プジョー508の中古車価格がエグイ…(2023年5月時点)
2023.5.31更新
どうもUUです!
最近暑いのと涼しいのが交互に来て、体調管理に困っております。年取ると色々ありますね。まだ40代になっていない方は体力造りを早めにスタートされることを推奨します。マジで40過ぎるとガタっと来ますよw 愚痴はここまでにして。
欲しいクルマの一台プジョー・508(セダンもありますが、特にSW)
美しいのですよ。このクルマを見たら他のデザインでは物足りないというのが個人的な考えです。
セダン(SW誤差値)全長4750(+40)、全幅1860、全高1420㎜となり、Dセグメントですね。
プジョーのフラッグシップらしくデザインに振ったスタイリングを褒めちぎった記事を何回も書いてます(笑)
わが愛車のプリウスも508と比べるとデザインの深みや重厚感に大きく違いを感じてしまいますが、セグメント違うので比較は酷ですね。(プリウスは国産モデルとして本当に頑張ってるデザインだと思います)
先日アップしたルノー・ルーテシアの記事にこの「208,508の中古車価格がヤバい」というコメントを頂きまして、調べてみたら本当にヤバかったのでご報告です。
今回の内容
・508の新車価格・中古車価格比較
・今のプジョーの状態ついて個人的に思う事
2年で新車価格の40%まで落ちてしまう?ハイブリッドモデルの不人気
現行の508にはセダンとSWの設定があります。
デビュー時はSWのAllureで450万円からという価格帯だったのですが、昨今のプレミアム化への舵取りで1.6ターボのGTで約612万円という高級車になってしまいました。
全体的に100~150万円位車両価格がアップしてますね…
パワトレはPHEV、ガソリンターボ、ディーゼルターボとありまして、どれもそれぞれ良さのあるパワトレになってます。
セダン | SW | |
1.6ターボPHEV GT HYBRID | 7,258,000円~ | 7,566,000円~ |
1.6ターボ GT | 6,127,000円~ | 6,434,000円~ |
2.0ディーゼルターボ GT Blue HDi | 6,532,000円~ | 6,841,000円~ |
このようなラインナップ。しっかし、たけぇー
価格だけで見れば600万円以上からのスタートとなりインパクトデカすぎ。
PHEVデビューの2021年には500万円以上からスタートを嘆いた記憶かさらに上塗りされたぜ。
プレミアムを狙う方向性となって、ライバル想定をアウディ、フォルクスワーゲンのモデルにしてあるというのが508デビュー時に聞いた話でした。プレミアムをターゲットにするなら内装質感をもう少しレベル上げてからの方が良かった気がすると感じています。
で、崩壊しているのがその中古価格です。
中古で買うならよりお得感のありそうな(私も欲しい)PHEV(以降ハイブリッド)のモデルで価格を出してみました。ガソリン、ディーゼルもやはり良いんですが、PHEVも乗ってみたいですし。
価格見るとホントに中古で買わないとだめでしょ、という感じ。
ステアランティスさんそれで良いんでしょうか?(日本市場はあんまり関係ない?)
年式はハイブリッドモデルが出始めて、価格の上昇も始まった2021年~の登録車とします。
2023年5月段階で
セダン26台
ワゴン21台
が価格COMの中古車サイトに掲載されていました。
パーセンテージは新車価格に対する割合です。年式や走行距離もありますが、そこは考慮にいれていません。
2021年登録 508セダン中古価格
26台 新車価格7,258,000円~
MAX:588万円 81%
MIN:351万円 48%
平均:436.6万円 60%
続いてワゴンです。
2021年登録 508SW中古価格
21台 新車価格7,566,000円~
MAX:539万円 71%
MIN:337万円 44%
平均:444.5万円 58%
ハイブリッドだからかやたらとリセールが悪いですよね。走りは上質そのもので、ドライブモード次第で楽しさもしっかりと感じる事が出来る奥の深さは、まさに仏車そのもの。
新車価格ですと割高感はありますが、この価格ならコスパ最高!本当欲しくなっちゃいますw
比較として、3008のハイブリッドのリセールも見ておくと。
21台 7,105,000円
MAX:567万円 79%
MIN:379.8万円 53%
平均:524.1万円 73%
やはりSUVは強い。私のマイナー前3008は特別仕様車のGTLine BlueHDi車両が460万円位。
2年半と少し乗って300万円での買取でした。リセール率65%ですが、それでもディーラーの査定よりは100万円位上だったので満足はしています。仏車というか輸入車は基本的にリセール悪いのは覚悟して購入した方が良いですね。
一覧にしておきます。
508 セダン | 508 SW | 3008 | |
車両価格 万円 | 725.8 | 756.6 | 710.5 |
MAX | 588 81% | 539 71% | 567 79% |
MIN | 351 48% | 337 44% | 379.8 53% |
平均 | 436.6 60% | 444.5 58% | 524.1 73% |
SWの方が30万円高いけれど、セダンとの価格差は平均で8万円と殆どありませんね。
中古で買うならSWの方がさらにお得感があります。
最近のプジョーモデルは新型308からさらに新しいデザインラインになりました。カッコいいんですけれど、やはり仏車の柔らかさみたいなのは薄くなりましたよね。
個人的にはもう少し柔らかい方が好きかなぁ、という事で現行の508デザインはホントに素晴らしいなと感じております。
あぁー記事書きながらドンドン欲しくなってきてヤバいですw
セダンもハッチバックになっているので使い勝手も確保されてますし、今は新車より中古でお奨めしたい508でした。
ハイブリッドでより顕著な気もしますが、プレミアム路線とはかなりズレた中古の価格。輸入車の中でも仏車はリセールがさらに低い印象もあります。最近のプジョー車は大きな故障は少ないと思いますので、アイシンの8ATが採用され始めた2018年以降から現在のモデルは良いんじゃないかと思います。
プレミアムって難しいですよね。国内だと成功しているのはレクサスですが、そのイメージはトヨタの品質管理とおもてなしの上に成立しました。
プジョーが日本での地位を上げようとしている様には見えませんが、それでも価格が上がるのは事実なのでドンドン国内での新車、中古での販売比率が崩れるかも。ここ最近の販売数はコスパの良さがあったからだと思うので今後の動向もチェックしていきたいと思います。
今回は以上です。
ではまた!
最後に雑談
カーライフと燃費と経済
最近プジョーはプレミアム路線を邁進中で、まだ途中ですから今後も値上げは続けるでしょう。
クルマ自体の売れる数が減ればさらに顕著になりそうです。欧州のBEV推進でパワーオブチョイスも陰りを見せております。
国内の508はPHEVだけになるという噂もありましたし、3008、5008はディーゼルの最終モデルのブラックパックが出ています。
2.0ディーゼルはとても燃費が良くパワフルだった。しかし、NOxがゼロに出来ない。
私はどのパワトレが一番環境に良いとか分かりませんが、燃費パフォーマンスがカーライフに合ったクルマ選びが出来るとより環境負荷は低減できますし、ユーザーもメリットがあると思います。
重きは置いてませんが、3008を降りた理由の1つでもあります。
やはりチョイ乗りが多いならHEVやBEV、もしくはガソリンでしょうし、長距離が多いならディーゼルが良いでしょうし。
実際MAZDA2のディーゼル6MTを購入して毎日通勤で使って毎回リッター30キロ越えの平均燃費。900キロに一回の給油で済んでますから運転も楽しくて、環境への負荷もなるべく少なく、経済性もある幸せなカーライフです。
クルマと環境、経済活動は密接過ぎて難しい。経済活動は基本的に環境破壊とイコール。
やはりウェイトを本当に環境へ向けるならもっと違うアプローチが存在するはず。何かは分からないけど。バランスやウェイトをどう取るか、今の各国の政策や規制は本当に環境に考慮したバランスになっているのかな?
イマイチ分からないから私は今のライフスタイルに合わせたクルマ選びをしたいと思います。
その中でデザインが好きで、安全で、最大限運転の楽しいクルマ選びが出来れば幸せだなぁ。