プジョー 新型 508 エクステリアレビュー
新型のプジョー508に試乗させて頂きました。
試乗車は508GT BlueHDiという2.0ディーゼルターボエンジン搭載の一番上のグレード、車両価格¥4,920,000。
これにフルパッケージオプション¥650,000が付いた、ボディーカラーが有償のアルティメット・レッド¥91,800の車両です。
今回はPart2ということでエクステリアのレビューをしていきたいと思います!
前回は動的質感と508の装備関係のレビュー・紹介をしました。
前回の記事です。良かったら読んでみて下さい。
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新型 508 動的質感レビュー スペック関連紹介編 プジョー新型508に試乗させて頂きました! 試乗車は508G…
試乗時間が短かったのもありますが、もっと運転したいと思わされるクルマでした!
試乗させて頂きました!
ディーゼルのカラカラ音が中も外もほぼ聞こえない!
308とはまた違う、猫足を感じられる足回りに感動です。
プジョーはほんとに走りが良い😄 pic.twitter.com/T8zQSwS7Ej— UU (@WCLBlogAuthor) 2019年3月23日
良いのは、動的質感だけではありません。
エクステリアも力の入ったモノになっていますので、最後まで読んで頂けると嬉しいです。
試乗車のスペック表を載せておきます。
プジョー 新型508 スペック
今回の試乗車フルパッケージ+¥650,000仕様のスペックです。
新型508ですが、PSAグループ(プジョー・シトロエン等からなる)の”EMP2”と呼ばれるプラットフォームを採用しています。
この軽量・高剛性プラットフォームの採用で先代比約70キロの軽量化を実現しました。
また先代から全長で約80㎜、全高で約30㎜と短く低くなりました。
これがデザインにかなり効いていると感じます。
全幅はほぼ変わらずのプラス5㎜でロー&ワイドが強調される寸法の変更になっていますね。
生産工場はフランスのミュールーズ工場でオール・メイドイン・フランス(細かいパーツは含みません)のクルマです。
ではエクステリアのレビューに移ります。
新型 プジョー508 エクステリア
フロント
新型508のフロントフェイスです。んーかっこいいな!
やはり目を引くのはデイタイムライト機能が付いたヘッドライト両端の縦型ポジションランプですね。
プジョーのロゴにもなっているライオンのキバのようにも見えるこのデザインは好き嫌い別れそうだなと思いました。
私個人としては全然アリですね。
プジョーでは初めて508から採用されている※アクティブサスペンションですが、ロアグリルの黄色四角部分がプラスチックのプレートになっているので、安全装備のセンサーとともにここに設定されているんじゃないか?と思っていましたが、ここは安全装備のセンサーのみ設定との事です。
※車両前方をセンサーで感知して減衰力を電子制御で調整、快適な乗り心地に寄与するシステム
4月中旬にディーラー向けの試乗会があるそうです。そこで確認して営業さんが教えてくれるみたいなので確認でき次第こちらで追記します。
追記:アクティブサスペンションのセンサーは各サスペンション付近に設置されているとのことでした。
縦型のポジションランプについては来年発売予定の同社新型208の取り入れ方の方が自然な気もします。
こちらが来年発売予定の新型208です。ヘッドライト内部にも縦型のLEDライトが施されているのでそう感じるのかもしれません。
208かわいいですw
このクルマが戦略的な価格で発売されればかなり売れるのではないかと予想しています。
スマイルのようなキュートな顔つきですよね。
ちなみに、508も笑っているように見えますw
新型508ですが、全幅が1,860㎜と広めのサイズになっています。
このサイズですと、1,850㎜が限度の機械式駐車場はアウトになりますね。
全高が1,420㎜と低いのでロー&ワイド感が強く、スタイリングにはプラスに働くサイズです。
動的質感のレビューで書き忘れましたが、全幅は広いのですがミラーtoミラーがほぼ全幅と同じ位なのでそこまで大きく感じないですね。
画像を見て分かって頂けるでしょうか?
ボディーのサイドパネルやフェンダー部の張り出しが大きいのでMAXの幅はそこまで広くなっていません。
フロントグリルは試乗車のGTとガソリンの上級モデルGT Lineで採用される”スポーティーフロントグリル”となっています。
このグリルはメッキされた箇所が部分的に存在しますがどのように製造されているのか気になるところです。
ベースグレードのAllureのみ”Allureグリル”が採用されています。
こちらがそのAllureのグリルです。
このフロントグリルでも充分質感は高いですね!
過去モデルの504クーペにインスパイアされているというボンネット先端の車名ロゴが良い雰囲気を醸しています。
ヘッドライトはフルLEDになっていてオートマチックハイビームまでの機能に留まります。
最近の流行ですが、ヘッドライトユニットの中に車名やシステムの刻印が施されたメッキパーツが508でも採用されています。質感は高いですね。
縦型のポジションランプはかなり明るくてシームレスに発光しますので存在感がありますよ。
新型508のGTとGT Lineのエクステリアで明らかに無塗装なのはこのロアグリルのみになっています。
これも地味にスゴイですww
プジョー508には歩行者との衝突時にボンネットがポップアップしてフロントガラスとの激突を回避するアクティブボンネットが採用されています。
ボンネットフードはダンパーも設定されています。このクラスになると付いていて欲しい機能ですよね。
こうやって見ると長いフロントノーズです。
フロントノーズが長いクルマはスタイリングが良く見えるので私としては歓迎です。
ボディーカラーは有償色¥91,800のアルティメット・レッドですが良い赤色でした。
ソリッドな感じなんですが、メタリックなきらめき、色の深み艶もあって芸術の国の色だなと感じます。
サイドに移ります。
サイド
今回の508のフルモデルチェンジの目玉の1つ※ファストバックスタイルを取り入れたサイドビューです。
※ファストバックはルーフからトランクエンドまでなだらかなラインを描いて降りてくる形状
このサイドビューがかっこいいですね。
プレスラインで力強さとスピード感もあるデザインになっています。
リアのデッキ部分はショートデッキになっていてスタイリッシュなサイドビューを印象付けるポイントになっているなと思いました。
セダンということになっていますが、508はリアガラスも一緒に開くハッチバックになっています。
アウディのA7スポーツバックと同じですね。
ショートデッキになっているので開口面積と使い勝手が考慮されています。
こういうちょっと変わり種な感じにそそられる方も多いのではないでしょうか?私はそそられますw
割とアプローチアングルもありそうで、雪が降っても除雪車みたいにはならなそうです。
フロントサイドですが、前端は垂直なデザインになってますね。横からみると意志をもったマシンのような顔つきにも見えます。
GT、GT Lineに設定されるブラックカラードのサイドミラー下部から始まるプレスラインはリアのコンビネーションランプまで続いています。
サッシュレスになっているのでクーペっぽい演出もあって良いですし、Bピラーの部分もすっきりしています。
ホイールはGT専用デザイン(SPERONE)の切削光輝ホイールです。
サイズは235/45ZR18となっていてガソリンの上級グレードGT Lineもデザイン(HIRONE)は違いますが同じサイズです。
こちらがGT Lineのホイールですね。ちょっとガンメタっぽい塗装がされたホイールです。
このデザインもかっこいいですね。
ついでなのでAllureの215/55R17のホイールも載せておきます。
こちちらがAllureの17インチホイール(MERION)です。
これもかっこいいのですが、17インチになるとタイヤ幅が215になります。乗り味にも影響が出そうなので注意するポイントだと思います。
リアサイドに移ります。
ショートデッキでリアのオーバーハングがセダンとしてはかなり短いですね。
ファストバックスタイルと相まってスタイリッシュさが強調されています。
ルーフの頂点から低いラインを描いてリアエンドへと繋がっていくので後席の乗り込みや居住性は少し犠牲になっています。
後席は180センチまでを想定して作られているそうですが、私の身長(175センチ)前後で快適に過ごすボーダーラインかと思いました。
GTとGT Lineはそれぞれここにオーナメントが付きます。
Allureはウィンドウモールがクロムメッキになりオーナメントはつきません。
海外仕様なのでタイヤがGT Lineのものになっていますが、こんな感じですね。
自分で画像見ながらますます508がかっこよくなってきましたw
そそられている方いますか??
フューエルリッドはプッシュ開閉式になっています。
手で押して開けるタイプなので暗いボディーカラーでは指紋が気になりそうですね。
キャップレスなので蓋を回して取る必要がないのは楽そうです。
リア
リアビューも秀逸です。
個人的にこのブラックアウトされたリアコンビネーションランプのユニットがとても良いと思いますね。
同社3008から始まって5008と今回の508で採用されています。
3008を見た時も良いと思いましたが、背の低いクルマだとさらにスポーティーなイメージが強調されている感じです。
フロントサイドからきたプレスラインとCピラーのぶつかるところも上手くつなげて、しっかりとしたショルダーラインになっています。
この角度だとショートデッキな感じがより伝わるかな?
ライオンのカギづめの跡を連想させるLEDライトもかっこいいです。
昔のアメ車を思い出しますね。
黒いボディーカラーだとより映えそうです。
GTのマフラーは片側2本だしです。GT Lineだとこれが左右2本だしになります。
ロアバンパーパネルのピアノブラック処理もされており質感はかなり高いですね。
このロアバンパーは少しですが、ディフューザー形状にもなっています。
ピアノブラックなのでキズはかなり気になりそうです。
Allureですとロアバンパーが無塗装になり、マフラーも1体型のデザインになります。
片側はダミーの可能性が高いです。
ここはマフラー片側1本だしで良いかなと思いますね。
この画像見てて思ったんですがGT Lineの左右二本だしマフラーも、もしかしたら片側ダミーの可能性ありますね。
私の方でも確認しますが、購入検討されている方もご注意ください。
エクステリアのレビューは以上です。
最後に508のボディーカラーを紹介しておきます。
プジョー508 ボディーカラーラインナップ
プジョー508には全部で7色のボディーカラーが設定されています。
有償カラーもありますので追加料金も含めて紹介しますね。
画像のエクステリアは全てGTです。
アルティメット・レッド ¥91,800 今回の試乗車カラー
パール・ホワイト ¥91,800
ダーク・ブルー ¥70,200
セレベス・ブルー ¥70,200
ペルラ・ネラ・ブラック ¥70,200
アルタンス・グレー ¥70,200
ハリケーン・グレー 追加料金なし しかし受注生産!!
以上のカラーが設定されていますが、追加料金の無いハリケーングレーだけ受注生産ってどういう事!?
基本的には全て有償カラーですね、輸入車ではアルアルではあります。
好みのボディーカラーはありますでしょうか?
個人的にはやはりダーク・ブルーですね。ネイビーカラーが本当に好きなものでw
ボディーカラーの紹介は以上です。
まとめ
先日発売されたプジョー新型508のエクステリアを見てきました。
全体的にかなりかっこいいですね。
全長4,750㎜にホイールベースが2,800㎜とロングホイールベースなのでタイヤが4隅に配置され踏ん張り感あります。
前後正面のデザインも末広がり感が強いのでスタンスの効いたスタイルになっていました。
ファストバックスタイルが取り入れられていることでスタイリッシュさとスポーティーな感じが上手く表現されているクルマだなと思います。
先代の3BOXセダンのスタイリングからは大きくブラッシュアップされているのではないでしょうか。
私は基本的にステーションワゴン好きなのですが、このクルマはセダンも良いな!と感じました。
新型508にはステーションワゴンタイプの508SWというモデルがありますが、今年の秋から冬にかけて国内に入ってくるようです。
先日レビューしたBMWの1シリーズや、最近話題を集めるMAZDA3の目玉グレードSKY-X、まだ未確定情報ではありますがホンダ・フィットなども同じ時期にデビュー予定です。
今年は魅力的なモデルが多く出てくるので今年クルマ購入検討している方は楽しいクルマ選びになりそうですね!
羨ましいぞ!ww
以上でプジョー新型508のエクステリアのレビューを終わります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
インテリアレビューも書いていますので、またチェックして貰えると嬉しいです。
ツイッターのフォロワーの方が上げている動画です。
今回チェックできていなかったウィンカーの光り方が分かりやすいですよ。
リアのウィンカーが横に長くてデザイン性も視認性も高いですね!
プジョー508の公式HPです。
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