アテンザワゴン 25S Lパッケージの内装をチェック!
6月中旬にマイナーチェンジされたマツダのアテンザ。
そのアテンザを試乗してきた話の今回は Part2 インテリア 前席の詳細を紹介しながらレビューします。
新型アテンザの内装は、以前レビューしたプジョー3008の質感も上回っている!と感じられるほど上質なものでした。
これは国産車ではトップクラスの質感ではないでしょうか!?
前回はエクステリアをレビューしました。
今回のマイナーチェンジで美しさに磨きがかかり、さらにエレガンスになり魅力が増しました。
エクステリアの記事がこちらです。
よろしければ合わせてご覧ください。
では続いて試乗車のスペックを確認します。
マツダ アテンザワゴン スペック
※25S LパケはFFのみ
マツダ アテンザ インテリア前席 レビュー
今回見せていただいた新型 マツダ アテンザワゴンのグレードは25S L Packageです。
内装カラーはオリエンタルブラウンのレザーシートモデルになります。さてどんな感じでしょうか。
フロントドア
では前席の内装を確認していきましょう。
フロントドアの内側から見ていきます。
もうここから見所が多いですね。
トリム上部はソフトパッドです。
ここの形状も今回のマイナーチェンジで形状が変更されています。
その下に今回のトピックの一つ、栓の木を使用した本杢パネルが配置されています。
このパネルは小さいですが質感も良く上品な色合いです。主張して「本杢だぜ!」というよりはインテリアの中でも控えめに存在しています。
そこにデザイナーさんのセンスを感じますね。
少しノックしてみましたが、木の音がしましたよww
本杢パネルの下はサテンメッキのパーツで一旦区切られ、そのパネルはドアノブときれいに繋がっています。
ドアノブもインテリアの加飾として使用してありますね。
さらにトリム中央ですが目玉トピックの一つステッチつきのウルトラスエード ヌーと呼ばれる、新素材の採用です。
こちらは自動車部品としては初採用の素材ということです。
触感はさらっとしており薄い感じもありません。でも引っ掻き傷は怖いですねw
ウルトラスエード ヌーの下にウィンドウスイッチパネルがあります。
こちらもピアノブラックパネルとスイッチにはサテンメッキのパーツで加飾され抜かりなし。
ドアアームレストはステッチ付の人工皮革です。
内装色がオリエンタルブラウンなので、本杢パネル・ウルトラスエード ヌー・ドアアームレストの人工皮革はブラウンなのですがブラウンだけだと、ぼやっとしてしまいがちな所にサテンメッキパーツとピアノブラックのウィンドウスイッチパネルを効果的な刺し色として配置してあります。これは脱帽です。
トリム上部のソフトパッドも形状変更されていると書きましたが、このようにかなりせり出た形状になりました。
インパネとのつながりを持たせるためのデザイン処理の結果だと思いますが、天気の良い日に窓開けて肘置きたい時に丁度良い感じなんですw
次にフロントシートを見ていきます。
フロントシート
のりこむ前に足元を確認しました。スカッフプレートの設定はなくプラスチックのサイドシルプレートが設定されていました。
こちらがナパレザーを使用した、フロントシートです。
とてもたっぷりとしたウレタンで包み込まれるようなシートバックです。
メイン部分はパンチングになっています。
サイドのサポートは割と中寄りから出始めているのですが、少し柔らかめのウレタンなので窮屈な感じにはならなそうです。
ふとももの裏もしっかりとサポートされますし、調整の幅が多いので結構低い着座ポジションが可能です!
少しスポーティーにドライブしたい時に気分を盛り上げてくれそうです。
今回のマイナーチェンジでフロントシートにシートベンチレーションの機能が付きました!これも今回のトピックの一つですね。
初体験したのですが、暑いときにレザーシートですと蒸れてしまいますが、その熱気をシートが吸い出してくれます。
かなり広い面積で吸い出してくれるので快適でしたよ。
3段階の調整で作動できますが、強くすると少しうるさかったです。
まぁ慣れの範囲ですが、あると嬉しい良い機能だなぁと思いました。
そしてシートにもオシャレ心がw
ここにもメッキパーツ!!小さめのメッキパーツですので本当にちょっとしたアクセントですね。
全体としてみてもやかましい感じは皆無です。
運転席シートは10wayのパワーシートになっていますが、この調整スイッチの部分も質感が高いんです。
スイッチにメッキ処理は前回の改良から採用されていましたが、今回の改良でピアノブラックでスイッチパネルが処理されました。
質感としてはウィンドウスイッチパネルと同等ですね。
次にステアリングを見てみましょう。
ステアリングホイール
ステアリングは基本的なデザインはマイナーチェンジ前と変わりませんが、
縫製のステッチのパターンが変更になっています。
もともと質感の高い皮を使用していましたが、少し滑る印象でした。
それの対策なのかわかりませんがステッチ部の幅が広がって
握った時のグリップ感とステアリングを切ったときの引っ掛かりが強くなりました。地味に良いですよ。
あとステアリング下部のメッキパーツの台座ですが、以前はプラでしたがここもステッチ付の皮革になっています。
本革か人工か確認し忘れました。
しかしこんなところまで手を入れるとは・・・すごい
ステアリングはパドルシフト完備です。CX-5ではディーラーオプション扱いになってしまいましたが、アテンザではしっかり装備されています。
ついでにステアリング右側も見ておきます。
ここも質感高いです。単純なハードプラの部分が本当に少ないです。
エアコンの吹き出し口も新規部品です。
CX-5の物ともまた違ったデザインですね。
また風量調整ノブの周りもピアノブラックです。小さいですが本杢パネルも使用されています。
インパネ中央からドアトリムへのつながりを持たせる部分で質感的に割り切られることもある部分ですが、手抜き感全くなし。
インパネ上部もステッチ付の人口皮革。
下に見えるコインポケットは
起毛仕上げ。これは・・・凄いしか出てこない。
マツダは魂動デザインを取り入れた時からデザインと質感の追求に力を入れていますが、その積み重ねてきたものが開花していると感じます。
次にメーターを見てみましょう。
メーター
メーターもLパケは変更になっています。
中央の部分が液晶パネルになっています。両サイドのタコメーターと油温計・フューエルメーターはアナログです。
各メーター周りはメッキリングで処理され立体感が演出され質感的にも良いですね。
メッキリングは中央の物は液晶で表現されていたような気がしましたが・・・どうだったかな?
是非実車で確認お願いしますw
液晶での表示範囲はスピードメーターの両脇にある、平均燃費計と航続可能距離のメーターまでですね。
中央の表示は左側のステアリングスイッチのINFOボタンで表示の切り替えが可能です。
PROACTIVE から下のグレードはメーターに大きく変更はありません。
こちらが展示車の20S PROACTIVEのメーターです。
変更点は無いと思います。
今回のアテンザのマイナーチェンジは凄いですね。
内装だけみるとフルモデルチェンジでも良いんじゃないのか?って位変更点と見どころが多いです。
少し長くなってしまったので、前席のレビューの続きは次回にします。
次回はインパネの全景から見ていきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回も見てもらえると嬉しいです。