マツダ 新型CX-30エクステリア MAZDA3との比較も少し
MAZDAの新型CX-30を見てきました!
同社MAZDA3のデビューから半年程経過しましたが、新世代商品群の第2弾として登場したのが今回のCX-30です。
CX-30はMAZDA3をベースとしたコンパクトクロスオーバーSUV。
発売は2019年10月末ということですが、早い段階から店舗に配備されました。
少し遅れましたが、私も何店舗かお邪魔して新型CX-30を拝見してきましたので報告です。
CX-30 見てきました😄
カッコイイ!!かなり全幅広く見える良きデザイン。
ジェットブラックのXDLパケでしたが、ビニール被ってて内装全貌確認出来なかったのが残念! pic.twitter.com/X7vraTycTd
— UU (@WCLBlogAuthor) September 27, 2019
しかし、絶妙なサイズ感に仕上げてきましたねー。
全長4,395㎜、全幅1,795㎜、全高1,540㎜は同社CX-3とCX-5の間のサイズとなり国内ジャストサイズとなっています。
以前CX-30の価格が判明した時に他社ライバルとサイズや価格を比較した記事をアップしています。
気になる方は良かったら読んでみて下さい。
MAZDA CX-30 発売時期・価格情報・ライバル比較 https://www.netcarshow.com/ …
コンパクトSUVは見た目、走り共に犠牲にしない欲張りで素敵なカテゴリーだと思っていて、今後まだまだ伸びシロがありそうですよね。
新潟ではまだ試乗出来ないので試乗できましたらドライブフィールのレポートもアップしたいと思います。
今回はCX-30のエクステリアの紹介です。
MAZDA3やCX-5との違い等も少し比較してますので、参考になれば幸いです。
グレード構成と価格です。
マツダ新型CX-30グレード・価格
価格は全て消費税10%込。
SKYACTIV-G 2.0モデル
20S
2WD/FF・6AT/6MT ¥2,392,500
4WD・6AT/6MT ¥2,629,000
20S PROACTIVE
2WD/FF ・6AT/6MT ¥2,612,500
4WD ・6AT/6MT ¥2,849,000
20S PROACTIVE TouringSelection
2WD/FF・ 6AT/6MT 2WD ¥2,733,500
4WD ・6AT/6MT ¥2,970,000
20S L Package
2WD/FF ・6AT/6MT ¥2,794,000
4WD ・6AT/6MT ¥3,030,500
続いてディーゼルターボモデル。
1.8Dは6ATのみの設定
SKYACTIV-D 1.8
XD PROACTIVE
2WD/FF・ 6AT ¥2,887,500
4WD・ 6AT ¥3,124,000
XD PROACTIVE TouringSelection
2WD/FF・ 6AT 2WD ¥3,008,500
4WD ・6AT ¥3,245,000
XD L Package
2WD/FF ・6AT ¥3,069,000
4WD・ 6AT ¥3,305,500
遅れて発売のスカイXモデル。
SKYACTIV-X 2.0
X PROACTIVE
2WD/FF・ 6AT/6MT ¥3,294,500
4WD・ 6AT/6MT ¥3,531,000
X PROACTIVE TouringSelection
2WD/FF・ 6AT/6MT ¥3,415,500
4WD ・6AT/6MT ¥3,650,000
X L Package
2WD/FF ・6AT/6MT ¥3,477,100
4WD・ 6AT/6MT ¥3,713,600
SPCCIエンジンを搭載するSKY-Xモデルは2020年早々に納車が開始される予定だそうです。
廉価グレードである、20Sは見た目や機能で差別化が一番大きいグレードですので注意が必要です。
ではCX-30のエクステリアを見ていきます。
マツダ新型CX-30 エクステリア
今回はジェットブラックマイカとソウルレッドクリスタルメタリックのCX-30の画像を使ってレポートしていきます。
CX-30 フロント
まずは「ジェットブラックマイカ」のCX-30。
グレードはXD LパッケージAWD¥3,305,500でした。
初見の感想としては「ローワイド感が強い!」
ルーフの形状や寝かせてあるフロントガラス、SUVらしく分厚いボンネットの視覚効果で、ドッシリ感が半端ないです。
フロントだけでなく全周で施される樹脂パネルがデザインに相当効いてますね。
他社のモデルでもボディーを薄くするために樹脂モールを効果的に使っているクルマも存在しますが、ここまで攻めたチャレンジングな樹脂パネルの使い方が出来るところ辺り「MAZDAデザインは他社をリードして次のステージに行ってるな」と思わされます。
前傾的なフォルムでグッとまえのめりに迫ってくる感じたまりません。
こちらはマツダのシンボルカラー「ソウルレッドクリスタルメタリック¥66,000」のCX-30。
グレードは20S PROACTIVE Touring Selection AWD/6AT¥2,970,000。
全幅は1,795㎜と1,800㎜以内に収まっていて、全高も1,540㎜と国内での取り回しのよさもしっかりと考慮されたパッケージング。
FFとAWDで細かく違う所はありますが、CX-30は20S以外のグレードは全て同じエクステリアの質感になっています。
ソウルレッドになるとジェットブラックの無骨感強めの感じから華やかさがアップしますね。
ソウルレッドはマツダデザインと一身胴体なので似合わないなんて事がない!って位に間違いない感じ。
素敵な赤色ですよねー
世界で見てもここまで深みのある赤色はなかなか無いと思います。
赤の中に黒があると言うか、陰影がはっきりと出ていて奥行きがあります。
マツダはカラーデザインのセンスも際立ってる印象。
この展示車、ジェットブラックかと思っていたけどディープブルーか??いやジェットブラックのはず。
ウィンカーはディミングターンシグナルと言う心臓の鼓動のような点灯パターン。
樹脂パネルと塗装面との境界でわりと下部に設定されているのも目を引きます。
対向車からの視認性って問題ないでしょうか?
サイドミラーターンランプも同じ様に光ります。
サイドミラー自体の形も良かったです。
フロントグリルは質感の高いピアノブラック塗装仕上げ。
廉価グレードの20Sのみブラック塗装となっていて、おそらく無塗装だと思われます。
凝った形状パターンになっていて、MAZDA3の時同様にグッと押してもしっかりしたモノになっていました。
MAZDA3、CX-5とヘッドライトを比較
CX-30 とMAZDA3でヘッドライトの中身を比較😆
同じ新世代でスモール商品群なので流用かと思ったら全然違う!
CX-30はメッキリングが施されてますねー。 pic.twitter.com/KmapMbkYah— UU (@WCLBlogAuthor) September 27, 2019
ツイートもしましたが、撮影している時に隣にMAZDA3が展示してあったのでヘッドライトを比較してみることにしました。
同じ新世代商品でMAZDA3派生モデルと考えると、ヘッドライト等も共通にされているのかと思っていたのですが、違いました!
まずCX-30の正面
続いてMAZDA3正面
まるで生き物のような眼光の鋭さ。
ヘッドライト関係ないんですが、シグネチャーウィングのエッジはCX30のほうが鋭いですね。
特にボディーサイド寄り部分の角の立ち方は印象的です。
正直、正面から見るとあまり違いが分からないですが、少し角度を変えて見てみます。
CX-30から
メッキパーツの加飾が多く施され、LEDの部分がその隙間から見える感じですね。
このヘッドライトはアダプティブLEDヘッドライト(ALH)となっていて、最新の配光制御が可能となっています。
https://www.mazda.co.jp/cars/cx-30/
上図はCX-30の公式HPからの引用です。
図のように夜間走行時に先行車や対向車の状況をクルマが判断。
ヘッドランプの照射範囲や明るさを自動的に変化させるシステムとなっていて相手のドライバーに眩しい思いをさせること無く、良好な夜間の視界が確保できる優れものです。
続いてMAZDA3
メッキの加飾が控えめで明らかにCX-30とは違うモノだと分かります。
MAZDA3のヘッドライトもALHが採用されているタイプ(PRPACTIVE以上から採用)です。
マツダの商品は質感や機能の高いパーツに焦点を絞って廉価モデルと上のグレードで差を付けず、トータルのパーツ点数を減らすことでコストを抑えているそうです。
ヘッドライトは見た目が全然違いますから、見た目に関する個性を出すために必要なパーツは共有しない方向でしょうか。
CX-5と8は同じだった気がします。
夜間光るとどんな感じになるでしょうね。
今回点灯状態を撮影できていないので、MAZDA3の点灯状態画像を紹介します。
こちらは先行展示会に参加したときの北米版シグネチャースタイルのMAZDA3です。
ライトの点灯すごく明るいですよね。
接近するとこんな感じで光ってます!
めちゃくちゃ綺麗。
小宇宙みたいw
CX-30もこれに近い感じになると思いますが、機会があれば私も撮影してツイッターででも紹介したいと思います。
CX-30のメッキがよりしっかりしたものになっていたのは光のメリハリや目玉感をより強調するためではないかな?と考えています。
ついでにCX-5も撮影してきたので掲載しておきます。
CX-5のポジションランプはシームレスに点灯するので美しいですよね。
新世代商品はメッキ加飾が多く採用されてさらに質感高いものになっていることが分かります。
細かい部分まで拘りがスゴイ。
他社交えてヘッドライトの中身比較とか面白そうw
AWDの場合ヘッドランプウォッシャーが搭載。
MAZDA3からヘッドランプウォッシャーは黄色四角部のようにスタイリッシュなデザインになっています。
従来は上のCX-5のようなタイプでしたが、新世代商品からヘッドライト前の棚部の面積がさらに広くなったためウォッシャー液が届かなくなったそうです。
機能もデザインに合わせて進化しています。
続いてサイドに移ります。
CX-30 サイド
CX-30のサイドビュー、特徴的なのはやはり分厚い樹脂パネル。
最初は少し違和感ありましたが、実車を目の当たりにすると全く気になりません。
フロントビューはローワイドでどっしりとした重厚感がありますが、サイドビューは軽快感も感じられるデザイン。
厚い樹脂パネルがボディー自体を薄く見せる効果があるので、野暮ったさの無いスタイリングが実現出来ています。
サイドウィンドウの薄さも良いですね。
Bピラーとリヤドアのピアノブラックパネルは20S以外の装備となっています。
20Sは無塗装です。
ジェットブラックになると樹脂パネルとの一体感が強くなりますので少し野暮ったさが出てきますが、SUVらしい力強さも見て取れ、これはこれでアリだなと思いました。
この樹脂モールの効果で特に黄色矢印の部分はボディーパネルが薄くなって非常にスマートな印象になっていますよね。
ここのラインからヘッドライトまでの造形はヤバいと勝手に解釈していますw
ボルボのV60やV90のクロスカントリー系もこういう感じあるんです。
それと似た雰囲気があります。
向こうはステーションワゴンのリフトアップなので少し意味合いは違いますが。
うーーん、良い。
ここ良いですね。
樹脂パネルがあるからこそ、この感じが出て来るんだと思います。
実際ボディーはあるんですけどね。
「薄い」って思ってしまう不思議。
リフレクションについて
CX-30はボディーパネルの反射(リフレクション)がゆるいS字を描く様に映り込みます。
CX-30は映り込みが横に揺らめいて見えます。
MAZDA3は揺らめくというより縦横に伸びるような映り込み。
プレス面の抑揚のちょっとした違いで映り込みの感じまで狙えるってスゴイですよね。
どういうシュミレーションするんだろう??
215/55R18のアルミホイールとタイヤは基本的に全グレード同じものです。
オーソドックスなデザインですが、立体感もあって良いですね。
20Sの2WDのみ¥-44,000で215/65R16のアルミホイールとタイヤへのレスオプションが設定可能となっています。
ウィンドウのメッキモールのエンド部はこのようになっています。
ここも拘りを感じる処理の仕方ですが、少しペラペラでチープな感じがありました。
この角度から見るとリヤのコンビネーションランプはかなり飛び出てます。
サイドミラーの造形もそうなんですが、アウタードアハンドルも立体的で握り易い。
リヤフェンダーのプレスラインもなかなかしっかりと入ってますねー
このフェンダーがリヤから見た時のスタンスに効いてました。
樹脂パネルと塗装面とのつなぎ目は少し「面取り」されたようになっており、チリ合わせも良く出来ています。
樹脂パネルが外れにくい構造になっているように見えますね。
樹脂パネルですがデザイン的には気にならないとは言え、経年劣化による「色褪せ」や「白化」は気になります。
CX-30のアクセサリーカタログにもありますが、
https://www.mazda.co.jp/cars/cx-30/
こういうのは必須アイテムだと思われます。
以前所有していたSUVも無塗装の樹脂モールでしたが、メンテナンスしてないと酷い事になってました。
一応「白化」してもメンテナンス出来るので色々試すのもアリですね。
営業さんに聞いた話では半年に1回位はした方が良いとのこと。
大好きなクルマを大切に乗るためにも必要なメンテナンスですね。
リヤに移ります。
CX-30 リヤ
CX-30のリヤビューも良いですねぇ。
バックドアのハリが印象的です。
このハリでリヤ正面から見ても陰影が濃く出て立体的に見えるようになっています。
スポイラー周辺はピアノブラックで質感高いです。
ショルダーラインもしっかりと出ていて全体的にスタンスも効いてドッシリしてますね。
ルーフラインからフェンダーまで真っ直ぐなラインで下りていくMAZDA3のリヤビューとは大きく違う点です。
コンパクトSUVなんですが、重厚感がフロント同様感じられます。
堂々としてる!
リヤのコンビネーションランプが左右にはみ出して設置されているのも視覚効果として大きそうです。
そしてリヤも樹脂バンパーパネルが効いてますね。
マフラーは両側2本出し。
個人的にはベストなマフラーフィニッシャーの処理です。
欲を言うともう少し径が太いとパーフェクト。
スノーフレイクホワイトのCX-30が是非見てみたいです。
リフレクションを求めなければ、樹脂パネルとのメリハリがあって魅力的なエクステリアになっていそう。
リヤコンビネーションランプはフルLEDで20S以外はデイタイムランニングライト機能を備えています。
CX-30はパワーバックドアを装備
CX-30の大きなトピックの一つとして20S以外はパワーバックドアが標準装備です!
ロアバンパーに足をかざして開閉できるハンズフリーのタイプではありません。
ここは他のマツダ車と同じです。
このクラスでパワーバックドアが装備されてるのは国内のライバルでは無いと思います。
レクサスUXは装備があるかもですが、価格が違います。
開閉の途中でバックドアに設置されているボタンで途中でストップも出来ます。
開けてる途中で止めて、もう一度ボタンを押すと閉じます。
逆は試してません。
それにしてもリヤをサイドから見た時のラインが美しいですね。
ソウルレッドのボディーカラーによる印象も大きいと思いますが、見惚れてしまいます。
早く街中で走っている姿を拝見したい。
以上です。
まとめ
マツダから間もなく発売される新型CX-30のエクステリアのレポートでした。
良いなと思うのはこのクルマのパッケージングです。
国内の道路状況や都市部での使い勝手も考慮されたサイズ。
尚且つ大人4人がしっかり乗れる室内空間(内装レポートもします)を持っていながら、素晴らしいスタイリングを実現してきました。
樹脂パネルは気になってる方も多いと思いますが、是非実車をチェックして頂きたいです。
不思議と気になりません。
見事に融合してて、このスタイリングを造り出すために必要なパーツなんだと理解できる仕上がりだと思いました。
以上でCX-30のエクステリアレビューを終わります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
CX-30の公式HPです。
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