ボルボ XC60 D4 Inscription インテリア 前席
エクステリアではFRライクなスタイリッシュSUV、走りはパワフルなディーゼルエンジンでどっしりと走れるクルマに仕上がっていました。
今回はXC60のインテリア・前席をレビューします。
ボルボはスウェーデン発の自動車メーカーですが、北欧インテリア家具や雑貨の国としてもスウェーデンは有名ですね。
シンプルで気持ちの良いプロダクト、なおかつおしゃれで可愛いデザインで人気を得ていますが、ボルボのインテリアにもそれは活きています。
今回はそのインテリアを見て行きますのでお付き合いお願いします!
ちなみにエクステリアと動的質感の記事です。良かったらこちらも見てみて下さいね。
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今回の試乗車は D4 AWDのInscription 車両価格¥7,240,000という高額車両です。
質感高くて当たり前と言われてしまえばそうですが、ボルボのプロダクトは他のプレミアムブランドと比較するとコストパフォーマンスに優れています。
私の好きなセルフ見積もりでアウディのQ5と比較してみました!
XC60とQ5の金額比較してみた
今回の試乗車はD4(ディーゼルエンジン)のInscriptionという上位グレードでしたがアウディのQ5にはディーゼルが無いのでガソリンモデルでの比較をしてみます。
2.0ガソリンターボモデルで見て行きましょう。
比較する車種を表にします。
車種 | グレード | 価格 |
ボルボ XC60 | T5 AWD Inscription | ¥6,940,000 |
アウディ Q5 | 2.0 TFSI quattro S tronic | ¥6,910,000 |
スタート価格はほぼ同額の2台になる様に選んでみました。
この二台はどちらも標準装備が充実していましたので、XC60はメーカーオプションは必要なかったですね。
Q5は安全装備がアシスタンスパッケージを付けないとXC60の内容に追いつかないので選択しました。
アシスタンスパッケージの内訳
アシスタンスパッケージ
- LEDヘッドライト
- LEDリヤコンビネーションライト (ダイナミックターンインディケーター)
- アウディサイドアシスト
- アウディプレセンス リヤ
- リヤサイド エアバッグ
- Audiバーチャルコックピット
- エグジットワーニング
- リヤクロストラフィックアシスト
メーカーオプションとその他諸費用をそれぞれ30万円としてプラスした金額です。
車種 | グレード | 価格 |
ボルボ XC60 | T5 AWD Inscription | ¥7,240,000 |
アウディ Q5 | 2.0 TFSI quattro S tronic | ¥7,550,000 |
アウディの方が約30万円程高いですね。
この比較は厳密なものではありません。
XC60はファインナッパレザーという本革+合皮シートが標準なのにたいし、Q5はファブリックシートです。
液晶メーターはアウディのバーチャルコックピットにボルボの液晶メーターは表示精度や、項目の点で1歩及ばすです。
このように細かく言えば色々出てくるので参考程度にお願いします。
ちなみにQ5をレザーシートにするとラグジュアリーパッケージ¥370,000が必要になるので金額はさらに上がります。
今回の試乗車のスペックです。
ボルボ XC60 スペック
XC60 D4 AWD Inscription
オプション:サンルーフ、エアサスFOUR-C
ではインテリアのレビューに移ります。
XC60 Inscription インテリア レビュー
ではフロントドアから見て行きましょう!
フロントドア
試乗車の内装色はアンバー×チャコールでした。
Inscriptionではシートカラーやインテリアカラーの組み合わせで合計6通りもの組み合わせが選択可能です。
他の輸入車メーカーではここまで選択できません。
国産車では唯一レクサスがこのバリエーションに対抗できるメーカーでしょう。
色味はツートンでアンバーの明るいタンカラーがチャコールに差し色となり、質感を良く見せています。
画像で見ると少しのっぺりして見えますが、実際見ると結構良いですよ♪
通常ハードプラになるところもソフトパッドのような表面が柔らかい素材なのでカチカチプラではないです。
次にボルボのドアトリムで好きなのがインナードアハンドルです。
このハンドルが触感が良くて大好きです。
見た目も質感高くておしゃれな感じですよね!
Inscriptionはharman/kardonのオーディオシステム(600W・14スピーカー)が標準です。
この場合見た目はこのように黒い感じのスピーカーカバーです。
XC60ではすべてのグレードにオプションでBowers&Wilkinsのオーディオシステム(1,100W・15スピーカー)を装備でき、MomentumとR-Designには¥420,000、Inscriptionには¥320,000で装備することが出来ます。
このオーディオを装備した場合、
V90の画像ですのでXC60になると少し変わりますが、このようにパンチングメタルの質感高いスピーカーカバーになるのでインテリアの加飾としても重宝できるものになります。
予算に余裕があれば是非付けたいオプションですね。
フロントシート
ボルボの最大の魅力の一つと言って良いシートです。
医師と共同で人間工学に基づいて設計されたシートは理想的な着座姿勢を提供してくれます。
私の猫背も治るか?!さすがに治らないかww
ホールド感が強い訳ではないのですが、ドライブすると体をしっかり固定してくれるんですよね。
クルマにそこまで興味ない方も一度はディーラー行って、座って欲しいですが、興味ある人しかこのブログ見ないよなぁ(-_-;)
たくさんの方にクルマに興味持ってもらえるように服以外にもなんか書いて行きたいですね。
クルマ好きの裾野を広げたいという目的もブログを書いている目的の一つです。
足元はオルガン式のアクセルペダルです。
オルガン式の良い所は床に設置されているので、足の裏全体を預けやすいのと軽い力で操作可能になりますので疲労軽減に効いてきます。
パワーシートは細かく調整可能です。
Inscriptionはランバーサポートは上下左右4wayの調整が付いていますが、Momentumのみ前後の2wayとなります。
ステアリング周辺
Inscriptionのステアリングですが、パカッと割ってくっつけた面白いデザインです。
レザーの質感はしっとりなめらか系ですね。
ステアリングヒーター機能も完備されておりプレミアムのステアリングにふさわしい、質感と機能を備えています。
R-Design以外のグレードにはパドルシフトの設定がありません。
そしてR-Designにはステアリングヒーターがついていませんが、ステアリングヒーターをオプションで選択するとパドルシフトが無くなってしまうのでR-Designの購入を検討されている方は注意が必要です。
12.3インチ液晶メーターには4つの表示モードが用意されているそうです。
中央に地図が表示できるモードもあります。
表示精度は通常見る分には問題ないと思います。アウディのバーチャルコックピット程の高精細、情報数ではないです。
ステアリングの右側も確認します。
こちらにはメーターの照度調整と、パワーバックドアのオープンボタンが配置されています。
質感は良いですね。
ドリフト・ウッド・パネル、質感の高いエアコン吹き出し口で手抜き感は皆無です。
前席全景
XC90・V90から踏襲される内装デザイン、V60、XC40等もデザインベースは同じで、各モデルの車格や性格に合わせて細部が変更されています。
物理ボタンの配置が最低限にされており、中央に鎮座する9インチタッチスクリーンで各設定の操作を行います。
希望としては、エアコンの調整に関しては物理スイッチにして欲しかったですね。
すでにアップしている動画内でも少し操作していますが、ノールックでエアコンの調整をすることは出来ないように思います。
運転中に一番良く操作するものではないかと思いますので、そこは残念なポイントですね。
ダッシュボード上部はソフトパッド、贅沢に配置されたドリフト・ウッド・パネルで質感・雰囲気ともに高いですね!
さすが北欧インテリアの国ということでしょうか。
ドリフト・ウッド・パネルは流木をイメージとしているだけあって少し荒れた感じの触感ですが、オプション設定でリニアライム・ウッド(ダークブラウンカラー)にも無償で変更可能です。
こちらも木目がしっかりあって質感高そうですよ。
こちらが9インチタッチスクリーンの液晶パネルです。
縦型に配置されているのが珍しいですね。表示などはきれいですが、このパネルで各種操作を行うので手動で操作するのは直感的に使えるものではないと感じます。
私はアイドリングストップをたまに切りたい時があるのですが、それもこのパネルで行うのでやりづらいなと思いました。
この操作パネルは音声入力や変更にも対応しているので詳細はお近くのボルボディーラーで確認してみて下さい。
見た目や手で操作する感じも欲しいのもあるので、エアコンの操作含め、使用頻度の高いものは物理スイッチにしてもらいたいですね。
こちらは標準装備の360°ビューカメラですが、画角ごとの継ぎ目もなくきれいな表示が好印象です。
XC60はナビ・360°ビューカメラ・ETCなどが標準で付いてきます。
これもコストパフォーマンスに優れていると感じる部分ですね。
またフロアマットも標準でついてくる。これは何か必要なオプションあるか??みたいな感じですww
このセクションもメッキ加飾、他面カットされたメッキパーツで質感は良いですね。
このパーツは各モデル共通のようです。
シフトレバー周辺
次にシフトレバー周りです。質感が良いのはもちろんですが、割と収納が充実しているのがこのボルボのセンターコンソールです。
XC40程のユーティリティーの高さはありませんが、XC60も充分ですね。
細かく見ていきますが、
タッチパネル下にもちょっとしたポケットが付いています。
その後方にイルミネーテッド、シフトレバーですね。
奥のトレーの手前にアクセサリーソケットが配置されています。
XC60ではインテリアイルミも標準で装備されています。昼間なので確認は出来ませんでしたが、夜間は7色から選べるイルミネーションで質感高い車内を演出してくれそうですね。
その後方がエンジンスタートスイッチとドライブモードセレクトのスクロールホイール、どちらも他面カットされ美しいですね。
エンジンエンジンスタートは右に回転してエンジンスタートし、切る時も同じ操作です。
そして電子制御のパーキングブレーキスイッチとブレーキのオートホールドのボタンが設定されています。
ドライブモードはComfort、Dynamic、Eco、Off-road、Individualの5つですね。
私はこのドライブモードのセレクトはあんまり使わないんじゃないかと思うのでそこまで恩恵は感じていませんww
アームレストはアンバーのステッチ付合成皮革で処理され質感もよいですね。
開けるとこんな感じです。開ける時の操作感は少し軽めでしたね。もう少し反力があると良いかなと思いました。
中は側面が起毛処理されています。USBの差し込み口が2口とメディアスロットが設定されているので収納力としては低いですね。
助手席側
こちらの車両は初期モデルですのでダッシュボードがソフトパッドのみですが、カタログでは2018.8.15以降の車両価格となっているのでそれ以降は、新型のV60のInscriptionのようにステッチ付の合成皮革で処理される(テイラード・ダッシュボード)そうです。
グローブボックス内もしっかり起毛処理され質感高いです。
新世代ボルボのクルマはデザインと質感がしっかり統一されており、安定した良さを感じますね。
結構長くなったのでリア席は次回以降にレビューしようと思います。
ボルボ XC60 Inscription インテリアレビュー・前席まとめ
XC60 の前席のインテリアを見て頂きましたがいかがでしたか。
新世代ボルボの中でも一番売れ筋のモデルだけに、基本的な装備が本当に充実していて、戦略的なモデルになっていますね。
特にSPAプラットフォームを採用されたモデルではシート形状、ペダルレイアウト含めてドライブポジションが理想的な事がとても魅力的なポイントではないかと感じています。
9インチのナビパネルは操作性の面で少し気になる点もあります。
またエアコンの操作はやはり物理スイッチが欲しいですね。
この辺りは時代の流れも感じますが、物理スイッチを廃すのであれば、もっと対話型のインターフェイスにしてもらえると納得できます。
例えば「ヘイボルボ、エアコンの温度を下げて」みたいな感じでも操作できるようにするとかですね。
圧倒的に操作しやすいものの提案をボルボ含めたプレミアムメーカーには期待したいです。
以上で XC60 インテリア 前席編 を終わります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
次回も読んで貰えると嬉しいです。
この記事を読んでXC60をさらに知りたい方はこちらもどうぞ♪
ボルボのXC60のホームページです。XC60の魅力がこちらにも詰まってますよ♪
XC60の各モデルのラインナップ、スペックや装備、価格など詳細な情報をご覧いただけます。…
またボルボ愛全開のaboutVOLVOさんのブログもお奨めさせて頂きます。
このリンクはXC60の記事のものです。
他にもたくさん書かれていますので、購入検討の方は必見ですよ。
XC60は動画も撮ってありますので、こちらも良かったら見てみて下さい。