,794,970

ヤリスクロス Z は装備が元々充実しているのでMOPは選択する必要が無いですね。

 

支払総額¥3,073,330

こちらもヤリスクロスより11万円程諸費用・DOP選択項目(点検パック差額・ドアバイザー)で多いので揃えます。

WR-V Zヤリスクロス Z
車両本体価格¥2,349,600車両本体価格¥2,435,000
支払総額¥2,963,330支払総額¥2,794,970

上級モデルになると最終的に16万円位の差額でヤリスクロスが安くなりますね。

差額差として大きいのは
・ディスプレイオーディオ
・BSM(ブラインドスポットモニター)類似装備の「リアカメラで安心プラス」

ですね。この2つを付けなければヤリスクロスよりも金額は低くなりますが、ある程度安全装備を揃えようとすると、このようになります。

このように比較すると「ヤリスクロス強し」という結果になりますが、安全装備等の価値感は人によりますのであくまで参考として見て頂ければと思います。

ではまた。

WR-V、ヤリスクロスそれぞれの細かい情報については下記リンクへどうぞ。

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