MAZDA3 インテリアレポート 残念なポイントもピックアップ
マツダ新世代商品群のトップバッター「MAZDA3」に試乗させて頂きました。
ドライブフィールとエクステリアのレビューはしていまして、今回はインテリア編です。
発売前の19.4月末にMAZDA3の先行内見会に参加させてもらって北米仕様のLパケ相当になる質感高い内外装を堪能しました。
19.4.27 岐阜県セラミックパークMINOにて
先行内見会で見てきた内装レポートもかなり詳細にしていますので、そちらも参考になれば嬉しいです。
別ウィンドウで開きますので、良かったらご覧ください。
MAZDA3のインテリア徹底紹介 間もなく国内発売されるマツダのアクセラ後継車、MAZDA3の先行内見会に参加し…
こちらがドライブフィールと、エクステリアのレポート。
MAZDA3 ドライブフィールレポート編 マツダから新世代商品群の第1弾として発売された新型MAZDA3に試乗さ…
新型MAZDA3 FASTBACKとSEDANのエクステリアを紹介 新型のMAZDA3に試乗させて頂きました! …
今回の試乗車はその時見れなかったファブリック内装だったのでそのインテリアをメインにレポートします。
1,500ccのモデルとPROACTIVE以上のグレードで違いもありますのでその辺りもご紹介します。
- 1 MAZDA3 インテリアレポート 残念なポイントもピックアップ
- 1.1 MAZDA3 インテリア フロント
- 1.2 MAZDA3 リヤ内装
- 1.3 まとめ
MAZDA3のグレード構成略図
グレード | FASTBACK (ファストバック) | SEDAN (セダン) |
15S・15STouring | ○ | × |
20G・18D・SKY-X PROACTIVE | ○ | ○ |
20G・18D・SKY-X PROACTIVE Touring Selection | ○ | ○ |
20G・18D・SKY-X L Package | ○ | ○ |
20G・18D・SKY-X Burgundy Selection | ○ | × |
下に行くほど上級のグレードです。
1,500ccエンジンのモデルと、内装がシックな赤色(バーガンディー)になるBurgundy Selectionはファストバックのみとなっています。
文字がピンクになったところが今回紹介するグレードとボディータイプの組み合わせ。
撮影車両
今回はこの3台の車両の画像を使っていきます。
● 15S Touring FF・・・ファストバック、ファブリック内装 ¥2,273,880
● XD PROACTIVE TouringSelection FF・・・ファストバック、ファブリック内装 ¥2,858,800
● XD L Package・・・セダン、ホワイトレザー内装 ¥2,919,000
1,500ccのエンジンはファストバックのみですが、その内装も少しPROACTIVEの内装と差別化もされていますので、紹介しますね。
Lパケも内装の質感が色々向上されていますのでその辺りにも触れていきます。
実際ファブリック内装を見て思った感想は、「充分質感高い」ということ。
この内装質感であれば不満はよっぽど出てこないんでは。
特に15S Touringの内装とPROACTIVEの内装で細かい差があるとは言え、ほとんど同じなのでお買い得感半端無いです。
MAZDA3残念なポイント
素晴らしい商品力のMAZDA3ですが、残念なポイントの大半は後席のセクションに固まってます。
●フロントシートにベンチレーションが付かない
●後席の足元空間がちょっと狭い
●後席用エアコンの吹き出し口がない
●後席にスマホの充電環境がない
●ファストバックは後席の閉塞感は少しある
●ファストバックはラゲッジの使い勝手が良くなさそう
「もう分かってるよ」という方もいらっしゃると思いますが・・
MAZDA3の属するCセグメントのハッチバックは、走りと実用性が高い次元で両立できるのが魅力なので、色々要望は言いたい!
ではこれらを踏まえながら内装を細かく見て行きます。
MAZDA3 インテリア フロント
フロントドア
15S Touringのフロントドアです。
デザイン性の高い物になってますね。
トリム上部は立体感のあるソフトパッドになっています。
その下はブラックの合成皮革にブラウン系のステッチが入ったオーナメントが設定。
インナードアハンドルはメッキパーツと連続したデザイン。
ここは現行アテンザを継承しています。
ウィンドウスイッチパネルもエントリーグレードからこの仕上がりです。
ピアノブラックのパネル、スイッチのメッキ加飾も付いています。
スイッチの操作感も節度があり文句なしです。
車速感応ドアロックも付いているので時速20キロくらいになると自動でロックされパーキングに入れるとロックが解除されます。
MAZDA3は全ドアがドアグリップになっています。
ポケットになっていませんが、ドアポケット自体がしっかり物が入れられるので大きな問題は無さそうです。
ファブリック部分のアップですが、シンプルなジャージ素材でトリムされています。
ファブリックトリムも安っぽさは無いですね。マテリアルの点数やステッチの効果的な使い方で質感の高さを感じられる。
ドアアームレストもステッチ付きの合皮仕上げで、このアームレストに肘置いた時のクッション感がすごく良かったです!
エントリーモデルのドアトリムですが、良い仕上がりになっています。
1,500ccモデルはBOSEスピーカーの設定無し
MAZDA3はPROACTIVEからBOSEのスピーカーシステムが選択できますが、15S、15STouringでは標準の8スピーカーのみとなっています。
標準でもスピーカーが8つですし今回MAZDA3では音の聞こえ方に注力しており、ノーマルのオーディオでも充分音が良いそうです。
私は聞いてくるのを忘れてしまいました・・・感想教えてくださいw
こちらが標準のスピーカーカバーです。
先行内見ではBOSEつきのものしか見てなったので新鮮でした。
マットな質感のカバーになっていてこれでも見た目は問題ないと思います。
こちらがBOSEサウンドシステムのオプションが付いたときのスピーカーカバーです。
パンチングされたメタルパネルで質感高い仕上がりになっています。
部分的にヘアラインチックな表面処理もされていました。
これを見てしまうと付けたくなっちゃいますね。
BOSEサウンドの音は先行内見で聞いてきましたが、クリアで重低音の響きが心地よいサウンドになっていて、私が購入するなら是非付けたいと思いました。
でも15Sでは選べないんですよね。ここも少し残念ではあります。
こだわりのスピーカー配置としてフロントドア取り付け位置辺りの「カウルサイド」と呼ばれる箇所に3Lウーファーを設置して重低音の聞こえ方を良くしたことが大きいようです。
上の画像の黄色◎部分です。
クルマの中で音波が打ち消し合う場所、各音域で聞こえやすい音源の場所をシミュレーション・研究して最適に配置してきたのがMAZDA3のスピーカー箇所になっているとか。
先行内見で開発主査の方がここも力説されていたポイントでした。
そのスピーカー配置を紹介しておきます。
このような配置になっているそうです。
しかし、スピーカーを車体の内側に設定するのが良いとは、驚き。
Lパケになると中央のドアトリムはブラックの合皮になります。
セダンは赤い内装は選べないですが、Lパケにするとホワイトレザー内装かブラックレザー内装の選択肢が出てきます。
フロントシート周り
15S Touringの運転席です。
今回の改良でフロントシートも完全に新しいものになっています。
着座した時に人が直立した状態と近い姿勢になるように設計。
この状態が人にとって疲労の少ない姿勢になるそうです。
15S、15STouringはパワーシートの設定がありません。
ここもPROACTIVE以上と差別化されているところですね。
個人的に嬉しいのが、ふともも裏の上下調整が別になっていたこと。
それとシートの形状もあって良いドラポジが取れる感じでした。
このダイヤルを動かすとシートの前端部分が調整できるようになっています。
従来はシートの座面の上下と同じ調整だったので進化してますね。
BMW等のマニュアルシートと近い感じになっています。
PROACTIVE TouringSelectionは2メモリーの10wayパワーシートが標準装備。
調整幅がひろくて低い着座位置が可能なので非常に嬉しいですね。
MAZDA3は様々な体系を念頭に置いてあるためステアリングも含めて調整幅が広く作ってあります。
PROACTIVE TouringSelectionとPROACTIVEの差
PROACTIVE TouringSelectionはPROACTIVEにメーカーオプションが少しお得に付いたグレードになっています。
1.スーパーUVカットガラス(フロントドア)+IRカットガラス(フロントガラス・フロントドア)、CD/DVDプレイヤー+地上デジタルチューナー(フルセグ)¥48,600
2.クルージング&トラフィックサポート ¥54,000
※15S・15STouringは設定不可
内容は、
追従走行機能とステアリングアシスト機能により、高速道路や自動車専用道路の渋滞時に運転疲労の軽減をサポートするシステムです。先行車との車間距離を一定に保つ追従走行に加え、車線を検知している場合はステアリングアシスト機能が車線に沿った走行をアシスト。車線を検知していない場合は、先行車の走行軌跡に沿った走行をアシストします。
・追従走行機能 AT車:0km/h~高速域まで、MT車:約30km/h~高速域まで
・ステアリングアシスト機能 AT車:約55km/h未満、MT車:約30~55km/h
このようになっていて低速でのステアリングアシストが可能となり、渋滞での追従が可能になるのが特徴です。
3.ドライビング・ポジション・サポート・パッケージ ¥64,800
※15S・15STouringは設定不可
内容は、
・運転席10wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能(シート位置/アクティブ・ドライビングディスプレイ/ドアミラー角度)
ピンぼけてますがアクティブドライビングディスプレイ
サイドミラーの位置までメモリーしてくれるのは嬉しいですね!
・運転席&助手席シートヒーター
・ステアリングヒーター
ステアリングヒーター、シートヒータースイッチはエアコンスイッチの下に配置されています。
これら3つのオプション合計¥167,400が付いてPROACTIVEからの上昇金額は¥118,800となり差額¥48,600。
ちょうど、スーパーUVカットガラス(フロントドア)+IRカットガラス(フロントガラス・フロントドア)、CD/DVDプレイヤー+地上デジタルチューナー(フルセグ)¥48,600が無料で付いてくる価格設定になっています。
これに釣られてTouringSelectionにするか?しないか?ですねw
ついでにこちらも。
360°セーフティーパッケージ ¥85,300
※全グレードで設定可能です。
内容は、
・360°ビューモニター
・ドライバー・モニタリング
・MT車のみ・・・フロントパーキングセンサー(センター/コーナー)
フロントカメラ設定位置
フロントカメラやサイドカメラの位置を処理して画面左側の様に鮮明に車両の周囲を表示してくれます。
以前のマツコネではここまできれいな物ではありませんでしたが、MAZDA3から採用された次世代マツコネの大幅に進化したポイントの一つです。
またモニターの左右にカメラと赤外線センサーが設定されドライバーの不自然な動き等を検知してアラートしてくれるのがドライバーモニタリングシステムです。
この2つのセットで¥85,300はお得な金額設定だと思います。
インテリアのレポートに戻ります。
Lパケになってもシートの調整スイッチの質感は変わりません。
スカッフプレートの設定はありませんでした。
ファブリックシートですが、メイン部は若干ブラウンっぽくも見えるブラックになっていました。
ドアトリムやインパネのステッチがブラウン系なのでコーディネートされているのだと思います。
頭上空間はこんな感じ。
ファストバックはエントリーモデルからルーフライニングもブラック。
セダンは写真撮り忘れたので先行内見の画像ですが、ホワイトです。
北米仕様車なのでサンルーフが付いてましたが、概ねこんな雰囲気になります。
サンルーフ¥86,400は国内ではSKY-XのLパケからのみの設定です。
Lパケになるとパーフォレーションレザーシートになります。
ファブリックシートより少し硬めな感じにはなりますが、質感の高さと耐久性が良さそうな印象でした。
こうやって見ると綺麗な形のシートです。
先行内見で撮ってきた生地のサンプルです。
結構厚みがあります。参考までに。
前席全体
水平基調のインパネでスッキリしながら各パーツの立体的な造形と、マテリアル品質の高さを感じるインパネの仕上がり。
これが15STouring、エントリーモデルのインパネとは・・商品力の高さが際立ってます。
こちらがLパケホワイトレザー内装のインパネです。
ホワイト内装はデザインとの相性の良さも感じます。
それにしても、良く出来てる。
アクセラの時から内装が広くなったように感じていたのですが、水平デザインとエアコンのルーバーの天地幅を圧縮したことで広がりを感じられるモノになっているそうです。
寸法的に幅が広くなっていないんですね。
MAZDA3の発表会に参加してきまーす!
デザイナーさんとかとお話しする機会があるので、質問あれば聞いておきますのでコメントくださいね! pic.twitter.com/mELcJg0fJV— ドラヨス@クルマ系Youtuber×blogger (@phoshiaki) 2019年5月24日
ドラヨスさん に確認して頂きました )^o^( ありがとうございました。
細かい所を見ていきます。
ステアリング周辺
今回のMAZDA3で特に良いなと思っているのがこのステアリングです。
15S Touringのステアリング、このデザインが素晴らしいです。
洗練されたデザインになっていて何より、ステアリングスイッチの質感と収まりが良いですね。
ドライブフィールでもレビューしましたが、15S・15STouringにはオプションでもパドルシフトの設定がありません。
トルク感は低いですが、軽快に走ってくれるエンジンなので15Sのグレードにこそ欲しかったと思いました。
こちらはPROACTIVE TouringSelectionのステアリング。
PROACTIVEからパドルシフトは標準装備されます。
先行内見での北米仕様画像
パドルシフトが少し小ぶりなので、操作は少ししにくい?かもしれません。
レザーはサラッと感の強いスムースレザーになっています。このステアリングの質感も全グレード共通です。
こちらがLパケのステアリング、黄色四角部分が上記したPROACTIVEから設定できる●クルージング&トラフィックサポート¥54,000を付けた時に追加されるスイッチです。
ステアリングスイッチ類の操作感も良い反力があってずっといじってたくなる感じですww
Lパケからホーンパッドリング・プラチナサテンメッキが付きます。
こちらがホーンパッドリング無です。
Lパケから細かい質感の差別化が図られています。
メーター
中央に7インチの液晶メーターを配置した3眼メーターになっています。
このメーターも全グレード共通。
中央に液晶メーターは従来、上級モデルのCX-5特別仕様車や、CX-8、アテンザのLパケ相当の装備でしたが、新世代モデルのMAZDA3からは標準装備です。
このままでも充分ですが、次世代の上級モデルはここからさらにパワーアップするのかな?
点灯状態です。
エンジン掛けた時に中央の液晶メーターにオープニング演出のアニーメーションが流れます。
個人的にはアナログのメーターが好きなので程よい先進感とマッチングしてて見やすい。
※ドライブフィールのレポートの内容です。
メーターの速度制限表示について
交通標識認識システムTSRの装備が無い15S・15STouring除く
走行中に制限速度が認識されると、その制限速度数値部分が赤くなります。
画面ですと30㌔の所が赤くなっています。
これが認識がし易くて結構良かったです。
※イメージ画像です。
さらにここから速度超過していくと、画像のように制限速度の所から現在の速度まで赤くなるのでドライバーは罪悪感を伴いながら運転することになりますww
また、たまに画面の様に街乗りでも110㌔制限などという誤表示もありますが、「ご愛嬌という事でお願いします」との事ですww
ビルの窓枠なんかを誤認識してしまう事があるそうです(^^)
ステアリング右側
ステアリングの右側を見ておきます。
ドアトリムとの連続性も文句なしですね。
ステッチのつながりなど拘りの感じられるセクションになってますね。
送風口を囲むようにメッキ加飾とつまみにも加飾がついてます。
その下に360°ビュー等のボタンが設定。
コインポケットはこんな感じです。
PROACTIVE TouringSelectionの画像、ETCやパワーシートのメモリースイッチはここに設定されます。
LパケのBOSEサウンド付ではこのような見え方に、良い感じw
エンジンスタートスイッチ
Lパケまでのエンジンスタートスイッチ周りのリングはブラック。
Lパケからはプラチナサテンメッキリングの加飾付。
ここは出来ればもう少し下のグレードからでも装備してくれると良かったですね。
ディーラーオプションでも設定は無いです。頼めば取り寄せ出来そうですが、どうでしょうか?
オーバーヘッドコンソール
15S・15STouringのルームミラーは防眩ルームミラーになっています。
下にあるノブを引くことで夜間後続車のライトが眩しいときに手動で切り替えするタイプ。
画像はLパケのフレームレスタイプ、見た目がスッキリして質感アップしてます。
PROACTIVE以上からは自動防眩ルームミラーとなり、Lパケからはフレームレスになる、という感じですね。
ルームライトは全部LEDになっていました。
こういう細かい所もコストダウンしてません。
ボタンの操作感もガチっとなりませんし、点灯・消灯も少しゆっくり付いたり、消えたりする高級輸入車までは行かないですが、近しい仕上がりです。
写真撮り忘れたので先行内見画像ですが、サングラスホルダーも完備されています。
ここも最近のCセグメントでは省かれることが多いのですが、マツダのクルマはちゃんと装備されています。
個人的にも結構使うので嬉しいですね。
マツダコネクテッドサービスについて
PROACTIVE以上のグレードにはサングラスホルダーの側にこのボタンが設定されています。
今回新世代商品の特徴の一つとしてコネクテッドサービスが始まりました。
上の画像がエマージェンシーコール用のボタンです。
PROACTIVEから車載通信機が標準で搭載されその情報をもとに様々なコネクト機能のサービスを受けることが出来ます。
このサービスは購入後3年間は無料で利用でき、4年目からは1年間の有償で¥10,000(+税)で更新できるそうです。
クルマとマツダがネットワークでつながり、24時間365日さまざまな場面でお客様のカーライフをサポートするサービスです。
例えば、事故や急病などの“もしも”の際は、クルマがオペレーターとつながることで迅速に緊急車両を手配することができます。
また、スマートフォンアプリと連携することで、クルマの状況やドアの閉め忘れなどを通知するサービスもご利用いただけます。
お客様のカーライフをより快適に、安全に、そして安心して楽しく過ごせるようサポートします。
サービスを簡単に紹介
1、マツダ・エマージェンシーコール
2、マツダ・アドバイスコール
3、コンディションモニター
4、バーグラアラーム通知
5、うっかり通知
6、リモートコントロール
7、カーファインダー
8、リモートモニター
9、目的地送信
10、自動更新
このような内容になっています。
自動の地図更新(マップオンデマンド)は原則1月に一回あるのが良いですね。
車両異常があるとマツコネの画面にアラートが表示されたり、任意でディーラーにそのまま連絡できる機能も。
スマホに専用のアプリ(MyMAZDA・・8月スタートらしい)をダウンロードすることで車両に異常があるとお知らせしてくれるサービスなんかもあるみたいです。
鍵の閉め忘れもお知らせしてくれて、さらに閉めるだけなら遠隔で出来るそうです。
緊急や困った時にユーザーの不安を低減するサービスですね!
1,500ccのモデルにはこのサービスは無いので、こういった部分でもグレード選びは悩みどころ。
細かい解説はHPに記載あるので良かったら。
別ウィンドウで開きます。
人とクルマのつながりを広げる新しいサービスが始まります。…
マツダコネクト
こちらもドライブフィールのレポート内容ですが、マツコネなのでインテリアレビューであるこちらにも掲載。
マツコネがパワーアップ!
ディーラーオプションのナビゲーション用SDカードアドバンス¥52,919を購入すればナビとしても機能します。
今回マツダコネクトは8.8インチのワイドディスプレイになりました。
AppleCARPlay・AndroidAutoにも対応しています。
縦方向の地図表記は以前の7インチの時よりも少し小さくなっていますが、そんなの関係ねぇくらいキレイになってましたw
テレビの画面も少し見ましたが、鮮明に映ってましたよ♪
地図表記
以前のマツコネ画面を知っている方が見ればまず驚くのがその精細な表示精度、以前はアナログ変換されたものが画面に映っていたそうですが、今回からしっかりとデジタルになっています。
パネルのスペックもあると思いますが、とにかくキレイ。
この画像は依然撮影したCX-5の画面です。
地図表記も目の粗さなどがあったり、作動中の誤作動報告も度々見受けられましたが、原因はメモリーが1GBしか無かった事が大きいそうです。
新世代マツコネのメモリーは4GBになり、処理能力も大幅にアップしたのでストレスを感じるシーンも少なくなりそう。
360°ビューカメラ
フロントカメラ
度々CX-5を引き合いに出して申し訳ないですが、こちらはその360°ビューで見た時のフロントカメラの映像。
かなり歪みが大きく出ていて、ノイズも多いです。実際試乗して使ってみてもとても褒められたものではありませんでした。
新マツコネではこうなります。
「おーーい、どんだけ違うんや」って感じですw
こちらは信号待ち中に操作したものですが、シフトレバーがP・Dの時にステアリング右側の360°ビューボタン押すと、この画面になります。
右から2番目のボタンですね。
さらにそのボタンを押していくと順に
フロントカメラワイドの画像。
サイドカメラの画像、と言う順に変わっていきます。
リアカメラ
シフトをバックに入れるとリアカメラに切り替わります。
これも同じくめちゃキレイw
リアも標準とワイドの表示があります。
確かにワイドの方が広い範囲は映していますが、見やすいのはノーマルですね。
しかも、もともとワイド感があるのであまりワイドは必要ないかも。
左のアラウンドビューは若干表示は小さいのと、画像のつなぎ目は少し太いですが、くっきり映って見やすいので問題なさそうです。
またまた旧マツコネですが、360°ビューの時の右画面が小さすぎて見辛過ぎます。
売れ筋モデルのCX-5や8も新世代のマツコネを採用して欲しい!
そうすればさらに商品力上がると思います。
是非お願いします )^o^(
ジョグダイヤルのタッチパッドについて
今回マツコネの画面がタッチパネルで無くなった代わりにジョグダイヤルの上面がタッチパッドになっています。
これの使い勝手も軽く体感してきましたが、あまり使い易い感じはしませんでした。
まず条件として停止中しかタッチパッドは使えません。
もし使う場合はまずジョグダイヤルを少し動かしてからではないとタッチパッドも機能しないようです。
少し操作もしてみたのですが、反応は良いのですが、動きが速くてイマイチな感じはしました。
設定でスピードも操作できるかもしれません。
新世代マツコネはかなり進歩している印象を受けました。
エアコンパネル周辺
マツコネ画面の下はステッチ付合皮のパネルが鎮座しています。
このパネルがMAZDA3の高い内装質感を感じさせてくれる一番のファクターになっていると思います。
この質感もベースグレードから同じです。
そしてその下に左右に連なるプラチナサテンメッキのデコレーションパネル。
画像は15S Touringですが、廉価グレードの15Sになるとシルバーメッキになります。
どんな感じかと思っていたんですが、シフトレバーやコマンダーを囲むメッキと同じだそうです。
このシルバーメッキになるそうです。
ここはPROACTIVEからプラチナサテンメッキになります。
PROACTIVE TouringSelectionの画像です。
違いが分かりますでしょうか?
ほとんど質感や装備が共通化されているMAZDA3ですが、1,500ccのモデルはちょこちょこ違いますね。
#MAZDA3 の内装記事書いてるんですが、今は子供のスイミング見ながら、装備表を確認。
てかほとんどみんな同じ列に○あるやんww
どんだけ充実してるの😅 pic.twitter.com/yOAJ0UNP86
— UU (@WCLBlogAuthor) 2019年6月1日
15S Touringのエアコンパネル、シートヒーター等が装備されないのでメクラスイッチが目立ちます。
でもその他の質感は上位グレードと同じです。
エアコンがアナログを残してくれたのは本当に嬉しい )^o^(
最近はタッチパネル化が進んできていますが、操作性は断然アナログタイプが良いと思います。
個人的には見た目もこちらが良いw
MAZDA3の操作スイッチは質感が高く、ダイヤルの操作も節度のある物になっていて非常に好印象です。
メーカーオプションのスーパーUVカットガラス(フロントドア)+IRカットガラス(フロントガラス・フロントドア)、CD/DVDプレイヤー+地上デジタルチューナー(フルセグ)¥48,600を選択すれば、画像のようにDVDのメディアスロットが付きます。
こちらもスロット周りにメッキの処理がされ、質感に配慮したものに。
DVDスロットの横にUSBのスロットが1口設定されています。
Lパケになるとエンジンスタートスイッチのメッキリング、セダンだとホワイトの内装とマッチングも良いですね。
勿論ブラック内装もシックに決まって、上質感溢れたものになると思います。
しかし、ハザードスイッチはちょっと押し辛い印象です。
シフトレバー周辺
15S Touring
ドリンクホルダー
エアコンパネルの下はコンソールポケットとドリンクホルダーになっています。
1,500ccのグレードにはここでも差別化があり、ドリンクホルダーの蓋がありません。
このようにドリンクホルダーは使い易い横並び配置です。
センターコンソールの幅が広くなった恩恵ですね。
ドリンクホルダーはこの並び方が良いと思ってます。
PROACTIVE以上からはこのように可動式の蓋が付きます。
その分奥のポケットは少し狭くなりますね。
この蓋の作動も重厚感のある動きになっていました。
MAZDA3は本当にセンターコンソールが立派になりました。
なのに運転席の足元や、空間に窮屈な感じはなく水平デザインの恩恵で広がりを感じる。
感心してしまいますね。
コンソールサイドの合成皮革処理も標準。
シフトレバーもシフトブーツ付きで良い感じに仕上がってます。
先行内見での展示資料ですがシフトブーツの背が少し高いので、こちらはMT用みたいですね。
今回マツダはこのセンターコンソールパネルにも拘りを見せてきています。
パネルがただのピアノブラックパネルではなく、2層パネルになっておりヘキサゴンパターンの模様のパネルとクリアパネルの層になっています。
写真だと見辛いのですが、何となく伝わりますかね?
このパネルの意味に関しては承知していなかったのですが、指紋が見辛くなるとか?という情報をツイッターで教えてもらいました。
15S Touring
MAZDA3では電子パーキングブレーキとオートホールドが標準装備。
他メーカーでも採用が進んでいる※オートホールドはとても便利な機能です。
※この機能をONにした状態で信号待ち等でブレーキにて停止後、ブレーキペダルから足を離しても停止状態が保持される機能
コマンダーのダイヤルも質感良いなぁ。
PROACTIVE TouringSelection
MAZDA3のオートホールドはエンジンを切るとOFFになるタイプなので毎回ONしないといけないのはスバル・レヴォーグと同じですね。
一度ONしたらその状態をキープしてくれた方が有り難いですが。
コマンダーコントロールの操作感もエアコンのダイヤル同様の反力があり、良かったです。
アームレストはステッチ付合皮で処理され立派なサイズになっています。
このアームレストの質感や色も全グレード共通。
作動はスライドしてからガバっと開くタイプになっています。
最大までスライドした状態です。
ここからガバっと上に開きます。
開くとこんな感じです。
中はそこそこ広い収納になっています。
一枚取り外し可能な間仕切りが付いています。
底にフェルトのようなものが貼ってあり、異音対策もOK。
USBスロットは映像・音楽の出力に対応
前端の立壁にUSB・HDMIのスロット、アクセサリーソケットが設定されています。
先に紹介したDVDスロット側のUSBスロットとこのスロットはどちらも音楽の出力に対応しており2.1Aの高速充電対応になっています。
アクセサリースロットもありますし、USBのスロットが離れて設定されているのもユーザーライクな配慮を感じますね。
これが国産Cセグの車内ですか?
マツダはとんでもない爆弾を投下したとしか思えない・・・
助手席側
こちらは15S Touringの助手席セクション。
Lパケでなくても充分な雰囲気を感じます。
グローブボックスを開けると結構広いですね。
先行内見の時は暗くてちゃんと認識できませんでしたが、明るい所で再度見ると結構広く感じました。
実用的だと思います。
Lパケになるとグローブボックスの開閉ノブがプラチナサテンメッキになります。
グローブボックスの開閉感もダンパーが効いて良い感じ。
そしてグローブボックス内部が起毛処理されます。
プレミアムブランドめざし中のマツダの心意気が伝わる。
レクサスのミドルサイズセダンESでさえこのグローブボックス内の起毛処理が無くなり、開閉感も軽い感じ。
MAZDA3のグローブボックスは明らかにレクサスのESと比較すると良い仕上がりです。
素晴らしい。
MAZDA3の助手席は全グレードマニュアル調整です。
パワーシートの設定はありません。
かなり立体感あるので、お手入れがどんな感じになるのか気になるところですね。
フロントのセクションは以上です。
いやーえーね!!
MAZDA3 リヤ内装
リヤドア
15S Touringのリヤドア。
質感は完全にフロントドアと同様の質感が確保されています。
トリム上部もソフトパッドです。
Cセグメントのリヤドアに関しては、他メーカーは殆どハードプラです。
この拘りが通じる2%の方に届くクルマ造りを目指してるんですよね♪
ファストバックは特にトリム上部の面積が広いのでお金かかってそうです。
ドアポケットも実用的なサイズでアクセラのペットボトル専用サイズから大きくレベルが上がってます。
セダンのリヤドアも。
リヤのドアアームレストも優しい感触で肘置いた時の感触が抜群です。
では冒頭に紹介したMAZDA3の弱点ポイント以外を紹介していきます。
後席見え掛かり
セダンとファストバックどちらも運転席は175センチの私のドラポジに合わせてあります。
先行内見の時より少し広く感じました。
運転席のシートバックポケットは設定なしです。
リヤシートの着座感もフロントシート同様に疲れにくい姿勢を目指して造られているそうです。
確かに座ってみるとこちらも座面長もあって快適な座り心地。
リヤシートのリクライニングはできません。
あと、後席に乗り込む時ですが頭上空間に余裕が無いので頭を少し下げる雰囲気になりました。
嬉しいのがアクセラから引き続きリヤシートにもドリンクホルダー付のアームレストが設定されている事。
個人的にこれが無いと妙にテンション下がるのであって欲しい装備の一つです。
何より子供がいるとどうしても水筒とか飲み物とか置く為に欲しいんですよね。
特に加飾はありませんが、リッド付になっていますしある事に意味があるw
たまにエクステリアも
ファストバックのラゲッジルーム
ファストバックのラゲッジルームは容量の記載がありませんが、67ℓのスーツケースが2つ入るそうです。
開口部との段差もあり、あまり広くは無いので少し使いづらそうではあります。
普段買い物とか、ちょっと物を積むだけなら全く問題ないレベルです。
先行内見の画像ですが、リヤシートを倒すとこんな感じです。
フラットに倒れる感じではないですね。
参考になればと思います。
ラゲッジ床下はこんな感じになっています。こちらは標準オーディオの場合。
先行内見の画像ですが、BOSEサウンドシステムを選択するとラゲッジ床はサブウーファーが設置されます。
スペアタイヤは北米用ですね。国内仕様では設定がありません。
セダントランクルーム
セダンのトランクルームは全長がファストバックより200㎜長いこともあり、余裕を感じました。
67ℓのスーツケースが3つ、9インチのゴルフバックが2個収納できるそうです。
荷室に関しては明らかにセダンが良さそう?
これも使い方次第ですかね。
セダンもファストバック同様リヤシートは6:4分割できます。
インテリアのレポート以上です。
まとめ
MAZDA3の15STouringのインテリアを中心に各グレードでの差等をレポートしました。
エントリーモデルから非常に高い質感と装備の充実感が際立ちます。
廉価グレードの15Sですと、上で紹介した以外にエアコンがマニュアル、スマートキーのシステムが違う、などがあります。
ドアトリムの質感などは全グレード同じです。
国内外合わせてもここまで拘ってるメーカーは少ないですし、この価格帯で実現しているのはMAZDA3位?ではないでしょうか。
後席の居住空間や、使い勝手では気になる面もありますが、その不満点を補ってくれる程の質感と高いデザイン性が確保されています。
気になる方は是非一度、ディーラーまで見に行って乗ってみて下さい。
新しい価値観を感じられるかもしれません。
長かったですが、最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
MAZDA3公式HPです。
5ドアスポーツ・ハッチバック(ファストバック) / 4ドアセダン「MAZDA3」の車種情報。デザインや内装、走行性能など…