MAZDA3 20S Burgundy Selection試乗レビュー
MAZDA3の2000ccNAガソリンモデル、20Sに試乗させて頂きました!
試乗車は20Sバーガンディーセレクション 2WD/FF ¥2,719,200という最上級のグレード。
以前MAZDA3の先行内見会にて北米仕様のバーガンディー内装は見ていましたが、国内仕様は初めて確認することが出来ました!
やはり質感良いっすねー。
これは内装見るだけでもヤバいヤツですw
今回はMAZDA3・20Sのドライブフィールのレポートをお伝えしつつ、エクステリア・バーガンディーの質感高い内装画像をお届けしていきます!
最後に試乗車グレードで見積もりも貰ってきたので紹介します。
私はMAZDA3が発売される前からこの2000ccNAのグレードがラインナップ中のベストバイグレードだと思っていましたが、その考えは間違ってなかったと思える試乗となりました)^o^(
早速試乗レポートです。
MAZDA3 20S ドライブフィール
エンジン始動
エンジンスタートスイッチを押すとキュルル、ドウンと2.0NAエンジンが始動します。
アイドリング音は静かです。
全く聞こえないわけではないですが、心地よく耳に届いてきます。
15Sや18Dよりも明らかに静か。
ステアリングスイッチで中央のメーター表示も変更可能
ドライブポジション
運転席
新開発のシートの着座感良好
ドラポジが良く決まるんだw
バーガンディーのシートカラーは画像よりも落ち着いたカラーリング。
ファブリックシートよりは硬めに感じますが、お尻をしっかり奥まで入れて着座することで骨盤が立った姿勢になります。
この姿勢が人間が疲れづらい直立した時の姿勢になるようにシートが設計されているそうです。
確かに着座感は凄く良い。私の猫背も矯正されるか?(前も書いたかも)
PROACTIVEからパドルシフトも標準装備
ステアリングのチルト・テレスコピックの調整幅も大きく世界中のドライバーの体系に考慮されていることが分かります。
低い着座位置が好きなので、下げれるのは嬉しいポイント。
いつも言っていますが、アクセルペダルはオルガン式を採用。
「マツダ車と言えばオルガン式アクセルペダル!」
こういうイメージもその内広がっていきそうですね。
足を伸ばした先にペダルが待っていてくれる感じ。
運転席との位置関係含めて素晴らしいペダルレイアウトだと思います。
専用パネルを多く用いて個性あるスタイリングが実現
長いフロントノーズと前輪の位置の工夫でホイールハウスの干渉を受けない様にして得たこのレイアウトは、スタイリングとドラポジにこだわるマツダ得って感じですね(^^♪
一般道に出て早速加速していきますが、グウウンと小さ目の乾いた音を立てながらテンポよくシフトアップしていきます。
加速がスムース!
ここも15Sや18Dよりも明らかに速い発進加速です。
トルクフルという感じではありませんが、1,320㎏の車体を軽々とスピードにのせていく余裕感があります。
NAらしく滑らかに静粛性も高く加速していく気持ち良さを感じることが出来る。
「これは良いぞ」と思いながらしばらく片側2車線の道を流していきます。
右折するために、左車線から右車線に移動する際ウィンカーを操作しますが、この操作反力も良い。
コクッと入って、カッポン、カッポンみたいな可愛らしいウィンカー音。
このユラユラした映り込みの反射(リフレクション)美しいですね。
ステアリング操作に対する車両の付きは以前試乗した時と同等の良さがあります。
ダイレクト感がしっかりあるんですが、ステアリングを切ってほんと一瞬のタイムラグと共にクルマが滑らかに移動し始める「かなり拘って躾けられたんだろう」と感じる車両の動き。
マツダ車の魅力の一つとして、この辺りの「自然な車両の動きに対する考え方が表現」されているなと思います。
ブレーキフィール
このステアリングデザインが秀逸!
ブレーキはもう少しだけ初期制動強くして欲しいですね。
これは以前と同じ感想です。
ここも拘って踏力に合わせたブレーキングということですが、慣れ・好みですかね。
MAZDA3だけでも今回含めると5回目の試乗なのですが、私はまだ慣れてないです。
1日ずっと乗ればさすがに慣れるかな ^_^;
脇道に入って再度加速していきます。
やはりアクセルワークに対する車両の付きが良い。
グオオン、グオオンと一枚フィルターを通したように加速するエンジン音がかなり前に試乗したアクセラ20Sの音質から相当レベルアップしたと思います。
スポーティ感も感じられるほど。
このNAエンジンの加速はやっぱり好きだなー。
同社・MAZDA6の25SLパケの加速感と通じる雰囲気があります。
175センチの私が座ってコブシ1個半位の膝前クリアランス
今回はワインディングを試せる道を案内して頂いて、GベクタリングコントロールPLUS(GVC+)の効果も確認。
緩いカーブや少しきつめのカーブが続きますが、割とハイペースで突っ込んでも気持ち良く曲がれてしまいます。
この辺はCセグハッチ・セダンの良い所。
「重心の低さは正義」な部分、勿論GVC+も効いていると思います。
GVC+の効果はSUVの方が恩恵は大きいんじゃないかなと感じますね。
乗り心地
低いボンネットの高さも効いてそう
乗り心地も良い!路面の凹凸は拾ってコトコト足がよく動いているのが分かりますが、上屋やドライバーまで一緒になって動くという感じはないですね。
路面との高い接地感を感じる濃い乗り味なんだけど、スッキリとした乗り心地も実現していて職人魂を感じられる部分。
収束が速い見事な足回りだと思います。
MAZDA3は今回のフルモデルチェンジでリヤサスがトーションビームになりました。
トーションビームはサスペンションの構造上、突き上げや揺すられるような感覚が目立ちやすいですが、マツダ独自のサスの取り付け方でそのネガな部分を解消しています。
そしてトーションビームのポジティブな部分である直進性の高さはしっかりと残されているのでその高さも感じます。
高速道路でも安心してステアリングを握ってられそう。
水平基調のデザインで車内が広くなったような感覚
高速道路というとMAZDA3は時速60キロの高速域でのレーンキープ機能が無くなってしまいました。
元々アクセラではあったり、他のモデルではある機能が無いことは単純に残念です。
個人的にも年数回の長距離移動の時に付いていて欲しかった。
年次改良のタイミングにでも追加されれば嬉しいですね。
エンジン音は上手く抑え込まれていましたし、ロードノイズもしっかりと嫌な音域がカットされて路面状況を伝えてくれる素材として耳に届くという感じ。
ストレスになりそうな周波数を感じないと言いますか、上手いこと調整してあるなー。
人により気持ち良い音の聞こえ方は違うので合う合わないもありそうですけどね。
私は好みな感覚です。
今回結構荒れたアスファルトも走りましたが、整備された路面と大きく差が出ない印象もありました。
営業さんとずっと会話してたんですが、常に声がクリアに聞こえてきたので静粛性はレベル高い。
岐阜の多治見で行われた先行内見に参加してきました
マツダは車両開発のあらゆる面でコンピューターによる分析(CAE)が多用され、この音の部分も細かく分析したと先行内見会で聞きました。
人が感じる部分と機械の解析結果とを上手く融合したエンジニアリングがされているんでしょうね。
マツダの規模だからレスポンスの良い開発が出来るとも仰っていましたが、MAZDA3に乗っていると色々納得できる部分もあります。
20Sのドライブフィールは以上です。
新マツコネの操作・画面表示について
以前のレビューでもお伝えしましたが、マツコネの画面もサイド撮影してきたので簡単に紹介しますね。
目的地の入力検索は試せていませんが、コマンダーで適当に目的地を設定して検索するスピードは速いです。
現在位置までの距離も左上に分かり易く表示されます。
入力検索はし辛い?
ナビ画面表示状態でコマンダーを下に押すと目的地の入力方法選択画面になります。
コマンダーを回転させて五十音を選択しますが、まず「あ行」等を選んでさらに「あいうえお」を選択して入力なのでとてもやりづらい感じです。
時間かかって使えないかもw
マツコネのナビメインで行きたい方は、最近できた施設とかじゃない限りはこの施設検索や、住所入力を使った方が良さそう。
例えば施設検索の場合、施設検索を選択すると、
施設のタイプを選ぶ画面になります。
いくつか項目ごとに分かれています。
ショッピングモールや、マツダ販売店、今回はショッピングモールを選択。
次は都道府県を選択、都道府県はあいうえお順に並んでいます。
ショッピングモール名もあいうえお順に並んでいるので選択して案内を開始するという流れです。
目的地をアイウエオで入力するよりはまだやり易いと思いましたw
目的地はもっと入力しやすい方法もあると思いますので参考までに。
続いてバックカメラ等の表示パターンも紹介します。
ギアをバックに入れた場合
リヤノーマル
リヤワイド
ノーマルやワイドはステアリング右側のVIEWボタンで切り替え可能です。
旧マツコネより高精細な表示になり、見易い画面になっています(^^♪
360°ビューとドライバーモニタリングのオプションを付けるとこのように上から見た画像が確認できるようになります。
フロントタイヤも実際の角度に合わせてアニメーションの動きも付いてますね。
画角ごとのつなぎ目は目立ちますが、使い易い印象。
ギアをドライブ、パーキングに入れた場合
ギアをドライブや、パーキングに入れた状態でVIEWボタンを押すと下画面の表示になります。
フロントノーマル
フロントワイド
サイド
このような3パターン表示が可能です。
各モニター画面が本当にきれいになりました。
これは既存車種への搭載を早くお願いしたいです。
MAZDA3 20S バーガンディーセレクション 見積もり紹介
MAZDA3 20S Burgundy Selection 2WD/FF ¥2,719,200の見積もり紹介です。
ボディーカラーは今回の試乗車と同じジェットブラックマイカで追加料金なしの見積もり。
20Sは今注文すると10月過ぎるかも、という事で消費税10%で計算された見積もりです。
総額¥3,695,296!!
ちょっと高いか!?
けっこうオプション付けてます。
ちょっと今回試乗して、凄く良かったので私が購入するなら付けたいと思うオプションを選択しています。
メーカーオプション
■360°セーフティーパッケージ ¥85,300
先ほど紹介もした360°ビューとドライバーモニタリングのセット
■Boseサウンドシステム 12スピーカー ¥75,600
先行内見でもその音質は確認しましたが、素晴らしいものでした。
あとフロントのスピーカーカバーが加飾されたものになるので質感も向上します。
こちらは以前撮影したセダンのものですが、このように質感高くなります。
通常はブラックのパネルです。
ディーラーオプション
■MAZDA3フロアマット(スポーツ)2WD用 ¥33,880
■ナビゲーション用SDカードアドバンス ¥53,899
■ETC車載器 ¥33,330
■ドライブレコーダー(フロントのみ) ¥41,888
■スカッフプレート(イルミネーション付) ¥47,300
■スポーツペダルセット(AT用) ¥44,000
■防錆アンダーコーティング ¥50,600
ここに16インチのスタッドレスタイヤとアルミホイールのセット¥121,300の金額もふくまれています。
ナビゲーション用SDカードは選択することをお奨めしたいですね。
他のメーカーより圧倒的にリーズナブルにナビを選択できます。
個人的なお奨めとしては、
■スカッフプレート(イルミネーション付) ¥47,300
■スポーツペダルセット(AT用) ¥44,000
こちらは先行内見での画像ですが、凄く質感が良いので付けたいと思いました。
参考までに。
初期費用はこのようになってます。
自動車取得税→環境性能税という項目になってますね。
見積り紹介は以上です!
まとめ
MAZDA3の2000ccガソリンエンジンに試乗した感想をレポート。
18Dでもトルク感のある充分な加速をしてくれますが、20Sは最初の1踏みから始まりリニアな加速感を一番感じられるモデルだと感じました。
まだ出ていないスカイXモデルも気になりますが、価格差を考えるとこの2000ccのモデルがベストバイと言って良いと思います。
同グレードなら約70万円近く違いますので。
MAZDA3乗ってて思うのはすべてのインフォメーションが心地よく調律されています。
その心地よさが私の思うマツダ車の良さだとも思っています。
特に背の低いセダン、ワゴン、ハッチバックに見られる路面のインフォメーションの感じとステアリングの応答性、音の聞こえ方。
これらインフォメーションに一本筋が通ってると感じますね。
めちゃ速いとかじゃなくてもエーやんw
クルマ・路面状況との対話ドライブ良いなって思う試乗でした。
MAZDA3検討中の方はすべてのパワートレーン試乗して好みの一台を見つけて欲しいですね。
お尻がセクシー
以上でMAZDA3 20Sの試乗レポートを終わります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
MAZDA3公式HPです。
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