ルノー【メガーヌ スポーツツアラー 後席・ラゲッジの使い勝手】をレポート!

ルノーメガーヌツアラー内装・後席・ラゲッジルーム詳細レポート!

2021.10.2更新
2021年マイナーチェンジモデル

このクルマを拝見した時、上質感、普段使いに気負うことなく応えてくれる道具感、この2つが絶妙にバランスされた内装だと感じた。

そしてこのバランスこそ仏車の最大の魅力ではないか?と思うのです。

 

どうもUUです!

ルノーメガーヌのスポーツツアラーインテンスに試乗させて頂き、その魅力的なエクステリアや走行性能を体感。

前回そのレポートをお伝えしました。

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伸びやかでエレガンスでスポーティな外観、美しいコスモスブルーも素晴らしかった。

今回はインテリア、ラゲッジルーム、後席等の使い勝手についてレポートしていきますので参考になれば幸いです。

●ラゲッジルームの使い勝手、ハッチと比較
●内装レポート

このような流れで書いていきます。

ルノーメガーヌツアラー ラゲッジルームの使い勝手、ハッチと比較

メガーヌスペック一覧

改良後メガーヌのスペックです。

( )の数値はハッチバックです。

項目/モデルメガーヌツアラー
(ハッチバック)
駆動方式2WD/FF
トランスミッション7速AT(7EDC)
車体サイズ㎜
全長・全幅・全高
4,635・1,815・1,495
(4,395・1,815・1,485)
ホイールベース2,710
(2,670)
車体重量kg1,390
(1,320)
トレッド前・後1,575・1,575
タイヤ225/40R18
最低地上高㎜
サスペンション前/後マクファーソン、トーションビーム
エンジン排気量ℓ1,333
エンジン
最高出力PS最大トルクNm
159PS、270Nm
モーター
最高出力PS最大トルクNm
最小回転半径m5.8(5.6)
燃料タンク47
燃費WLTC km/ℓ16.6
(17.5)
燃料ハイオク

メガーヌツアラーはCセグメントのステーションワゴンとして、希少なセグメントに属する一台です。

ハッチバックから、全長+240㎜、ホイールベースが+40㎜となっています。

メガーヌスポーツツアラーの荷室を見ていく

 

バックドアが割と上の方まで開くので高さ方向の障害物は要注意かも。

メガーヌスポーツツアラーにはパワーバックドアの設定はありません。最近このセグメントでも装備されているモデルは多いです。

レヴォーグ、ゴルフ8、来年発売予定のプジョー308、CLAシューティングブレークには設定があります。

 

個人的に必須装備ではありませんが、機能重視で見るとアドバンテージになりますね。

バックドアの開閉感としては、厚めのドアな事もあり少し重めですが、閉めるときの重厚感と密度感は良かったです♪

 

開口部の広さも充分確保されています。

何やら使い勝手の工夫がチラホラしてますぞ。

この通常の状態で荷室容量は580ℓ。全長の長いレヴォーグより容量が多いぞ!

ゴルフ8は更に多くて600ℓなので、いつもながらフォルクスワーゲンの空間効率の高さは凄いですね。

 

まず良いなと思ったのが、開口部にステンレスプレートが設定されているんですよ。

勿論傷防止にもなりますが、見映えが良いですよね!

ライバルで標準装備してるの、他に無いかも?しれません。

ちゃんと開口部と床面がフラットになっていますから使い勝手もOK!

 

ステーションワゴンなら無いとダメなやつ。

ラゲッジ側から後席シートを倒せるレバーが設定されています。

 

その下に12V電源が備わっていて、ラゲッジのランプも付いていますね。

 

ランプは左側だけなのはちょっと残念です。バックドアにもライトの設定はありませんでした。

最近バックドアにライト付いてるクルマ少ないですよね。

アウディのモデルは付いてるの多いですが、価格帯も違うので仕方ないか。

 

ラゲッジボードが2枚分割式になっており、さらにそれぞれにしっかりとした樹脂で造られているレバーが付きます。

手前ボードの黄色枠部分が立ち上がるようになっていて、小さい荷物を積んだ時のストッパーになります。

こういう工夫良いですよね。

 

手前のボード下にトノカバーを収納できるようになっています。

 

こちらは奥のボード下ですね。

2段底にはなっていません。それぞれのボードを上に上げれば固定できるストッパーが付いています。

 

トノカバーはワンタッチで巻き取れるようになっています。

輸入車のワゴンはこの機構を多く採用されている印象です。

 

シートの可倒はラゲッジルームのレバーとシート肩口のレバーで可能になっています。

 

最大ラゲッジ容量の状態です。

後席は6:4分割可倒で、トランクスルーには対応していません。

ワゴンであれば理想は4:2:4が理想ですが、こちらの方がコストがかかるので難しい所ですね。

 

横から見ると、少し角度が付いています。

ハッチバックのラゲッジも拝見。

 

公式から、容量のアナウンスはありませんが、クラスの中でも広めの容量が確保されている印象です。

ルノーメガーヌ内装について

では続いて内装も見ていきましょう。

GTからインテンスになる事で、オーナメントがシルバーになったのが上質感と纏まり感を生んだと思っています。

前席ドア

 

決して華美ではないんですが、1つ1つのマテリアルがしっかりした密度と上質感を感じる物になっています。

そしてアンビエントライトも備わり、ドアグリップのワンポイント加飾や、グリップ内側の滑り止め、ドアアームレストのリアルステッチでアクセント。

ドアトリム全体のデザインも凹凸が巧くデザインされているので、それも密度感を感じさせる視覚効果を生み出していると思います。

開閉フィールも欧州車らしい閉まる時の密閉感を感じさせてくれるのも嬉しい。

 

シート

シートはツヤっとしたファブリックと、合成皮革で構成されたコンビシートです。

レザーの入り込み方が特徴的ですね。

ホワイトのステッチもたっぷりと施されているので、ここでも密度感を感じることが出来ます。

ファブリックがツヤっとしてるので、少し滑る感じはありましたが、着座感は良好でした♪

調整はマニュアルになり、パワーシートは初期のレザーシート仕様の特別仕様車のみに設定されていました。

 

ステアリング

ステアリングは下部がフラットになったDシェイプ形状。ルノー・日産のクルマはDシェイプ多いですね。

フルグレインレザーの高触感革が使用され、しっとりとした手触りも日々の所有満足度を上げてくれそう。

ステアリングスイッチは右がメーターの表示項目、左がACC関連の設定になっています。

 

メーター

ステアリング右側のスイッチで7インチの液晶メーター内容の変更が可能になっています。

メーターはドライブモードの違いでデザインが変更されます。

こちらはマイセンスという、自分の好みで設定できるモードです。

ドライブモードの変更画面はセンターコンソールの「※」マークが付いたボタンを押すと、短縮で開きます。

モード表示は液晶画面左下に表示されています。

マイセンスにした状態であればステアリングの設定を調整することが出来ます。

他には調整できる項目は無かったはずです。

スポーツにすれば吹け上がりが一気に上がりますし、ステアリングフィールはよりクイックになるので、なかなかスポーティなフィーリングも持ち合わせたクルマになっていますよ!

 

アンビエントライトは8色から設定可能。

コンソールと、ドアトリムはそれぞれ点けたり、消したり出来ます。

 

安全装備の入り切や、車両設定等も細かくできますね。

 

車両逸脱防止ステアリング支援の入り切はインパネにアナログスイッチも用意されています。

 

インパネ

センターのモニターは改良前同様に7インチのままですが、ピアノブラックのパネルで全体が処理されました。

質感がグッと向上した感じになりましたね!

個人的にはこのパネルの質感向上と、各オーナメントのシルバー塗装への変更で、かなり印象が変わったと思います♪

助手席側の段差が付けられたデザインがドアトリムに続いていくのも良い。

メーターバイザーから、センターパネル上のデザイン性もジワっと来るんですよね。

 

7インチモニター、バックカメラ

 

7インチは少しサイズ的に寂しさはありますね。8インチあれば嬉しかった。

サイズデザイン的に9インチなると無理そうではあります。画面のレスポンスも問題なく、色々触らせて貰っている間はストレスは無かったです。

リアクロストラフィックアラートが付いているので、バックモニター画面で表示されています。ブレーキの機能は付いていません。

 

エアコンパネル

メガーヌのエアコンパネルはアナログスイッチが採用されています。

最近タッチパネルや静電タッチが多くなっていますが、どう考えてもアナログが使いやすいです。

その内、音声認識になる想定かもしれませんが、見映え的にもアナログが好みですね。

3つのダイヤルスイッチの真ん中に液晶表示、まずこれでテンション上がりますw

温度や風量はダイヤルを回して行いますが、ここの操作節度は少し緩さがありました。もう少しカチッとしていると良かったかも。

ダイヤル下にオートエアコンのモード設定のスイッチがあるのが地味に良いんですよね。

プジョーでは勿論タッチパネルで1バンク操作を噛ませないといけないので、面倒に感じています。

 

センターコンソール

センターコンソールは少し孤を描いたサイドデザインと、その両脇を質感の高いメッキパネルで締めることで、車内に程よい緊張感をプラスしています。

ドリンクホルダーは底が浅いので頼りないですね。

ソフトパッドや、合皮を奢るわけではなく、デザインによる造形美、工業製品としての質の良さ、密度感、これらが絶妙に織り成す美しさがこのセンターコンソールにはあると思います。

ルノーのモデルって、リセールがーとかブランドイメージであまり候補に上がらないかもしれないです。

しかし、メガーヌの持つ国産車には無い雰囲気、道具としても趣味車としても満足させてくれる空間デザインを体感してみて欲しい。

ちょっと価値観変わって面白いかもしれません。

 

助手席

 

助手席側は右ひざ辺りのデザインがラウンドしているので広々とはいきません。

撮影忘れましたが、身長175センチの私が助手席に乗った状態で、左後席に座っても膝前空間は確保されています。

ETCはグローブボックスに設置される事が多いみたいです。その状態でも一応車検証は収まりそうですね。

仏車は右ハンドルにした時のローカライズは少し弱いですね。

ボンネット開閉レバーも助手席側ですし。

では後席を見ていきましょう。

 

後席ドア

後席ドアのトリム上部はハードプラ、アンビエントライトは付きません。

少し質感的に寂しさは感じますが、アームレストのボリューム感でカバーされている印象でした。

樹脂パーツの質感が良いんですよねー。これは実際見て見ないと分かり辛い部分なんですが。

プジョーは更に樹脂パーツが黒く、彫が深い独特のシボパターンでフォーマルで質感の良さを出しているんです。

仏車のこういう世界観の造りこみは脱帽ものですね。

後席空間

 

メガーヌの後席改良前のバケットシートの時はフロントシート下に足が入り込まなかったんです。

なので窮屈だったのですが、通常タイプのシートになったからなのか、入るようになっていました。

合わせて、ツアラーはハッチバックより+40㎜ホイールベースが長いのでリラックスできる後席空間に。

後席の居住空間と、電装関係の装備は個人的に完璧と言って良い状態です。

USBスロット2口が改良で追加。元々付いていた、12V電源もあるので我が家にあるバックモニターも取り付け出来る!

あれは失敗だった・・【プジョー3008にリアシートモニター取り付け】しました

後席背もたれの高さも充分、座面長も確保されています。

クッションの厚みもしっかりしているので長距離ドライブも快適でしょう。

ワゴンの良い所はセダン的な居住空間と荷室の確保、走りの良さが高次元でパッケージングされるところです。

メガーヌスポーツツアラーはこれが330万という比較的リーズナブルな価格で提供されている、非常にお得感のあるプロダクトです。

私、このクルマは欲しいですw

まだ3008を買って一年半なので無理ですが、タイミング合えばこのクルマは購入候補。

以上で、ルノーメガーヌツアラーの内装レポート終わります!

最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました!

 

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