マツダ【アテンザワゴンマイナーチェンジ】試乗Part5動的質感も上々!音で少し残念な部分が

マツダ アテンザワゴン ガソリン2.5NAの動的質感をレビュー!

 

今回試乗させてもらったのはマツダ アテンザワゴンの25S L packageというグレードです。ガソリンエンジンで最上グレードですね。

そのアテンザを試乗してきた話の今回は Part5 動的質感はどうなのかをレビューします。

マツダの2.5ℓガソリンエンジンは先日マイナーチェンジを受けたCX-5と同じく、気筒休止の機能が追加され実燃費の向上が図られています。

 

気筒休止とは?

アクセルを軽く踏みながら一定の速度で走っているときに4気筒のうち2気筒を休止して、その分の燃料消費を減らして実燃費を良くしようというものです。

フォルクスワーゲンのゴルフ等でも採用されている機能で、郊外や高速道路などでの燃費向上に期待できる機能です。

 

前回までのレビューがこちらです。

よろしければ合わせてご覧ください。

 

 

では続いてマツダアテンザのスペックを確認します。

 

マツダ アテンザワゴン スペック

 

ボディーサイズはワゴンのものです。セダンは全長が60㎜、ホイールベースが80㎜長くなるなどの違いがあります

※ガソリン車は FF のみ

 

 

ガソリンエンジンは発売当初よりも最高出力がアップしていますね。デビュー当初2.5ℓエンジンは175PSだったと記憶しています

 

では試乗レビューに行きましょう!

 

マツダ 新型アテンザワゴン 試乗レビュー

 

では乗り込んでいきます。

 

 

ドライブポジション

 

マツダの車はオルガン式ペダルが採用されています。

 

 

理想的なドライブポジションの追求がされており着座した時の姿勢がとても自然です。

他社ではわりとアクセルペダルが左にオフセットしていたりしますし、つりさげ式ですと長距離を走る時に疲れやすい傾向にあると思います。

皆さんもつりさげ式ペダルで足がだるくなったりしたことありませんか?

マツダはドライバーが集中して運転できる環境造りを追求していますね。

ナパレザーを使用した質感高いシートに着座してシートポジションを調整します。

 

 

調整の幅が多く、低いドライブポジションを取ることが出来ますよ。

 

 

調整するときは見えませんが、質感高いスイッチまわり!良いですね。

前席レビューの時に記載し忘れましたが、

 

 

フレームレスタイプの自動防眩ルームミラーも質感良いです。こちらはLパケ専用装備

 

試乗レビュー

 

エンジンスタートスイッチを押して2.5ℓガソリンエンジンを始動します。始動音は静かにドウルンとかかりました。

アイドリングの音は静かですね。かなり遮音が効いています。

ドアを閉めた時からそうなのですが、密閉感が上がっているように感じます。

 

 

質感の高いレザーを使用したステアリングを握って、ディーラー駐車場を出発します。

ゆっくりアクセルを踏んでまず感じるのが乗り心地の良さです。

新潟の道路は冬の雪を除雪をする影響などで荒れた路面が多いです。

凹凸もちょこちょこありますが、かなりフラットな乗り心地ですね。

とても19インチをはいているとは思えない感じです。

前回のビッグマイナーチェンジの時にも同じ25S L Packageに試乗しましたが低速での揺れが少なくなっていると感じました。

 

 

今回の改良でタイヤとサスペンションにも手が入っているそうですが、どちらかと言うとスポーティーより快適な方向に振ったんじゃないかと思います。

地面との接地感は濃くはありませんが路面状況はちゃんと分かりますね。

この日は暑かったので新採用のシートベンチレーションが役に立ちました。

逆に暑いときはこれがないと厳しいかもです。燃費にはあまり良く無さそうですね。

 

 

道が混んでいたので営業さんがルートを変更してくださりバイパスへ、ここで少し加速が試せましたのでアクセルを開けていきます!

ブウィーーン!!あれ!!音がいけてねぇ!!

このエンジン1速と2速あたりは音があまり良くないです。

遮音が良いので高い所の音だけが室内に入ってきているのかもしれません。

聞き間違いってことはないと思いますが、この辺りも人それぞれ感じ方が違いますので是非試乗して確かめてみて下さい。

音は残念ですが、加速は悪くありません。少し1速2速は引っ張り過ぎなのではないかと感じました。

もう少しテンポよく変速してくれると楽しく感じそうです。燃費を考慮してもそっちのが良いような気がしますが何かあるのでしょうね。

その辺りの設定はメーカー側も悩みどころでしょうかね。

 

 

バイパスは2車線になっているのでもう少しスピードを上げるために車線変更しました。

ステアリングを切るとほぼ同時に車の挙動が追従してきます。これは良いですね!シートのホールドが良いのか、※Gベクタリングが効いているのか、姿勢変化も少なく感じます。

 

マツダ Gベクタリングコントロール

 

またロードノイズもエンジン音同様、かなりしっかりと遮音されています。

最低地上高が160㎜あることも功を奏しているのかもしれませんが、私のレヴォーグと比較するとかなり静かですね。

最低地上高が160㎜でもSUVやミニバンと比較すれば乗員の着座位置は明らかに低いのにこの静粛性は頑張ってます!

内装だけでなく走りの質感も明らかに分かるレベルで変えてきました。

 

 

快適に運転できますし、同乗者との会話もスムースにできますね。

BOSEスピーカーで音楽も良く聞こえそうです。

そして驚くのは直進安定性の高さです。

ドッシリと落ち着いてという感じではありませんが、安心感のある直進性です。

ステアリングに軽く手を置くだけでフラットに真っ直ぐ進んでいきます。これはいい。

長距離運転が楽そうですね!

 

ブレーキング

 

もう一つマツダ車全般で気になっていたのが、ブレーキングの制動が少し弱いと感じるところです。

踏んでからすぐに立ち上がるタイプではなく少し遊びがあります。

個人的にこの遊びが無いほうが好みです。

今回のアテンザでも気にして踏んでみましたがCX-5・3と比較しても明らかに制動の立ち上がりが速いですね。

これは好感触でした!でももう少し強くても良いです。

 

 

フラットになり乗り心地が良くなったぶん、運転している感みたいなのは以前より若干弱くなったと思います。

この辺りは本当に好みですね。

先日尊敬するドラヨスさんにも聞いたのですが、ここはどっちにするか悩みどころです。

アテンザとレヴォーグで比較してみると、アテンザが快適性に振ってさらに個性が明確になり、相反する車になった印象です。

これはユーザー泣かせなセレクトになりそう。

でも幸せな悩みですよね!

 

これはレクサスとドイツ御三家を比較するのと少し似ているのではないでしょうか??

私も早くこの悩みに到達したい!!

そんなことを思いながら、長めの試乗が終了。

いきなり来店したにも関わらずたくさん試乗させてもらいました。営業さんに感謝!!

 

マツダ 新型 アテンザ 試乗レビューまとめ

 

5回にわたってマツダ新型アテンザのレビューをしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

今回は最後の回です。試乗での動的質感をレビューしました。

サスペンションとタイヤの改良でコンフォート寄りに走りを振って、大幅に良くなった室内空間と相まって、とても素敵な移動空間に仕上がっていると思います。

静粛性も高いです。

 

 

コンフォート系に振っていますが、ステアリングはだるい感じではなく、ステアリングの動きに対して素直に車体が向きを変えていくので、運転する楽しさも確保されていると感じます。

今回は2.5ℓのガソリンモデルでしたが、ディーゼルエンジンのモデルであれば車重も上がります。

同じFFであれば50㎏ほどアップしますので、フロントが重くなった分タイヤの接地感も上がり、もう少し乗り味も濃くなるかもしれませんね。

ディーゼルのモデルも乗ってみたいですね!!

マツダの新型 アテンザ は美しいエクステリアに磨きがかかり、見た目にふさわしい内装の質感と、快適性能を手に入れてとても魅力的な1台になりました!!

 

気になった方は是非ディーラーで見てみて下さい。

 

では最後まで読んで頂きありがとうございました。

次回も読んでもらえると嬉しいです。

 

 

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