これで良いじゃなくこれが良い!カローラツーリングハイブリッド W×B FF (1.8ℓHEV)試乗レポート!プラチナホワイト

22年改良後カローラツーリングハイブリッド W×B FF (1.8ℓHEV)試乗レポート

2022.1.9更新

どうもUUです!

 

カローラツーリングのマイナーチェンジモデルに試乗させて頂きました!

コスパの塊!丁度良い走りから、改良により少し余裕が出た走りになる事で「これが良い!」になりそうな予感♪

実は新型プリウス契約前に先に検討していたクルマでして、かなり好きなクルマです。

マイナーチェンジの内容がかなり良くて、走りも期待が大きかった分肩透かし食うかな?とちょっと試乗行くのが怖かったんです。

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なぜならこの出来が新型プリウスの走りを占うとも感じていたからです。

で、乗ってみたわけですが・・・めちゃ良かったです!

正直「嘘?」って思いましたw

というか、この価格帯でこの走りを出してしまったら「少し走りに拘りあるよ」っていう位の方ならホントこれで満足できる気がしますw

 

勿論エンジン音やよりモアパワーな加速フィール、官能性を求めると違います。

が、素直でコーナーでも緩みないハンドリング、接地感も高く、乗り心地も良く、フラット感もある。しかも燃費も期待できる、改良でパワーアップし余裕が増した走り。しかも大きなネガが無い。

いやいや、めちゃレベル高いですよ。

プリウスでなく、もしこちらを購入していても私は充分満足できますし、人にお奨めするなら私はこのクルマを推すと思います。

 

今回の試乗から各項目毎に10点満点で点数を付けたいと思います。

外装デザインや走りに関しては私の好みなのであまり参考にしないで下さいw

基準としては同セグメントを比較対象とした時に平均的に考えて採点しています。

エクステリア7
インテリア6
安全装備8
パワートレーン8
走り全体での世界観7
乗り心地6
静粛性6
燃費・航続可能距離9
使い勝手8
合計点65/90

90点満点で65点ですね。これは結構良いのか、悪いのか。

今年からこの採点方式を続けてみるので、まずは手始めと言う事で。

 

試乗時間は約10分程度と凄く短かったので、色々試せてはいません。

しかし、街乗り部分であれば、走り出しからワインディングまである程度、性能に関しては感じることが出来たんではないかと思います。

 

カローラツーリング・ハイブリッド FFスペック

 

モデルトヨタ・カローラツーリング
グレード1.8HEV W×B
車両価格(2022年12月時点)285万円
全長㎜4,495
全幅㎜1,745
全高㎜1,460
ホイールベース㎜2,640
最低地上高㎜130
車両重量kg1,390
最小回転半径m5.3
システム出力PS140
エンジン1.8NA
エンジン最高出力PS98
エンジン最大トルクNm142
トランスミッションCVT
駆動方式2WD・FF
燃料タンク容量ℓ43
燃費WLTCkm/ℓ27.3
フロントモーター最高出力PS95
フロントモーター最大トルクNm185
リアモーター最高出力PS
リアモーター最大トルクNm
電池種類リチウムイオン
ラゲッジ容量ℓ392

改良前と改良後のハイブリッド関連のスペック比較です。

モータースペック改良前改良後
フロント最高出力PS7295(+23)
フロント最大トルクN・m163185(+22)
リア最高出力PS7.241(+33.8)
リア最大トルクN・m5584(+29)
バッテリー種・容量
FF
リチウムイオン
3.6
リチウムイオン
4.08
バッテリー種・容量
E-FOUR
ニッケル水素
6.5
リチウムイオン
4.08
W×B車両重量kg
E-FOUR
1,4501,440(-10)

 

エクステリア

まず改めて外装を少し確認します。

カローラツーリングの全幅は1,745㎜となっています、海外仕様とは違いナローボディーとして国産向けにダウンサイズされました。デザインがどうなるか心配でしたが、かっこよくて安心したのが先日のようですw

ヘッドライトやグリルがより精悍でシャープなデザインとなり、スポーティ路線からスマートな印象へとイメチェンしました。

 

これが凄くかっこ良く目に映ります。

新型プリウスもそうですが、少し多加飾なデザインからシンプルな方向に舵が切られたような?

ポジションランプの存在感もあり、所有満足度もグッとアップさせてくれそうですね。

ウィンカーはポジションランプが反転するタイプです。

 

反転もW×Bのみの仕様ですね。最近のトヨタ車はとにかく最上グレードが良い感じになってます。

 

ヘッドライトはオートハイビームまでの機能に留まります。トヨタのGA-Cプラットフォームはハイビームまでしか用意しないのか?

 

またもやW×Bのみですが、テールライトがバックドア側まで光る仕様になったのは相当大きいですね!

カローラスポーツと同じ感じになりましたので、夜間の存在感がありますし。

停車中に自分のクルマを眺める時の満足度も格段に上がるでしょうw

 

全長は4,495㎜となりますので、ステーションワゴンとしては短いです。

ホンダのシビックよりも短いので、まさにコンパクトステーションワゴンですね。

 

しかし、バランスの良いスタイリング。しっかりと伸びやかさを感じさせてきますよ。

2トンのステーションワゴンってあまりないので、それも良いですよね♪

 

塗装のつなぎ目はこんな感じ。なかなか上手に塗り分けされていますねぇ。

有償金額¥77,000は悩みどころですが、個性をプラスするには良いかも。

 

外装で気になるのはここくらいなんです。

Bピラーがカロスポだとピアノブラックなのに、ツーリング、セダンでは無塗装になります。カロスポのパーツを移植可能らしいので気になる方はDIYが良いかもです。(大体7,000円位で購入出来るみたいです)

ちなみに店舗によって交換できない所もあるので要確認ですよ。

外装はこれ位にして(2ページ目をギャラリーにしますね)ドライブフィール行ってみましょうー

 

ドライブフィール

 

乗り込んでみるとブラック内装はシンプルではあるものの、マテリアルがしっかりソフトパッドでそこにリアルステッチが施されています。

全体的にめっちゃ良いとは感じませんが、トヨタのモデルの中でも本質的に上質と感じる指折りモデルではないかと感じますね。

 

ドライブシートはカローラスポーツよりも少し小振りなタイプとなっていますが、タイトな着座感で体がしっかりとホールドされるタイプです。面で体を受け止めるタイプですね。W×Bはスポーティシートとなります。

 

W×Bにはホワイト内装も選べます。ホワイト内装はシートヒーター、ステアリングヒーターがセットで付いてきます。

 

レザテックの素材が滑り止めになって、体がズレルのを抑制してくれます。

特に背もたれのサイドサポートはカッチリしているので個人的にも好みです。

この辺りは改良前と同等かなと思います。

 

シートはマニュアルでパワーシートの設定がありません。

価格を考えれば妥当ですね。

着座位置は低い所まで設定できるのでかなり嬉しいです。

気になったのはメーターに対して、ステアリングが少し左に位置しているのか、メーターに対して自分の位置が正面に居ない感覚になります。

 

アクセルペダルは吊り下げ式ですね。

個人的にはここが少し気になりました。最近普段乗りでMAZDA2を使っている(オルガン式)からか少し踏みにくい印象です。

ペダルが上にある感じがしますね。慣れではありますが、ペダルレイアウトってやはり重要。

 

画像はクラウンです。

新型プリウスではオルガン式になっているのが、かなりグッとくるポイントです。

 

サイドミラーが後方配置され、三角窓が用意されていはいますが、黄色〇の段差で割と隠れちゃうのが勿体ないかも。

 

やはりセンターモニターの出方は大きいw

これはもう少し下でも良かったのではないかと、何度見ても思いますね。

 

改良前は青いスイッチでしたが、黒に変更。メッキリングもあり、質感も良い。

既にスタートボタンは押されている状態でしたので、シートに着座してメーターを見ると改良後のW×Bにのみ設定された12.3インチの液晶メーターが!

 

画像はクラウンです。

カローラと言えばトヨタのCセグメントでベースとなるクルマです。そのカローラに12.3インチの液晶メーターが装備されているとは。

しかもこのメーターはクラウンクロスオーバーまで使用されています。RAV4、ハリアーとより高額モデルと同じメーターが使われているのはコスパの良さを感じますね!これは結構ポイントが高い部分でしょう。

 

こちらはカローラです。

メーター中央に地図が表示されていますが、これは10.5インチのディスプレイオーディオにナビ機能等を付けたプラスを設定しないと表示されないので注意が必要です。

 

画像はクラウンのものです。

またW×Bにはヘッドアップディスプレイもメーカーオプション設定があるので、インフォメーション系統は完璧、と言いたいところです。

が、個人的に重要な電子インナーミラーがMOP設定で無いのは残念なところ。

社外品でも装着可能なので、大きな問題ではないですが、MOPであれば延長保証等も付けれますし、故障の場合もディーラーに持って行くだけで済むので楽かなと思います。

 

ステアリングの質感はちょっと寂しい。

ステアリングを握って少し回転させます。

しっかりと締まったフィーリングが手に伝わる良い剛性感を感じさせます。

現行プリウスと同じTNGAのGA-Cプラットフォームが使用されていますが、カローラはステアリングの取り付け剛性が改良されアップしているそうです。

なのでステアリングを操舵した時にシックリとした感触が残り、操舵フィールにダイレクト感があるんですね。

 

走り出してみると、モーターの初期加速で滑らかな滑り出し。

アクセル開度に対して違和感のない加速フィールとなっています。

ハイブリッドの制御も年々ブラッシュアップされていますね。シビックのハイブリッドも気持ちの良い滑り出しでしたが、遜色のないものになっていると思います。

 

どうしてもモーターで走り出して、少ししてからエンジンがかかるので、シビックの様なエンジンとモーターの協調感は乏しいです。

しかし、どれだけの人がその部分を求めるか?という事も言えちゃうので、トヨタの巧さを感じます。

 

駐車場をゆっくり低速で走っている時もステアリングがしっかりしているので安心感が高い。

やはりステーションワゴンである事で背の低いクルマの利点がありますね。

 

LEDフォグランプもW×Bでは標準装備となる

一般道に出てさらに踏み込んでいくと、力強く加速してくれます。

街乗りでは必要充分プラスアルファと言う感じでアクセルを深く踏み込まなくてもトルク感のある加速をしてくれるので、良いクルマに乗ってる感が高いですね。

リチウムイオンバッテリーの容量も上がっているのでモーター加速に回せる瞬時のパワーが大きい事での恩恵なのでしょうか?

改良前より明らかに加速フィールに余裕があり、エンジンがかかった時の音も抑えられてるんです。一クラス上のクルマになっちゃった様な。

 

画像は以前撮影したのでまだノーマル

試乗車はスタッドレスタイヤでしたが、ノーマルと同じ17インチを装着。

雨が降っていたからなのか、ロードノイズの抑えこみが以前試乗した時より小さく感じました。

これはもう少し乗ってみないと分からないかもですね。とは言え背の低いモデルですし、車格なりの音は聞こえてきます。

 

こちらの加飾もW×B専用。改良前よりも立体的な造形となった。

これでも充分ですが、サイドからの音はもう少しだけ抑えてあるともっとHEVでの走りとリンクした世界観が出るかもしれませんね。(カローラにどこまで求めるw)

しかし、あとは官能性を求める位しかない程に良い走りだと感じました。

 

一般道に出てすぐに緩やかなカーブが続く道に。

ステアリングを少し操舵するとスッとノーズが向きを変えるので、舵角が少なくて済みますね。

個人的にかなり重要視している部分で、気持ちの良いハンドリングにとって大切な部分だと思います。

街乗りで運転が楽しめるクルマになっています。あと操舵した時のフラット感ですよね。

やはり背の低いクルマにしか出せない乗り味がありますから、そういう部分を失いたくない方にもハマるクルマになっています。

とは言え、スポーツカーでもありませんから限界性能が高い訳ではないという雰囲気もありました。

私が購入するならボディー剛性アップパーツをフロント・リアに入れたいかもです。

 

個人的に青いエンブレムは辞めて欲しかったなぁ

ブレーキタッチも文句なし!

初期制動からしっかりと効いて停車するところまでノーズダイブになるような挙動も無く扱いやすいです。

止まる時に少しブレーキをリリースして調整出来る位の制動感が好みなのですが、それが出来ましたね。

 

逆に新型のクラウンだと低速から停止する時に止まらない感覚がありましたので。面白い所です。

ドライブフィールは以上です。

最後にラゲッジを紹介しますね。

 

改良後カローラツーリングラゲッジルームの使い勝手

カローラツーリングのラゲッジ容量は392ℓ。後席を倒すと802ℓとなります。

ステーションワゴンとしてはラゲッジは広くありません。新型のプリウスがスペアタイヤ無し仕様で420ℓなので同等の広さになります。

 

後席は6:4分割可倒です。センタースルーが無いのは少し残念ですが、国内ではそこまでの要求も少ないのでしょう。

 

段差は少し出来ますがほぼフラットですね。

 

後席可倒レバーがちゃんとあるのが嬉しいですねぇ。

ステーションワゴンとしての機能性を考慮された部分があります。

 

開口部とラゲッジ床もフラットなので荷物の出し入れも楽に出来そうです。

 

パワーバックドアの設定はさすがにありません。コミコミ300万円ちょっとに収まるクルマですからさすがに厳しいですね。

新型プリウスの上級グレードにはハンズフリーが無いもののパワーバックドアが設定されました。

 

非常時給電システムはハイブリッド専用のメーカーオプションです。

ラゲッジルームの紹介は以上です!

 

最後に

カローラツーリング、今回のマイナーチェンジで完成度がドンっと上がって、さらに良いクルマになりました!

改良前は普通に良いクルマという印象でしたが、モーターの出力アップによりほんのちょっとスパイスが追加されたことで、クルマ好きが納得できるラインに入り込んだ印象です。

 

これは走るのが好きなクルマ好きの方でも結構満足できる仕上がりではないでしょうか。

いやー、レポート書きながらネガな部分がホントに少ないなと思いましたし、プリウスの次このクルマでも良いな、とすら思ってますw

個人的に大きく気になるとすればトヨタ車でかつカローラなので人と被り易い?位ですね。

あと、ラゲッジがステーションワゴンにしては狭い、程度かなと。

是非改良版のカローラシリーズ乗ってみて下さい。トヨタ車としては納期も比較的短いようなので狙い目かもしれませんよ。

 

ではまた。

 

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