マツダ 新型CX-30 後席・ラゲッジルームレポート
マツダのCX-30をチェックしてきました!
今回はインテリアレポート2回目で前席インテリアの続きから。
MAZDA3とも質感比較しつつ進めています。
CX-30はMAZDA3同様、デザイン・質感ともに高いレベル。
しかし、ツイートもしたように、CX-30は所々で質感の割りきりが見られるので内装レポートの中でご紹介していきますね。
この割り切りがどういう意味があるのかも考察します。
ブログでも報告はしますが、CX-30はドアトリムの質感は前と後ろで違います。
フロントはトリム上部ソフトパッド、リヤはハードプラ。
オーナメントパネルもステッチ付合皮ではなく樹脂パネルですね。
MAZDA3よりリヤエアコンやパワーバックドアの装備分ですかね。 pic.twitter.com/28wsx5dUUu— UU (@WCLBlogAuthor) September 27, 2019
ではPart1の続きからで、センターコンソールからです。
マツダ 新型CX-30 インテリア前席
センターコンソール
コンソールサイドのステッチ付き合皮により質感の高い仕上がりになっているセンターコンソール。
開閉方法はMAZDA3と同じになっています。
これが完全に閉じた状態です。
MAZDA3のアームレストよりマット感があるように見えます。
MAZDA3
?一緒か?
しかし、中央の白いステッチは1工程以上作業が増えるはずなので単純にMAZDA3のものよりコストはかかっているはずです。
以前、マツダのサプライヤーで内装質感の高いパーツを金型で一体成形して量産化したというメーカーの記事を見たんですが、このアームレストやドアアームレスト、コンソールサイドも同じような技術が使用されているのでしょうか?
操作方法に戻りますが、まずこれだけ後ろにスライドさせます。
それから上に引いてガバッと開きます。
とても開閉はし易いです。
MAZDA3よりもアームレストに指をかけ易いので操作が楽に感じます。
すごく開閉はし易いんですが、パコーン!パコーンって感じの軽くて安っぽい動きではありません。
適度にニュルッとした反力を伴った操作フィーリングがあると感じました。
コンソールの中は仕切り板が1枚設定されており、そこそこな広さが確保されているので使い易そうです。
https://www.mazda.co.jp/cars/cx-30/
ディーラーオプションの置くだけ充電¥29,040(ワイヤレスチャージャー)を設定すると底上げされて、容積がかなり減るので検討の際は確認が必要だと思います。
元々DVDのメディアスロット横にデータ入力にも対応したUSBスロットが1口。
センターコンソール内部にも同じ機能のUSBスロット、アクセサリーソケットも設定がありますので必要ないといえばないです。
HDMIのスロットまで対応しているのは親切な設計だと思いますね。
助手席側
助手席側もチェックします。
素晴らしい眺めですねー
Lパケもありますよ。
CX-30だけで400枚以上撮影しているので出せる画像はどんどこ出します。
助手席側のインパネとドアトリムの繋がりも良い。
ネイビーブルーの内装は落ち着いた色ですね。
MAZDA3
MAZDA3の同等グレードではブラックの選択肢しかないですが、廉価グレードもネイビーブルーカラー内装でPROACTIVEからグレージュのシートが選べるCX-30は良心的な設定になっていると思います。
逆にブラック内装が良かったのに、と言う方にとっては選択に迷う内容でしょうか。
グローブボックス
CX-30のLパケはグローブボックスのノブがプラチナサテンメッキ仕上げです。
MAZDA3と同じなので「うん、うん」と確認しながらグローブボックスを開けると
!!「き、起毛処理じゃねぇぇ」
事前資料や手元にあるカタログにはLパケは「グローブボックス内起毛処理」となっていたんですが、展示車両のLパケは樹脂。
ここは訂正が入るそうで「CX-30はLパケでもグローブボックスの起毛処理は無し」ということみたいです。
ちょっと残念ではありますが、ステッチ付きのトリムでコスト使っちゃったんですよね。きっと。
MAZDA3
MAZDA3はLパケから起毛処理が採用されています。
普段は目に入らないので気にならない部分ではあるのですが「なんか気分が違う」感じがします。
見えない所に意識が入っていてこそプレミアム感があるというか。
こういう質感処理のせめぎ合いを見ていると、ギリギリのところでやっている感じが伝わってきてメーカーの努力をヒシヒシと感じます。
売れて欲しい、私もポンポーンと購入できればどんなに良いか・・
前席は以上です。
では後席に移ります。
マツダ 新型CX-30 後席インテリア
後席ドア
続いて新型CX-30 後席空間を確認していきます。
冒頭でツイートした内容がここからですね。
全席のグローブボックスの起毛処理が無いこともそうですが、後席のドアトリムの質感が割り切られていました。
割り切りの仕方は全グレード同じで、
全席ではソフトパッドだったトリム上部がハードプラになっています。
またメッキバーの加飾パーツも設定がありません。
MAZDA3の後席ドアトリムは前席のドアトリムと全く同じマテリアルで構成されていたのに対して結構質感的には下がったような印象を受けました。
フロントがこれで、
リヤがこう。
MAZDA3は
MAZDA3
フロントがこれで、
リヤがこう!
ステッチ付オーナメントパネルと、メッキ加飾の有無は相当与える印象が違います。
MAZDA3とCX-30のリヤドアも画像並べてみます。
こうやって見比べるとCX-30のドアはMAZDA3よりも少し平板感がありますね。
MAZDA3の後席ドアトリムは上部もソフトパッドで立体感のあるデザインでした。
確かにドアのデザインの立体感や質感ではCX-30の方が少し落ちるんですが、MAZDA3との装備での差と実用性も考慮されているように感じますね。
後席居住空間
CX-30 PROACTIVE TouringSelectionの後席ドアから見た車内の様子です。
運転席のシートバックポケットは設定がありません。
この画像はシートポジション合わせてません。
Lパケの後席見え掛かりです。
MAZDA3よりもホイールベースが約70㎜も短くなっているんですが、その影響は全く感じさせませんね。
SUVになって車高が上がる事で空間の使い方に自由度が出るのでシートの配置等もしやすくなる影響だと思われます。
MAZDA3と比較してみます。
運転席を私のポジション合わせたのがビニールだらけの車両のみ、というミスを犯していますがご了承ください。
CX-30 ↓ MAZDA3セダンです。
MAZDA3
若干角度が違いますが、広さ的には殆ど違わない印象です。
座ってみます。
CX-30
MAZDA3
運転席を175センチの私のドラポジに合わせて座っています。
CX-30は拳で言うと2個弱程度の広さが確保されていて「かなり広い!」とはいきませんが充分な広さが確保されています。
MAZDA3よりもホイールベースの短いCX-30の方が少し広い位!
これ空間マジックおこちゃってますね。
着座感も良くて包まれ感も感じられるリヤシートでした。
コンパクトSUVでこのリヤシートのクオリティーは素晴らしい。
メーカー談ですとリヤシートもフロント同様乗員を快適な姿勢に導く設計になっているそうです。
納得の出来栄えですね。
後席や頭上空間も関係していると思いますが、CX-30はMAZDA3より解放感がありました。
あと効いているんじゃないかなと思っているのが、ドアの平板なデザインです。
MAZDA3よりも平板なドアトリムとなる事で左右方向にも広がりが感じられるようになったような気がしています。
CX-30はやファミリーもターゲットになっていますね。
オールマイティーなクルマのイメージが後席の造り込みからも感じます。
後席のユーティリティー
CX-30は後席のユーティリティーもMAZDA3と差別化されています。
それが後席のエアベンチレーションです。
MAZDA3では装備されておらず残念なポイントでしたが、CX-30では装備されました!
スマホ充電用のUSBスロット等の装備はないですが、送風口が付いているのはポイント高いですね。
私のスバル・レヴォーグもこれが付いていて欲しかった。
MAZDA3
MAZDA3はこのようになっていて、送風口の設定はありません。
後ろから見たセンターアームレストの質感も素敵です。
直接の後方視界は良くはないです。普段スバル車に乗っていると開けた視界が確保されているのでやはり気になります。
CX-30はMAZDA3同様後席のドリンクホルダー付アームレストを全グレード装備。
このクラスではこのアームレストも省かれてしまう事がありますので嬉しいですね。
上画像はCX-30のLパケのものですが、PROACTIVEのクロス・グレージュですとこうなります。
ちゅどん。
ドリンクホルダー部がベージュ!
この色ですと頻繁に後席のドリンクホルダーを使用される方は汚れ対策が必要になってきますね。
ここはLパケのホワイトレザーシート同様に黒で良かったんじゃないか??と思いました。
ではラゲッジルームを見ていきます。
マツダ 新型CX-30 ラゲッジルーム
エクステリアのレポートでもお伝えしていますが、CX-30はパワーバックドアが20S以外のグレードで標準装備!
ここもMAZDA3とは違うコストのかかっているポイントですね。
リヤバンパーに足をかざして開閉できるキックタイプではありませんが、便利な装備の一つ。
CX-30のラゲッジルームは430Lの容量を備えています。
トノカバーも全グレードで標準装備。
このトノカバーでディーラーオプション2万円とか必要なメーカーもあるんです。
こういう細かい設定も実にユーザーライク。
開口部とは少し段差が出来ていますが容量が多い方が嬉しいですね。
開口部とツライチにするとかなりラゲッジ容量は削られます。
画像の様にラゲッジ内のランプは左側に一灯のみLEDタイプが装備。
アクセサリーソケット等の装備はありません。
シートバックは6:4分割可倒。
リヤシートを可倒するレバーはラゲッジ側には無いので、シートに設定されたレバーを引いて倒します。
リヤシートを倒すとこんな感じです。
車中泊がもしかすると出来るかもしれない広さ。
後席のドア側から見るとこれくらいの角度。
しっかりとフラットになっているので使い勝手良さそうです。
後席のシートバックもしっかりしたもので着座感に優れていながら、フラットに倒せるのは良いですね!
ラゲッジ床下
BOSEサウンドシステム12スピーカー¥77,000を設定するとウーファーが設定されるのでこのような仕上がりです。
BOSE無だとこのようにサブトランクになっています。
BOSE有でも無でもトータルのサブトランク容量に違いは無さそう?
使い勝手はBOSEなしが勿論良いと思います。
CX-30インテリアのレポートは以上です。
まとめ
2回に分けて新型CX-30のインテリアをチェックしました。
Lパケと、それ以外のグレードでの雰囲気の違いも確認できましたが、色味とシートの質感差であとは大きな差がありませんね。
コスパの良さを考慮するとPROACTIVE TouringSelectionが良さそう。
MAZDA3と比較すると後席とラゲッジで機能と質感でそれぞれ良いポイントがあるという感じですね。
質感のMAZDA3とユーティリティーのCX-30といった印象です。
CX-30はオールラウンダー、MAZDA3はスペシャリティー感の強い存在に位置づけされているようです。
CX-30とMAZDA3で悩む場合は見た目と後席等の違いも要確認された方が良さそうです。
以上でCX-30のインテリアのレポートを終わります。
CX-30の公式HPです。
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