CX-60初リコールで乗り心地は良くなる?

CX-60初リコールで乗り心地は良くなる?

2022.9.28更新

どうもUUです

 

先日試乗レポートを報告したCX-60ですが、早い段階でリコールが出されました。

CX-60としては初リコールですね。

リコール発表は2022.9.22。内容としては

(1)
フロントスタビライザーにおいて、コントロールリンクを固定するナットの締め付けトルクの設定が不適切なため、段差の乗り越え等でフロントスタビライザに捻じれが加わった際の入力により締め付けナットが緩み、がたつきや異音が発生することがあります。そのため、保安基準第14条の緩衝装置に求められる要件を満たさないおそれがあります。
(2)
電力変換装置(インバータ)において、インバータ起動制御プログラムが不適切なため、エンジンを始動する際にインバータを起動できず、エンジンが始動しないことがあります。またハイブリッドシステムの異常を知らせるメッセージがメータ内ディスプレイに表示されるおそれがあります。

この画像ではインバータ自体は写っていません

この2つになるそうです。

(2)に関してはアイドリングストップの復帰時に凄い音がしていたそうです。

今回は試乗時気になった乗り心地について少なからす関係してそうな(1)フロントスタビライザーのコントロールリンクについてピックアップ。

また取材段階で情報として出てきたピロボールも乗り心地に関連してるようなので、こちらについても少し調べました。

CX-60を試乗するベストなタイミングが見えてきそうです。

 

 

スタビライザーリンクとは

(1)のスタビライザーはコーナリング時の車両姿勢を保持するパーツで、横の動きに対して補正をすることが主な目的です。

要はロールを抑える目的です。

スタビライザーがあると横の動きには強くなりますが、コーナリング時に凹凸で上下入力があった時に大き目にバタついてしまう時があります。それを調整したり、機能をサポートするのがスタビライザーリンクでスタビライザーを車体(サスペンション)と固定しています。

今回のリコール内容としては、このスタビライザーリンクの締め付けトルクが不適切であったという事のようです。

 

 

私がCX-60の試乗レポートアップしたのが9/17でした。

この段階で「リプログラミングや足回りを調整した個体がある」という話は出ていましたので、リコール内容を対策し問題ない事を確認していたのでしょうか。

 

CX-60の乗り心地が改善されるにはスタビライザーの調整だけでは足りないか?

私もCX-60の試乗をした時に、良い足捌きもあれば突き上げやバタつくこともある、と表現しました。

関連記事

CX-60XD-HYBRID(XDハイブリッド)EXCLUSIVE SPORTS試乗レポート!マシングレー×ブラック内装2022.9.22更新どうもUUです ついにCX-60に試乗できました[…]

個人的な感覚としては「硬めだが、乗り心地が悪いとまではいかない」と言うのが正直な感想です。

リコール発表前の足回り調整がリコール内容と同じであれば、かなり乗り心地が良くなりそうです。

このリコールが施された車両に試乗して変化の確認をしたいですね。

 

 

ピロボールの馴染みも関係しているみたい?

あと、気になるのは乗り心地に関してリアサスペンションアームに初採用されている「※ピロボール」も関係しているという話です。←こちらは諸説あるようです。

※ピロボール
車体の接続箇所で使用されるブッシュの一種。通常はゴムブッシュが多いですが、走りを重視したクルマで採用されることがあります。
店舗から乗り心地に関しての問い合わせに対して、メーカーからの回答が
「ピロボールが4000km位走行すると馴染んでくるので乗り心地が改善される」
という内容だったそうです。
と言う事は、今現在試乗車として配備されているCX-60の本当の走りを知りたい場合
●リコール対応されている
●4000km位走行している
以上の2つの条件を揃えた個体であれば、CX-60の真価を感じられる可能性が高いのではないでしょうか。
私としては、まずリコール対応された状態で1度確認4000km走行後2度目確認、をして変化を感じられるのか出来れば確認したいです。

ピロボールのメリット・デメリット

ピロボールに関して少し気になる内容がいくつかの記事で見られたので記載しておきます。

まずピロボールのメリットですが、

●ステアリングの応答性、コーナリングの安定感が向上
●ゴムブッシュでは発生する余計なフリクションが少ないため本来の運動性能を発揮できる

等の確かに走りにとっては物凄く良さそうな内容です。

実際CX-60の試乗では前後のピッチングはしっかり抑制されていましたし、ブレーキング時のノーズダイブなんて全く感じなくてビックリしました。

 

 

確かに良い事も多いピロボールですが、デメリットとして

●消耗品なのでそのうち交換が必要

になるそうです。

4000km位で馴染むとしたらそこから劣化するまで(ピロボールが摩耗するとガタツキが出てくるらしい)何キロ位になるのか?

で交換するとしたら費用はどれ位かかるのかが見えてきません。

ピロボール 交換 費用

で検索してみましたが、出てくる価格は上下のふり幅が大きい(^_^;)

 

 

そもそもブッシュはクルマに何個も使われているのでどれ位ピロボールブッシュ化してあるかも関係してきます。

CX-60の場合はリアサスペンションアームに使用、と言う事なのでそんなに数は多くないはずですから、交換となってもそんなに大きな金額ではないかもしれません。

マツダもピロボールブッシュ採用にあたってその辺りは認識していて、要所にのみ使ってると思いたい。

 

最後に

新型CX-60、新しい技術が多いだけに今後どのようなランニングエラーが出て来るか未知数な部分もあります。
今回のリコールや乗り心地に関する事から分かったのは、ピロボールと言う走りに拘ったブッシュを採用していて、それは交換が必要になるだろうという事です。
どれ位で症状が出て来るかは分かりませんが、今後オーナーになられる方はこういう出費の可能性もあると認識しておくと間違いなさそうです。

 

参考記事リンク

自動車情報誌「ベストカー」

 縦置き直6+FRベースのマツダCX-60。もうこの響きからしてカーマニアには「とてつもなくいいクルマだろう……」と予感…

CARTUNEマガジン | 車のカスタム、パーツ情報から日常ケア情報まで自動車情報を網羅

「ピロ化」するといった言葉を聞いたことはありませんか?「ピロ化」するというのは、車の、主に足回りを中心に、純正ブッシュを…

kurashi-no

スタビリンクの効果やその必要性、さらに交換方法を解説します。足回り部品として知られているスタビライザー、このスタビライザ…

 

 

最新情報をチェックしよう!